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ユニコーンオーバーロード

Game of the Year 2024
Hasi-lula さん
ASTLIBRA Revision
2DのアクションRPG。特別豪華という感じでは無いですが手触りが最高! 剣で敵をざくざく攻撃して、落としたコインやらをじょりんじょりん回収するのが非常に気持ち良い。 ハクスラ的要素もあり、装備やスキルの強化要素がこれでもか!とてんこ盛りで これがもうずーーっとできる。なので限界まで雑魚を蹂躙して出来る所まで強化、 ストーリーを少し進めたらまた限界まで雑魚を蹂躙して強化、というスタイルで進めた。 ボスは一部、シューティングゲームかという位に弾をばらまいてくるのもいてなかなか手強いが、 しっかり強化していれば力押しでもそこそこ何とかなるのは良バランスと思います。 ストーリーは主人公と幼馴染の女の子が村でモンスターに襲われて・・ 気が付くと無人のベットの上。何故か一緒にいたしゃべるカラスと一緒に、 記憶を探して旅に出る、といった王道的なはじまり。 なんですが、時を戻す力のある天秤を手に入れた所から不穏な感じに。 時を戻して何かを救ったら、代わりに何が犠牲になった・・みたいな胸をえぐる展開が続く。うん、好み。 このあたりのややダークな展開はドラクエのブラックな展開に似ていると思うので、 ドラクエのストーリーが好きな人にはきっと刺さると思います。 で、お前は敵だったんかーい、やっぱり味方!?みたいな展開も多いですがやっぱり熱い。 1本芯の通ったストーリーで道中は謎だらけですが、最終的にはしっかり伏線回収もされて、 非常にすっきりとした読後感を得られます。 クリアにはそこそこ時間がかかりますが、じょりんじょりんしている時間が気持ち良いので問題無し。 未体験の方は是非一度、じょりんじょりんして頂きたい。
Game of the Year 2024
音亀HARU◆サウンドクリエイター◆ゲームと音楽とポッドキャストと さん
ユニコーンオーバーロード
色んな作品が入り乱れ、メジャーとインディー作品の垣根がほぼなくなりつつある2024年。 自分が遊んだ作品の中でも、昨年のティアキンほど総合力で飛び抜けた作品はなく、それぞれの個性的な部分が記憶に残る2024年だった。 その中で僕がGOTYに選んだのは、「今年自分の気持ちが一番前のめりになった作品」 言い換えれば「遊ばされてる感じ」が一番少なかったゲーム 「ユニコーンオーバーロード」 正直言えば発売前は、そこまで期待していなかった。むしろ苦手かもしれないと思っていたジャンルだったので、若干不安を持つくらいだったので、そんなに期待していなかったのもあり(とはいえヴァニラの過去遊んだものがハズレ無かったので安心もしていたが)リリース日後になって体験版を遊んでみた。 そのプレイ前の気持ちとは裏腹に、結果勢いよく体験版を前のめりに遊びきり、そのまま一片の躊躇なく本編購入、クリアにまで至ったゲームで、こんなパターンは自分の中でも珍しいように思う。 見た目は美麗とは言えど2Dだし、ジャンルとしては、戦略シミュレーションっぽいし、特別な何かを見た目から感じるのは難しいかもしれない。 ストーリーもめちゃくちゃ飛び抜けたわけでもない(とはいえしっかり導いてくれるものではある)。 では何が良いかというと、「最適な戦略をプログラミングをするような戦闘のシステム」が一番なのだと僕は強く思う。 戦闘は基本的にターン制でオートで進む。 ただ戦闘時はオートなのだが、そのオート部分の内容は自分で事前に細かく指定しておけるのだ。 各キャラには戦闘中に行える個性的な幾つかの行動があるのだが、その行動に優先順位をつけて指示しておく。 例えば「ライフが25%切っている仲間がいる場合は回復をする」→「敵が4人以上いた場合は範囲攻撃をする」→「騎兵の敵がいたら騎兵特効の攻撃をする」→「どれにも当てはまらない場合は一番残り体力が少ない敵にスタンダードな攻撃をする」といったような命令を各キャラに指示しておくのだ。 1部隊大体3~5人、それぞれの兵種に、攻撃・特効・回復・バフ,デバフ…などなど色々な行動があり、その上に兵種自体にも弱点関係があったりする。 それらを加味した上で、色々な戦略を考えることが楽しい。 「素早さが速いキャラが最初に行動できた場合は、仲間の行動速度を早める効果のある術を仲間にかけて、有利に戦闘を進める」とか、 「”この攻撃によって敵にトドメを刺した場合もう一回行動できる攻撃”を活かすために他のキャラで敵のライフを削っておいて、お膳立てしておく」とか ここでは書ききれないほど、おそらく人によってほぼ無限にありとあらゆる戦略があるだろう。 「キャラ」というデッキ構築の上で「各キャラの技」というデッキ構築の上で、それを素材に「オートメーション化」を自分でするわけだ。そりゃ無限大だわ! しかもそれがプレイしてて「複雑すぎてわけがわからなくなる」ということもない。簡単なところから徐々に複雑なところへ、それでいて面白みの部分がわかるように一歩づつ上がっていくので、複雑すぎて飲み込めないということは少ないように思う。なんなら新しい戦略を思いついた時の「ひらめいちゃった」感。たまりませぬ。 ロジカルに物事を進めたい人には間違いなく刺さる、刺さりすぎる一本に思う。 ただそれは触ってみないと伝えるのが本当に困難で…だからこそ騙されたと思って体験版を触ってほしいのだ。 もちろん合わない人もいるだろうが、合う人は僕と同じようになってほしいと思う。 部隊を組む上で、能力的なシナジーを見出して部隊を組むのも良いだろう。 シナリオに沿ったキャラ同士の関係性を思って部隊を組むのも良いだろう。 完璧に思える部隊ができても、いいところで新しい要素が追加されてきたり、過信していると思いも寄らないところであっさり全滅したりもする。慎重になりすぎたら1ミッションのタイムリミットにぶつかることもあるだろう。 そこへのトライアンドエラーを繰り返しながら、一歩ずつ高みを目指して成長していく感じがとても良い。 ここまでシステムを激推ししてきたが、キャラもしっかり個性や立ち位置を持っていて、しかも作り手が全てのキャラに愛を持って作っている感じも感じられる。全てのキャラが誰かにとって長い時間を過ごした愛着のあるキャラになっている可能性をちゃんと考えられてると思う。好き。 他、全部隊の「士気」をゲームに落とし込んだであろうブレイブシステムも良いし、 カットできてほしい演出とかは基本カットできるし、システム的に「こうできてほしい」と思うようなところは最初から丁寧に作り込まれていた。 又ヴァニラウェアのゲーム音楽を毎回作っているベイシスケイプの曲も今作も良い。力強い。好き。 それにしてもこのご時世にストーリーに寄りかからないゲーム作りをここまで徹底できたもんだ… 僕はそんな「僕のためのゲーム」と思えるゲームを創ってくれたことを嬉しく思っている。
Game of the Year 2024
民草 さん
ユニコーンオーバーロード
ユニコーンオーバーロード(以下、本作)は、ファンタジー世界を舞台にしたシミュレーションRPGゲームです。 [ストーリー] 本作はファンタジー世界を舞台として、亡国の王子アレイン殿下が祖国解放を望む人々と共に戦う物語です。 ストーリー自体は王道ですが、少し薄味といった感じで嫌いと言う人は少ないと思いますが、ちょっと物足りない部分はあります。 ただ世界観はしっかりしており、自身がステージ攻略するのに中継した一つ一つの街に関する説明や読むことができるほどの作り込みがされています。 [部隊編成の面白さ] 本作の面白いところはなんといっても、部隊編成です。 部隊編成では、1部隊に最大5人まで編成できます。 ユニットにはクラスがあり、歩兵、騎兵、重装兵、飛行兵など組み合わせる事ができ、正面は重装と歩兵を組み合わせた手堅い部隊で戦線を上げ、騎兵隊が孤立した敵を強襲するなど戦略を考える事ができます。 ここまででも十分満足感がありますが、本作の見どころはここからです。 本作の戦闘は、仲間を編成した部隊単位で戦闘を行います。戦闘中はオートチェスのように自動で進むためプレイヤーは見ていることしかできませんが、事前に戦術を組み立てる事ができます。 ユニット毎に行動優先条件を設定できます。 例えば下記のような形ですね。 ①体力の低い味方を回復する ②2体以上の敵に範囲攻撃する ③体力の低い敵に攻撃する このような戦術を味方分に設定し、敵味方が入り混じって自動で戦闘が行われます。 一見難しそうですが、実際はゲーム内で自動設定される内容で十分に戦えるのでカジュアルに遊べます。慣れてきた頃に、自分で組み立てた戦術がハマる瞬間がと最高に楽しいシステムです。 [体験版について] 私も本作発売前に体験版をプレイして、完全に本作に惚れ込みました。 体験版の内容はゲームの面白い部分を切り取ったものではなく、序盤から5時間分もしくは一定までシナリオが進行するまでプレイできるのですが、これがなんと面白い。 シミュレーション戦闘を1戦する度に、ほぼ毎回新しい仲間が追加されていき新しい戦術を考える余地が生まれ、次々に出来ることが広がっていく途方もなさに圧倒されました。 [まとめ] シミュレーションRPGは人によって好き嫌いがある分野だと思いますので、興味ある方は体験版からどうぞ! そして、このゲームの虜になってください。 一緒に解放軍として、アレイン殿下をお助けしましょう!
Game of the Year 2024
寝落ち=Mt-Big=ビックリまうんてん さん
ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
全世界のドラクエファンの皆さんスミマセンでした、、、 子どもの頃はファイファン派で、大きくなってもFF派の私、実はしっかりプレイしたのは「テリーのワンダーランド」だけなんです。 今回プレイしてみたらメッチャおもろい! 最近はコマンド式のRPGから離れていたせいもあるかもですが、RPGってコレだよネ感がビンビン! ルイーダの酒場での仲間のキャラクリですが、ルックス、職業、ボイスを選んで性格はランダム。凄くちょうどいい!最近はめちゃくちゃキャラクリでいじれるところがあって、時間は掛けるけど結局妥協してしまう、、、なので何人も作ってしまいましたw HD2Dになってリメイクされたので、背景が美しい、アリアハンの王様に遭いに行く道中の鳥が飛んでいく描写とか、フィールドの時間経過で夕日が海に反射している感じ、かなり好き。 ボリューム的にもちょうどよかった気がする、でも小さなメダルはエンドコンテンツ感、、、 ちょっと残念だったのが、勇者が終盤にはあまり役に立たないこと、、、俺TUEEEEしたかった 1&2がリメイクされるようなので、続けてやりたいと思います。 食べず嫌いだったんだと思うが、ファイナルファンタジー派も楽しめたドラゴンクエストでした。
Game of the Year 2024
牧場おじさん さん
ユニコーンオーバーロード
今年もこの季節がやってまいりましたね。私もYOUR GOTYに参加させて頂いて3年目になります。 私の今年のGOTYはユニコーンオーバーロードです。ユニコーンオーバーロードをプレイしたら、このゲームを押さないわけにはいかないと思いました。このゲームはとことん考え抜いて作り込まれたゲームだと感じたからです。 ストーリーは確かに平坦ですが、言葉を変えれば王道ということだと思います。シミュレーションゲームで王道と言えばファイアーエムブレム。個人的にはその王道感は初期の頃のファイアーエムブレムへのオマージュだと感じました。 システム面はなんといっても多種多様な編成が可能なユニットシステムが素晴らしいと思います。何十人と出てくるキャラクターからほぼ無制限に編成が可能な上に購入出来る兵まで加えるとまさに可能性は無限大。数人のキャラクターからなるユニットで 思い出されるのは、マイナーとは思いますがファミコン時代にエニックスから発売されたジャストブリードが思い起こされます。個人的には名作と思っています。 リアルタイムで進行する戦闘は、1ルートで進軍し制圧するチュートリアル的な序盤からはじまり、ストーリーが進むにつれて2ルート、3ルートと進軍するルートが増えていきマップの各所で戦闘が起こり幅が出てきます。さらに防衛も考えなければならないためどこにどのユニットを置くのかで戦況は全く違ったものになります。その戦闘が先ほど触れたユニットシステムと相まってさらに奥行きを増すという恐ろしさ。まさに時間泥棒。私は80時間程度でクリアしましたが、100時間でも200時間でも楽しめるゲームです。本当に学生でなくてよかった。 書きたいことはまだあります。好きな相手(同性異性問わず)に指輪を贈れるシステム。多岐にわたる探索システム。広いマップの探索も苦にならない優れたファストトラベル。世界観に奥行きを持たせる解説。 これだけの要素がありながら何故か飽きが来ない。私はこのゲームをGOTYに選ばなければ後悔するとさえ思いました。
Game of the Year 2024
クック さん
FALLOUT 76
選考基準は去年と同じく今年1年で一番遊んだゲーム。 2023と同じじゃねーかw 2年連続GOTY受賞です。おめでとう! デイリー・ウィークリークエストやシーズン毎の目標があるので 毎週5時間、年間で250時間くらいずっと遊び続けてきた今作。 この調子だとサービスが続く限りずっとFALLOUT76が私のGOTY受賞しそう。 振り返った時にエモいように今年の主なアップデートを羅列しておこう。 たぶん今年のアップデートは49~56。思い出の変更点をいくつかチョイス。 ・遠征のアトランティックシティに第3の目的地:市役所が追加。  あんまり人気ないので導入時に何度か行ったっきり。  と思ったらデイリーオプスの会場に追加されてマップがうろ覚えでつらいw ・クリメーターが強すぎたのでナーフ  2023年末ごろに追加された新武器:クリメーター(不具合版)。  延焼スリップダメージのはずが即時ダメージ化してめっちゃ強かった。  ちゃんとスリップダメージになってナーフされたけど、強いのでヨシっ! ・待望の新エリア スカイラインバレーの開始  発売されて4年でやっと新規エリアを拡張  これまでは既存の空き地に新ダンジョンや新ロケーションを追加という  拡張だったけど、遂に踏み込めなかったエリアに行けるように。  FALLOUTならではの初めて踏み込むエリアの楽しさを存分に味わえる  内容で満足。 ・マイルポストゼロの開始  新エリア:スカイラインバレーの環状道路で荷運びを手伝うクエスト。  いつも通りバグが多くて文句言いながら遊んでた。  新コンテンツなので当然不具合が多く、アップデートの度に  新しい不具合が生まれるのでついつい遊んでしまう。 ・レジェンダリーモジュールの導入  これまではランダムで付与されるだけだったレジェンダリー効果が、  レジェンダリーモジュールとしてアイテム化されて、意図的に  付与できるように。  ランダムに付与される3つの効果全てを欲しい内容になるまで厳選するのは  100個作っても手に入らないのが当たり前で本当に心が折れましたが、  このアップデートで骨が折れる程度に。  というのはモジュールの入手方法がそれなりに渋い。  レジェンダリー効果の付いた武具を解体するとその効果のレジェンダリーが  10%でモジュール化。5%でモジュールの設計図化(もっと低い?)。  まぁ入手できない。  運よくモジュールを入手しても消耗品なので大事に取っておきたいし、  そもそも解体するレジェンダリー効果が付いた武具の入手機会少ない。  さらに激運で設計図を取得できてもモジュールを作るときの素材が  大量には作りづらかったり。いいバランス! ・ベストビルドの実装  渾身のキャンプのお披露目チャンス!  FALLOUT76といえば個性豊かなキャンプの数々。  なにも説明はないけど雰囲気で伝わるテーマ性やストーリ性が楽しい。  あの手この手でアイデアを出し尽くした素敵キャンプをウロウロするだけで  スクリーンショットが溢れますw ・★4レジェンダリーの追加  12月のアップデートでレジェンダリーモジュールに★4のカテゴリが追加。  十分強かったプレイヤーが更に強力に。もう敵はベゼスタだけか(全敗)。 ・新コンテンツ:レイド の追加  同じく12月のアップデートで複数プレイヤーでの攻略必須のレイドが追加。  全5ステージのギミックにあふれた高難度コンテンツ。  どのステージもユニークで初見には難しいけど攻略法を見出していく  楽しさがある。  報酬も新武器や★4レジェンダリーだったり頑張りに応えるバランス。  楽しい。 ・文字化け不具合の解消  PS5版だけ発生する謎の不具合だった文字化けして画面処理が  重くなる不具合があって、発生するとかなりストレスだったけど、  いつの間にか解消。おそらくPS5自体のシステムアップデートで  治った様子。そんなこともあるんだね。 来年の目玉は3月ごろに実装予定のプレイヤーのグール化かな。 これまでプレイヤーは人間という前提だったけど、世界に蔓延しているグール化の病にプレイヤーが感染することに・・・。 ゲームバランスがまたガラっと変わりそうで3年連続受賞も夢じゃないw 今年でサービス開始から5年目。もっと安定化することを祈ってます!
Game of the Year 2024
ぱんたん@笹黒白 さん
ユニコーンオーバーロード
暫し私の戯言に付き合ってほしい ユニコーンオーバーロード 王道ストーリー・・・。 美麗な映像・・・。 ヴァニラ飯・・・。 世に溢れる賛辞 これだけでも間違いなく今年を代表するゲームソフトの一本であるのは間違いない ゲームの実績を確認できるハードで遊んだプレイヤーの多くがプラチナトロフィーに到達しているのも ユニコーンオーバーロードを隅々まで楽しまれている事の裏付けだろう ところで ユニコーンオーバーロードを起動し タイトル画面のLibraryからArchiveに進んでもらえるだろうか? そこで421/436を確認して頂きたい 「421」を明らかにされている方は如何程か? ここからが戯言の本番だ 「421」の謎を解けていない方はユニコーンオーバーロードの真相に辿り着けていない 暴言を承知で敢えて言わせてもらえば プラチナトロフィーは道半ばなのである ユニコーンオーバーロードの陽の面のみを味わい楽しんだのであろう 勿体ない事この上ない シミュレーションRPGというややハードルの高いゲームをストレスなく遊べる工夫 魅力的なキャラクター達を際立たせるグラフィックと個々のストーリー ヴァニラ飯 ヴァニラウェアファンにはこれだけでも堪らないゲームであり 陽の面だけを楽しんだとしてもこのゲームが素晴らしいことは間違いない だがしかし ヴァニラウェアファンなら知っているはずだ ヴァニラウェア作品のストーリーが一筋縄で行くはずがない事を・・・。 物語の核心に触れてしまうため詳しい事は伏せざるを得ないが 「421」の真相に近づくためには自分自身の意思によって行動を起こさねばならない 真相に触れるためには相応の努力と時間を要すだろう その結果をどう受け止めるかはプレイヤー次第としか今は言えない・・・。 「421」の真相を知った時 私は膝から崩れ落ちた 闇を味わい闇に染まった しかしそれを望んだのは自分のほんの少しの探求心からだった 自分の選択を呪った・・・。 I walk slowly, but I never walk backward. 私の歩みは遅いが、歩んだ道を引き返すことはない エイブラハム・リンカーンの名言だ 自らが選んだ道を一歩づつ確実に進む 物語は紆余曲折を経て終末に向かっていくが 選んだ道の王太子一行はその世界線でのみ生きていくのである このゲームでは王太子アレインの行動によりゲーム内の終末の迎え方が変化する 違う世界線の出来事はプレイヤーである自分のみが知る事である アレインはプレイヤーである己なのか否か 遊び方は千差万別あれど主人公への感情移入度が高ければ高い程 どの終末にも心が動かされるだろう 私は全ての終末を体験し「421」の真相を知った 其々の世界線のアレインの感情は如何許りであっただろうか 愉快な仲間達との楽しい旅程であったのか 二度と味わいたくない程の苦難の道であったのか その上で私は確固たる誓いを立て もう一度ユニコーンオーバーロードとなったのである アレイン達に幸せになって欲しかったから・・・。 この物語には光と闇がある しかし光が正義であり闇が悪なのか? ヴァニラウェアの紡ぐ物語はそんな単純明快な物ではないのである 陰陽が織りなす複雑な絡みが己の善悪二元論に警鐘をならした 十三機兵防衛圏プロローグをお持ちの方は特典映像を確認して頂きたい ユニコーンオーバーロードは10年かけて作られた ヴァニラウェア魂の一作である事が知れるだろう 毎回魂が込められすぎて些か心配になるのだが 極上のヴァニラ飯を味わい尽くすのがファンとしてのあるべき姿と個人的に思っている もはやこれは愛である 私はユニコーンオーバーロードに向けてGOTYを閉ざすドアは持っていない
Game of the Year 2024
らくと さん
ステラ―ブレイド
近年、ゲームの規制というものは昔に比べ厳しいものとなっている。 『仕方ないのかなぁ』と納得せざるおえないものもあれば、『なんでやねん』と叫びたくなる様なものまであり、直近で言えば性別の呼び方やセクシーな衣装のインナー装備等。 とても悲しい事ばかりである。 そんな世の中で、私はこのステラーブレイドを推したい。一部界隈からの反感を喰らいながらも、製作者の癖(へき)とこだわりを詰め込んだ作品である。 ゲームジャンルとしては、アクションゲーム。 エリア分けされたフィールドを歩きながら、敵を倒して進んでいく、少しライトな死にゲーとも言えるだろうか。 パリィ(タイミングを合わせてガード)がとても大事で、少し難しくはあるが、ライトユーザーでも楽しめる様に低難易度モードも用意されている。 いつでも難易度設定は変更可能なので、自身に合った難易度を選んで欲しい。 ただ、そういう所よりも、本作は製作者の癖を詰め込んだ主人公、イヴの魅力である。 テカテカのボディースーツ姿がメインだが、好みによって眼鏡、髪型の変更、服装も勿論変える事が出来る。 服装の種類は多く、コラボ衣装もある。 それらはゲーム本編で入手可能であり、追加でもあるコラボ衣装も無料(2024年12月5日現在)である。 自身の好みに合わせて、イヴを彩り、戦い抜いて欲しい。 こういう、製作者のこだわりを現代でも押し通し、発表する作品は大好物である。 えっちなお姉さんは好きですか?ウン、ダイスキサ! こういうゲームには、好き嫌いはあろうが、こういうゲームを問題無く出せなくなってはならないとも思う。 なので皆様も、1度このゲームに触れてみて、確かめて欲しい。
Game of the Year 2024
ナナオ さん
ユニコーンオーバーロード
自分はシミュレーションゲームが好きだ 信長の野望や三国志、タクティクスオウガ、そしてスパロボが好きだ ただし悩みもある… それは人におススメしにくい事だ(涙) シミュレーションゲームはとにかく取っ付きにくい印象が強い だから、いつも控えめに言うのだ「〇〇が好きなら、もしかするとハマるかも」…と そんな悩みを軽やかに吹き飛ばしてくれたのが、 そう、本作「ユニコーンオーバーロード」なのである まずストーリーや舞台設定、これは王道だ ひねった展開はないが、だからこそ万人に受け入れられるものだ まさに「こういうのでいいんだよ」なのだ そこに配置される個性的且つ魅力的な仲間がなんと60人以上! これらのキャラが戦闘シーンはリッチなドット絵でぬるぬる動き、演出も厨二的でいちいちカッコいい 加えて、全ての仲間に固有のエピソードや仲間同士の絆イベントがある 必ず好きな仲間が見つかるのは間違いないし、その仲間への愛情を蔑ろにされる事もない これが本当に素晴らしい (ちなみに主人公は男女関係なくすべての仲間と親愛関係になれますよフフフ) そしてなんといっても戦闘システム!! 部隊の最適化に無限に時間を使えるくらい奥が深いが、 ポイントはそこまで細かく考えなくても、ちゃんと強い部隊が作れる事だ 上級者はとことん詰めれるし、初心者はなんとなく組んでもちゃんと勝てる このバランスが素晴らしい それ以外にもリアルタイムの行軍は時間を止めてゆっくり考えることができたり、一戦闘はテンポが良い上にスキップや早送りもできたりと至れり尽くせり この要素以外も、とにかくゲームのテンポが常に良く、遊びやすさに対する気配りに溢れている このように王道のストーリーの上にフックの多い魅力的なキャラを配置し、シミュレーション初心者が引っかかるところを徹底的に排除した上で、上級者の満足も得られる見事なバランスのゲーム それがユニコーンオーバーロードだ 自信をもって万人におススメできるシミュレーションゲームを新規IPで出した凄さに敬意を表したく、本年度の自分のGOTYとさせていただいた 未プレイの方には是非プレイをオススメしたい
Game of the Year 2024
ume さん
英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-
連載中の大長編漫画の最新の10巻分を読んだような満足感が味わえました! シリーズをずっと追っている人には色々楽しい伏線回収がありつつも、全ては回収されずに次回作に続きます。ワンピースで例えるなら、ワノ国編の途中から始まって途中で終わるぐらいの生殺し感があるかもしれません。週刊連載だから許される次回への引きを、年単位で待たされるゲームでやられるのは正直キツイですが、それでも確かなボリュームで大満足な内容でした!! ストーリーのネタバレは控えますが、軌跡シリーズはタイトルが変わっても世界観は共通で、数年後の別の国の別の主人公の話が始まるので、前作のクリア後の様子やキャラの成長した姿が見れます。大長編になると、過去作やってるとニヤリとできる場面が大量に出てくるため、シリーズを追うのが楽しいです。 最初の空の軌跡で幼い子供だったキャラが、最新作では留学生として登場してて、ヒロインの先輩ポジションにいて、頼れるお姉さん感を出してるのは感慨深かったですね。 ストーリー以外だと、進化し続けるバトルシステムも面白いので是非体験してもらいたい。ザコ戦はアクションでもコマンドバトルでも好きな方で倒せます。アクションはジャスト回避やチャージ攻撃などおまけで収まらない多彩なシステムが用意されています。コマンドバトルは進化し続けた結果、初見では要素が多くて混乱するかもしれません。「敵が硬いし回復するし時間がかかった」的な感想を見て、他のゲームにない独自システムがあってとっつきにくいのかもと少し思いました。システムを理解してけば、高火力を目指したり、被ダメを抑えたり、色々できて面白いですし、ファルコム作品は難易度が細かく選べるので、お好みに合わせた難易度で遊べると思います。 そんな大長編シリーズの過去作12作品を遊んだ方にお勧めの一本となっています。過去作については、空〜創までの10作品はPSPLUSのプレミアムでまとめて(2024年11月時点では)遊べますので、ワンピース100巻買うよりもお安く最新作まで追えるかもしれませんよ! 【シリーズ順】(読み) ・空の軌跡(FC/SC/3rd)。(ソラ) ・零の軌跡、碧の軌跡。(ゼロ、アオ) ・閃の軌跡(1/2/3/4)。(セン) ・創の軌跡。(ハジマリ)  ※ここまでで過去作10本、↓最新シリーズ ・黎の軌跡(1/2)。(クロ) ・界の軌跡。(カイ) ⭐︎今回遊んだ最新作 (その他)那由多の軌跡(ナユタ)アクションゲーム ※最初の3作がプレミアムのストリーミング、その後の7作品はゲームカタログに入ってます、イースも遊べるのでお勧めです 2025/01/18、ゲーななへのお便り分追加  最初から全部やってる人の感想がもっと聞きたいので、最初(空の軌跡FC)から布教したいですが、数が多過ぎるので最新シリーズの黎の軌跡から薦めた方が良いかもと妥協するジレンマ。  流石に「界の軌跡」から始めようとする人は止めた方が良いかも知れないけど、それで興味を持って最初からやってくれるなら問題ないので、どれから始めた方が良いのかの正解は無いのかな。