やあ、君がクラウド君か。
私とFF7の主人公クラウド・ストライフが出会ったのは今からさかのぼること22年前、2002年発売PS2用ゲームソフト キングダムハーツ(以下KH)のオリンポスコロシアムにて。見たことあるぞこの金髪ツンツン頭でデカい剣持ってるやつというのが最初の印象。1997年発売のFF7は当時9歳だった私にはまだ早く1999年に発売したFF8はやったことがあるがFF7はやったことがなかったため初めての出会いがKHになった。なので、クラウド以外のエアリス、ユフィともKHで初めて出会い驚くことにその印象のみで今まで生きていたのでFF7REMAKEをやるまでFF7のストーリーを知らずに生きてきたのである。最大級のネタバレ、エアリスの生き死にについてもミームになっていたこともありぼんやりは死ぬらしいと聞いたことがあったが経緯も知らず、新鮮な気持ちと驚きで今回のFF7REVERSEをプレイした。
ストーリーもそうだがバトルシステムもアクティブタイムバトル(ATB)の現代解釈でアクション重視の戦闘、これに関しては何度もKHを思い出す節もあり、新鮮な中に懐かしさも感じ発売日から夢中になってプレイした日々、今年一番熱中したのは間違いない。聞いたことがあるBGMは再録様々なアレンジがされ物語に彩を添え、ワールドマップの探索はストーリを何重にも深く掘り下げることが出来て今作原作初プレイの私でも理解できることが出来る。様々なミニゲームも面倒な部分もあるが基本的には楽しめた。
要素を言い始めたら尽きないが、やはり私の中でGOTYになる決定的な理由は「クラウド、お前そんな奴やったんかい!」という一言に尽きる。KHでは少ししか語られなかったセフィロスやティファとの関係、「興味ないね」とクールに決めるクラウドからFF7はシリアス一辺倒のストーリだと思っていたが、始めてすぐのストーリーで過去改装にてティファの部屋のタンスを開けたことを真顔で言うクラウド。あ、これシリアスギャグだわと気づいたのは遅すぎた。KHの時に見ていたクールのクラウドの一面もあることはあるが、通してみると周りの女性に振り回される少し抜けてるクラウド君の顔の方が印象的だった。22年経って真のクラウド君の姿に出会えたことが嬉しかった。それが私のこの作品の感想だ!