みんなのGOTY・レビュー

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Game of the Year 2024
ラム(八朔八郎太) さん
SIGNALIS
【弐瓶勉風近未来サイバーパンクmeetsバイオハザードwithクトゥルフ神話】 プレイヤーはレプリカ(量産型のアンドロイド)のエルスターとなって、未知の感染症によって荒廃した施設シェルピンスキーを探索し、捜し人であるゲシュタルト(人間)のアリーナ・ソウの行方を追う。 シェルピンスキーでは感染症によって死から蘇ったレプリカが徘徊しており、パズルや鍵付き扉といった仕掛けで行く道が塞がれている。 プレイヤーは銃器、治療キットといったアイテムを駆使しながらこれらの障害を排除あるいは回避し、ゲームを進めていく。(wiki引用) 見下ろし型の3Dとも2Dドットとも言えないけれどどこか懐かしいグラフィックデザイン。 バイオハザードを踏襲したアイテム所持制限や弾薬数制限により常に焦燥と恐怖が混在するホラー要素。 物語は謎に包まれ、時折現れるメッセージにはこの世に存在しない筈の奇書の引用が散りばめられる。 不可解が不可解を呼び、物語が先へ進めば進むほどその難解さは増していく。 フレーバーテキストと割り切れば意味を理解する事なく、謎を謎のままクリア出来てしまう物語ではあるが、ひとたび物語を理解しようと足を踏み込めばその深さにゾッとする作りになっているのがこの作品SIGNALISだ。 考察含めどっぷりハマらせて頂いた傑作アクションホラーADV。 毎日画面のスクリーンショットからこの文章ってなんの文章だ?アンブローズ・ピアスのカルコサの住人か、とかラブクラフトのネクロノミコンの引用か、とか。 ヨハネの黙示録とか、ロバートWチャンバースの黄衣の王とか。 わからなければネットで探す、見つける、買って読む。 進むにつれてどんどん読む本が増えていく。 そして様々な本を読み進めれば進めるほど物語を深く理解できている気がして。 より深く探れる様に、より深く潜れるように、新たに得た知識を酸素に深海に潜って宝を探す様な、それは新しいゲーム体験だった。 ゲームの進め方(敵を何体殺したか?銃を何発撃ったか?扉を何枚開けたか?何分そこに留まったか?など、プレイスタイル)によってエンディングが変わるというのも、条件を聞くまで全くわからず聞いてから大分困惑したが。 知りたいよぉ、わかりたいよぉ、これなんなんだよぉという言葉がプレイしながら、メモを取りながら何度口をついた事か。 見た事実と調べた事実だけをゲーム後に紙に書き出していく。 物語を想像する。 この時間が自分がゲームをしてる理由なのかな、と感じさせてくれる。 このゲームの持つ魅力は沢山あるけれど、語られきらない謎と想像の余地を残したストーリーライン、登場人物の関係性、時間軸。 その全てを読み解きたいと願うプレイヤーの知的好奇心と想像力が、作者の意図しない新しい物語を生むのではないか、という期待感。 それがこのゲームの強みで、他を寄せ付けない魅力になっている様に思う。 この作品は日本からは本当に少ないが、海外から多くのファンアートが流れてくる。 その多くがそれぞれが考えたオリジナルレプリカの新しい物語だ。 こうやってプレイヤーが作者の想像を超えていく。 そういう余地を本当に素晴らしく思う。 ラブクラフトが作ったクトゥルフ神話をロバートEハワードら多くの作家が様々な新しい物語で肉付けした様に、多くの想像力がSIGNALISの新しい物語を今産み続けている。 自分もこの物語の全てに納得したいと感じたプレイヤーの1人としてこの謎に満ちた世界を楽しませて頂いた事に深く感謝申し上げたい。
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Game of the Year 2024
Shadowm_@ゲームを作っている物体 さん
Vertigo2
一人のクリエイターが執念で作り上げた 超 絶 極 大 規 模のVR専用SFアドベンチャーシューティング SFな異世界に飛ばされてしまった主人公となり、 様々な場所、敵、武器を巡り、元の世界を目指すゲームです このゲーム特に凄いのは、とにかく、 もうとにっっっかくシチュエーションが多いということ 研究施設から始まり、ロボット製造所を抜け地下発電所に かと思えば地下鉄、自然あふれる巨大な森、 カルト教団vs共産主義のロボット戦争に巻き込まれたりと… とにかく先の読めない展開がどんどん繰り広げられます (あれ…?これあのゲームのネタなんじゃね…?)みたいな小ネタまでも満載です。 また、そんな冒険を共にする、武器の種類とその手触り感も最高で ポンプアクションショットガンはちゃんとカシャッコンッ!と手を動かす必要があり、 マシンガンは古いマガジンを外し、新しいマガジンを差し込むなどの動作が必要、 銃に限らず剣から弓、更には"指"から弾を発射したり様々な銃が存在し、 武器の扱い方もよく、マガジンを投げて銃で拾ってリロードのような魅せプレイも可能です。 こういった細かい作り込みがロールプレイにも一役買ってくれます VRゲームの難点というと、短い、または似たシチュエーションが続いてマンネリ化する…というものが多いのですが このゲームは真逆で、AAAタイトルにも並ぶ莫大ボリュームを持ち、さらには隠された武器や小ネタなどのイースターエッグも恐ろしい数存在し、 1周だけではとても味わえきれないボリュームな上… さらにはプレイアブルキャラを変えてゲーム性を変更するという"味変"まで可能という隙のなさ そして何よりも恐ろしいのが、このVertigo2、 声優など一部は違うのですが 企画からプログラミング、モデリングに至るまで一人で作り上げてしまったという狂気の産物 未だに我が目を疑っております 別件でこのゲームの紹介動画を作っておりましたのでこちらに添付させていただきます。よかったら… https://youtu.be/gAkBESa3E7E?si=_k44zyvBsQI-OsLN
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Game of the Year 2024
パグもち㌠♊ さん
ELIN
平成にネサフしていた人間なら知らない人はいない、あのElonaの正統続編。 シレン風の見下ろしRPGなのに何でもできる自由度は変わらず、とっつきやすさが格段に向上していた。 対人ゲームにどっぷり使っていた日々から一転、幼少期に一人でじっくりソロゲーをやり込んだあの頃に戻った気分でプレイ。 まだアーリーアクセスなので、将来メインストーリーがどのように展開していくか楽しみ。
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Game of the Year 2024
マー君四郎時貞 さん
Rise of the Ronin
ー横浜、江戸、京都の三都市を巡る四季折々の幕末ー 最初のボスがペリー提督だった時点で私の中で神ゲーが確定しました。 桜田門外ノ変、池田屋襲撃事件、薩長同盟、大政奉還、鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争etc・・・全部やらせてくれます! 井伊直弼?あなたが暗殺してください。 西郷どん?あなたがボコッて薩長同盟結んでください。 幕末の時代に全部立ち合わせてくれます。 ゲーム内では何年も経過しますが季節の移ろいもあり日本ならではの四季も堪能できます。 満開の桜、蝉の声、紅葉と銀杏、山の雪化粧・・・ プレイし終わった4月末の時点で私の中で1年が経っておりました・・・激動の中に美しさも併せ持つ今年最高の1本です。
東京サイコデミック 〜公安調査庁特別事象科学情報分析室 特殊捜査事件簿〜のGOTY画像
Game of the Year 2024
しゅういちろ@ 味噌とんトロ定食 さん
東京サイコデミック 〜公安調査庁特別事象科学情報分析室 特殊捜査事件簿〜
科学とSFを融合させたアドベンチャー 探偵パートでは、ビデオ映像を拡大して分析して情報を集めたり、音声情報を周波数毎に分解して情報を抽出することができ、捜査をしている没入感がすごかった。 推理パートでは、自分が集めた情報がバチっとはまった時の爽快感がすごかったです! 捜査に協力してくれる仲間も魅力的で、この問題は誰に聞こう、というのがすぐ思いつく個性的な仲間達でした。 ストーリーも現実とSFを融合させて、リアリティのある内容で、クリア後もその後どうなるかが気になってしかたありません。 続編待ってます!
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Game of the Year 2024
オレンジ色のイルカ号 さん
エースコンバット7 スカイズ・アンノウン
皆さんは、最近、空を見上げていますか? 遠くに見える空を見るのではなく、顔を上に向けて見上げるのです。 普段、何気なく見えている空ですが、ちょっと立ち止まって見上げる空は、近くに感じていたのに、航空機に乗らない限り、絶対にたどり着けない場所であると改めて感じませんか? そんな、普段、行くことのできない場所を、思いのままに飛び回れることができるのです。この作品は。 シリーズを重ねてきた今作では、空の表現がさらに強化され、雲が刻々と変化していたり、雲の突入をすると画面に水滴がついたり、機体が濡れてツヤが増したり、落雷近くを飛行すれば、ディスプレイ表示が乱れたりもします。 私は、モニターの中に、革新的な空の表現がなされていると感じました。 この作品のゲームジャンルは、フライトシューシングと呼称されています。 フライト部分は、前述のとおり美しく、壮大な空を自由に、そして、気持ちよく自由に飛行することを楽しみます。 もちろん、シューティング部分についても、手に汗を握る空戦を堪能することが可能です。 登場する航空機は、架空の航空機のほか、実在の航空機が多く収録されています。 これらは、遊んでいく中で、徐々に増えていくことになりますが、いずれも、その機体は、とてもリアルに作りこまれています。 それもそのはず、クレジットには、有名な航空機メーカーの許諾を得ているため、そのロゴが表示されていました。 これらほぼ完全に表現された航空機に搭乗し、敵航空機の後ろを取るべくドッグファイトに明け暮れることができるのです。 シューティングゲームといえば、ストーリーに関しては、あっさり目が多いイメージをお持ちの方も多いかと思います。 なんと、この作品は、そのイメージも払しょくしてくれます。 ステージの合間に挿入される美麗なムービーシーンだけでなく、ステージ開始前に開催されるブリーフィングの会話やドッグファイトの最中に交わされる仲間同士の通信が、空白を保管してくれてストーリーに深みを与えてくれています。 また、作品に流れているミュージックがとてもいいんです。 シーンに合っているというのはもちろんなのですが、プレイヤーの感情を高ぶらせたり不安にさせたり、それらは映像とともにプレイヤーにガツンと響いてくるんです。 一人で遊ぶキャンペーンモードもいいのですが、オンラインで遊ぶマルチプレイモードも短時間で遊べるので、非常にお手軽に対戦プレイが楽しめます。 そのほか、ステージを思う存分飛行することが可能です! 武装していない航空機に搭乗して、ステージの隅々まで、気になる場所をとことん接近してみることができます。 ステージそのものがとても作りこまれているので、こういった遊びも楽しいのです。 ミリタリー好きな私としては、この作品に『Your GOTY 2024』を授与したいと思います。 引き続き、空を飛び回ってきます。それでは。
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Game of the Year 2024
kamekiti さん
ライブ・ア・ヒーロー!
皆さん!思い出してください!! 芯を持つギャル、お花屋のお兄さん、SD寄り等身キャラに、心をときめかせた日々を!!!!!! 見た目とは裏腹に、激重過去を持ったキャラ達を! それらのキャラクター達が、単発じゃなくて、メイン張ってる、素敵な話を見たいと思いませんか! ギャグや単発で終わらない、シリアスで極太なストーリーを、見たいと思いませんか!! 今年で4周年!!実績はお墨付きです!!!! ---- (げほんげほん、失礼しました) このゲームアプリは、本当の意味で、キャラクターを大事にしてくれます。 SD寄り等身とか、ギャルとかの濃いキャラは、よくある、チュートリアル要因ではありません。 少なくとも、イベントシナリオの主役やってます。 また、柱となるシナリオも素晴らしく、全く先が読めません。 想像も出来ないほどの、切なくも暖かいストーリーは、笑いと衝撃、大人なご褒美を用意してくれます。 SD寄り等身キャラが、深い過去を抱えたまま、ボロボロに戦う。 夜のお仕事してそうなキャラが、●●に■■する。 バナナ食べてるキャラが、実は●●■●●で、●▲■■にブチギレてるけど、ツンデレを隠しきれていない。 少し懐かしくて切ない。 でも、読む側に元気と、自由な続きを考えさせてくれる、心地よい満足感。 素敵な物語が、たくさん収録されています。 ---- 「今年の」GOTYに選んだ理由は、物語に加えて、「今年実装」のキャラクター達が、非常に個性的だった事です。 去年よりも、更にパワーアップ! まさか令和になって、見た目は大人ロボ、中身は子供とかいう、懐かしすぎるキャラに会えるとは……。
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Game of the Year 2024
齋藤 さん
ファイナルファンタジーXIV
ことりのリンクシェル通信を聞いて、こちらにお邪魔しています。 https://x.com/kotori14141414 プレイの状況 私も、もちろん最初はフリートライアルから入りましたが、やってみて分かることは「完成度の高さ」です。例えば、沢山ジョブがあるのですが、どのジョブでも特長を出しつつ「このジョブは弱すぎる」の様な差別がないのです。というか、パッチで毎回状況を見ながら微妙に調整がかかるのです。そう、「小さな世界の完成度」ではなく、「永遠にお世話を続ける場」なのですね。開発側も定期的にパッチの説明をし、どうしてそういう修正をかけるかを納得させてくれます。 私は2022年の夏にトライアルを始め、2023年初めに課金をし、この夏でプレイ歴三年になります(一日平均1Hぐらい)。本稿作成段階でプレイ時間は 1000 時間を超えていますが、まだまだ駆け出しです。先輩方は、プレイ時間 600日を超えている人もいます… まだ10年しかサービスしていないので、一日平均4Hですね… 社会の縮図 「自分と完成品のゲーム」ではなく、「自分と、開発チームと、他のプレーヤー」となるのが、MMORPG の特長です。これはもうまさに社会の縮図。海外プレーヤーとはチャットも難しいし、遊び方を知らない子供はいるし、大人でも困ったちゃんはいる。 それに、運営側もなかなか調整できない?ことの一つに、ロール比率があります。パーティを組んで戦う際は、3つの仕事があります。タンク(盾)、アタッカー(剣)、ヒーラー(薬)がセットになっています。タンクが敵の攻撃を受けているうちに、アタッカーが攻撃し、死にそうになったらヒーラーが回復してくれるという仕組みですね。アタッカー>>ヒーラー>タンクの順で人気があり、いつもタンクが足りない感じです。 これって、結構実社会でもある話。あれこれ調整し、行きたいところを決めるリーダー=タンクと、バリバリ開発を進めるメンバ=アタッカー、勤怠とかスケジュールの調整をする面倒見の良いサポーター=ヒーラーって感じ。 私は主にタンクでFF14の旅をしていますが、アタッカーやヒーラーに切り替えてプレイすることもあり、違う角度でパーティ=チームを見ることもできます。これが意外と楽しく、実世界での参考にもなります。要は自由な時間に活動できる、副業を得たような感じです。 もちろん、FF14 の開発チームは、個人事業者的な「ゲームでまで人と関わりたくない」というニーズにも対応しており、ほぼ一人で進めることもできます。実社会でも、そういう仕事の人もいますよね。この辺も、良く出来てます。 「お勉強ゲーム」 FF14 の特長として、良く言う言葉に「お勉強ゲーム」というのがあります。広いワールドに沢山の場所と敵とNPCや、果ては鉱石/植物/魚まで、様々なアイテムが存在します。しかも、時刻や天気によってつれない魚とか、取れない鉱石/植物もあります。 これらをスムーズに進めるのに必要なのは、「お勉強」となります。攻略サイトをググって探し、先人にあれこれ教えてもらうのが基本となります。ゲーム内にほぼヒントが無かったりしますので、これらは「ズル」というより「必須の勉強」となってます。 アクション RPG なので、ある程度技量も必要ですが、それはやっていれば慣れますし、難易度も選べます。大事なのは「お勉強」が好きかどうか?の方ですね。下調べが嫌いな人には、ちょっと辛いゲームかも。 まとめ FF14 のパッケージそのものは数千円ですが、夏休みや GW 前にセールがありますので、それで買うのが良いでしょう。トライアルを卒業すると、毎月の定額料金がいりますが、1,500円ぐらいです(私は「月謝」と呼んでいます)。習い事と考えれば、かなりお手頃ではないでしょうか。 まあ、まずはトライアルを始めてみるのが先ですね。そこそこの PC をお持ちの方なら、インストールするだけ。PS4,5 でもトライアルが可能なようです。もちろん、PC の場合ゲームが快適に出来る性能は必要で、ビデオカードと呼ばれる追加部品はいるかも知れませんが… 「大人の趣味」として、悪くないと思いますし、実際プレイヤーの年齢も割と高め。社会人プレーヤーのほうが多いのかも。30代が4.5割、40代が2割、20代が3割弱、男女比ほぼ半々という情報もあります。皆さん、初心者にはとても優しくしてくれますんで、ご安心を。 以下のブログから、編集投稿しましたー https://note.com/makoto0119/n/n9079a907b700
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Game of the Year 2024
ぱんたん@笹黒白 さん
ユニコーンオーバーロード
暫し私の戯言に付き合ってほしい ユニコーンオーバーロード 王道ストーリー・・・。 美麗な映像・・・。 ヴァニラ飯・・・。 世に溢れる賛辞 これだけでも間違いなく今年を代表するゲームソフトの一本であるのは間違いない ゲームの実績を確認できるハードで遊んだプレイヤーの多くがプラチナトロフィーに到達しているのも ユニコーンオーバーロードを隅々まで楽しまれている事の裏付けだろう ところで ユニコーンオーバーロードを起動し タイトル画面のLibraryからArchiveに進んでもらえるだろうか? そこで421/436を確認して頂きたい 「421」を明らかにされている方は如何程か? ここからが戯言の本番だ 「421」の謎を解けていない方はユニコーンオーバーロードの真相に辿り着けていない 暴言を承知で敢えて言わせてもらえば プラチナトロフィーは道半ばなのである ユニコーンオーバーロードの陽の面のみを味わい楽しんだのであろう 勿体ない事この上ない シミュレーションRPGというややハードルの高いゲームをストレスなく遊べる工夫 魅力的なキャラクター達を際立たせるグラフィックと個々のストーリー ヴァニラ飯 ヴァニラウェアファンにはこれだけでも堪らないゲームであり 陽の面だけを楽しんだとしてもこのゲームが素晴らしいことは間違いない だがしかし ヴァニラウェアファンなら知っているはずだ ヴァニラウェア作品のストーリーが一筋縄で行くはずがない事を・・・。 物語の核心に触れてしまうため詳しい事は伏せざるを得ないが 「421」の真相に近づくためには自分自身の意思によって行動を起こさねばならない 真相に触れるためには相応の努力と時間を要すだろう その結果をどう受け止めるかはプレイヤー次第としか今は言えない・・・。 「421」の真相を知った時 私は膝から崩れ落ちた 闇を味わい闇に染まった しかしそれを望んだのは自分のほんの少しの探求心からだった 自分の選択を呪った・・・。 I walk slowly, but I never walk backward. 私の歩みは遅いが、歩んだ道を引き返すことはない エイブラハム・リンカーンの名言だ 自らが選んだ道を一歩づつ確実に進む 物語は紆余曲折を経て終末に向かっていくが 選んだ道の王太子一行はその世界線でのみ生きていくのである このゲームでは王太子アレインの行動によりゲーム内の終末の迎え方が変化する 違う世界線の出来事はプレイヤーである自分のみが知る事である アレインはプレイヤーである己なのか否か 遊び方は千差万別あれど主人公への感情移入度が高ければ高い程 どの終末にも心が動かされるだろう 私は全ての終末を体験し「421」の真相を知った 其々の世界線のアレインの感情は如何許りであっただろうか 愉快な仲間達との楽しい旅程であったのか 二度と味わいたくない程の苦難の道であったのか その上で私は確固たる誓いを立て もう一度ユニコーンオーバーロードとなったのである アレイン達に幸せになって欲しかったから・・・。 この物語には光と闇がある しかし光が正義であり闇が悪なのか? ヴァニラウェアの紡ぐ物語はそんな単純明快な物ではないのである 陰陽が織りなす複雑な絡みが己の善悪二元論に警鐘をならした 十三機兵防衛圏プロローグをお持ちの方は特典映像を確認して頂きたい ユニコーンオーバーロードは10年かけて作られた ヴァニラウェア魂の一作である事が知れるだろう 毎回魂が込められすぎて些か心配になるのだが 極上のヴァニラ飯を味わい尽くすのがファンとしてのあるべき姿と個人的に思っている もはやこれは愛である 私はユニコーンオーバーロードに向けてGOTYを閉ざすドアは持っていない
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Game of the Year 2024
つきいち さん
It Takes Two
ぼくは最近結婚した。 妻は情に深く素晴らしい方なのだが、 結婚するにあたり1つ心配事があった。 それは 「結婚したら自分の時間が無くなる問題」 である。 休みの日を映画ゲーム書籍等のコンテンツ摂取に捧げていた僕にとって、 それが出来なくなる事は死に等しい。 だからと言って、せっかく2人で住んでいるのに「今日はこの映画!」「今日はこのゲーム!」と1人で部屋に篭ってるのがよろしくないのは考えずとも分かる。 というかまぁ、普通に 結婚したからには妻との時間も楽しみたい。 相反する欲求を抱えた葛藤の末出た結論は、 妻をこっち側に引きずり込んでしまおう! というものだった。 「面白いゲームを紹介して妻をゲーマーにしちゃうぞ計画」の始まりである。 (声高々に発表した時、妻は何言ってんだこいつという顔をしていた) 妻にゲーム歴を聞いてみたところ 妻はこれまでの生涯ゲームというものに全く触れたことが無かったらしい。 試しにマリオを触ってもらったところ 「Aでジャンプだよ」と言われてボタンを探している間に、クリボーがゆっくりとマリオを轢いていった。 その時自分は、 妻に楽しんでもらうためには難しいゲームはご法度、と考えた。 難しくて進めなかったら、そりゃ楽しくないに決まってる。 そう思って、いわゆる初心者(子供)向けのゲームをいくつか探してきて見せてみたところ、 「これなら出来そう」という意見と同時に、 「でも、2人で楽しむのだから、あなたがそこまで興味も無い簡単なゲームを無理して一緒にするのは違うのでは?」とも言われた。 うーん確かに。 でも、ゲーム歴がそこそこ長い自分と、全くの初心者の妻が 同じレベルでやれるゲームなんてあるのか……? 悩みながらYoutubeでゲーム紹介を見ていたところに流れてきたのがこの「It takes two」というゲームだった。 コミカルなキャラクタ、 次々と移り変わる華やかなゲーム画面。 それらが妻の琴線に触れたようで、 「これはやってみたいかも」 と、初めて妻から能動的な返事を貰えた。 自分は実は既にこのゲームを知っていて、面白そうだなとも思っていたのだが、あえて妻に提案はしていなかった。 理由は、初心者には難しそうだったから。 「夫婦でプレイ!みたいな空気出してるけど普通に難しい」 「熟練度に差がある2人だと微妙かも」 という意見も散見されていたので、 初めから選択肢から外していた。 でも初めて妻の方から提案してくれたし、 まぁやってみて無理なら止めたらいいか……と思い、結局購入。 プレイしてみたら、やっぱり難易度が高かった。 そりゃあ、普通に普段ゲームしてる人からすればなんて事ないかもしれないけど、 動く床を飛び移るとか、 カメラ動かしながら戦闘とかみたいなのが 普通にガンガン出てくる。 プレイヤーの片方が不慣れなケースも多いことは予測出来ただろうに、何を普通に歯ごたえあるゲーム作ってんねん、と思った。 案の定、妻の操作するキャラクタはひたすら崖に向かって走り、転落死を繰り返していた。 レビューは本当だったなぁと思って、きっとうんざりしているであろう妻の方を見ると…… 自分の予想に反して、妻はとっても楽しんでいた。 ただ走って崖から落ちているだけなのに 「もう1回」「もう1回」と、コントローラーを握る手を離さなかった。 コーヒーを淹れながら妻の転落死を眺めること15分、 恐らく30回ほどのリトライ(小休止あり)の末、ついに向こう岸にたどり着いていた。 やった!!!と喜ぶ妻を見て、 自分はゲームの根幹の面白さを思い出した。 自分が初めてコントローラーを握った時。 泣きながら電源を切ってそれでも戻ってきた時。 その原動力は「難しくなかったから」だっただろうか? そんな訳が無い。 「ゲームが面白かったから」だ。 ボスを倒したかったから かっこいいアイテムが欲しかったから 世界が平和になるのを見たかったから 自分は勝てない相手に挑み、 難しいパズルに悩んだのだ。 妻に紹介すべきゲームは、 簡単なゲームじゃなくて、面白いゲームだったのだ。 結局妻と自分は、何かに引っかかってはトライアンドエラーを繰り返し、たまに諦めておやつタイムを挟みながら 恐らく通常の三倍ほどの時間をかけてクリアした。 ただただ楽しかった。 10分後には変わるゲーム性、 その一つ一つの完成度。 美しい景色とコミカルなキャラクタ、 2人専用と謳うに相応しい協力性。 そして特に大きかったのは、 リスポーンの速さと潔さ! 何をやらかしてもフワッと消えてちょっと戻るだけの仕様は、 「なにくそもう1回」を容易にしていた。 製作者はこの2人プレイ専用ゲームを作る時 「簡単なゲーム」ではなく「チャレンジしたくなるゲーム」を目指したのだろうか。 トライアンドエラーというゲームの根幹的な面白さを2人で共有させてくれる、これは 「2人プレイ専用の、“面白い”ゲーム」なのだ。 -- このゲームをプレイして以来、僕たちは夕飯後にコーヒーを飲みながら色んなゲームをするようになった。 「面白いゲームを紹介して妻をゲーマーにしちゃうぞ計画」は大成功である。 1人のゲーマーと楽しい夜を生み出してくれたこのゲームが、今年の私のYour GOTYだ。