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みんなのGOTY・レビュー
都市伝説解体センターのGOTY画像
Game of the Year 2025
YOSHIHARU さん
都市伝説解体センター
2024年、初めてゲームイベントに参加した。場所は当時暮らしていた古都・京都。14年も暮らしていたのに、そんなイベントがあったなんて気づいていなかったのは不覚中の不覚である。 BitSummitは日本最大級のインディーゲームの祭典だ。 そこで見つけた、目立つピラミッドにラーの目……。癖のありそうな兄ちゃんのドアップ。そんなデザインのドット絵に釘付けになった。 「絶対好きなやつーーーー!!」と飛びついたのは言うまでもない。 年々、最新ハードの高画質すぎるゲーム画面についていけず、視覚に老化を感じるようになった。 しかし「三つ子の魂百まで」と言うように、幼い頃にしゃぶりつくしたドット絵は令和になっても大好きで、どんな美麗な映像よりも、私にとっては美しい表現方法なのだ。 集英社ゲームズのブースでひとしきり舐め回すように見学し、パンフレットも確保して、ワクワクしながら2025年の発売を待った。 その間、気持ちを盛り上げるために墓場文庫さんの前作「和階堂真の事件簿」をプレイ。ちなみに、こちらは去年の私のGOTYである。 気持ちの準備は万端! 今は、お店に行かなくてもゲームが購入できる。発売日にダウンロードし、即プレイ。いい世の中になったものだ。(当時はカメクラで予約購入したものだが) 感想は「最&高」の一言。 UIは「和階堂真の事件簿」を踏襲しているが、よりリッチになった感触だ。 集英社ゲームズとのタッグにより、贅沢な仕様になったのかな?と勝手に嬉しくなってしまった。 ゲームの内容に関しては、ぜひ皆さんに体験してほしいのであえて記載はしない。 都市伝説、怪異、そしてドット絵が好きなアラサー女子には、ドストライクな作品であった。 そしてBitSummitで得た、「雑誌以外で初めて新作ゲームを見つけた感動」は、忘れられないほど衝撃的だった。 そんな今年の私のGOTYは、去年のGOTYと姉妹受賞となる作品「都市伝説解体センター」。 去年の体験があるからこそ、今年のGOTYに選んだ。 皆さんも、ぜひ「和階堂真の事件簿」を遊んだ後に「都市伝説解体センター」を! この二作を連続でプレイして、墓場文庫さんの作品の良さを肌で感じてほしい。
The AltersのGOTY画像
Game of the Year 2025
靖男 さん
The Alters
人間なら誰しも「あの時ああしておけばよかった」と思うことがあるでしょう。 例えば私の場合、難しい計算が必要になったとき、「もっと真面目に数学を勉強すればよかった」と思うわけです。そこで、このゲームには『数学を真面目に勉強した私』を作り出せる機械が登場します。『私』を作って計算してもらえば問題解決です!よかったよかった。 さて、この『私』は、この後どうしましょう。 そんなSFの物語です。 ゲームとしてはサバイバルクラフトと資源管理ストラテジーをあわせた内容で、無人惑星に不時着した唯一の生存者である主人公となり、生還することが目的です。 危険な超常現象に立ち向かいながらマップ探索で資源を回収し、様々なスキルを持った『自分』を増やして仕事を割り振ります。 しかし、増やした『自分』は少し異なった人生を歩んだ他人であるため、主人公への反発や人生に根ざしたトラウマ、作られた存在であることへの葛藤などを持っており、それぞれの『自分』と関わることでストーリーが展開します。 私はストラテジーやシミュレーションが好きなのでよくプレイするのですが、ゲームに出てくる『資源』も兼ねたキャラクターに感情移入することがあまりできていなかったように思います。主人公と一緒に一喜一憂することはできるのですが、それ以外のキャラクターはエンティティとして雑に処理していました。 しかし、このゲームに出てくるのは主人公と一部の人生経験を共有した存在であり、ストーリーを進めて主人公の人生が掘り下げられると他のキャラクターも自然と掘り下げることになり、分岐した人生から性格の違いのルーツが見えてきたりして理解が進みます。 そして、ある意味で親兄弟よりもっと近しい間柄となって苦楽を分かち合ううちに、かけがえのない仲間と思える存在になっていました。 また、特筆すべき点として、SF作品として設定や話の展開が面白いです。 倫理やエゴから生まれる選択によってストーリーがインタラクティブに分岐していき、異なった結末に行き着く流れもよくできているので、小説や映画でなく『SFゲーム』として意味のある作品だったと感じます。 良いSFを摂取しつつ感情を揺さぶられる素晴らしいゲームでした。
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよのGOTY画像
Game of the Year 2025
たくじ さん
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ
ぽこあポケモン!超楽しみですね皆さん! ブロック状の地形で自分好みの村づくりをしたり、住民ポケモンの発見・交流や、わざを活かしたアクティビティなど。 こんなにドラゴンクエストビルダーズ的な面白そうなゲームなのに、おれのポケモン知識がゼロなために十分に楽しめないのではないか… ぐぬぬ…そうだ、予習だ、そうしよう!と、 ポケモンはやらずにドラクエビルダーズとドラクエビルダーズ2を連続してプレイしてしまいました。 2016年 2019年にそれぞれクリアして、とても楽しんだ作品でしたが、今やっても横転しそうなほど面白かったので、ここにきて見事GOTY受賞です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「ドラゴンクエストビルダーズ」PS4 「もし わしの みかたになれば せかいの はんぶんを おまえに やろう。 どうじゃ わしの みかたに なるか? 」 「はい」「いいえ」 ご存知、上記のあまりに有名なダイアログ、「はい」を選んでしまうと 「せかいの はんぶん やみのせかいを あたえよう!」と、闇の世界を押し付けられゲームオーバーになってしまうわけである。シリーズで唯一の明確なバッドエンドということだ。 実際に、闇の世界ってどんな感じの嫌な世界なのだろうか。 ドラゴンクエストビルダーズは、「はい」を選んじゃったあとの、闇に閉ざされ魔物が跋扈するローレシア大陸が舞台である。 城塞都市メルキドの廃墟っぷり、 水の都リムルダールな毒沼に閉ざされ、 温泉街ガイラにはマグマが湧き出している。 飢えや疫病、魔物の襲撃で生産活動が途絶え、わずかに生き残った人々は隠れるように生きながらえている、そんな闇の世界。 何故か物作りの才がある主人公ビルダーが闇の世界の各地域で少しづつ生き残りの拠点を復興させ、希望を作り出していく、というなかなかやり甲斐のあるお膳立てである。 シリアスな設定ではあるが、原作ドラクエにあった堀井雄二のテキスト運びのユーモアが、本作にもよく受け継がれている。 キャラクター音声は無く、「ポポポポポ・・」という文字音で、悲壮感あるセリフや明るいキャラクター表現、ユーモアなどもしゃべり切る。 本家ドラクエゆずりのテキスト芸で、笑ったり泣いたり、完成度の高いドラマ表現になっている。 拠点・村復興のクラフト要素だが、屋根を作る必要はなく、壁・ドアを作ると部屋として成立し、家具を作ることで寝室になったりキッチンになったり、拠点機能が整っていく。 作りたければ屋根を作って立体的に完成させるのももちろん楽しいが、壁のみで建物として機能するさまは、まるで初期ドラクエのような、上から建物の中が見える街並みのようで、懐かしいしわ、楽しいわ、作るのも手軽だわ、とても良い着地点である。 住民からの要望と、クラフト素材集め、建築のサイクルがとてもバランスよく、いい感じに忙しく熱中できるゲームプレイになっている。 そして音楽。これは語ってもしょうがない。 プレイして聴け。 すぎやまさんありがとうとだけ言っておこう。 ゲーム音楽はゲームプレイとセットになって真に輝く、ということに気付かされる。 いい感じにストーリーを忘れかけていたところだったので、おおむね新鮮な気持ちでプレイができた点は、自分の忘却力に感謝。 なかでも、懐かしい地名をたどる復興の旅のさなか、闇の世界を押し付けられ正気を失ったかつての戦士とまみえる場面は、とても胸にくるものがあった。 いやー、ピカピカに色褪せない再プレイGOTYとなりました。 当時スクウェアエニックス・ディレクターの新納さん 見事受賞、おめでとうございます!ぽこあポケモンをぶっ飛ばすほどの次回作めっちゃ期待してます! おわり
DEATH STRANDING 2: ON THE BEACHのGOTY画像
Game of the Year 2025
おやすみ さん
DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH
いつか大切な人を失くしたとき。 理不尽に打ちのめされたとき。 きっとこの作品のことを思い出すだろう。
かまいたちの夜×3のGOTY画像
Game of the Year 2025
呉根 詩門 さん
かまいたちの夜×3
このゲームのレビューだって?? 何をおっしゃる⁉️ 言わずもがな一つで3つ美味しい金字塔! 文句言わすに恐怖と謎解きに立ち向かってください!
In Stars And TimeのGOTY画像
Game of the Year 2025
ぼっちざげーまー(ひかる) さん
In Stars And Time
皆様、deracine(デラシネ)というゲームをご存知でしょうか。 SIE JAPANスタジオとフロム・ソフトウェアが共同開発を行い、2018年に発売されたPSVR専用のゲームです。 森の中の奥深く、年老いた校長先生と6人の子どもたちが身を寄せ合う寄宿学校を舞台に、主人公は”妖精さん”となり、寄宿学校の子供たちの願いを叶えていきます。 前半は、子供たちの他愛もない願いを叶えるほのぼのとした物語が展開されます。 妖精の存在を周りに信じさせたい女の子にお願いされ、他の子へのいたずらを仕掛けたり、子供たちが(妖精さん(=プレイヤー)に向けて)音楽会を開いてくれるのを手助けしつつ見守ったり、といった具合。 VRゴーグルを通して子供たちと暖かな時間を過ごしていくうちに、プレイヤーは、どうかこの子たちの人生に幸せが訪れますように、と願っていることに気付くかもしれません。 そして、物語後半。 寄宿学校という鳥かごから一歩を踏み出した子供たち。 しかし、そこに待っていたのは、悲しい運命でした。 そして、止まった時間の中で、目の前で起こる悲劇を成す術もなく見守ることしかできないプレイヤー。 なんとかならないのか、とMoveコントローラーをめちゃくちゃに振り回しながら、VRゴーグル越しに涙する自分。 まさかデラシネを始めたときは、こんなに感情を動かされることになるとは思いませんでした。 “ゲームの主人公”と”自分”の壁が取り払われ、ただひたすら感情に飲み込まれる経験はこれきりでした。 そう、In Stars And Timeをプレイするまでは。 ------------------------------------------------------------- 冒頭でも述べましたが、デラシネはPSVR専用のゲームです。 加えて、PSMoveという専用コントローラー二本が”必須”という、ハードル激高なゲームとなっています。 つまり、VRゴーグルと専用コントローラーという、PS4からしたらまぁオプションと言わざるを得ないハードウェアをゴテゴテにつけた上で、視覚や聴覚、そして触覚をゴリ押しでジャックしてくるわけです。 まあ必須のツールが多いということは、それだけ最適解が狭まるし、発売当時はVRゲームが出たてで、ユーザ側も開発側も暗中模索の時期だったということもあるので、そこをドンピシャにハメてきたフロムソフトウェアとJAPANスタジオの技術力の高さは言うまでもありません。 それじゃあVRじゃないとゲームで感情移入ができないっていうのか!今更メタクエストなんて買う余裕ないぞ!という方、ご安心ください。 あなたがSwitch,Switch2、もしくはPS4,5、もしくはゲームがプレイできるPCをお持ちであれば、そして、ソフト代二千円プラスうん百円ほどの所持金をお持ちであれば、in Stars And Timeを買ってください。 物語は、世界を闇に落とそうとする魔王との戦い……の一日前から始まります。 ひょっとしたら最後になるかもという思いを胸に秘めつつ、仲間ととも晩餐をともにし、床につく。 そして翌日、魔王の城へ赴き、そして—————— 気づいたときには、何故か魔王との戦いの前日に戻っていた。 ……という具合に始まるこのゲームは、魔王との戦いの前夜と当日をひたすら繰り返す、タイムループ系RPGとなっています。 永遠に繰り返される時間のなかで、主人公だけが連続した記憶、意識を持ち続けている状態(一人例外はいますが)。 今まで苦労してやってきたことも、時間が戻れば無に帰してしまう。そして、そこで仲間と結んだ絆さえも無かったことになり、また変わらない繰り返しが始まる。 そして、主人公を操作するプレイヤーは、そんな変わらない世界の中で奮闘を続ける主人公のほぼ唯一の理解者となります。 そう、デラシネでは、VR機器をして五感をジャックし、プレイヤーの感情移入度を高めていたのに対し、In Stars And Timeでは、プレイヤーの過ごす”時間”とそれに対する”喜怒哀楽”をジャックしてきます。 プレイヤーは、VR機器の用意がなくとも、強制的にゲームの主人公と感覚を直結させられるのです。 とはいうものの、タイムループ系のゲームだったら他にも名作が数多くあります。 シュタインズゲートだって、(僕の大好きな)レイジングループだって、プレイヤーは同じく繰り返す時の中をさまよう主人公の唯一の理解者となりえます。 ところで、シュタインズゲートもレイジングループも、2000年代に発売されたノベルゲームですので、当然ながらセーブ、そしてロードという機能がついています。 よくやるのが、選択肢を選ぶ前にセーブをしておき、片方の選択肢で結末を見届けたあと、そのデータをロードし、もう一方の選択肢の結果を見る……という具合に、選択肢の結果を回収する、というやり方です。 さて、この場合は、果たしてプレイヤーは本当に主人公の理解者となったと言えるのでしょうか。 主人公は時間をループした際、そのループの始点からロード地点に至るまで、それなりに骨の折れる過程を踏んでいるはずです。 それは、友達との他愛もない会話だったり、重要な場面での発言だったり、前のループで行った行動をそのままなぞったりと様々だと思います。 In Stars And Timeでは、タイムループが行われた場合、そのループの始点にきっちりプレイヤーを連れていきます。 そして、主人公が同じ会話を行い、同じ行動をなぞり、そのループでの試行錯誤のタイミングを計っている様というのを、まざまざと見せつけられることになります。 そして、その過程で憔悴していく姿も…… 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでは無かったぞ!』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでは無かったぞ!』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『大切な仲間たちとの絆があれば、きっと大丈夫。そのはずだ。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『何をわかりきったことをバカみたいな顔で喋ってるんだ?こいつらは?』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『何度も作り笑顔で同じリアクションして、自分がバカみたいだ……』 『この展開、前のループでも見たな。』 『嫌だ、こんなことを思うなんて。大切な仲間のはずなのに。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『この展開、前のループでも見たな。』 『いつまで続くんだ どうすればいいんだ』 『誰か、誰か助けて……』 上記はIn Stars And Timeをプレイする過程で私が思ったこと、そして主人公であるシフランが思ったことを書きだしたものです。 セーブとロードを駆使しつつ、ループものの主人公に感情移入していた気になっていたそこのあなた。 是非In Stars And Timeをプレイしてみてください。新しい扉が開けるはずですよ。 アニメ版『エンドレスエイト』以上の苦しみと絶望をあなたに。……苦しみを祈る! (ちなみに、自分はアニメ版『エンドレスエイト』をリアルタイムで観ていた者です。あれは辛かった。)
SILENT HILL fのGOTY画像
Game of the Year 2025
ライチ さん
SILENT HILL f
・次第に混ざりゆく世界と自他...この雛子は誰? サイレントヒルfは外伝的な立ち位置として日本を舞台とした作品。 サイレントヒルシリーズは毎度身近な住宅街が非日常に飲まれていく描写が禍々しくも美しい。原風景がひずみゆがんでいく様子は嫌悪感を引き出しつつも、心のどこかに潜んでいる破滅願望を満たさんとする美を併せ持っており、ホラーが苦手な自分が唯一自分から遊びたいと積極的に思う(でも当然ビビり倒す)作品であるため今作も意気揚々とプレイしたのである。 (なお今作は周回プレイが前提と思われる作品であるが自分はまだ2週目の途中であり、ストーリーの感想は現時点でのものである) 今作はアクション難度が高めとの前情報を聞いていたが、サイレントヒルのファンとして難易度は“難関”でプレイすることにした。 外伝的な今作では町が霧に包まれた表世界と謎の神社仏閣の裏世界を行き来することとなる。これまでの作品では同じ場所だが様相が違うという表現だったのに対して表世界と裏世界が完全に異なる点に違和感を感じたり、ストーリーとしても今回は生き残ること以外の目的が示されず、「これはサイレントヒルなのか?」と頭の片隅で思いつつプレイしていた。 しかし、かなり個人的な理由なのだがその違和感をねじ伏せる感情が大部分を通してあった。 怒りである。 ある敵がとにかく 強い 強すぎる。 それは這いつくばりながら襲ってくる、犬っぽさのある敵なのだが、まずモーションが強い。腕を振り上げる攻撃のリーチがものすごい。身長以上の間をとっていてもグッとふみこんできて爪先がビュッとかすめる。かなり痛い。しかもそれで終わらずコンボが決まる。下手すると難易度もあってそのまま即死する。 さらに今作は昭和の町が舞台なので、これまでの海外のような広く整った道ではなく、狭い路地裏で乱雑に置かれた箱などが邪魔。そのため、よけようとしても壁や物にすぐに引っかかりタコ殴りに... なんだそれ...卑劣な奴め...そっちは捨て身でかかれるけどこっちはやられたらだいぶ前のセーブポイントからやりなおされるんだぞ... ゆ゛る゛せ゛ん゛!!! そして恐ろしいことにこの犬男(勝手に命名)はあろうことか雑魚敵。いたるところに出てくるのである。しかも、曲がり角から、後ろから、挙句の果てに犬男2人で挟み撃ち。 あまりにもひどい仕打ちにプレイ中に出てくるたびに「また出たな?!許さん!!」と怒りの感情を爆発させながら死闘を繰り広げるようになってしまった。 しかし、偶然なのだがそれが一つの不思議な感覚を生むようになったのだ。それは雛子の立ち位置が曖昧になっているという感覚である。 本作は主人公である雛子がプレイ中もよくしゃべるのだが、物語が進むにつれ、倒した敵に怒りの言葉をぶつけるようになるのである。まさに自分の言葉を代弁しているのである。”相棒”という表現がゲーム内で多分に出てくるのだが、雛子がまさに自分の相棒のように一緒にいてくれている感覚があり、プレイするモチベーションをものすごく支えてくれていた。 しかし、自分の怒りを雛子が直接敵にぶつけている、そのシンクロ感が次第にまるで雛子が元々自分のアバターとして作ったものであるようにも感じさせてくる。雛子は雛子の考えがあって行動しているはず。でも戦闘は自分のスタイルで動いている。ならこの怒りは誰の怒り…? 通常主人公が確固とした自我を持っている場合、プレイヤーはそれを見守るもしくは導く第三者というスタンスでプレイをすると思われるが、この作品の場合は違った。ふと気づくと自分は雛子として敵と向き合い、倒した時には心からセリフを吐き捨てているのであった。それではそこにいるのは雛子なのだろうか...それとも自分がいるのだろうか...? ネタバレになるため深くは語らないが、思いがけずもこの不安定な心理状況はストーリーの根幹にもつながる部分があったと感じている。1週目をクリアしたときには誰に自分を重ねていたのかと非常に印象に残ったのである。そして、冒頭に述べた違和感も終盤で意味を持ち始め、個人の結論として 「これは、確かにサイレントヒルだった...」 と思ったのであった。偶然も含めて全部がサイレントヒルに収束したのである。もうこれは My GOTY 決定だ。 毎回人間の内面を深いところまで切り出してくるサイレントヒルシリーズの最新作だが、今作も非常に満足感のあるものだった。自分特有の経験もあったもののストーリー単体でも終盤の展開には引き込まれるものがあった今作は、間違いなく今年のMy GOTYである。 念のため断ると当然難易度を変えることでスムーズにゲームを進められるので初心者も安心してほしい。ストーリーの良さについて今回あまり伝えられていないが、なぜ雛子がこんなふうに変わっていったのか、精神と感情を揺さぶってくる今作が気になった方はぜひプレイしてみてほしい。そんな重厚さを持つ素晴らしい一作だった。
SILENT HILL fのGOTY画像
Game of the Year 2025
ナル さん
SILENT HILL f
私の今年のGOTYは「SILENT HILL f」です。 私はホラー系ジャンルに極端に耐性がなく、これまでの人生でホラゲにほとんど触れることはありませんでした。 特にバイオシリーズはPS時代に友人の家でプレイを強要され、無慈悲やられトラウマになるほどです。 そんな私が、このゲームに手をつけクリアまで持っていくことができたのは、妻がある芸能人配信者の方のプレイ動画をみていたことがきっかけでした。 妻は「ゲームを自分ですることは、ほとんどないが見るのは好き」の人の為、よくバイオシリーズの配信動画見ては「これはやらないの?」とか「やるならみたーい!」など 私がホラゲ耐性がないことを知っていながら、そんなことを無責任に言っていました。 「SILENT HILL f」が発売されてしばらくして、妻のおすすめ配信者のプレイ動画をみて、「これならば自分でもプレイできるかも・・・?」という感情が湧きました。 ただ私は基本PCでモンハン等のアクション系、もしくは、今年手に入れたNintendoSWITCH2で子どもと一緒にほのぼのとマリカワールドやゼルダシリーズをプレイしていて、 PS系ハードを学生時代以降所有していません。 「SILENT HILL f」はPCでもできます。ある程度のネタバレもして恐怖感も緩和できたとはいえ一人でプレイするのはちょっと・・・。 そんな葛藤が続き、12月に入り「ゲームなんとか」のお二人がプレイされ、更に1週間葛藤する日々・・・。 そしてとうとう週末の夜に「PS5」と「SILENT HILL f」を自宅へ招き入れてしまいました。もちろんほかにもやりたいゲームはあったのでもう1本別で購入しておまけにPS PLUSにも入会しました。 それからは毎日、「戎ヶ丘」を徘徊する日々・・・。やはり動画で見るのと実際にプレイするのでは精神の削られ方が全然違いました・・・。2,3シーンしては休憩もしくは別のゲームを挟み精神力を回復し、プレイを再開・・・を繰り返し、クリアした直後にこのレビューを書いています。 ゲーム自体の手触りは、ホラゲの耐性がない私でもなんとかプレイできる。さらにいうと、ホラーに耐性がない方はネタバレがあった方が完走しやすいです。※ただし、一部ゴア表現がキツい場面がありますので、そのあたりが苦手な方は気をつけていただきたいです。 前提として周回が必須となる為、途中マンネリ気味な面もありますが、ボス戦では「あれ?これアクションゲーだっけ?なんてフロムゲー?」となることもあります。最終的にはホラーよりもアクションを楽しむ面が印象的でした。 誰にでもおすすめ!とはできませんが、少なくとも私にPS5を購入させクリアまで一気に駆け抜けさせた強烈な1本でした。 そして今まで「PSハードは持ってないから・・・」と、目をそらしていたタイトルへ”向かい合わなければならなかった選択と向き合う為に”きっかけをくれた作品でした。
ダライアス EXTRA Ver.(メガドライブ)のGOTY画像
Game of the Year 2025
モチオ さん
ダライアス EXTRA Ver.(メガドライブ)
ダライアスとは、元々1986年にアーケードでタイトーが3画面筐体物として発売した横スクロールSTGで 家庭用に移植される時に、3画面を1画面にまとめるのが難しい作品として有名ですが メガドラミニにメガドラ移植版として収録された時に、そのまま移植ではなく、ダライアスエキストラとして、メガドラに、もし80年代当時に本家タイトーから移植されていたら、多分こうなっているだろうという家庭用としての1画面に調整されたオリジナルSTGになっている、只の移植に留まらない、素晴らしい作品です。 そのダライアスエキストラが、本体収録されたメガドラミニだけでなくPSやSwitchなど各種ハードに、メガドラミニ発売から暫くして 単独DLソフトとして発売されていました。 自分はこの事を知らなくて、今年の秋に100円セールになった時に「メガドラミニだけでなくDL販売されている!」って びっくりして即購入し、switch2でメガドラ版ダライアスエキストラを遊んでいました。 3画面から1画面へのアレンジ落とし込みがとても素晴らしく、しかも86年STGならではの容赦ない敵の攻撃が圧巻 (このダライアスエキストラをやり込めば、本家アーケード版のボス攻略にも使えるのもよく出来ています) FM音源のBGMも盛り上げ、魚類達のボスキャラも元々アーケード版にはいなかったボスも追加された26体とボリューム満点! シーラカンスに始まり、捕鯨で終わる一連のボスバトルを1画面アレンジ版で自宅で戦える喜び。 3画面オリジナル版ならアーケードアーカイブス版を遊べばいいけど、1画面アレンジ版として、メガドラ版はよく出来ており 原作は3画面ですが、1画面アレンジとしてダライアスを楽しめるのは、最新としてはメガドラミニ版になり そのメガドラミニ版がDL専用ソフトとして、単独販売もされている。 難易度は高いが、86年のゲーセンの雰囲気を楽しみつつ、様々なお魚たちと戯れるボスバトル、是非とも遊んでほしい。 定価でも千円しないので、金額は高くないし、セールが来たら100円もあるかもしれません(自分は100円で買ったので) 残念ながら専用筐体からドドド!っとくる重低音の振動は無いけど でも、名作として名高いダライアス、今遊んでもその魅力は色あせないと思います。 自分はこのゲームを遊んで、移植するってどういう事だろう?ただ完全にコピーするだけでいいのか? 元のゲームをやり込み、そのゲームの魅力、醍醐味、面白さの核となる部分と向き合い、そのまま移植が出来なくても、移植する機種に合わせて、面白さを崩さずにアレンジしていくのは、そのままコピーしただけでは味わえない、更なる贅沢な遊戯を楽しんでいる、そんな事を感じさせてくれました。 家庭用機種の性能がどんどん上がっているからこそ、今年このゲームと向き合えた意味は大きいと思い、GOTYとしました。 皆さんは、ちゃんとゲームを楽しめていますか?
明末:ウツロノハネのGOTY画像
Game of the Year 2025
テイタン🌽🐧🥐 さん
明末:ウツロノハネ
毎年色んなゲームがでてきて、昔の積みゲームも沢山ある。また配信でも色んなゲームを知る。どれも中々に面白い。それでも自分に至っては毎年これこそGOTYと思うものに出会わない。評判のゲームではない、これは自分自身が満足できるかの話だ。年末近づいた頃、フレンドさんと遊ぶ為に、ゲームパスに入った。ご存知の通りあらゆるゲームが期間内なら遊び放題。そこにあるポッドキャスト番組で紹介されていた明末ウツロノハネを見つけ、早速ダウンロード。自分が買うまでには至らないであろうゲームが試せるのはありがたい。始まると薄暗い中、美人さんを操作する。仏閣みたいな建物の真ん中をくり抜いた様な所に大きな仏像がたたずみ、日本にも似た中国の風景が見れる。そんな中化け物に会い、初見で殺される。正にこれは中華版ダークソウルだ。病が蔓延している明という世界を巡り、記憶を失った主人公が武器や、法術を使い戦いながら進んでいく、ダークファンタジー。美しい風景でありながら、死体やなんやらグロテスクなものも沢山あり、ドキドキハラハラの連続。僕が好きなダークソウル系の魅力は戦いもさることながら、強敵や難関を乗り切った先の通路が繋がる所。いわゆるショートカットと呼ばれる、長い道のりから、セーブポイントの祠までを、こちらのハシゴおろしたから、次からこっち登ればすぐだよ!みたいなのが大好きなんだ!そういう地形や建物の構造を考えた人が凄いし、楽しいんだよね。同じルートではない所から行ける、よくあるのはエレベーターで、こんな時代にこんなエレベーターよく作ったよなあと思う事もあるけど(笑)そこもゲームならではの楽しさだよね。ボス戦でも雑魚にさえ何回もやられて、ひいひい言ってるけど、1番ゲームやってるな俺!と思うのはやはり死にゲーだった(笑)皆さんもゲームパスに入ったらやってみてね。なお、まだ途中なので挫折している自分がいるかもです。(笑)

ゲームと出会う

みんなのGOTYからイチオシゲームをご紹介!

ウィザードリィ外伝 五つの試練のゲーム画像
ウィザードリィ外伝 五つの試練
ウィザードリィ外伝は1000回遊べるダン
古臭くシンプルなシステムで圧倒的なスピード感と快適なゲームスピードを手に入れた「ウィザードリィ外伝 
美しく恐ろしい末弥 純氏の高精細モンスターグラフィックと
ファンメイドのユーザーシナリオの数々で、サブタイトルに「試練」があるだけに「1000回遊べるダンジョ
につすい のGOTYから
アキバズトリップ2ディレクターズカットのゲーム画像
アキバズトリップ2ディレクターズカット
アキバを旅するストリップアクション
私が選ぶ今年のYourGOTYはそんな秋葉原を舞台にしたゲーム「アキバズトリップ2DC(ディレクター
旅要素としては通常版発売当時の2013年の秋葉原が高クオリティで再現されており、当時の秋葉原を旅行し
通常版ではあっさり退場したキャラ達の深掘り。
newRECRUIT のGOTYから
空の軌跡 the 1stのゲーム画像
空の軌跡 the 1st
空の軌跡は忘れられない旅になる
「空の軌跡the 1st」をやればOK
本作には<忘れられない旅になる。>というキャッチコピーが付いていますが、まさにそれという感じ。
住民を追い過ぎてなかなかストーリーが先に進めない!ってなるのもうれしい悲鳴なレベルに収まっている良い
かむる のGOTYから
Street Fighter 6のゲーム画像
Street Fighter 6
格ゲーの敷居はめっちゃ低くなってるぞ
モダンというシステム、これのおかげで格ゲー素人でも直ぐに遊べる!(勝てるとは言わない)
間口の広さが段違い!なんやらかんやらでなんとか戦えます!
格ゲーの敷居はめっちゃ低くなってるぞ!
ゆうたろー@オタクの娯楽 のGOTYから
Minecraft Switch Editionのゲーム画像
Minecraft Switch Edition
自分だけの自由な世界を
自由度の高さ!
採掘の楽しさ!
建築の面白さ!
nekohata_z_ta1 のGOTYから
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投稿いただいたみんなのGOTYから、毎回気になるレビューをひとつピックアップして話すポッドキャスト番組を始めました。
毎月第1・第3木曜日0時配信。