みんなのGOTY

Game of the Year 2024
クック さん
FALLOUT 76
選考基準は去年と同じく今年1年で一番遊んだゲーム。 2023と同じじゃねーかw 2年連続GOTY受賞です。おめでとう! デイリー・ウィークリークエストやシーズン毎の目標があるので 毎週5時間、年間で250時間くらいずっと遊び続けてきた今作。 この調子だとサービスが続く限りずっとFALLOUT76が私のGOTY受賞しそう。 振り返った時にエモいように今年の主なアップデートを羅列しておこう。 たぶん今年のアップデートは49~56。思い出の変更点をいくつかチョイス。 ・遠征のアトランティックシティに第3の目的地:市役所が追加。  あんまり人気ないので導入時に何度か行ったっきり。  と思ったらデイリーオプスの会場に追加されてマップがうろ覚えでつらいw ・クリメーターが強すぎたのでナーフ  2023年末ごろに追加された新武器:クリメーター(不具合版)。  延焼スリップダメージのはずが即時ダメージ化してめっちゃ強かった。  ちゃんとスリップダメージになってナーフされたけど、強いのでヨシっ! ・待望の新エリア スカイラインバレーの開始  発売されて4年でやっと新規エリアを拡張  これまでは既存の空き地に新ダンジョンや新ロケーションを追加という  拡張だったけど、遂に踏み込めなかったエリアに行けるように。  FALLOUTならではの初めて踏み込むエリアの楽しさを存分に味わえる  内容で満足。 ・マイルポストゼロの開始  新エリア:スカイラインバレーの環状道路で荷運びを手伝うクエスト。  いつも通りバグが多くて文句言いながら遊んでた。  新コンテンツなので当然不具合が多く、アップデートの度に  新しい不具合が生まれるのでついつい遊んでしまう。 ・レジェンダリーモジュールの導入  これまではランダムで付与されるだけだったレジェンダリー効果が、  レジェンダリーモジュールとしてアイテム化されて、意図的に  付与できるように。  ランダムに付与される3つの効果全てを欲しい内容になるまで厳選するのは  100個作っても手に入らないのが当たり前で本当に心が折れましたが、  このアップデートで骨が折れる程度に。  というのはモジュールの入手方法がそれなりに渋い。  レジェンダリー効果の付いた武具を解体するとその効果のレジェンダリーが  10%でモジュール化。5%でモジュールの設計図化(もっと低い?)。  まぁ入手できない。  運よくモジュールを入手しても消耗品なので大事に取っておきたいし、  そもそも解体するレジェンダリー効果が付いた武具の入手機会少ない。  さらに激運で設計図を取得できてもモジュールを作るときの素材が  大量には作りづらかったり。いいバランス! ・ベストビルドの実装  渾身のキャンプのお披露目チャンス!  FALLOUT76といえば個性豊かなキャンプの数々。  なにも説明はないけど雰囲気で伝わるテーマ性やストーリ性が楽しい。  あの手この手でアイデアを出し尽くした素敵キャンプをウロウロするだけで  スクリーンショットが溢れますw ・★4レジェンダリーの追加  12月のアップデートでレジェンダリーモジュールに★4のカテゴリが追加。  十分強かったプレイヤーが更に強力に。もう敵はベゼスタだけか(全敗)。 ・新コンテンツ:レイド の追加  同じく12月のアップデートで複数プレイヤーでの攻略必須のレイドが追加。  全5ステージのギミックにあふれた高難度コンテンツ。  どのステージもユニークで初見には難しいけど攻略法を見出していく  楽しさがある。  報酬も新武器や★4レジェンダリーだったり頑張りに応えるバランス。  楽しい。 ・文字化け不具合の解消  PS5版だけ発生する謎の不具合だった文字化けして画面処理が  重くなる不具合があって、発生するとかなりストレスだったけど、  いつの間にか解消。おそらくPS5自体のシステムアップデートで  治った様子。そんなこともあるんだね。 来年の目玉は3月ごろに実装予定のプレイヤーのグール化かな。 これまでプレイヤーは人間という前提だったけど、世界に蔓延しているグール化の病にプレイヤーが感染することに・・・。 ゲームバランスがまたガラっと変わりそうで3年連続受賞も夢じゃないw 今年でサービス開始から5年目。もっと安定化することを祈ってます!
Game of the Year 2023
ルエド さん
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
最高峰のオープンワールドゲームといっていいゲーム。 逆に何ができないの?ってくらいの自由度の高さと、メインストーリーがおまけになるくらいの探索要素と寄り道の数々。自由過ぎて何していいかわからなくなる人もいるだろうけど、それも納得できる。でもそれを楽しめたらこれ1本で1年遊べる内容。 いろんな能力を駆使してギミックを解いていく過程も、自分も半分くらいは正攻法じゃなかった気がする。「絶対このやり方じゃねえw」って思いながらやれてめちゃくちゃ楽しかった。 おまけといいつつ、メインストーリーもしっかり楽しめました。
Game of the Year 2023
TEKUTO さん
Street Fighter 6
 これほど、自分の生活サイクルすら変えてしまうゲームって、本当に久しぶりでした。  格闘ゲームは昔から好きで、弱いなりにプレイ経験だけはありました。  しかし、年齢的にも、生活環境的にも、もう、寝る間を惜しんで格闘ゲームを、いやゲーム全般をすることはないだろうなって思ってました。勿論ゲームは大好きですが。  今年6月、スト6 が発売されるというニュースを知り、新作なら久しぶりにストリートファイターをやってみるのも良いかなと思ったのでした。  オンラインゲームの途中参加の敷居の高さや、格闘ゲームの戦術が確立してる状況で、何もわからずに始めるしんどさはわかっていたので。  体験版をプレイして、ワールドツアーモードが面白くて購入を決めたのですが、やっぱり格闘ゲームでは対戦をしてみたくなるもので、早速ランクマッチに挑戦してみました。  グラフィックの美麗さ、技や演出のかっこよさは流石で、特にスーパーアーツ(超必殺技)で逆転勝利した時は、格闘ゲームを始めた頃以来の爽快感と興奮で、脳内で変な分泌液がドバドバ出るのを感じましたね。  対戦環境は、とても素晴らしく、すぐにマッチングして対戦が始まり、終わればすぐに次の対戦、とストレスなく連戦が続きます。1試合が短時間でサクっと終わるのと相まって、勝っても負けても「さぁ、次、次!」と連戦を重ね、朝から晩まで対戦を続け、初日だけで150試合もしていました。  それから約半年。出勤前にランクマッチ、通勤中はYouTubeでスト6講座の番組で情報を得、帰ったら帰ったでランクマッチやワールドツアーを遊んだりと、ほぼスト6 漬けの毎日となりました。  スト6 のすごいところは、格闘ゲームとしての完成度の高さも当然のこと、それ以外のゲームシステムがびっくりするくらい良くできていることです。  1人プレイ用のワールドツアーは、それだけでも充分遊べるボリュームのオープンワールドのアクションゲームです。対人プレイに苦手さを感じている人でも、このモードは楽しめるので、ここからストリートファイター、格闘ゲームの面白さを感じることができることでしょう。  バトルハブ。はオンライン上のゲームセンターといったモードで、ワールドツアーのアバターでアクセスします。  沢山のスト6 の筐体が並び、そこに座って対戦したり、それを観戦したり出来、この感覚は正に懐かしいゲームセンターです。  沢山のアバターが筐体を囲んでいるのを見たりすると、他にも多くのプレイヤーがこのゲームを遊んでいるんだなと、ただアクセス数何人と表示されるよりも直感的に感じることができます。  それとこのゲーム、対戦中の実況が対戦をとても盛り上げてくれるのです。これを体験するためにスト6 をプレイして欲しいくらいです。  自分のゲームプレイを実況してもらえるなんてこと、プロゲーマーでもない限り、まぁないですよね。それを擬似体験できるんです。その実況の的確さは、「1P側ドライブゲージが尽きかけているぞ!」という実況に、自分がゲージを使い過ぎてることに気付くほどです。 とにかく、まあこんなにハマった格闘ゲームは久しぶりで、これからも楽しみです!
Game of the Year 2023
オタコン@個人でゲーム開発してます さん
Lies of P(Pの嘘)
「ピノキオが主役のソウルライクゲームってなんだ!?」というのが一報を聞いたときの感想でした 幼少の頃から見ていたアニメ映画のピノキオはそんな世界からかけ離れていたからです ですが、ピノキオのビジュアル、スチームパンクの世界感、アクションの爽快性など魅力的な要素が多くあり、実際にプレイしてみるとそのどれもがマッチしており素晴らしいゲーム体験をさせてくれる作品でした! 一見シンプルそうに見えますが実はゲームとしての要素も多く、左腕のギミック選択や、武器のカスタマイズ(ブレード部分と柄の部分を取り換えることができ、大きなブレードも小さな柄にするとぶんぶん振り回せるようになるなど)、武器の摩耗を左ひじの関節部で回復するなどオリジナル要素もふんだんにあります 特に好きなのが、ピノキオらしい要素としてNPCとの会話の中で嘘をつくかどうかの選択です 制限時間内に優しさで嘘をつくか無慈悲に真実を告げるかの選択を迫られる場面では、相手の気持ちを考えるという事を改めて求められました ストーリーや世界観はゲームオリジナルのものとなってますが、ゼペットさんやジミニーなどの有名なキャラクターがこの世界ならではの姿で出会えるのでとても新鮮な気持ちで遊ぶこともできました ボスキャラに関してもとてもユニークで特に黒兎兄弟などは敵ながらに好きになれる感じもあり、この辺りも魅力の一つかと思います DLCや次回作の話もあるようなので、これからもこのシリーズを楽しんでいきたいと思える最高の作品でした!
Game of the Year 2023
でご さん
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
発売後最初の週末は、誇張ではなく「ご飯、風呂、睡眠」以外の時間はハイラルの大地を、空を、地底を走り回っていた。それでも全然このゲームの底が見えなかった。こんなに夢中になれるゲーム体験をさせてもらえた。紛うことなくGOTYだ。 妻と二人、同じ部屋で別々にゲームを開始した。 恐ろしいことに、最初の空島の時点でそれぞれ別の順番で道を開拓し、別の発見をしていく。「このゴーレム会った?」「まだ会ってないんだけど!?何それどこ!?」お互いに未知なる出会いにキャッキャする。何もかもが新しく、おもしろい。 ハイラルの大地に降りてからは、お互いネタバレに配慮しながら、ハイラルの大地、空島、発売前には存在を伏せられていた地底…どこへ行っても新しい発見がある冒険をお互い楽しんでいく。とりあえず空島を巡ってみたり、見つけた地図を頼りに地底に潜ってみたり。あっちが気になりこっちが気になり。「これ、クリアまでたどり着けるのか?」と恐ろしくなるほどに、楽しい要素がてんこもりだった。無我夢中で走り回った。 何を言ったらネタバレになるのか?これを聞くこと自体がネタバレか?そんな配慮をしながら、抽象度の高い感想を言い合った。ツイッターなどで外部から情報を入れたくない。逆にこちらの発言が他者のネタバレになるのは申し訳ない。でも何か言いたいし聞きたい。そんな状況において、この抽象度の高いコミュニケーションを取る時間は何事にもかえがたい体験だった。 …ゾナウギア工作の珍プレー集は積極的に共有してゲラゲラ笑っていた。 さらに、このゲームの懐の深さには驚かされた。 広大な世界、各地に点在するミッション。どの順番でも巡れるようになっており、それでいてどの順番で巡ってもそれに応じた反応が用意されている。 プレイヤーの数だけ冒険の進め方があり、その冒険の進め方が唯一無二のものであるという実感が得られる。キーアイテムを手に入れる前であれば、キーアイテムへのヒントが貰えるところが、すでに手に入れている場合は「もう手に入れているのか…!」といったリアクションがあるように。 どの地方から巡ったのか。どのヒントを辿っていったのか。あのアイテムはいつ手に入れて、いつあの情報に気がついたのか。私の受けた衝撃、感動は、私があのルートを辿ったから得られたものだ。クリアした方とどういうルートで進めたのかを飲みながら話したい。 大いなる世界の中で、私だけの唯一無二の体験をさせてもらえた。もう一度言いますが、紛うことなきGOTYです。
Game of the Year 2023
Dan【「ダルマ島の宿屋さん」ゲーム制作&Podcast(動画制作・編集お仕事承ります) さん
Street Fighter 6
ん?「某がこの街に来た理由」と来ましたか。 そうですな。 ここメトロシティでは行く人々がみな、「武」と共に生きていると聞きましてね。 この関羽。未熟ながら「武」で身を立てた経験もございます。そのような街があるのであれば是非この目で見て感じたいと思いましてな。 純粋に強さを求めて「武」を鍛える者。それは目標として。 身を守るために「武」を携える者。それは道具として。 健康の為に「武」と伴う者。それは生き方として。 人の数だけ「武」の形が違っており、それを眺めるだけでも実に面白い。 一声かければ、各々の生き様をぶつけてきてくれます。 青龍偃月刀も無き今、徒手での武術を心得るのも悪くなかろうと、現在は春麗先生を師と仰いでおります。 これから出会う「強き者たち」にも心躍りますなぁ…。 これが、STREETFIGHTER6のストーリーモードである「ワールドツアー」における、私のロールプレイ設定です。キャラメイクの幅はとても広く、私は三国志の関羽をイメージしたキャラを作成しました。 「三国志の時代からタイムスリップしてきた関羽」という設定でプレイしてみました。(孔明ではありません) この作品の素晴らしさは多数ありますが、本レビューではこのワールドツアーに絞ってお伝えします。 正直これまでほとんど格闘ゲームに触れてこなかった私は、「技をちゃんと出せるのか」「コンボができるのか」など不安が多くあり、「ストーリーモードだけクリアしたらプレイしなくなるだろうな」と考えていました。 しかし!ワールドツアーでは主人公ルークや春麗だけではなく、全てのキャラクターに師事することができ、自分がどのキャラクターをメインで使うのかを選ぶのにこれ以上ない設計になっていたのです。 ストーリー序盤に師事することになり、比較的なじみ深く、それでいて私の奥さんに顔がそっくりな春麗の技に魅了され、ゴリゴリおじさんの関羽が「やったぁ!」と言って飛び跳ねる春麗特有の可愛いアクションをやるのをみてニコニコしていたら、自然と「春麗をメインで使いたい」「春麗でランクマやってみたい」と思うようになりました。(ホントはちょっとガイルと悩みました) もちろん、ワールドツアーではキャラの選択だけではなく、技の出し方、コンボのつなげ方等、格闘ゲーム及びスト6の基礎をとても丁寧に教えてくれるので、とりあえずワールドツアーをクリアすれば、一通りの動きができるようになった状態で対戦に挑むことができるのです。 話題のモダン操作もそうですが、カプコンさんが如何に「新規勢」にこの作品を好きになってもらいたいと思っているのかが強く伝わってきます。 「見た目がカッコイイ」でも「好きな配信者が使っている」でもなんでもいいです。お気に入りのキャラを見つけて一度プレイしてみてください。何度見ても飽きない素晴らしいグラフィックでアクションしてくれるので、勝っても負けても面白いですよ!オススメです!
Game of the Year 2023
ナナサイ さん
Wipeout Omega Collection
PSVRでプレイ。 フィットネス系を除いたらたぶん今年一番 プレイしたタイトルだと思います。 都市や空や雪山や海辺、海中などいろんなおしゃれなステージに ジェットコースターみたいに縦横無尽に敷かれたコースを 浮遊した機体で走る近未来的なレースゲームです。 VRで見る景色がすごいきれいで、 特に空のステージがお気に入りなんですが、 空中に漂う雲とか、遠くの山とか本当にきれいで 「めっちゃきれい」って一人で口に出しちゃうほどで レース後の自動走行中によく、景色に浸ったりしてました。 いい意味で慣れなくて、 何回やっても「きれいー」って感じました。 現実の夕日は何回見てもきれいに感じるのと同じように もしかしたらVRゲームも同じ域に行き始めてるのかもしれないですね… 現実じゃ絶対できない、飲酒をしての運転も最高で 気持ちよく酔ってる時に、めっちゃキレイな景色で飛んで、 まさにとんでる気分になれました。 VRゲームの数はそんなに多くはやってないですが 動きが激しいわりに何故かワイプアウトは比較的酔いにくいかなと 個人的には思います。 このゲームは既に数年前に購入してて、ある程度プレイもして 久しく起動してなかったんですが、 最近、自分がペーパードライバー気味で、 運転感覚を少しでも鈍らせないようにと、 今年になって日常的にプレイをするようになりました。 運転感覚を磨くための、個人的にオススメのモードが 「ゾーン」というモードで 強制的にスピードが上がり続ける中、 機体のダメージが限界を超えて破滅するまで運転し続けるっている モードなんですけど そのモードだとコースの色合いがいつもと違って単純な色合いになるんですよ。 それがサイバー空間感を増してくれるんですけど、 たぶんなんですけど、人の集中力をできるだけ引き出すように 景色に割く脳の処理負荷を下げようとしているのかなとか 思ってるんですけど、 そのモードをやると、なんか強制的に自分の集中力が高まった気がして その後、実際の車の運転をしたときに、運転が繊細になった気がするんですよ。 運転の解像度が高まったって感じかな? この感覚は、VR版じゃなくても味わえるので 運転を繊細にしたい方にはぜひオススメです。 このゲームは特にストーリーとか 明確な目的とかはっきりとしたエンディングとかがたぶんなくて プレイのモチベーションが持ちにくい部分もあるんですけど 今年、日常的に継続することで得られる感覚があるんだなと 感じました。 コントローラーの操作をある程度体が覚えてくると その辺は意識下が自動的にやってくれるようになり、 意識的には、想像力や先読みが大事になってくるなという 感覚を今年のプレイで感じました。 この感覚はレースゲームに限らずいろんなゲームや 現実でも当てはまることがあるかもしれませんが 個人的には、以前 初音ミクprojectDIVA-F にハマった時以来の 久々に味わえた感覚だった気がします。 そんな、今年いろんな感覚を刺激されたタイトルですが VR版において、不満というか、要望もあります。 PSVR2でできたら、さらに素晴らしい体験ができるんじゃないかな?って 思ってます。 こんなによくできたゲームが、今となってはスペックの低い PSVRでしかできないのが、すごいもったいなく感じます。 PSVR2に限らず、最新のヘッドマウントディスプレイに 対応してくれるとうれしいなって思います。 他にも、個人的にコンバットモードっていう ミサイルなどでお互いの機体を破壊し合うモードが苦手など 全肯定しているタイトルというわけではないのですが、 少しでも興味を持ってくれる人が増えてくれるといいなという思いも込め 僕の今年のGame of the year に 「Wipeout Omega Collection」選出いたしました!
Game of the Year 2023
びわまま さん
ハーヴェステラ
2023年9月、私は悩んでいました。 仕事や育児が少し落ち着いて、約6年ぶりに新ハードとしてswitchを買い、念願のブレワイをクリアしたという状況。さあ次はそのままティアキンへ…!のはずだったんですが。 初めてのオープンワールドゲームを120時間遊んだ私は、大満足しつつも疲れていました。 「オープンワールドの大作を2本連続は無理!」 次に遊ぶゲームは ①ある程度一本道 ②単純作業も楽しくて、 ③でもストーリーは歯ごたえがあるのがいいな というわがままな希望をドンピシャで叶えてくれたのが、たまたまセールで出会ったこのハーヴェステラでした。 ハーヴェステラは、スクエニの新規IPゲームで、対応ハードはswitchとsteam。そのジャンルは「生活シュミレーションRPG」。ダンジョンを攻略してメインストーリーを進めていくパートと、農作物や動物の世話をする生活パートがあります。イメージとしては、ルーンファクトリーが近いでしょうか。 これをスクエニが出したんです。 ええ、あのスクエニです。 このゲームで特筆すべきは、まずは何よりもストーリー。私の勝手な偏見ですが、農作業をするゲームって、ストーリーはライトな感じで、恋愛や結婚に重きが置かれたゲームが多いと思っていました。このゲームは違います。スクエニですから。 舞台は『シーズライト』という、不思議な力を使って生活を営む世界。そのシーズライトの異常により、『死季』という、農作物が枯れ、人は死に至る病気になるという異常事態が発生しており、主人公はまずその問題を解決しようとします。 それが、気がつけば、タイムディザスターに巻き込まれた少女を中心にしたSFファンタジーに華麗にシフト。「人間とはなにか」「なぜ生きているのか」という哲学的な問を矢継ぎ早に投げかけてくるのです。 風呂敷の拡げ方は全く違うものの、それはどこのクロノ・トリガー?どこのゼノギアス? そうなんです。 こんにちは、あの頃のスクウェア。 君にここで会えるなんて。 このストーリーラインの巧みさは、いきなり壮大な物語にいくのではなく、あくまでもスタート地点が生活にあること。死季という、個々人の生活を害する身近な問題がスタート地点であること。それが日々の農作業とも違和感なく溶け込んでいきます。 また、ゲームシステムとしても農業が上手く組み込まれています。 このゲームの回復アイテムは、およそ日々の収穫物と、主人公が家のキッチンで行う料理のみ。自分で作物をとって、飯を作って、それを携えて冒険に行く。この生活と探索が地続きになっている感じがとても良いのです。 また、牧場系ゲームによくある1日の時間・活動制限。これがダンジョン攻略にも適用されて、真夜中になると倒れて強制帰還になってしまったり、スタミナが切れると戦闘も収穫もそれ以上できなくなったりと、ほどよい制約となり、ゲーム性を高めてくれています。 キャラも良いんです。パーティーメンバーは、皆それぞれが自分の仕事を持っていて、ダンジョン攻略時に集まるというシステム。各キャラのクエストがなんとそれぞれ10章も用意されていて、それぞれの過去やメインストーリーのその後を追うことができます。 なお、牧場系あるあるの結婚システムはクリア後のお楽しみ程度ですが存在します。男女誰でもパートナーにできるのがありがたい。ちなみに私は悩みすぎてまだ選べていません。みんな魅力的なんだもん。 そしてこれだけは言いたい。 音楽が、とにかく、いいんです! 音楽担当の椎名豪さんは、テイルズシリーズやゴッドイーターシリーズ、はたまたアニメ鬼滅の刃まで担当されている方とのこと。そりゃこのクオリティだわ!と膝を打ちます。音楽がいいと、ゲーム世界への没入感が違いますよね。音楽の良さは、ハーヴェステラの世界にどっぷり浸かってほしいと、そういうスクエニさんからのメッセージなのでしょう。おかげさまで、どっぷり浸かりすぎてプレイ時間90時間まできちゃいました。 総じて、新規IPとしては高いレベルにあり、日々の生活もダンジョン攻略も十分楽しめるゲームだと思います。牧場系ゲームが好き、かつ、歯ごたえのあるストーリーが好き、という方には全力でオススメです。 ただこのハーヴェステラ、発売当初の評判があまりよろしくなかったようで…。生活面と冒険面の2つのバランスが、牧場系ゲームを求める人たちの期待と齟齬があったようです。私のプレイ経験からしても、牧場経営が目的ではなく、メインストーリーのために農作業をすることが多かったです。その農作業も楽しいんですが、それ単体では物足りなかったのかもしれません。 でも、ハーヴェステラはハーヴェステラとして見てほしい。これだけ重厚なストーリーを、畑仕事をしながら楽しめるゲームは、類まれです。 新規IPでここまでのタイトルを作り上げたスクエニに拍手を。 そして、最後に。 私がこの長文を書いた理由はただひとつ。 次回作がほしいからです。 スクエニさん、ハーヴェステラ2、お願いします!!!
Game of the Year 2023
中ちゃんベイビー さん
不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス
面白いとは聞いていたものの、なかなか触れる機会がなかった本作。 先日破格のセールを実施しており何となく購入してみました。 ファーストインプレッションは「難しすぎだろ、こんなのやってられん」でした。 もちろん何の前情報、知識もない状態です。 投げようかとも思ったのですが、ネットで攻略を見てからでも遅くないとググってみたところ一番最初に出てきたのがYouTubeのシレン初心者講座。 その関西弁YouTuberさんは、ゆっくり面白おかしく基本的な立ち回り方を解説しくれており目から鱗の事ばかりで猛烈にプレイ意欲を掻き立てられました。 先日、その動画を参考にストーリーモード&モンスター集会所をクリアできました!今は原始に続く穴に挑戦中です。 最初の感想が一変したことは言うまでもありません。 ここまで風来のシレン5をプレイして感じたことは『昔ながらの良質なアクションゲームをRPGに置き換えてプレイしている感覚』とでも言えばよいでしょうか。 例えば有名なスーパーマリオブラザーズ。 普通に1-1から8-4まで順番に最後までクリアするのは難儀だと思います。 もちろんゲームオーバーになったら1-1からやり直しです。 それを友達づてに仕入れた裏ワザと呼ばれている「ワープ」や「無限増殖」を駆使し、何度も何度も手段をいとわずクリアを目指していた当時のあの感覚、あれを思い出しました。 友達のようなYouTuberさんから教えていただいた、あらゆる稼ぎや泥棒を駆使しまくり99階を踏破する、そこにノスタルジーを感じずにはいられないのです。 また、難解なアクションゲームが厳しくなってきている私たち世代にとってRPGでこの感覚が体験できる事は素晴らしいと感じました。 巷では1000回遊べるダンジョンRPGと呼ばれていますが、私がキャッチコピーを付けるなら『楽しかったあの頃を思い出させてくれるRPG』です。 このゲームは決して新しいゲームではないです。が、私の好きなポッドキャスターさんが言っていた『レトロゲームも初めてプレイすればそれは新作だ』という名言と併せ、風来のシレン5は私にとって最高の新作、My Game of the Yearでした。
Game of the Year 2023
のんびりゲーマー さん
No Man's Sky
発売から7年、数々のアップデートを繰り返し、共同探検という名の期間限定イベントを多数行い、今だ成長を続ける化け物ゲーム(ちなみに全て無料アップデートだ)。 星の数は1800京を超える!!今だに最初の銀河でも、初めて発見する星系ばかりという広大さ。 プレイヤーはトラベラーとなり、宇宙を孤独に彷徨う…が、やれることがとにかく沢山! 物資集め、アクションバトル、宇宙船操縦、シューティングバトル、宇宙船の厳選(見た目はランダムで同じものが無い!)、貨物船の厳選(同じく)、資材収集工場建築、見た目面白な建築、貨物船内のカスタム、フリゲート派遣による放置ゲー要素、地球に似た星や自分にとっての理想郷探し、動物探し、依頼ミッションの達成、開拓地の発展、そしてそれぞれの成長要素… どれも飽きが来ず、むしろどんどんやれることが増えて増えて増えてエンドレス! 今年は日本人惑星でのコミュニティも出来、さらに活発にやりとりもされ、お互いの基地をレビューし合ったり、仲間うちでミッションプレイしたりと新しい楽しさも発見できた。 景色の雄大さ、そこに移る自分の宇宙船(厳選を重ねたお気に入り)と自分を背景に、沈みゆく太陽を眺める…それだけでもなんか癒される、最高のゲーム! システム、UIは独自であるもののよくある系なので、視覚的に把握し易い。宇宙船のコクピット視点に出てくるHUD系は慣れが必要かも? 特筆事項として、マルチプラットフォームを採用しているので、PC、PS、XBOXのプレイヤー間でやりとり、チームを組んでのプレイ等が可能。これは地味に凄いこと。 Switchでも販売されているが、残念ながらマルチプラットフォーム対応ではない(FPS制限のためだと思われる)。 グラフィックはPS5準拠の高画質、宇宙の煌びやかさ、自然の美しさ、厳しさを完璧に表現。もちろんPCでウルトラ設定にすれば更に高画質! 音楽は没入感を誘い、所々で盛り上がる独特のミュージックを採用。 なんでもできる、自由にできるゲームだが、シナリオ、ストーリーもある。一人のトラベラーとして宇宙の秘密に迫るものから、共同探検等で様々な痕跡を追うものまで。 そして特筆すべきが、TRPGにあるような、素敵なフレーバーテキスト。時におどろおどろしく、時に切なく、雰囲気を盛り上げる文章はぜひともプレイして体感してもらいたい。 宇宙人、というかNoMansSkyに出てくる種族は確かに少ないかもしれない。しかしそれも、ストーリーをプレイしていくにつれて納得とともに受け入れられるだろう。 ある意味で完成されている世界、それがNoMansSkyの題名にあるとおりであることも、理解できると思う。 あえて残念な点を挙げるとすれば、人を選ぶゲームだということ。 道筋が示されて、ガツガツアクションやシューティングして次のステージへ…というゲームではないので、そういうのを求める人には向いていない。 黙々と自分の好みの宇宙船を探し、その宇宙船のクラスを厳選し、さらに成長させる、これらに喜びを見出せる人でないと厳しいとは思う。 そしてやはり思うのは、宇宙人のコミュニティ(生活感)が文章以外ではほぼ表示されないので、村やら町やらが有ったら良いのにな~とは思ってしまう。 とまぁこんな感じ。私が今年一番プレイしたゲームであり、PS5買った原因でもあり(PS4の処理に不満が出て)、PC新調したら仮組み中にDLしてプレイしてしまったゲームである! 中毒性はばつぐんだ!