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みんなのGOTY・レビュー
VIractal(ヴィラクタル)のGOTY画像
Game of the Year 2025
シロ@ゲームdeおはなし さん
VIractal(ヴィラクタル)
今年、僕がGOTYとして選んだのは「Viractal」。 Viractalの僕にとっての魅力の一つは 「多人数で遊ぶコマンド選択式RPG」という設計です 僕は対戦ゲームが得意ではないし、協力アクションだと仲間の足を引っ張りがちなんですが このゲームは協力プレイ、なおかつコマンド選択式 剣士、盗賊、魔法使い—— それぞれのジョブがスキルを使うと、いろいろな種類のジェムが出現します そのジェムが今度は他の仲間のスキルを使うためのエネルギーになり 他の仲間がスキルを使う事で生まれたジェムが、自分のスキルを使う為のエネルギーになる この「自分の一手が誰かの一手を支える」という循環が 全員で冒険をしている感覚を与えてくれました また、このゲーム 基本は3人用のゲームなんですが 人数が足りなくても1人や2人で遊べる点も面白いところです 1人で3キャラを動かしているときは、 同じルールで遊んでいるはずなのに、そして作戦のセオリーも戦闘の流れも同じはずなのに 「まるで別ジャンルのゲーム」のように思えるし、 2人プレイで、3キャラのうち1体が誰かが指示を出して動かすキャラになると なぜか「自分が動かすキャラクター」と「自分が操作しているNPC」といった感じの謎の意識が生まれる。 どちらも自分が操作している事に変わりはないはずなのに 片方は自分の現身で、もう片方は自分が操作している意識のない人形のような不思議な感覚 そのような体験もあり RPGを全員で役割分担して遊ぶと、こんなにも体験が変わるんだなと驚かされました。 実のところ、このゲームを僕のGOTYに選んだ最大の理由は、 ゲームとしての面白さだけではありません 僕は年末に引っ越しをし、生活がガラッと変わりました そんな変化の真っ只中、 引っ越し直前から遊び始め、新しい家でも仲のいい友人とそのまま遊んでいたこのViractalが 場所は変わっても生活は継続しているような、そんな安心感を与えてくれました。 ただ楽しいだけのゲームではなく、 僕にとって生活の継続性を支える存在だった気がします 来年もゲームを通して人生が鮮やかなものになるよう願いを込めつつ Viractalを、今年の僕のGOTYに選出したいと思います
ドラゴンクエストウォークのGOTY画像
Game of the Year 2025
カスケード@DQW さん
ドラゴンクエストウォーク
私のGOTYはドラゴンクエストウォーク リリースから6年が経ったドラクエの位置情報ゲームです。 レイドボスにギガモンスターという期間限定で昼夜3時間ずつ全国のプレイヤー30人とマッチングできるシステムがある。 全国のプレイヤーとマッチングできるため、Youtuberなどがライブ配信でダメージレースしている。 基本的にはソロプレイの私ですがあるグループに参加し、Discordで通話しながらワイワイしていると参加者同士で同じ見た目装備にして上位を独占しようなど楽しい企画で盛り上がりました。 そのうち、今度一緒にウォークしませんか?と誘われ初めてオフ会にも参加しました。 その日は土砂降りだったが、初めて人と歩いたのはとても嬉しかった。 またドラクエウォークには宝の地図というドラクエ9にあったシステムがあり72時間に一度各プレイヤーが生成し他のプレイヤーに共有できる。 その宝の地図の最難関コンテンツに魔王の地図というものがあり、りゅうおうやバラモスといったドラクエの魔王やドラクエウォークの四天王がボスでレベル1〜99まである。 レベルはボスを倒すことで1上がり、再プレイするにはリセットポイントという1枚の宝の地図ボスモンスターを倒すことで1ポイントずつ手に入るポイントを15消費(最大所持50)するか、クリアした宝の地図を他の人に共有し一緒にプレイするしかない。(同じ地図は再受け取り不可) レベルが高くなると通常攻撃で即死、ロマン砲必須となる。 この魔王の地図のレベル99を作るグループがあり、オフ会からのつながりでなんとこのグループに誘われた。 参加してみるとSNSで有名な方々ばかりで緊張してしまったが終始楽しい雰囲気でとても楽しかった。 社会人になって友人との交流が減る中、同じ趣味を持った新しい知り合いができるという新たな交流を増やしてくれたこのゲームが私GOTYです。
スペルトナエルのGOTY画像
Game of the Year 2025
ひゅうま(ゲームの滝壺) さん
スペルトナエル
【このレビューにはプロモーションが含まれます。】 -------- 送信先「YourGOTY 2025 レビュー投稿キャンペーン」 …じゃあやりますか ノスタルジアメール -------- 『謎解き×高難易度デッキ構築×50音表ローグライトのインフレ弾幕アクション!』 と聞いてどのようなゲームか分かる人はどれくらいいるだろうか? これは公式紹介文の引用ではあるが、おそらく、このジャンル説明で本作がどのようなゲームなのかを理解できる人は一握りもいないであろう。 昨今乱立する数多のローグライク作品の中であっても、本作が放つのはひときわの異彩である。 本作の魅力も難解な紹介文同様に、プレイをするまではなかなか理解されないものであるが、ひとたびプレイをしたのならば、きっとあなたもその魅力に憑りつかれるに違いない。 あなたは一刻も早く本作を購入し、主人公「ツー」と一緒にスペルをトナエルべきではあるが、どこの馬の骨かもわからない私の言葉に信用がないことは重々承知している。 まだ心が動いていないそんなあなたに、切り口を変えたとびきりの情報がある。 本作は「桜井政博氏」や「トビー・フォックス氏」らゲーム業界を代表するトップクリエイターが、そのゲームデザインや革新性を極めて高く評価した作品であるということだ。 日本ゲーム大賞2025において、ゲームデザイナーズ大賞という部門の最終選考にまで残り、審査員長の桜井政博氏にタイトルを読み上げられたという出来事は記憶に新しい。 本作の面白さが広くに知れ渡ってほしい私にとって、格別な思いであったことは言うまでもないが、レビューを書き連ねている今、正直これ以上の謳い文句を持ち合わせていないことの歯がゆさも同時に感じている。 それでもなお、これから本作の魅力について私なりにお伝えしたい。 非常に多くの要素が絶妙なバランスで成り立っているゲームであるという特性上、その魅力の全てについて端的に語ることは難しく、今回は要素を限定させていただくことを前もってご理解いただきたい。 【ゲームシステム】 本作は全20ステージ(1日目~20日目)からなるステージ攻略型のゲームで、制限時間内に敵キャラクターを倒すことによって次に進むことができるというのが基本の流れである。 ステージ中では、50音表上をハート型の自機がかけまわり、唱えたいスペルの文字を順番に拾い、名前の全てを拾い切った段階でスペルが発動しその効果が表れるという仕様なのだが、このゲームシステムが今までになく非常に新鮮な体験をもたらしている。 スペルの種類は自身を強化するものや敵にダメージを与えるもの、その他特殊な効果を発揮するものに分類され、ステージクリアに必要なステータス等を確保するために制限時間いっぱいにスペルを唱え続け、自身を強化することが基本形となる。 一方で、ただただスペルを唱え続ければ良いかと言うとそうではない。 制限時間を残してステージをクリアすることによって、得られる資金が増えるといったようなメリットもあるほか、画面の右側からやってくる敵の攻撃をシューティングゲームさながらに避ける必要があるため、プレイヤーが気にするポイントは多岐にわたる。 ハート型の自機が敵の攻撃を避けるゲームというと、多くの人は「UNDERTALE」を想像するかもしれないが、本作の戦闘の根幹はどのスペルを、どのように、どれだけ唱えるかの判断を楽しむ部分であり、敵の攻撃を避けることを主眼に置いた「UNDERTALE」のそれとは似て非なるものである。 ステージとステージの間にはスペルを購入するパートが挟まれ、怪しげな魔法店でのショッピングを楽しむことになる。 このとき購入可能なスペルは、自身の持つ資金額に影響をうけたランダム選出となっており、繰り返しプレイしても新鮮なプレイ体験を与えてくれるのである。 そんな本作の魅力は大きく分けて以下の3つだ。 ■数字のインフレ ■豊富なプレイスタイルを許容する懐の深さ ■謎の多いストーリー 【数字のインフレ】 ステージ1の敵キャラクターである「無抵抗のスライム」の体力と攻撃力はともに「1」、少し進んだステージ4の「花粉症のオハナ」の体力は「15」で攻撃力は「5」だが、もう少しだけ進んだステージ10の「大御所のドラゴン」の体力は「40000」で攻撃力は「2400」。 とんでもないインフレ、とんでもない成長曲線である。 ※なお、大きな数字を見るだけでワクワクできるあなたのために、ステージ20のラスボスの体力は「9999999999」攻撃力は「99999999」であることもここに補足しておく 主人公「ツー」も、これらの敵キャラクターのステータス上昇に追いつくべく成長の機会が与えられる。 ゲームクリアのために必要な最低限のステータス確保を目指すのが効率的だが、なんとなく京(1兆の1万倍)のステータスを目指したって良い。 だって大きな数字は楽しいから。 こんな大きな数字が登場する本作ではあるが、決して大味なゲームではない。 作者である「おまど氏」の理念に基づく緻密な計算と、いくつかの偶然のめぐり合わせによって生み出された絶妙なバランスは、容易にクリアにはたどり着かせてくれないながらも、プレイの度に着実に成長を感じさせ、確かな満足感を与えてくれるのである。 【豊富なプレイスタイルを許容する懐の深さ】 自身の攻撃力を強化して、全てを一撃で倒してしまっても良い。 自身の移動速度を強化して、色々なスペルを唱えまくっても良い。 ギャンブル要素に身を任せて、ステータスを上げずにクリアを目指しても良い。 精霊や動物たちに働かせて、自身はそれを眺めているだけでも良い。 上記は一部極端な例ではあるが、本作にはさまざまなプレイスタイルを許容する懐の深さがある。 その深さを演出しているのがたくさん用意されているスペルである。 スペルの中には、シンプルかつ明らかに有用そうなものから、不穏な説明文が添えられたものまでさまざまだが、プレイヤーにはその組み合わせによる相乗効果について検討する自由が与えられる。 このスペルのデメリットはこのスペルで打ち消すことができる このスペルの効果は控えめだが、このスペルとの文字配列の相性が非常に良い など、プレイヤーの気付きの数だけプレイの幅が広がり、そこにはえも言われぬ快感が伴うのである。 効果の高いスペルには注意しよう。 画面が上下左右反転してしまうから。 【謎の多いストーリー】 ステージを進めるごとに届くメールを読み、この世界についての理解を深めていくというのが本作の基本路線であるが、2日目の段階で『20日目に「ツー」が死んでしまう』という極めてショッキングな事実が告げられる。 なぜそのようなことになるのか、全くわからないままプレイヤーはストーリーを進めることとなる。 ローグライク(ローグライト)作品は本来ストーリー物と相性が悪い。 基本的に一からのやり直しを要求され、その展開のバリエーションが面白いローグライクと、展開が次に進むことに面白さがあるストーリー物とでは楽しむポイントが相反するからである。 ストーリー物として成立させることでさえ難しいのに、謎解き要素があるとはなんぞや?どうせチープなハリボテでしょう?と思うなかれ。 本作はゲームジャンルとしての相性の悪さを抱えながらも、きちんと両軸を成立させている。 しかも、なんとこのゲーム、マルチエンディングである。 5つのエンディング分岐の条件はさまざまで、ここに謎解きの要素が含まれている。 画面に表示される情報全てに気を配ってほしい。 答えはいろいろなところにちりばめられているから。 バージョンアップを経て追加ヒントも手厚くなっているから、謎解き部分に不安がある人もきっと大丈夫。 作中の一部要素については、作者である「おまど氏」が遊んだことのある作品の影響を多分に受けているとのことなので、どこからの影響なのかに気づけると非常に面白い。 5つ全てのエンディングを見たときあなたはどのような感情になるだろうか。 良かったと安堵するだろうか、それとも何か他の感情を抱くだろうか。 あなたがこの世界の真実にたどり着くことを祈っている。 -------- ここまで読んでくれてありがとう! 長すぎるレビューにびっくりしましたか? ここまで読んでくれたあなたに、すごく魅力的な情報と人によっては魅力的な情報をあげようかな。 すごく魅力的な情報というのは、本作が『定価320円』ってこと。 むちゃくちゃ安いよね。 3本買っても千円でおつりがくるよ。 Steamで買って友達に送り付けてくれたらうれしいな。 しかもセールの時は160円のこともあるんだって。 作者のおまどさんが、さすがに安すぎるから定価で買ってくれって言ってたよ。 本当にその通りだよね。 既プレイのあなたも、本作が二人プレイもできるって知ってた? そっちも遊んでみたらきっと楽しいと思うよ。 二人で遊んだら実質80円?それは違うか。 もうひとつの人によっては魅力的な情報っていうのは、作者のおまどさんがファミレスの「ジョナサン」を好きってこと。 「ジョナサン」で食事をしてみたら、「スペルトナエル」みたいな面白いゲームが作れるようになるのかもね。 今度私も行ってみようかな。 なんでそんなこと知ってるかって? それは実際に作者に聞いてみたからだよ。 ゲーム系ポッドキャスト「ゲームの滝壺」の第61回『スペルトナエル開発者とタノシイハナシ(ゲスト:おまどさん)』で作者のおまどさんにインタビューをしているよ。 プレイ後の方が良いかもしれないけど、良かったら聴いてみてね。 いきなりの宣伝ごめんね。 それじゃあ、バイバイ。 【このレビューにはプロモーションが含まれます。】
コーヒートークのゲーム画像
レビュー
ごぉん@YourGOTY&ゲームラジオ さん
コーヒートーク
とある夜だけオープンするカフェの店主になって、カフェにくるお客さんの様々な人間模様を眺めつつ、時にはちょっとだけアドバイスしたり、美味しいコーヒーでほっこりしてもらったりするちょっとしたノベルゲーム。 今日はどんな人がカフェを訪れてくれるのか、ちょっとしたワクワク感とともに店を開け、店主として1日を過ごす。そんなサイクルが気持ちよくハマって、私には珍しく最初から最後まで一気に遊んでしまいました。 とても心地よい気持ちで遊べたので、続編のep2やトーキョーも必ず遊ぼうと思ってます
ドラゴンクエストI&IIのGOTY画像
Game of the Year 2025
こわび さん
ドラゴンクエストI&II
私は、ドラゴンクエストに関してどうにもできない悔しさを一つだけ持っていた。それは、ドラゴンクエスト1、2、3の順番でプレイできなかったということだ。  人生の諸先輩方は皆、口を揃えて言う。「DQ3で〇〇〇〇〇〇(名称は一応伏せます)に行った時の感動はすごかった」と。私が初めてプレイしたドラクエはSFCの3。生まれた年にFC版の3がでており、どうやってもネタバレせず1、2、3の順でプレイすることは困難だった。年を重ねるごとに、1、2、3とプレイした人の初めての感動は凄かったんだろうなと羨ましさが募っていった。  そんな中、昨年DQ3のリメイクが発売。ロトシリーズリメイクにあたり、開発者の堀井雄二さんから、「3、1、2とプレイすることに意味がある」「クリア後に驚きがある」といった発言。こ、これは、自分がロトと改めて向き合う機会を用意してくれた!  そこからはワクワクが止まらない。昨年3をプレイし、My GOTYとなる感動を味わった。今年は満を持して1&2を購入。  3では妻と息子二人共に冒険したが、1は一人旅。初めてまず感じたことは、ストーリーがしっかり作られている!FC版等では語られなかった細かな点や、追加されたイベントシーンなどが数多く追加されている。しかしそこに無理やり感を感じることはあまりなく、加筆、肉付けをしっかり行っている印象。それでいて、橋を超えると急に強くなる敵や、「ゆうべは・・・」といった以前からの要素はしっかりと用意されており、全滅したのにニヤリとしてしまう。追加要素の多くに、昨年3をプレイしたからこそ楽しめる要素が多々あり、1をプレイしている時点で2が楽しみでたまらない状態!  りゅうおう戦を前に、兜を取り逃すアクシデントがあったが、無事装備を整えりゅうおうを討伐。エンディング迎え、2を開始。はじめは幼い勇者の末裔たちが、冒険を通じて勇者へと成長する物語がしっかりと作りこまれており、どんどんストーリーに引き込まれていく。そして今回は色々なところで「はい」「いいえ」を迫られる。しかも、どーせ「はい」を選ぶまでエンドレスで質問されるんでしょ?とは思えない内容が多く、選択の時に迷うことが多々あった。もしかしたらどちらを選んでも同じなのかもしれないが、「自分がストーリーを決めている」感をとても感じることができた。  ちなみに、リメイクの2は4人パーティで、サマルトリア王家は兄妹で参戦。名前を自分でつけることができたため、ローレシアは自分、ムーンブルクは妻、サマルトリアは長男と次男の名前でプレイ。一人性別が違うが、お調子者という点で一致している為気にしない。  3プレイ時は子供を親がサポートするスタイルでプレイしたが、今回は攻撃するしか能がない父を家族がサポートするスタイル。妻からバイキルト、次男から応援された父はもはや無敵。傷ついても長男がすぐにベホマしてくれる。家族一致団結し、妻の祖国を滅ぼしたハーゴンを倒すべく旅を進める。  そして冒険の末、無事エンディングを迎える。「クリア後の驚き」に関して詳細は伏せるが、私は泣いた。昨年プレイした3で感じた感動があったからこそ、この「クリア後の驚き」への感動は数倍に膨れ上がったといっても過言ではない。1つの壮大なドラマを見終えたような満足感だった。  このレビューをみて少しでも興味がわいた方がいれば、是非3、1、2の順でプレイし、感動を味わってほしい。そうでないと、きっと過去の自分と同じ悔しさを味わってしまうと思う。  ドラゴンクエストと出会ってから29年。私のロト3部作はようやく完結を迎えることができた。ドラゴンクエスト、本当にありがとう。来年はドラゴンクエストと出会った30周年。ドラゴンクエストは40周年を迎える。これからも、どうぞよろしくお願いします。
NieR:AutomataのGOTY画像
Game of the Year 2025
ゲームすっきゃねん' さん
NieR:Automata
ルッキズムという言葉は嫌いではない。 でも、AIが作り出す美男美女に目移りはすれど、心が動くことはない。 完璧な顔の集合体は、どれも美しいが、どこか空虚だ。 だが、『NieR:Automata』の主人公――2Bは違う。 彼女は汎用戦闘モデルのアンドロイドにすぎない。 しかし、あまりにも人間である。 動作の端々に、語られない心の温度が宿る。 周囲に息づくアンドロイドたちもまた、痛いほど人間的だ。 その会話ひとつひとつが“命とは何か”という問いをそっと忍ばせている。 『NieR:Automata』は、異星人の手により送り込まれた機械生命体から 地球を奪還するためのアクションRPG。 2Bの刃が機械生命体を裂くたび、胸の奥で小さな違和感が芽吹く。 この行為は本当に正しいのか?敵とは誰なのか?そもそも正義など存在するのだろうか? 戦闘はただのアクションではなく、問いの反復である。 ゲーム体験そのものが、静かに、しかし執拗にプレイヤーを揺さぶり続ける。 何が正解なのか―― あるいは、正解なんてないのかもしれない。 自販機の光に群れる虫のように答えを探し続けてしまう。 やめられないプレイ体験が、そこにはある。 この作品は霧の奥に隠された真実へと手を伸ばすよう促してくる。 いや、その通りなのだ。ちゃんと面白い。 しかしそれだけで、私はこのタイトルを続けていただろうか。 違う。 これが、「萌え」なのだ。 25年の時を経て、私は今、2Bに「萌え」ているのだ。 私は、私の2Bのために、露出度の高いコスチュームを手に入れるために奔走している。 まだ手にできていない。まだ手にできていないのである。 PlayStation版を購入したことに、少し怒りすら覚えている。 Switch版なら、プレイ開始時から拝めたらしいではないか。 いや、それでも欲しくて仕方がないのだ。 今日もレベル上げと自身のスキルの向上に勤しんでいる。。 萌えてるんだから、フィギュアも買うだろう。 そのとき、娘と妻の機械のように冷たい視線が、私を静かに切り裂いたとしても――。
ハロルド・ハリバットのGOTY画像
Game of the Year 2025
こっしー さん
ハロルド・ハリバット
『ハロルド・ハリバット』 地球を脱出した宇宙移民船フェドラ1がとある惑星の海に墜落して50年。宇宙船の中では一つの社会が形成されていた。 ライフラインの整備に従事する者、起業する者、娯楽や文化を伝える者、研究者、教育者、そして次の世代を担う子供たち。 その中でマロー博士の助手を勤めながら平凡な日々を過ごす青年ハロルド。 水面下で進む惑星脱出計画と宇宙船社会に隠された真実。その中で彼はとある出来事を境に外の世界への憧れを募らせ、人々とのふれあいの中で人間的にも成長していく─ ゲームとしての内容といえば、基本的にはフラグ立てとその回収を淡々とこなす地味な展開。たまにパズルを解いたりとか。 特筆すべきはやはりそのグラフィック。実際に作られた人形や模型をスキャンし、CGモデルとして3D空間に再配置することで、独特な存在感と温かみを表現しています。 まるでクレイアニメやパペット人形を画面の中で操作するような不思議な感覚。 製作に10年を費やしたということに、並々ならぬ拘りを感じたのが購入の決め手でもありました。 しかし、プレイしているとその事すら忘れてしまうほど魅力的なのが設定とシナリオです。 1日が経過する度に、墜落してからの1万と数千を超える日数と運命の日までのカウントダウンが表示されます。 これまで宇宙船社会が辿ってきた歴史に想いを馳せ、これから何が起こるのか想像を掻き立てられます。 そしてハロルドは彼自身の冒険心に火をつけた出来事と日々のフラグ回収の中で、平凡だった自分の人生と自身の心の中を見つめ直し始めます。 ゲームをクリアして彼の物語を見届けた後、スタッフロールが流れている間に様々な想いが巡りました。 ハロルドは終盤にある決断をするのですが、当初プレイした中では彼がその決断をするにはいささか情報が足りないと感じました。 しかし、宇宙船の中で生まれ育ったハロルドの気持ちを、プレイヤーは本当の意味で理解できるのでしょうか。 惑星に墜落する以前から宇宙船は250年、宇宙を彷徨っていたといいます。宇宙船の中で生まれ、宇宙船の中で死んでいった人々もいるでしょう。 彼らにとって宇宙船の中だけが世界そのものだった。 果たしてそれは不幸なことでしょうか。 現実を生きる我々は宇宙船の中ほどではないにしろ、ある程度の行動範囲と価値観の中で生きているという意味では同じではないだろうか。 そこから飛び出すことにはそれ相応の勇気や覚悟が必要です。その先に後悔や孤独が待ち受けているかもしれません。 しかし、前向きに飛び出していくことが最善とも言い切れません。 そこで生まれ、死んでいく間に自分の使命に従事することに満足感を得られれば、それも一つの幸せと言えるでしょう。 …と、そんなことを考えていると、気付けばスタッフロールは終わり、タイトル画面に戻っていました。 その余韻はゲームをクリアしてしばらく経った今でも心の片隅に残っています。 アクションゲームや豪華な演出のゲームにちょっと疲れたなと思ったら、このゲームをプレイして、ハロルドをはじめ登場人物の想いを想像したり、自分自身の今の環境やこれまでの人生を照らし合わせて物思いに耽るのも良いかもしれませんね。 幻想的で穏やかな時間を過ごしつつも、考えさせられる作品でした。
The Last of Us™ Part II RemasteredのGOTY画像
Game of the Year 2025
バル さん
The Last of Us™ Part II Remastered
何かと賛否両論が渦巻く『The Last of Us Part II』。 私は前作『The Last of Us Part I』をプレイした後、 数年が経過してから、PlayStationのゲームカタログに追加されたことをきっかけにプレイを始めた。 実は、事前にプレイ動画を見ていた妻からは「内容がつらすぎるからやらないほうがいいよ」と助言されていた。 しかし、その忠告が、逆に私の「このゲームを自分で体験したい」という強い動機付けになった。 物語は前作から数年後からスタートするが、 プレイを進めるうちに、前作の主人公であるジョエルとエリーの関係が複雑で微妙な状態にあることが伺えた。 また、プレイヤーの視点が同年代のキャラクターであるアビーと入れ替わったり、 頻繁に過去の回想が挟まれたりと、物語の理解が一時的に難しくなることもあった。 しかし、この視点の入れ替わりこそが、本作の最も優れている点であり、 同時にゲームのテーマを深く、重くしている核の部分だと思う。 本作の『Remastered』版では、キャラクターの微細な表情、 髪の質感といった描写の進化が目覚ましく、登場人物の複雑な心情が鮮明に伝わってきた。 他のゲームではムービーで済ませてしまうようなところも、 あえてプレイヤーに操作させることでキャラクターへの深い感情移入を生み出す、 このゲームの「すごいところ」だと思う。 思わずコントローラーを手放してしまいたくなるほど、 衝撃的でつらいシーンが随所にあった。 また、物語の途中で挟まれるギター演奏シーンも、本作の没入感を高める重要な仕掛けの一つだ。 プレイヤーはPS5のコントローラーの中央のタッチパッドを弦に見立てて実際に操作することができ、 ジョエルやエリーの感情を込めた演奏を追体験できる。この一見シンプルな仕掛けが、 物語のクライマックスにおいて、失ったものの大きさを静かに突きつける需要な役目を果たすことになる。 本作『The Last of Us Part II』のテーマを調べると、 「復讐の連鎖とその虚しさ」、「憎しみが生む新たな憎しみ」、そして「相互理解」等のワードが出てくる。 これらのテーマは重々しく感じられるが、実際にゲームをプレイすることで、 その本質を理解し、自分自身の貴重な「体験」として深く刻み込まれることになったと思う。 最後にこのゲームは、私にとって単なるフィクションとして終わらせたくない、非常に価値のある作品となった。
グノーシアのGOTY画像
Game of the Year 2025
ウルトラのトト さん
グノーシア
購入したのは、2024年1月2日。 たぶん、セールだったんだと思う。 私は人狼ゲームが、特別好きというわけではない。 だからこのゲームとも、数日遊んでは離れて、数か月後に思い出したように戻ってきて、また数日でやめてしまう・・・ そんな付き合い方をずっと続けていた。 そもそも私は、途中で離れたものに戻るのがあまり得意じゃない。 読みかけの本はそのまま積まれて、久しぶりに開いても、もう内容はほとんど覚えていない。 ゲームも同じで、間が空くと続きからはできず、結局また最初から始めて、そして、やっぱり途中でやめてしまう。 それでも『グノーシア』は、少し違っていた。 少し遊んでは満足して、放置する。 それなのに、不思議と「積みゲー」にはならなかった。 何度離れても、また戻ってきてしまう。 理由はよくわからないけれど、そういうゲームは、私にとってかなり珍しい。 気づけば二年近く、「付き合っては別れる」みたいな距離感のまま、このゲームと過ごしてきて、そして、ようやくクリアした。 もう起動することは、たぶん、ない・・・ あれほど、離れては戻るを繰り返してきたのに、エンディングを見終えたあと、もう一度起動しようとは思わなかった。 それは冷めたからでも、満足しきったからでもない。 遊び終えた、というより、理解してしまった、という感じに近い。 そう思わせるところまで含めて、今でも印象に残っている。
SILENT HILL fのGOTY画像
Game of the Year 2025
トム さん
SILENT HILL f
20年ぶりのコナミ開発のサイレントヒル! 最初に公開された段階では和製のサイレントヒル。 日本を舞台にした外伝的な作品かと思い心配をしていましたが、しっかりとサイレントヒルしてました。 今回はビギナー向けにも参入の障壁を下げるためという工夫がいろいろと見えました。 演じていた俳優さんが実際にゲームを実況プレイする流れも斬新ですね😹 これを機会にぜひサイレントヒル2を、そして来年公開予定の映画も楽しみにしてます!

ゲームと出会う

みんなのGOTYからイチオシゲームをご紹介!

Project_Y: Working Titleのゲーム画像
Project_Y: Working Title
使っているメディアの特性を使って呪ってく
本作は、「聴いたら呪われる怪談」にまつわるホラーゲームだ。
このゲームがホラーとしてとても優れているのは「使っているメディアの特性を使って、端末ごと呪ってくる」
ホラーがお好きな方は、ぜひともやってみたら良いと思う。
ジョン@営農とサブカル のGOTYから
Stranded: Alien Dawnのゲーム画像
Stranded: Alien Dawn
没頭できるシミュレーションの魅力
プレイ感覚は、シナリオ形式のボードゲームに近い。
少しずつ増えていく素材の数字と拠点の設備が、ゆっくりと充足感に変わっていく。
「なんとかしてこの人たちを全員無事に脱出させたい!」と、いつの間にか強く思いながらプレイしていた。
agari(アグアリ) のGOTYから
ポケモンスリープのゲーム画像
ポケモンスリープ
毎日の睡眠が楽しみになるゲームです
このゲームでやることはたった3つです
ポケモンたちはプレイヤーをおてつだいしてくれます
私はこのアプリと出会って毎日の睡眠が楽しみになりました
ムナチャン のGOTYから
Bomb Rush Cyberfunkのゲーム画像
Bomb Rush Cyberfunk
『ジェットセットラジオ』の雰囲気が再現さ
トゥーンレンダリング調のグラフィック、独特なキャラクターデザイン、ストリートカルチャーへの愛など『ジ
操作感やアニメーションは『ジェットセットラジオ』シリーズに忠実ではあるが、現代の操作感にチューンアッ
『Bomb Rush Cyberfunk』は、『ジェットセットラジオ』シリーズのファンや、ストリート
bAnjo のGOTYから
Limbus Companyのゲーム画像
Limbus Company
狂気の世界で戦う運と精神のRPG
このゲーム、ソーシャルゲームとしてはかなり変わったゲーム性をしているのが特徴となります。
精神が高ければコイントスに勝ちやすくどんどん有利に、逆に低ければどんどん追い込まれていくゲーム性とな
まるでTRPGのイベントのようなこの選択肢では選択によっては囚人の能力を用いたスキルチェックなどもあ
Shadowm_@ゲームを作っている物体 のGOTYから
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投稿いただいたみんなのGOTYから、毎回気になるレビューをひとつピックアップして話すポッドキャスト番組を始めました。
毎月第1・第3木曜日0時配信。