YOUR GAME OF THE YEAR

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みんなのGOTY・レビュー
カルドセプト ビギンズのゲーム画像
レビュー
ごぉん@YourGOTY&ゲームラジオ さん
カルドセプト ビギンズ
私は今作で初めてカルドセプトシリーズを遊びました。そして見事にハマりました! 私はのんびり屋なものでどうも反射で考えたりするのが性に合わないんです。こういう落ち着いて考えられるゲームプレイは実に心地よく遊べました。 ということで、何が良かったのかというと、 まず、無い知恵を絞って確率計算をカードの配分と選択で捩じ伏せていく感覚がたまらない。この世界の神になったような気分。逆に悪運に捩じ伏せられるのも、それはそれで楽しい。荒波を渡っているかのよう。ままならない人生を感じます。 そして相手の想像もしなかったカード運びで捩じ伏せられた時も、悔しさよりもなにそれもっと見せて!という好奇心が先に立つ。知的な悦び。 前半戦と後半戦でみんなの行動がシフトチェンジしていく、流れのようなものも感じられるのもいい。逃げ切るのか?追い上げるのか?攻めるか?守るか?みんなで一つの結末に向かって進んでいる。対戦しているのに共闘してるかのよう。たまらない。 それと忘れてはならないのはこのビジュアル。初心者セプター的に怖くない、でも浮つきすぎない、とても良いラインのデザインだと思います。 正直前のデザインのままなら私は手を出さなかったと思います。だって怖そうだもん。カードにパンツ見えてる美少女のカードがあったらやっぱり手を出さなかったと思います。だって底が浅そうだもん。 そんなわけで、とても良い塩梅でした。キャラもクリーチャーもみんな好き。 とりあえず書きたかったのはそんなところかな。 メインストーリーはクリアしたものの、カードを集めて新しいデッキを考え対戦する、その旅は当分終わりそうにも無いので気長に遊ぼうと思います。 みなさんも、良い旅を。
Neva -のGOTY画像
Game of the Year 2025
熊猫 さん
Neva -
「Neva… 」 優しくて、切実で、なんだか物悲しい声で 主人公が その名前を呼ぶ 時には 子犬のように 可愛らしく 時には 遠吠えのように 勇ましく 応える Nevaの 鳴き声が こだまする 静かで 儚くて でも生命力と躍動感に溢れた そんな不思議な世界観に惹かれて 手にとったゲーム それが 「Neva」 私の今年の Game Of The Year だ。 …最初に白状する。 私は、このゲームを最後までクリアしていない。 だから、今年のレビューはもう、 書かないほうがいいかな、とも考えた。 でも、このゲームの魅力について やっぱり伝えたい。 そんな気持ちで、おくればせながら 今頃になり 慌てて筆をとっている。 ********** このゲームはいたってシンプルで 画面を左から右へ、または上下に移動しつつ 障害物をクリアしたり、敵を倒したりして ひたすら進んでいく。 仲間はNevaだけ。 それも時々はぐれたり、二手に別れて戦ったりするから、 私はいつもNevaの姿を探しては、 名前を呼んで ギュッと抱きしめる。 「Neva…」 呼ぶたびに、思い入れが強くなる。 この子が可愛くて かけがえのない存在になっていく。 そうやって ある程度進んだところで 時が過ぎ季節が変わり、場面が転換して次のステージへと駒を進めることになる。 ステージが進むと、カラクリが難しくなったり、敵が強くなったり、複雑な操作や タイムトライアル的な要素が加わったりして、段々と攻略が難しくなってくる。 そして次第に、Nevaが 歳をとっていく のだ。 思い返せば、このゲームは最初から なんだか切実で、なんとも悲しかった。 最初の相棒だった Nevaの親狼が、敵に敗れて命を落とす。 その忘れ形見の子狼を「Neva」と名づけて育て始めるところから、物語は始まる。 まず、ゲームオーバーになって 「このNeva」がリセットされ、消えてしまうのが嫌すぎるので、 私は、絶対死なない easy mode でゲームを始めた。 (そもそもバトルが下手過ぎて、 easy modeしか無理だったけど。) …今思えば、この時点から ちょっと様子がおかしかったのだ。 だって、デジタルで無機質なゲーム世界は 失敗しても 何度でもリセットすればよくて、 よきところで安全にセーブさえしておけば 何度でもお気軽にやり直しできるのに。 リセットしたからって、同じキャラが別人に変わるなんて感覚はなくて、 都合の悪いところだけ しれっと 無かったことにして、フツーに 生き返らせればいいだけなのに。 もちろん、その機能には相当助けられていて、 初心者ゲーマーの私でも、これまでいろんなゲームを全力で楽しんでこられたし、 今だって それが出来なくなったら、本当に困る。 だけど、このNevaだけは、わけが違った。 「この子」が唯一の我が子で、 リセットされたら それはもう 別の子だ。 …という感覚にさせられる。 最初から最後まで、「この子」の命を守り 共に戦いたい。 なかったことになんて 出来ない。 だから私達は、 どうしても死ぬわけには いかぬのだ。 …なんて、重過ぎる感情移入も甚だしく、のっけから なんともオカンな気持ちにさせられていた。 私の心の、デジタルからは一番遠いところ、 一番柔らかいところに ぶっ刺さり 容赦なく揺さぶってくる、 つまりNevaは 「母性直撃型」ゲームだった。 たまごっち とかの類い? いやたぶん もうちょっとタチが悪い。 …完全にやられた。 リリース前のプロモを見た時点で。 ちょっと涙ぐんで、必ず購入すると決めた時点で。 静かで美しくて優しくて だけど淋しげで儚くて 最初から「我が子の成長」と「いつかくる別れ」を 想像させる。 圧倒的な没入感に浸りながら 静かで美しい世界を 愛するNevaと 二人旅する これは そんなゲームだった。 …もう一度 白状する。 私は、このゲームを最後までクリア出来なかった。 赤ちゃんだった Neva。 私の後ろを よちよち ついてきた小さな Neva。 言うことを聞かず、先に行ってしまう やんちゃなNeva。 いつのまにか私の背丈を越えていた Neva。 共に闘う相棒の Neva。 私を先導する 頼もしい Neva。 私を守るように闘う 強くて勇敢な Neva。 伴侶を見つけて 巣立っていった Neva。 子を連れて 戻ってきた Neva。 そして 次第に老いていく、Neva。 …この先にくる 結末の予感。 ここまでで 、もう無理だった。 私は、このゲームを、途中でやめた。 ここで、もう一つ白状すると、 いい大人な私だが、これまでにやったゲームで 泣いたことが、何度かある。 (it takes two の 象さんのシーンとか) (ティアキンでのゼルダの決断とか) だからNevaに関して言えば むしろ「最初から泣かせにきてる感じ」が 鼻につかないでもなく、それなりに警戒して始めたのだ。 でも、完敗した。 私は 愛犬をぎゅっと抱きしめて 鼻水をすすりながら思った。 …別に 大人が泣いたって いいじゃん。 …別にクリアなんかしなくたって いいじゃん。 そんなことより、「Neva… いかないで」 なのだ。 私は、Neva を通じて ゲームの世界の奥に広がる 深くて暖かい、デジタルじゃない かけがえのない 世界を旅した。 …そして 確かに 生命(いのち)の温度を 感じたのだった。 たまごっちには すぐに飽き、 いつしか どうぶつの森にも足を運ばなくなり、 最後には育児放棄してしまった… そんなあなたにも、是非オススメしたい。 →同じことの繰り返しじゃなく、確実に終わりに近づいていく感覚がある。 →敢えて クリアしない そんな選択肢もある。 だからもしも途中でやめたとしても 罪悪感を感じないで済む。 Nevaは新しい 母性直撃型ゲームだ。 そう。 「Neva」の意味は「新しい」だ。 新しい命が生まれ、去る命があり、 そしてまた、新しい命へとバトンを渡す。 そんな、コンティニューだけどコンティニュー出来ない世界観。 それが とても儚くて とても美しい とても 良いゲームだった。 あ〜ぁ。 こうやって また 新しい扉を開かれて 来年もまた、深いゲーム沼に落ちていくんだろうな、と覚悟した。
サガ フロンティア2 リマスターのGOTY画像
Game of the Year 2025
ネコやん さん
サガ フロンティア2 リマスター
『術が使えなくても、あなたは人間なの。人間なのよ、ギュスターヴ』 石にさえアニマと呼ばれる生命エネルギーが宿っている世界の物語。 生まれもってアニマを持っていない(感じられない)ギュスターヴと、エッグと呼ばれるクヴェル(特別なOパーツみたいなもの)に翻弄されるウィル・ナイツ一族の2つのストーリーラインからサンダイル史を描く物語が1999年から、26年ぶりに帰ってきた!! サガとえばフリーシナリオ&複数主人公というイメージであるが、今作はヒストリーチョイスというシステムを導入し、時代の流れをギュスターヴ視点とウィル一族視点で見ていくんだけど、この物語が非常に秀逸!!しかも、浜渦さんが作曲した音楽が時代背景と一致しており、一気に引き込まれること間違いなし!! リマスターと言っているが、追加シナリオも多く、原作で語られなかった部分を、『しりたかった!!』という感想を持てるように補完してくれている神作品!!となっている。 4人パーティーなんだけど、今作はデュエルシステムが導入されており、1vs1で戦うかパーティ戦にするかも選択出来、奥が深い戦闘となっている。 初見の人には、ギュスターヴ編のサウスマウンドトップの戦いに何の知識も無く挑んでもらいたい。サガという無慈悲なゲームを感じれること間違いなしだ!!
Donkey Kong BananzaのGOTY画像
Game of the Year 2025
ひやかけ@ゲーム語り さん
Donkey Kong Bananza
とにかく破壊の爽快感が最高!3Dプラットフォーマーに破壊の要素を入れることでこんなに楽しさがアップするとは思わなかった。 破壊を繰り返しつつバナナをひたすら発掘しつづけました。ハンドスラップで探して発掘、その繰り返しがひたすらたのしかったですね。 ボス戦も歯ごたえがあって面白かったです。もちろん破壊する爽快感はボス戦でも感じられました。 やりこみ要素がたっぷりなのもいいですね。ストーリーだけなら10時間ちょっとで終わりますが、全要素をクリアしようとすると60時間ほどかかります。 ミニゲームやチャレンジもあって、プレイヤーを楽しませようとするゲーム制作者の心意気が伝わります。 switch2の性能を生かしてビジュアルもきれいで鮮やか、たくさん破壊しても処理落ちなどは見られませんでした。 switch2が発売された今年にふさわしい傑作ゲームだと思います!!
ゼノブレイドクロスのGOTY画像
Game of the Year 2025
昼行灯 さん
ゼノブレイドクロス
この記事を書いている時期はまだ11月。これから遊ぶゲームの中に私に響く作品がまだあるかもしれません。それでも私はこのゲーム。ゼノブレイドクロス Definitive Edition をMY GOTY に選びます。なぜならこのゲームが私が生きてきて一番プレイしたかったゲームの完全版だからです。 私は子供の頃からロボットアニメ大好き人間でした。ガンダムにハマり1980年代のロボットアニメにどっぷりとハマった世代で、いつか自分でロボットを操縦できるようなゲームをプレイしたいと願っていましたが、当時のファミコンのクオリティではそれも難しく。 そんな中、2015年にWii Uで発売されたゲーム、ゼノブレイドクロスはまさに私の理想を具現化したようなゲームでした。 自分でデザインしたアバターで、オープンワールド世界を探索するゲームはそれまでも作られていましたが、特筆すべきは惑星ミラという架空のオープンワールド世界を、ドールと呼ばれる、8mほどのロボットで自由に駆け回れること。ドールには自分のキャラクターが搭乗することができ、さらにドールの種類や武器の種類、カラーリングも自在にカスタマイズできる自由度を備えており、ゲームで自分の夢が実現された瞬間でした。広大な世界を時にドールが変形した自動車形態で、時にロボット形態で走り回り、最後には飛行ユニットをつけた空までも自由に飛び回る。当時としては本当に画期的なゲームでしたが、私が知る限り後続の作品も無く、唯一無二の楽しさを与えてくれた作品でした。 そんな理想の具現化のようなゲームであるゼノブレイドクロスが2025年、SwitchでDefinitive Editionとして生まれ変わることに。 無印ゼノクロとの大きな違いは、本編最終章となる第13章の追加。無印は最高のゲームではあるのですが、最終決戦後、エンドロールが流れた後に衝撃的な事実が判明して終わったため、ファンは「この先」をずっと待っていたのですが、この度その衝撃的な展開の先が描かれており、まさに大団円のラストを迎えることができました。 最終章の追加以外にも、新キャラクターが複数名追加され、それぞれのクエストも豊富に用意。特に新キャラクターの一人であるリーゼルのシナリオを進めると、新型ドールであるフレスベルグを入手することができる嬉しいサプライズも。 このフレスベルグは従来のドールと大きく違う、飛行形態への変形機構を持っています。それまでのドールもストーリーを進めると飛行はできるのですが、あくまでロボット形態で飛行するもの。 フレスベルグは航空機形態に変形しますので、独自の操作系統で高速で移動をすることができるようになります。 これがフライトシミュレーターのようで本当に楽しくて。5つのエリアからなる惑星ミラの広大なフィールドを、あっという間に端から端へ移動する驚きは、ちょっとしたカルチャーショックでした。恐らくハードの進化と制作しているモノリスソフトの技術力の賜物かと思います。単純移植でも滅茶苦茶嬉しかったと思いますが、こんな素晴らしい追加要素まで用意してくれるとは。 その他にもUIが格段に見やすくなったり、主要キャラクター達のモデリングが向上など、Definitive Edition=決定版にふさわしい作品になっています。 WiiUでプレイしていた人にも、ゼノブレイドシリーズはプレイしていたけどゼノクロは初めての人にも、そもそも初めてゼノブレイドシリーズをプレイする人にも、自信をもっておすすめできる、私のGOTYです。 勿論Switch2ではより快適にプレイできますので、また気が向いたら惑星ミラを飛び回りたいと思っています。実は先週も少しプレイしていました。
Virtual Interactive FireplaceのGOTY画像
Game of the Year 2025
ムナチャン さん
Virtual Interactive Fireplace
皆さん、疲れてますか。正直なところ、私はこの1年結構疲れてました。メンタルに相当きていた時期もあります。そんな時、ゲームをやると更に疲れてしまうことがあると思いませんか?  そんな自分の心を癒してくれたのがこのゲームです。  このゲームでやることを説明しましょう ①好きな暖炉を選ぶ ②好みの装飾を選ぶ ③ゲーム内のマッチに火をつける ④薪に火をつける ⑤ゆらゆらと揺れる火を眺める  この5つのステップ踏みましょう。このゲームでできることはこれだけです。このゲームは明確な目標はありません。敵は出ません。スコアはありません。火が燃えているのをただ眺めるこれだけです。でも、これで良いんです。仕事や社会、人間関係、その他諸々、現代社会を生き抜くにはストレスは避けて通れないものです。疲れてませんか?癒しを求めていませんか?そんなアナタにぜひ1度やってみてほしいのがこのゲームです。    揺れる炎はそれだけで空間を演出してくれます。ゆっくりと揺れながら、パチパチと音が鳴るこの画面を移せば、その瞬間からあなたの部屋は北欧のロッジにいるような雰囲気になるでしょう。試しに好きな音楽やポッドキャストを流してみてください。時間の流れがゆっくりになっているような感じがして、リラックスできます。お茶やココアなんかを用意して、本を読むのもいいでしょう。自分はこのゲームを起動して読書をすると物語の世界に没頭できるような感じがして、よく読書のお供にしています。そして、疲れて帰って来て頑張りたくない、ゲームすらする気力がないなんて時は、このゲームを起動し本や漫画を読んでいます。心の荷が下りるような感じがして楽になるんですよ。落ち着いた雰囲気に寝落ちちゃうかもれないですよ。    そんなこのゲームは無料でプレイできます  これを聴いて少しでも興味を持った方、ちょっと疲れていて癒しを求めている方、このゲームを是非プレイしてみてくささい
BALL × PITのGOTY画像
Game of the Year 2025
paparapa さん
BALL × PIT
2017年、「Slay the Spire」の登場により、インディーゲーム業界は、ローグライク・ローグライト(以下、ライクとライトは筆者なりの定義によって使い分けているが、気になるのであれば読みやすい方で読んでもらって構わない)という金脈を掘り当てた。その後、毎年のようにローグライク要素を含んだ作品が、大量にリリースされ、ローグライク戦国時代とも言える時を迎えている。この手のジャンルを形容する際に、「時間泥棒」、「時間が溶ける」、「人をダメにする」などと言われ、その中毒性が話題となり、どれだけのめり込めんだかが、ゲーマー同士の時候の挨拶となる。 2025年もローグライク要素を含んだ作品が、数多く登場した。話題作の続編や、2Dアクション、ベルトスクロールなど、その組み合わせも千差万別である。既存のゲームシステムにローグライク要素を掛け合わせることで、オリジナリティのある作品が登場してくるのは、ここ数年のジャンルの盛況ぶりを見れば明らかだろう。 そんな中、新基軸のローグライトが登場した。本作を簡潔に表現するならば、「ローグライトブロック崩し」である。では、本作がブロック崩しに、ローグライク要素を掛け合わせただけの作品かと言えば、勿論、それだけではない。この手のジャンルを、一歩先へ推し進めたと言える。その点こそ、本作最大のオリジナリティであると私は考える。 本作の開発は、個人デベロッパーのKenny Sun氏で、発売はインディーゲーム界隈で知らないものはいない、Devolver Digitalである。インディー界の大手パブリッシャーからの発売ということで、注目度は高く、発売初日から同接1万と大きな話題となった。 本作を簡単に説明すると、ボールを発射し、縦画面シューティングのようなステージを進み、ブロック崩しの要領で敵を倒し、素材を集め、都市を整備拡大し素材回収をして、また敵を倒す。その繰り返しの単純なゲームである。 本作を評価する際のポイントとしては、その「ゲームシステム」とジャンルを一歩先へ推し進めた「オリジナリティ」、そして、その掛け合わせによって生まれる「シナジー」である。グラフィックや音楽は、数あるインディーゲームと比較しても、デザインや雰囲気に目新しさがあるわけではなく、むしろよくあるデザインだ。ストーリーも気になるようなものではない。しかし、ローグライクにストーリーは、あって無いようなものがほとんどなので、ストーリー部分でのマイナス評価はない。グラフィックや音楽もゲームの本質に大きく影響するようなものではないので、評価ポイントとしてマイナスではない。 では、本作のどこに、それほどまでの革新性と中毒性があるのか紐解いていこう。まず、ゲームプレイは「大穴」と呼ばれるステージパートと、「ニューボルビロン」と呼ばれる都市建設パートの2つに別れている。大穴が、ローグライトなダンジョン攻略で、都市建設は永続的な強化につながるパートである。 大穴では、10人以上いる冒険者の中から、好みの能力を持ったキャラクターを選び、強化しながらステージを攻略していく。敵はブロック崩しのブロックの様に並んでおり、ゆっくりとスクロールしてくるので、ボールを発射し、反射させ倒していくことで、ジェムと呼ばれる経験値を獲得し、レベルアップさせていく。その際、特殊なボールやパッシブスキルを3種の中からひとつ選んで強化するのだが、このボールやスキルの効果は、ランダムで出現し、毎回異なるゲームプレイを提供してくれる。ボールとスキルはそれぞれ、4種類まで持てるのだが、ボールは能力を融合させたり、進化させることによって、1種類が持てる効果が増えていく。ボールの効果とパッシブスキルの組み合わせによるシナジーがハマった時に、我々は快楽物質を得ることになる。1ステージは、3つのブロックとなっており、中ボス2体にボス1体を倒せば、ステージクリアとなる。1プレイが、長くても15分というのが、あと1回、もう1回と中毒性を高めている。1ステージクリアする毎に資金と資源を手に、一旦、地上に戻ることになる。 ここからが本作最大の特徴、都市建設パートの始まりである。これまでのローグライク作品であれば、ステージ部分だけでも十分に評価されていた。しかし、大穴パートで手に入れる設計図によって、キャラクターや永続能力の解放に必要な建物を建設、設置することが出来るようになる。建物だけでなく、小麦畑や森林などを設置し、冒険者たちをブロック崩しのボールのように発射することで、資源の回収と建物の拡張をしていく。この資源の回収を効率良く行う配置を探るために、それぞれを入れ替えながら、自分なりの街を建設していくのだ。この都市建設という新しい要素を加えたことにより、本作はこれまでより中毒性の高いローグライト作品を生み出したのだ。 今までならば、ブロック崩しとローグライトの組み合わせだけで、1本のゲームとして成立していた。そこに異なるタイプのゲームプレイを組み合わせることによって、中毒性が増している。また、多くのローグライク作品が、ステージ攻略を連続して続けていく仕組みを取り入れているが、本作はステージをクリアしたら、一度帰還し都市建設をするということで、1サイクル15〜20分と非常にコンパクトにまとめたことにより、「今日は取り敢えず1回」からの「もう1回、あと1回」と辞め時を失っていくようになっているのだ。 既存のゲームシステムに、ローグライク要素を加えるのが昨今の流行りであるのだか、本作はその上で、更に異なるタイプのゲームシステムを融合させることにより、新たなシナジーを生み出したと言えるだろう。 2025年、私の時間を溶かし、人としてダメになった、時間泥棒なタイトル、「BALL × PIT」こそ、2025年のGOTYに相応しい。
九日ナインソールのGOTY画像
Game of the Year 2025
なずのは さん
九日ナインソール
「逃げないこと」「向き合うこと」 子どもの頃、スーパーファミコンでRPGに出会い「行き止まりを漏らさずチェックし、隠し通路を丹念に探す」楽しみを知りました。学業でゲームから離れ、再び戻ってきたのはWiiや3DS。 そしてPCへと至り、これぞ探索好きの私が求めていたものだ!とメトロイドヴァニアを買い漁ることに。 その代表格の『Hollow Knight』も、難易度にめげそうになりながら探索したさにプレイ。ちびっと攻撃しては逃げるピンポンダッシュ……もとい「ヒットアンドアウェイ」を覚えました。 そんな私のGOTYは、年始にクリアした『九日 ナインソール』です。 敵の攻撃をタイミングよく打ち返して反撃する「パリィ」を駆使して戦う、高難易度のメトロイドヴァニア。 プレステ文化を通っていない私にとって「パリィ」は知識は得たものの避け続けていた、できないアクションの筆頭です。 ストーリーモード(イージーモード)ならボタン連打で勝てるというレビューを見かけましたが、それはそれで気分が盛り下がります。しかし、良作メトロイドヴァニアと聞けば、「やりたい」気持ちが勝ちました。 ノーマルモードでスタート。最初の雑魚敵にやられました。 ……無理だ。 早々に諦めてストーリーモードに変更し、そこで気づきました。 ……ボタン連打でも無理だ。 難易度を下げたところで「やられるまでの時間が延びる」だけで、「パリィ」ができなければ倒せないのです。 もはや向き合うしか道はなく。 腹を据えて練習し、気づけばボス戦以外はカキィィン!という弾き返す音を楽しめるようになっていました。 年を重ねて減っていた「反復練習によってできるようになる」喜びを、久しぶりに味わうことができました。 また、このゲームには味わい深いストーリーがあります。 デベロッパーの過去作である『返校』『還願』は心霊ホラーで、史実や現実に根ざした重いテーマを扱っています。私は関心がありつつもその重さに耐えられず。 対して今作は、猫のようなキャラクターを主人公にしたアジア風サイバーパンク。寓話的に語られている分、マイルドで物語に入りやすくなっています。しかし、表現したい芯の部分は、変わっていないように感じました。 ややネタバレになりますが、このゲームには取り返しのつかない罪や後悔を背負ったキャラクターが多数登場します。 そのため「逃げないこと」「向き合うこと」が、静かに問われ続けるのです。 ゲームの終盤。主人公、そしてとあるキャラクターの変化が「ヒットアンドアウェイからパリィスタイルへと変わった私自身のプレイ体験」とが重なったときに感動が生まれ、ノーマルモードでクリアできずとも私なりに十分このゲームを味わうことができたのだと思えました。 そういうわけで、年始にこのゲームで「逃げずに向き合うこと」を学んだ私は、(年末の今『Hollow Knight: Silksong』でヒットアンドアウェイに勤しんでいる自分に矛盾を感じつつ)、いわゆる見る専を卒業したいと勇気を出してこの投稿をさせていただいた次第です。
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONのGOTY画像
Game of the Year 2025
ごぉん@YourGOTY&ゲームラジオ さん
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
アーマード・コア1が発売されたのは私が高校3年生の夏でした。当時大学受験を控えた私は、ゲーム断ちをして懸命に受験勉強をしていました。そんなとき、兄がアーマード・コア1を買ってきたのです。 それが私の肩書が「受験生」から「レイヴン(傭兵)」に変わった瞬間でした。 そして、大学受験の失敗という大きな代償を支払いながらも、数多の戦いをくぐり抜けてレイヴンとして成長した私は、傷を癒やすため長い眠りにつきます。(本当にもう勉強しないとやばい・・涙) そんなわけで、AC2以降はすべてスルーしてきたのですが、二十数年経ち立派なおっさんになった私に、2023年、アーマード・コア6が発売され、再び火をつけます。 まさにゲームのキャッチコピー「火をつけろ、燃え残った全てに」の通り。 - ということで、プレイを始めたAC6ですが、携帯端末のリモートプレイで遊んでいるせいもあるのですが、老眼で早い動きがよく見えない。回避連打で酷使した左右の親指があっという間に疲労する。反射能力も落ちているのか「ビービー」という警告音に反応出来ず、大威力攻撃に直撃されまくる。数年ぶりに徹夜に近いことして一晩中バルテウスと戦ってそれでも勝てなかった時はかなり絶望しました。 傭兵は衰えた。メタルギア4のスネークの気持ちがちょっとわかった気がしました。 - そんな感じで結構辛い思いをしつつ遊んでたんですが、それでもモチベーションをキープさせてくれたのは、ゲームに登場する魅力的なキャラクターとその名言でした。 まずは主人公の「飼い主」であるウォルター。強化人間である主人公621を目覚めさせて配下としたウォルターは、その後ずっと主人公に命令を出す立場で物語が進みます。 ウォルターは、はじめは厳しい態度で主人公に命令を出していたのですが、長く共に戦ううちに主人公に対して敬意と愛情を示してくれるようになります。 「駄犬呼ばわりは止めてもらおう。旧世代型にも尊厳はある」これは主人公の悪口を言うビジネス相手にチクリという一言です。ウォルターを戦友として認識した最初の瞬間でした。 その後「戻って休め、621」など、こちらを気遣って尊重してくれる言動が見られるようになります。 最終的には彼のためならどんな戦場でも行ける、そんな気にさせてくれる戦友となりました。 また、レッドガン部隊のミシガン総長も好きでした。とてつもない口の悪さの裏に隠された部下への思いやりが漢らしさを感じます。 「役立たずも役立たずなりに役立つことが証明された。遠足はここまでだ!」 あとは、忘れてはいけないのは、自称戦友ラスティ。 正直なところ、あんまり戦友感を感じていないのですが(肝心な時にいなくなったりするし、そもそも弱いし)、でも主人公に好意を持ってくれている様子。何度も戦友と呼ばれている間にちょっと好きになってしまいます。 「流石だな・・・ 戦友、君ならやってくれると思っていた」 - ここまで色々なキャラを紹介してきましたが、実はキャラクターの見た目というのは、全キャラ一切公開されていません。ゲーム中では「人間」は一切描画されず、最初から最期まで敵味方の「機体」だけしか見えないのです。 というわけで戦友ウォルターや総長ミシガン、友達のラスティなど、すべて想像で見た目を補うしかないわけですが、これが逆にいい。 そのセリフと声から見た目を想像した上で、心を震わせる名台詞をバンバン出してくるから、ますます想像が膨らむ。 きっとウォルターはダンディで生真面目なおっさんだし、ミシガンは鷲鼻の白ひげだし、ラスティは清潔感のある青年に違いない。 想像が楽しい! 紹介したキャラクター以外からも、男子ってこういうのが好きなんでしょ的なセリフがバンバン飛び出します。 「また1匹、お前のせいで死んだぞ。ハンドラー・ウォルター・・・」 「人の話は最後まで聞け! 教わらなかったのか!?」 「選ぶのはいいことだ。選ばない奴とは敵にも味方にもなれない」 「おっ、俺のマッドスタンプがぁーっ!?」 おっさんになっても燃えたぎるセリフだらけでたまらない。 - そんな感じでセリフ聞きたさや、ウォルターから褒めてもらいたさで、高難易度ゲームではあるものの下手くそ老兵の私でもなんとかクリアまで到達できました。 最後の最後まで熱くさせてくれるセリフだらけで楽しい物語でした!もちろん、アクションゲームとしてもとても楽しかったです。ロボットをハイスピードで思う存分操る爽快感はなかなか味わえないですね。高難易度ではあるもののアップデートでいい感じに調整がされてますので、迂闊に手を出してもらっても大丈夫だと思います。 AC7の話は聞きませんが作ってくれているんでしょうか?また10年待たせるんですかね?もうちょっと早いと嬉しいですが・・ いずれにせよ楽しみにしていたいと思います! -
Street Fighter 6のGOTY画像
Game of the Year 2025
ゆうたろー@オタクの娯楽 さん
Street Fighter 6
先ず始めに言っておく、自分はこのゲームを遊び始めてまだ20日程しかたっていない。 だが自分の中に1番のインパクトを残したのは間違いなく「Street Fighter 6」だった。 スト6は自分の推しのVtuberの動画を見ていて大分前に購入はしていたのだが、格ゲーに馴染みが無い自分は当然のように積んでいた。 しかしこのままでは一生触らないのでは?と一念発起、トパチャリの参加メンバーを募集していたPodcast番組「ゲー旅」のKumuさんに「素人なんですが参加させていただけたら。」と声をかけたら快く快諾していただいた、マジ神。 他のメンバーの方もいるので、マジ神達。 背水の陣を決め込んだ所でさぁ練習だ!と意気込んだはいいものの格ゲーに全く触れてこなかった自分にはガードをする事すら一苦労、「ちゃんと逆にスティック入れてるじゃねぇか!!」と気性も荒くなる事もありました。 これは格ゲーあるあるなのかな? 皆さんもスト6を遊ぶ際にはお気をつけ下さい。 さて、そんなこんなでスト6を遊んでみた訳ですがモダンというシステム、これのおかげで格ゲー素人でも直ぐに遊べる!(勝てるとは言わない) 正直、格ゲーに触った事無い人は結構敷居の高さを感じてると思うんですよ、自分もそうだったし。 あのYouTuberがVtuberが芸人さんが遊んでるなら自分も!でもコマンドとかコンボとか難しいんでしょう?って思いますよね。 でも大丈夫!フレームもインパクトも覚えなきゃいけない事あります、しかし間口の広さが段違い!なんやらかんやらでなんとか戦えます! この時代、ネットで対戦相手が見つかります、レートがあるから相手も同じくらいの実力です、そしてモダンの割りかし簡易操作、スト6楽しーーっ!!!ってなります。 負けて悔しいから基本操作はなんだかんだで身につきます、そんで操作が上手くいって「うわっしゅらわぁーーっ!」となります。 リビングで大きな声を出すようになります。 皆さんもスト6を遊ぶ際にはお気をつけ下さい。 これが本当に、驚くほどなるんですよ。(大声を出す方じゃないよ?) 自分もまだまだ初心者なのでここからどんどんランクが上がると覚える事は多いんでしょうけど、その頃にはスト6に夢中ですからね、新しい事を覚えるのも全然苦じゃなくなっている事でしょう!(実際に自分がそう) 格ゲー触りたてホヤホヤの自分が言うんだから間違いなし! 自分はまだどっちかっていうと格ゲーに敷居の高さを感じてるサイドにいます!w まぁ、色々と興奮のまんま文章を書いてるのでとっ散らかってますが言いたい事は簡単です。 なので締めの言葉として使わせていただきます。 「格ゲーの敷居はめっちゃ低くなってるぞ! 俺と一緒に強いやつに会いに行こうぜ!」 以上!

ゲームと出会う

みんなのGOTYからイチオシゲームをご紹介!

ゼノブレイド3のゲーム画像
ゼノブレイド3
ベストゲームと言わずしてなんと言おうか
反逆者として動き出すストーリーや奥深い戦闘
ジョブチェンジシステムがとても楽しかった
主人公たちが体制から脱し、アイデンティティを確立するストーリーライン
オツベルくん🕊️ のGOTYから
プロ野球スピリッツ2024-2025のゲーム画像
プロ野球スピリッツ2024-2025
阪神タイガースが日本一の夢を叶えたゲーム
ゲーム内容は語るまでもなく「リアル系野球ゲーム」です。
シーズンモードの難易度は、成績に応じて変動する仕組み
全体的には非常にバランスが取れている良い野球ゲームと感じています。
まゆもかforty のGOTYから
反撃のゴブリンのゲーム画像
反撃のゴブリン
隙間時間でサクサクと
勇者に倒されてゴブリンに転生した魔王が、仲間のゴブリンと共に、勇者と再度対峙する
隙間時間でサクサクとゲームを遊ぶことができます。
コンパクトなスマホ画面の中でそれをバランスよく実現しているゲームだと感じました
Kumu@ゲー旅 のGOTYから
Lies of Pのゲーム画像
Lies of P
高難度でも進める希望が見えた
高難度アクションゲームである本作『Lies of P』に触れる機会があった。
アクションの手触り、音楽、美麗なグラフィックなど、どれも作り込まれていてとても良かった。
難易度も変更できるため、この手のジャンルとしてはとっつきやすい。
agari(アグアリ) のGOTYから
北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ 〜追憶の流氷・涙のニポポ人形〜のゲーム画像
北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ 〜追憶の流氷・涙のニポポ人形〜
昭和と令和を繋ぐ稀有な作品
本作は昭和と令和を繋ぎながら単なるリメイクにとどまらず、2024年を舞台にした新しい物語も用意されて
37年の時間経過をも物語の味付けに使う、稀有な作品だと思います。
クリアまでかかった時間はわずか7時間…でもひと昔前のゲームって長く遊ぶ事より、どれだけ充実したゲーム
ケンケンまる のGOTYから
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YourGOTY ゲームラジオ

投稿いただいたみんなのGOTYから、毎回気になるレビューをひとつピックアップして話すポッドキャスト番組を始めました。
毎月第1・第3木曜日0時配信。