みんなのGOTY(Game of the Year 2024)

Game of the Year 2024
マー君四郎時貞 さん
Rise of the Ronin
ー横浜、江戸、京都の三都市を巡る四季折々の幕末ー 最初のボスがペリー提督だった時点で私の中で神ゲーが確定しました。 桜田門外ノ変、池田屋襲撃事件、薩長同盟、大政奉還、鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争etc・・・全部やらせてくれます! 井伊直弼?あなたが暗殺してください。 西郷どん?あなたがボコッて薩長同盟結んでください。 幕末の時代に全部立ち合わせてくれます。 ゲーム内では何年も経過しますが季節の移ろいもあり日本ならではの四季も堪能できます。 満開の桜、蝉の声、紅葉と銀杏、山の雪化粧・・・ プレイし終わった4月末の時点で私の中で1年が経っておりました・・・激動の中に美しさも併せ持つ今年最高の1本です。
Game of the Year 2024
フーミン/サブカルおうち委員会 さん
祇:Path of the Goddess
2024何の私のGOTYは「祇:Path of the Goddess」です。 このゲームを簡単にオススメするなら、 ・大神の音楽もあって最高!! ・世界観が独特かつ新鮮 ・プレイ体験がコンパクトになっていて楽しい。 がオススメのポイントになります。 ここから、可能な限り魅力を伝えられたらと思い、書き残しておきます。 先をお伝えしておきたいのが、このゲームの追加コンテンツに当たるのですが、大神のアレンジ曲がある事が私がこのゲームを神ゲーにまで押し上げてしまっています。 このゲームを始める前に感じたことが、カプコンで和風ゲームって大神っぽいなって思ったのが私の感じたことでした。そんな中あっという間に大神コラボが決まり、楽曲が追加されるという私にとってこの上ない嬉しいことでした。 通常ステージでは、大神でいうと中ボス戦で流れる曲がアレンジされていてこれがすごい合っていて、曲の盛り上がりにかけて敵のラッシュもすごくなるので、プレイ中もメチャクチャテンションが上がりました。 現代のゲームでもう一度大神を感じさせてくれたカプコンには本当に感謝したいです。 次に世界観についてで、ストーリーの導入は、ある時に山や村が穢れに覆われてしまったのを、主人公の宗と穢れを祓える巫女の世代とともに山村を救う物語になるのですが、この話自体はシンプルであるものの、世界感は和風もので普段のゲームではなかなか見られない世界観になっています。ゲームを進行して行くと救った村の復興を手伝ったりするのですが、毎回いろんな村があり、様々な生活風景を感じられるようになっています。 そんな村でのおすすめが一緒に旅をしている世代ちゃんにお菓子を食べている様子がまあ可愛いです。村の復興を進めていると世代ちゃんに出すお菓子を出せるようになるのですが、毎回美味しそうに食べてくれて、次の村にはどんなお菓子があるのだろうと楽しみに進めていました。またステージ攻略時にも世代ちゃんが穢れを祓う為に舞ながら移動するのですが、その演出はとても綺麗で、穢れの時は不気味な感じだったものが穢れ払うことで、花のように美しくなる演出はとても良かったです。 プレイヤー自身である宗も同じで正に舞ながら敵を切り伏せていく動きはがむしゃらにやっていても、とてもかっこいい動きになりとてもゲームに没頭できました。 そしてクリア時は助けた村人達とみんなで踊り穢れを祓うシーンはとても美しく、これを見ただけで遊んだ価値はあるなと思うほど綺麗なので、このシーンは体験版でも見れるので是非とも見てみて欲しいです。 最後にゲームプレイについてですが、このゲームはタワーディフェンスとアクションが融合しているゲームで、一見会わなそうなジャンルに感じですが、とても楽しい体験をできました。私はタワーディフェンスをそこまでやってないのですが、それでもとても楽しく遊べました。その理由がプレイヤー自身が自由に動くことが可能とこです。もともと配置していた村人からすり抜けた敵がいたとしても、自分が戻ってきてピンチを救うなんていった動きも出来てプレイヤーごとに遊べるのがとても良かったです。それこそ、村人全員を世代の守りに配置して向かってくる敵全てを一人で解決するヒーロームーブもできなくもないのでとても楽しめます。 プレイ時間も20〜30時間ぐらいで大体ひと通り遊べたのでちょうどいいくらいゲーム時間なのでそこも良かっです。値段も最近のゲームにしては手頃な値段なのでおすすめです。 最後にみなさまのより良いゲームライフなれば思います。
Game of the Year 2024
しゅういちろ@ 味噌とんトロ定食 さん
東京サイコデミック 〜公安調査庁特別事象科学情報分析室 特殊捜査事件簿〜
科学とSFを融合させたアドベンチャー 探偵パートでは、ビデオ映像を拡大して分析して情報を集めたり、音声情報を周波数毎に分解して情報を抽出することができ、捜査をしている没入感がすごかった。 推理パートでは、自分が集めた情報がバチっとはまった時の爽快感がすごかったです! 捜査に協力してくれる仲間も魅力的で、この問題は誰に聞こう、というのがすぐ思いつく個性的な仲間達でした。 ストーリーも現実とSFを融合させて、リアリティのある内容で、クリア後もその後どうなるかが気になってしかたありません。 続編待ってます!
Game of the Year 2024
kamekiti さん
ライブ・ア・ヒーロー!
皆さん!思い出してください!! 芯を持つギャル、お花屋のお兄さん、SD寄り等身キャラに、心をときめかせた日々を!!!!!! 見た目とは裏腹に、激重過去を持ったキャラ達を! それらのキャラクター達が、単発じゃなくて、メイン張ってる、素敵な話を見たいと思いませんか! ギャグや単発で終わらない、シリアスで極太なストーリーを、見たいと思いませんか!! 今年で4周年!!実績はお墨付きです!!!! ---- (げほんげほん、失礼しました) このゲームアプリは、本当の意味で、キャラクターを大事にしてくれます。 SD寄り等身とか、ギャルとかの濃いキャラは、よくある、チュートリアル要因ではありません。 少なくとも、イベントシナリオの主役やってます。 また、柱となるシナリオも素晴らしく、全く先が読めません。 想像も出来ないほどの、切なくも暖かいストーリーは、笑いと衝撃、大人なご褒美を用意してくれます。 SD寄り等身キャラが、深い過去を抱えたまま、ボロボロに戦う。 夜のお仕事してそうなキャラが、●●に■■する。 バナナ食べてるキャラが、実は●●■●●で、●▲■■にブチギレてるけど、ツンデレを隠しきれていない。 少し懐かしくて切ない。 でも、読む側に元気と、自由な続きを考えさせてくれる、心地よい満足感。 素敵な物語が、たくさん収録されています。 ---- 「今年の」GOTYに選んだ理由は、物語に加えて、「今年実装」のキャラクター達が、非常に個性的だった事です。 去年よりも、更にパワーアップ! まさか令和になって、見た目は大人ロボ、中身は子供とかいう、懐かしすぎるキャラに会えるとは……。
Game of the Year 2024
齋藤 さん
ファイナルファンタジーXIV
ことりのリンクシェル通信を聞いて、こちらにお邪魔しています。 https://x.com/kotori14141414 プレイの状況 私も、もちろん最初はフリートライアルから入りましたが、やってみて分かることは「完成度の高さ」です。例えば、沢山ジョブがあるのですが、どのジョブでも特長を出しつつ「このジョブは弱すぎる」の様な差別がないのです。というか、パッチで毎回状況を見ながら微妙に調整がかかるのです。そう、「小さな世界の完成度」ではなく、「永遠にお世話を続ける場」なのですね。開発側も定期的にパッチの説明をし、どうしてそういう修正をかけるかを納得させてくれます。 私は2022年の夏にトライアルを始め、2023年初めに課金をし、この夏でプレイ歴三年になります(一日平均1Hぐらい)。本稿作成段階でプレイ時間は 1000 時間を超えていますが、まだまだ駆け出しです。先輩方は、プレイ時間 600日を超えている人もいます… まだ10年しかサービスしていないので、一日平均4Hですね… 社会の縮図 「自分と完成品のゲーム」ではなく、「自分と、開発チームと、他のプレーヤー」となるのが、MMORPG の特長です。これはもうまさに社会の縮図。海外プレーヤーとはチャットも難しいし、遊び方を知らない子供はいるし、大人でも困ったちゃんはいる。 それに、運営側もなかなか調整できない?ことの一つに、ロール比率があります。パーティを組んで戦う際は、3つの仕事があります。タンク(盾)、アタッカー(剣)、ヒーラー(薬)がセットになっています。タンクが敵の攻撃を受けているうちに、アタッカーが攻撃し、死にそうになったらヒーラーが回復してくれるという仕組みですね。アタッカー>>ヒーラー>タンクの順で人気があり、いつもタンクが足りない感じです。 これって、結構実社会でもある話。あれこれ調整し、行きたいところを決めるリーダー=タンクと、バリバリ開発を進めるメンバ=アタッカー、勤怠とかスケジュールの調整をする面倒見の良いサポーター=ヒーラーって感じ。 私は主にタンクでFF14の旅をしていますが、アタッカーやヒーラーに切り替えてプレイすることもあり、違う角度でパーティ=チームを見ることもできます。これが意外と楽しく、実世界での参考にもなります。要は自由な時間に活動できる、副業を得たような感じです。 もちろん、FF14 の開発チームは、個人事業者的な「ゲームでまで人と関わりたくない」というニーズにも対応しており、ほぼ一人で進めることもできます。実社会でも、そういう仕事の人もいますよね。この辺も、良く出来てます。 「お勉強ゲーム」 FF14 の特長として、良く言う言葉に「お勉強ゲーム」というのがあります。広いワールドに沢山の場所と敵とNPCや、果ては鉱石/植物/魚まで、様々なアイテムが存在します。しかも、時刻や天気によってつれない魚とか、取れない鉱石/植物もあります。 これらをスムーズに進めるのに必要なのは、「お勉強」となります。攻略サイトをググって探し、先人にあれこれ教えてもらうのが基本となります。ゲーム内にほぼヒントが無かったりしますので、これらは「ズル」というより「必須の勉強」となってます。 アクション RPG なので、ある程度技量も必要ですが、それはやっていれば慣れますし、難易度も選べます。大事なのは「お勉強」が好きかどうか?の方ですね。下調べが嫌いな人には、ちょっと辛いゲームかも。 まとめ FF14 のパッケージそのものは数千円ですが、夏休みや GW 前にセールがありますので、それで買うのが良いでしょう。トライアルを卒業すると、毎月の定額料金がいりますが、1,500円ぐらいです(私は「月謝」と呼んでいます)。習い事と考えれば、かなりお手頃ではないでしょうか。 まあ、まずはトライアルを始めてみるのが先ですね。そこそこの PC をお持ちの方なら、インストールするだけ。PS4,5 でもトライアルが可能なようです。もちろん、PC の場合ゲームが快適に出来る性能は必要で、ビデオカードと呼ばれる追加部品はいるかも知れませんが… 「大人の趣味」として、悪くないと思いますし、実際プレイヤーの年齢も割と高め。社会人プレーヤーのほうが多いのかも。30代が4.5割、40代が2割、20代が3割弱、男女比ほぼ半々という情報もあります。皆さん、初心者にはとても優しくしてくれますんで、ご安心を。 以下のブログから、編集投稿しましたー https://note.com/makoto0119/n/n9079a907b700
Game of the Year 2024
ぱんたん@笹黒白 さん
ユニコーンオーバーロード
暫し私の戯言に付き合ってほしい ユニコーンオーバーロード 王道ストーリー・・・。 美麗な映像・・・。 ヴァニラ飯・・・。 世に溢れる賛辞 これだけでも間違いなく今年を代表するゲームソフトの一本であるのは間違いない ゲームの実績を確認できるハードで遊んだプレイヤーの多くがプラチナトロフィーに到達しているのも ユニコーンオーバーロードを隅々まで楽しまれている事の裏付けだろう ところで ユニコーンオーバーロードを起動し タイトル画面のLibraryからArchiveに進んでもらえるだろうか? そこで421/436を確認して頂きたい 「421」を明らかにされている方は如何程か? ここからが戯言の本番だ 「421」の謎を解けていない方はユニコーンオーバーロードの真相に辿り着けていない 暴言を承知で敢えて言わせてもらえば プラチナトロフィーは道半ばなのである ユニコーンオーバーロードの陽の面のみを味わい楽しんだのであろう 勿体ない事この上ない シミュレーションRPGというややハードルの高いゲームをストレスなく遊べる工夫 魅力的なキャラクター達を際立たせるグラフィックと個々のストーリー ヴァニラ飯 ヴァニラウェアファンにはこれだけでも堪らないゲームであり 陽の面だけを楽しんだとしてもこのゲームが素晴らしいことは間違いない だがしかし ヴァニラウェアファンなら知っているはずだ ヴァニラウェア作品のストーリーが一筋縄で行くはずがない事を・・・。 物語の核心に触れてしまうため詳しい事は伏せざるを得ないが 「421」の真相に近づくためには自分自身の意思によって行動を起こさねばならない 真相に触れるためには相応の努力と時間を要すだろう その結果をどう受け止めるかはプレイヤー次第としか今は言えない・・・。 「421」の真相を知った時 私は膝から崩れ落ちた 闇を味わい闇に染まった しかしそれを望んだのは自分のほんの少しの探求心からだった 自分の選択を呪った・・・。 I walk slowly, but I never walk backward. 私の歩みは遅いが、歩んだ道を引き返すことはない エイブラハム・リンカーンの名言だ 自らが選んだ道を一歩づつ確実に進む 物語は紆余曲折を経て終末に向かっていくが 選んだ道の王太子一行はその世界線でのみ生きていくのである このゲームでは王太子アレインの行動によりゲーム内の終末の迎え方が変化する 違う世界線の出来事はプレイヤーである自分のみが知る事である アレインはプレイヤーである己なのか否か 遊び方は千差万別あれど主人公への感情移入度が高ければ高い程 どの終末にも心が動かされるだろう 私は全ての終末を体験し「421」の真相を知った 其々の世界線のアレインの感情は如何許りであっただろうか 愉快な仲間達との楽しい旅程であったのか 二度と味わいたくない程の苦難の道であったのか その上で私は確固たる誓いを立て もう一度ユニコーンオーバーロードとなったのである アレイン達に幸せになって欲しかったから・・・。 この物語には光と闇がある しかし光が正義であり闇が悪なのか? ヴァニラウェアの紡ぐ物語はそんな単純明快な物ではないのである 陰陽が織りなす複雑な絡みが己の善悪二元論に警鐘をならした 十三機兵防衛圏プロローグをお持ちの方は特典映像を確認して頂きたい ユニコーンオーバーロードは10年かけて作られた ヴァニラウェア魂の一作である事が知れるだろう 毎回魂が込められすぎて些か心配になるのだが 極上のヴァニラ飯を味わい尽くすのがファンとしてのあるべき姿と個人的に思っている もはやこれは愛である 私はユニコーンオーバーロードに向けてGOTYを閉ざすドアは持っていない
Game of the Year 2024
つきいち🐉🗡️ さん
It Takes Two
ぼくは最近結婚した。 妻は情に深く素晴らしい方なのだが、 結婚するにあたり1つ心配事があった。 それは 「結婚したら自分の時間が無くなる問題」 である。 休みの日を映画ゲーム書籍等のコンテンツ摂取に捧げていた僕にとって、 それが出来なくなる事は死に等しい。 だからと言って、せっかく2人で住んでいるのに「今日はこの映画!」「今日はこのゲーム!」と1人で部屋に篭ってるのがよろしくないのは考えずとも分かる。 というかまぁ、普通に 結婚したからには妻との時間も楽しみたい。 相反する欲求を抱えた葛藤の末出た結論は、 妻をこっち側に引きずり込んでしまおう! というものだった。 「面白いゲームを紹介して妻をゲーマーにしちゃうぞ計画」の始まりである。 (声高々に発表した時、妻は何言ってんだこいつという顔をしていた) 妻にゲーム歴を聞いてみたところ 妻はこれまでの生涯ゲームというものに全く触れたことが無かったらしい。 試しにマリオを触ってもらったところ 「Aでジャンプだよ」と言われてボタンを探している間に、クリボーがゆっくりとマリオを轢いていった。 その時自分は、 妻に楽しんでもらうためには難しいゲームはご法度、と考えた。 難しくて進めなかったら、そりゃ楽しくないに決まってる。 そう思って、いわゆる初心者(子供)向けのゲームをいくつか探してきて見せてみたところ、 「これなら出来そう」という意見と同時に、 「でも、2人で楽しむのだから、あなたがそこまで興味も無い簡単なゲームを無理して一緒にするのは違うのでは?」とも言われた。 うーん確かに。 でも、ゲーム歴がそこそこ長い自分と、全くの初心者の妻が 同じレベルでやれるゲームなんてあるのか……? 悩みながらYoutubeでゲーム紹介を見ていたところに流れてきたのがこの「It takes two」というゲームだった。 コミカルなキャラクタ、 次々と移り変わる華やかなゲーム画面。 それらが妻の琴線に触れたようで、 「これはやってみたいかも」 と、初めて妻から能動的な返事を貰えた。 自分は実は既にこのゲームを知っていて、面白そうだなとも思っていたのだが、あえて妻に提案はしていなかった。 理由は、初心者には難しそうだったから。 「夫婦でプレイ!みたいな空気出してるけど普通に難しい」 「熟練度に差がある2人だと微妙かも」 という意見も散見されていたので、 初めから選択肢から外していた。 でも初めて妻の方から提案してくれたし、 まぁやってみて無理なら止めたらいいか……と思い、結局購入。 プレイしてみたら、やっぱり難易度が高かった。 そりゃあ、普通に普段ゲームしてる人からすればなんて事ないかもしれないけど、 動く床を飛び移るとか、 カメラ動かしながら戦闘とかみたいなのが 普通にガンガン出てくる。 プレイヤーの片方が不慣れなケースも多いことは予測出来ただろうに、何を普通に歯ごたえあるゲーム作ってんねん、と思った。 案の定、妻の操作するキャラクタはひたすら崖に向かって走り、転落死を繰り返していた。 レビューは本当だったなぁと思って、きっとうんざりしているであろう妻の方を見ると…… 自分の予想に反して、妻はとっても楽しんでいた。 ただ走って崖から落ちているだけなのに 「もう1回」「もう1回」と、コントローラーを握る手を離さなかった。 コーヒーを淹れながら妻の転落死を眺めること15分、 恐らく30回ほどのリトライ(小休止あり)の末、ついに向こう岸にたどり着いていた。 やった!!!と喜ぶ妻を見て、 自分はゲームの根幹の面白さを思い出した。 自分が初めてコントローラーを握った時。 泣きながら電源を切ってそれでも戻ってきた時。 その原動力は「難しくなかったから」だっただろうか? そんな訳が無い。 「ゲームが面白かったから」だ。 ボスを倒したかったから かっこいいアイテムが欲しかったから 世界が平和になるのを見たかったから 自分は勝てない相手に挑み、 難しいパズルに悩んだのだ。 妻に紹介すべきゲームは、 簡単なゲームじゃなくて、面白いゲームだったのだ。 結局妻と自分は、何かに引っかかってはトライアンドエラーを繰り返し、たまに諦めておやつタイムを挟みながら 恐らく通常の三倍ほどの時間をかけてクリアした。 ただただ楽しかった。 10分後には変わるゲーム性、 その一つ一つの完成度。 美しい景色とコミカルなキャラクタ、 2人専用と謳うに相応しい協力性。 そして特に大きかったのは、 リスポーンの速さと潔さ! 何をやらかしてもフワッと消えてちょっと戻るだけの仕様は、 「なにくそもう1回」を容易にしていた。 製作者はこの2人プレイ専用ゲームを作る時 「簡単なゲーム」ではなく「チャレンジしたくなるゲーム」を目指したのだろうか。 トライアンドエラーというゲームの根幹的な面白さを2人で共有させてくれる、これは 「2人プレイ専用の、“面白い”ゲーム」なのだ。 -- このゲームをプレイして以来、僕たちは夕飯後にコーヒーを飲みながら色んなゲームをするようになった。 「面白いゲームを紹介して妻をゲーマーにしちゃうぞ計画」は大成功である。 1人のゲーマーと楽しい夜を生み出してくれたこのゲームが、今年の私のYour GOTYだ。
Game of the Year 2024
こわび さん
ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
8歳の時、「サンタさんにお願いする!」といってサンタクロースから貰ったプレゼントがSFCのドラクエ3でした。自分にとって、初めて自分で「このゲームがしたい」と思ったゲーム。初めてしっかりと向き合うRPG。それがドラゴンクエスト3でした。 毎日学校の友達とどこまで進んだか話したり、内緒で仲間の名前に好きな女の子の名前をつけたり、謎が解けず行き詰まったり、ヤマタノオロチが強くて何度も全滅したり。時には冒険の書が消えて絶望したりと、自分のゲーム感、人生観全ての根源にドラゴンクエスト3があると言っても過言ではありません。色々な人の話を聞きそれをまとめるという作業は、今も仕事に活きています。 今年の6月に発売日が発表され、発売までの数ヶ月、情報は見たいけどゲーム画面は自分がプレイする時にみたい!とできる限り情報を遮断しました。そんな中でパーティをどうしようか、など昔の記憶を頼りに考え、発売日を毎日毎日楽しみにしていました。そのゲームの事を考えている時間もプレイ時間に含むなら、間違いなく今年一番プレイした(考えた)ゲームです。 そしてついに発売しSwitch版のドラゴンクエスト3が自分の手元へ。 まずパッケージを裏返すとSFC版のパッケージになることを知り涙。すぐに裏返しました。笑 性格診断は昔と同じロマンチストになり思わず笑ってしまいました。その後、「起きなさい」とボイス付きでストーリーが始まったことにまた涙。購入から開始数分で2度も涙する涙腺の弱さに20数年の時を感じました。 以前は自分、友人(戦士)、友人(武闘家)、好きな女子(魔法使いor僧侶)で冒険していましたが、36歳になった自分は自分、妻(商人)、長男(盗賊)、次男(魔物使い)のパーティで冒険へ。アリアハンを歩く一歩一歩は全てが懐かしく、そして新鮮でした。変わらないセリフにニヤリとしたり、追加されたオルテガの回想に涙したり。SFCではボスがいなかったダンジョンに突然ボスが現れ全滅したり、新たなドラクエ3を毎日満喫しています。 そして、プレイすればするほど、自分にとっていかにドラゴンクエスト3というゲームが特別な存在だったのかを再確認しています。 「めいれいさせろ」を使わない!をマイルールとしてスタートし、現実でもゲーム内でも予測出来ない行動を取る息子に手を焼きながらなんとか冒険を進めました。 育児をしながらということもあり、昔のように一日中ゲーム!というわけにはいきませんが、ゆっくりじっくり、お酒を飲みながら夜な夜なプレイ。そして12月に入りなんとか魔王バラモスへ。 緊迫した戦い。「パバとママが補助するから、息子たちよ攻めなさい!」と息子二人をアタッカーにしていましたが、バトル中盤と終盤にまさかのバシルーラ(戦闘からメンバーを強制離脱させる呪文)・・・。思いがけない息子の戦闘離脱に爆笑。 最後は夫婦の絆を試される形で、自分のはやぶさ斬りと妻のベホイムによりなんとかバラモスを倒すことができました。そして戦いが終わると走って戻ってくる息子たち。 きっと終わるまで隠れていたんだろうと脳内補正しました。 今は大魔王ゾーマ討伐を目指し、一家で旅を続けています。 個人的な今のベストエピソードは、オルテガの兜をもって我が家に泊まった時の母親とのイベントです。母親がオルテガとの思い出を語る小さな追加エピソードですが、制作陣のドラクエ愛、古参ファンへのお楽しみ要素的なものを感じてとても好きなイベントでした。 まだまだやり込み要素はできていませんが、間違いなく今年自分の生活に1番彩りを与えてくれたゲームということで、GOTYに選ばせて頂きました。来年の1・2も含め、ロト3部作、死ぬほど楽しませて貰おうと思います。
Game of the Year 2024
ゆぐみ さん
Core Keeper
きっかけは些細なことでした。今年の9月、ドラクエの発売日まで時間をつぶせるゲームを探していたところ、PS Storeで見つけたのが『コアキーパー』その価格の手頃さと、2D視点で画面酔いしなさそうという理由から「繋ぎのゲームにちょうど良さそうだ」と軽い気持ちで始めたのが運命の分かれ道でした。 ゲームが始まると、いきなり真っ暗な空間に放り出される。チュートリアルなんてものは一切なし。ただひたすら掘り進めるしかない。暗闇の中、掘り進めた先で突然開ける空間を見つけ「やっと出口か!」と飛び出すと、どこからともなく現れたモンスターに即座にやられてしまう。そして最初の暗闇に逆戻り。最初はその理不尽さに「なんだこれは!」と思ったものの、不思議と手が止まりらない。 気づけば夢中で掘り進め、整地を繰り返す自分がいました。まずは拠点を作り、近くにいる牛や羊を連れ帰り畜産を始め、作物を育てるための土地を整地。そして拠点を広げるための整地。新しい素材が欲しい!新しいエリアに行きたい。そのためにまた整地。整地、整地、整地……気づけばこのループに完全に取り込まれてしまっていました。 あるとき「自分の拠点をもっと良くしたい」と思い、他のプレイヤーの作った拠点を参考にしたくなり、今まで敬遠していたDiscordに初挑戦。海外プレイヤーの拠点アイデアを知りたくて、片言の英語で質問したり、翻訳機能を駆使しながら情報交換をしたり。そうしてまた、整地に戻る日々。 コアキーパーは掘る・作る・育てるというループが中毒的な楽しさを生むゲームです。一見すると単純な2Dマイクラ風のゲームかと思いきや、暗闇からの探索や未知のエリアへの冒険が、整地が、想像以上に奥深い体験を提供してくれます。そして何より、整地の魅力に取り憑かれる危険性があります。一度始めると、その平坦な土地に何を作るかを考え続け、気づけばまたひたすら掘り続ける……整地楽しい。 ドラクエの発売日までの「つなぎ」として始めたこのゲームが、まさかここまでハマるとは思いませんでした。整地好きならきっと楽しめる。いや、気づけば整地が好きになっている。そんな一本です。
Game of the Year 2024
ムナチャン さん
ポケモンスリープ
みなさんよく眠れていますか?そして、寝起きは良いですか? そしてゲーマーなら1度は考えたことはないでしょうか?24時間ゲームをすることを。 やってできないことはないでしょう。でも身体が辛い、明日仕事がある、そして、寝たい。 様々な理由でそれはキツいですよね。 そんな良い睡眠をとること、24時間ゲームをするということ。この2つのゲーマーの憧れを1度にかなえてくれるのがこのゲームです。 このゲームでやることはたった3つです 1 カビゴンにご飯をあげる 2 ポケモンを育てる 3 寝る←ここ重要! この3つです。1つ1つ説明していきますね。 1 カビゴンにご飯をあげる このゲームは1週間のサイクルがあります。毎週月曜日に新しいカビゴンと出会います。そのカビゴンに朝昼晩3食のご飯をあげます。ポケモンたちが集めてくれる食材で料理を作ってカビゴンに食べさせてあげると、どんどんカビゴンのエナジーが増えていきます。このカビゴンのエナジーとこのあと説明する睡眠スコアを掛けた数値によって多くのポケモンたちと出会えたり、レアな寝顔を見ることができます。そして、この料理はポケモンに関連したものとなっていてポケモン好きならクスッとしてしまうものばかりです。 2 ポケモンを育てる ポケモンたちはプレイヤーをおてつだいしてくれます。おてつだいでポケモンはきのみと食材の2つを集めてくれます。きのみはカビゴンのエナジーを直接上げてくれます。ポケモンのレベルが上がれば上がるほど1個当たりの上り幅が増えていきます。食材は1で出た料理の食材です。レベルが上がれば1回に集められる量や種類が増えていきます。そしてレベルが上がれば上がるほどそれらにかかる時間が少なくなっていきます。先に述べさせていただいた24時間ゲームできるというのがここなんです。アプリを閉じている時もリアルタイムでポケモンたちはおてつだいをしてくれています。それがまた良いんですよ。アプリを開き、ポケモンをタップすると、カワイイ顔でそれを渡してくれるんです。それが「ボク、がんばったよー」みたいに聞こえてきて、ポケモンたちへの愛が深まっていきます。 3 寝る ポケモンスリープというアプリ名からわかる通りこれが1番の肝です。この寝るということがこのアプリだと2つの役割があります。 1つ目はポケモンたちを休ませてあげることです。 ポケモンたちは24時間おてつだいをしてくれます。でも、おてつだいしているとポケモンたちは疲れてしまいます。そんなときは寝ましょう。アプリをつけて眠るとポケモンたちも一緒に眠ります。そうすることで疲れを癒してまた明日もポケモンたちはいっぱいおてつだいをしてくれます。 2つ目は新たなポケモンたちとの出会いです。 アプリを開き睡眠すると100点までの点数がつけられます。たくさんの時間に良質な睡眠をするほど高い点数がもらえます。その睡眠の点数と先ほどのカビゴンのエナジーを掛けたものが多ければ多いほど、1回の睡眠から起きたときに出会えるポケモンの数やレアリティが高くなります。ポケモンのカワイイ寝顔を毎日見ることができます。寝顔にもレアリティがあってスコアが高くないと見れないものものもあります。いっぱい寝て沢山のポケモンたちと出会ってください。 私はこのアプリと出会って毎日の睡眠が楽しみになりました。夜寝る前にアプリで睡眠をするを押して眠る。朝はピカチュウの鳴き声で起こしてもらいます。そして、「どんなポケモンが来てくれたかな~」「どんなカワイイ寝顔なんだろうな~」とチェックします。それが終わったら寝ている間にポケモンたちが集めてくれたきのみと食材でカビゴンにご飯をあげて仕事に行く、これが私の朝のルーティーンです。仕事のお昼休憩にカビゴンに昼ご飯をあげて、家に帰るとカビゴンに夕ご飯をあげて、そして寝るが1日のサイクルです。朝からカワイイポケモンたちを見るとテンション上がりますよぉ。 実はあえてここで紹介していないこのアプリのシステムが沢山あります。なぜなら、是非このアプリを楽しんで自分で体験してもらいたいからです。ただの寝るだけのアプリだと思っていませんでしたか?あなたの睡眠を楽しいものにしてくれるポケモンスリープやってみてください。 では、よい睡眠を