みんなのGOTY

Game of the Year 2022
音亀HARU◆サウンドクリエイター◆ゲームと音楽とポッドキャストと さん
Horizon Forbidden West
これほど全てを完璧に近づけたゲームを見たことがない と言うと流石に言葉が大きすぎるかもしれませんが、 ゲリラゲームズがとにかく全てが完璧なゲームを"目指して"作り続けたゲームなんだと、細部の作り込みをプレイしながら感じ続けたゲームでした。 前作から継続の要素も多いですが、 複雑な造形の機械獣・全く違う思想や衣装を持った部族たちの描写・それぞれ信念や自分の生き方を持ったキャラクター達・複雑さと新鮮さを持った世界観(少なくとも僕にとっては)・細部の細部まで作り込まれた環境・全編通してフルボイスフルモーションのキャラクターたち・巨大な敵との自由度と重みのある戦闘・使いやすくレベルの高いフォトモード、 それに加えて今作からの・かなりの数の新しい機械獣・強化されたアクションとスキルツリー・膨大な武具の種類と強化・ストライクというゲーム内ボードゲーム・手軽になったインベントリ管理・拠点で交わされる仲間との会話(のバリエーション)、などなど もちろん全ての要素が全て上手く噛み合ってるとは言えない部分もあるのですが、 一体どれだけの手間をかけたらこんな高水準でこんなバランスのゲームができるのか、「この辺りもっと楽してもいいのに」って思うところばかりでため息が出るほどでした。 そう出来ない「"最高"のゲームを作る」を言葉通りの意味で、本気で目指したのだなと思えたゲームでした。 その上で「人間の本質とは」「"強さ"とは何か」を問いかけてくる作品です。
Game of the Year 2022
hiro. さん
ゼノブレイド3
Switchだと思えないほどグラフィックが綺麗です。 広大なフィールドは移動しているだけでワクワクしてマップを埋めたくなるし、移動していると出くわすサブクエストもストーリーがめっちゃ良くて引き込まれるのでメインストーリーそっちのけになっちゃうことも。 世界観、ストーリー、キャラクター、それらを彩る音楽全てが良く出来たゲームでした
Game of the Year 2022
agari(アグアリ) さん
地球防衛軍6
やはり、何と言っても「ストーリー」が一番良かった。 ストーリーの大筋としては、これまでの地球防衛軍シリーズとほぼ同じ。しかし、本作ではその見せ方や展開、演出の仕方がこれまでと異なっており、良い意味で裏切られた。「ん?一体どうなったんだ??」と、最初は少し混乱する”出来事”がちょくちょく起こるのだが、それが大量に用意されたミッションの中でのちょうど良い”一区切り”となっており、頭の整理や「今日はここまでにしておくか」といった休憩タイミングを計れる指標のようになっている。そのおかげか、前作のように途中でダレることなく最後までモチベーションを維持したまま楽しく遊びきれた。前作『地球防衛軍5』からの続きモノではあるが、前作未プレイでも十分楽しめる。 シリーズ伝統の通信会話はもちろんのこと、BGMでの盛り上げ方も素晴らしく、中盤までの絶望と混乱の中から一気に伏線が回収されるカタルシス感が気持ち良い。思わず「うおぉぉぉぉぉぉ!」と(心のなかで)叫ばずにはいられなかった。 遊びやすさもシリーズを重ねるごとに進化しており、本作でも各兵科の新武器や装備枠の増設といった調整はとても良かった。特に、エアレイダーへのテコ入れが大きく、攻撃のバリエーションが増えたことでソロプレイ時の手詰まり感が緩和された。私の好きなフェンサーはほぼ調整なしだったが、元々使いこなせれば強い兵科なこともあり、全体のバランスは良くなっていると感じた。 また、少しズレた見方かもしれないが、街なかにある”お店”や”自販機”などのオブジェクトの作り込みも凝っているのが私はものすごく好き。時々、味方が戦っているところから少し離れて近くにある看板やお店の中、陳列商品や壁に貼ってあるチラシや文言などをズーム付きの武器で拡大して見ていた。おそらくほとんどの人は見向きもしない、意識して目を向けないと気づかないと思われる小さな部分。そういうところに作り手の遊び心が散りばめられている。『地球防衛軍』シリーズはパロディネタが多いので、そういったところから小ネタを発見する面白さも魅力だと感じるし、本作でもそれが健在なのが嬉しかった。 前作からあまり進化を感じないグラフィックについては、私個人としては全然気にならなかった。グラフィックに力を入れて今以上に処理落ちがひどくなるよりは、多少見た目の変化はなくても操作感やテンポの良さ、数の暴力による絶望感など、手触りやシステム面での改良を重視するほうが良いと思うからだ。だからといって、グラフィックに力を入れなくても良いとは思っていない。あくまで、私が『地球防衛軍』に期待するものの優先順位として、”グラフィックの進化”は低めなだけである。しかし、今後の技術革新やハード性能の向上による『地球防衛軍』なりのグラフィックの進化には期待したい。 総プレイ時間は約225時間。1つの難易度ごとに1つの兵科縛りでプレイしていたので、なんだかんだで発売日の8月下旬から11月中旬までの約3ヶ月間楽しめた。1つのタイトルでこれほど楽しく長く遊べた『地球防衛軍6』が、私のGame Of The Year 2022になります。
Game of the Year 2022
TricolorYFM123 さん
HADES
物語が面白い テキスト量が膨大で どのキャラに話しかけても 毎回違ったリアクション、台詞が聞ける ビルド・武器の種類が多彩で 毎回悩みながら ビルドしていくのが楽しい 操作性はとにかく爽快 何回遊んでも何回クリアしても楽しい 慣れてくると1周20分ほどで クリアできるので トロコンした今でも PS4をつけたら取りあえず ハデスを1周クリアしてから 別のゲームを遊ぶ位に今でもハマッています
Game of the Year 2022
バラゴリング さん
ウルトラ怪獣モンスターファーム
モンスターファーム2とウルトラマンシリーズが 大好きな私は迷わず購入! しかし 「多分おバカなキャラゲーだろうな(笑)」 と若干の不安を感じながらもプレイすると… なんと!完成度の高さに驚愕 モンスターファーム2で面倒だった 操作感は改善されていたり 怪獣バトルは巨大さをしっかり感じられて 特撮を見ているような錯覚を起こさせる (特大モニターでプレイすれば大迫力だろう) ただバルタン星人やメトロン星人などの 劇中で明らかに 人間よりも高い知能を持つであろう 宇宙人を育成するのは 何とも言えない違和感を感じてしまう 特にメトロン星人は声優が 声を当てているのでなおさら (ハッハッハッハッと笑う) 少しネタバレにはなるが 大事に育てた怪獣がウルトラマンを倒したり 人気モンスターのモッチーやスエゾーとも バトル出来たりもする 育成ゲームが好きな人は 騙されたと思って買ってみて欲しい 絶対にハマります 追伸 もし続編があるなら ウルトラマンシリーズのBGMも使って欲しいし ジラース(エリマキがついたゴジラ)などの 人気怪獣を育成してみたい
Game of the Year 2022
槻市灯代(つきいちひよ)🪐 さん
Outer Wilds
いつからか、何もするにも 「早く答えが欲しい」 と思うようになった。 コンテンツを見るにも、 体験に時間を割く価値があるのかどうかを レビューを確認して判断し、 ご飯を探すなら食べログを開き、 ゲームは少しでも詰まれば 攻略サイトを見るようになった。 情報が増えすぎてしまい、 「答えを得る事が容易」 になったそんな最近に、 私はこのゲームに出会った。 ループもの、宇宙ものというフレーズに惹かれ、 ゲーム好きな友達に 「なんかおもろいゲームあるからやろうよ」 と声をかけて集まり、 酒を飲んでわいわいしながらゲームスタート。 始まって30分、皆無言になっていた。 あまりにも導線がない、 何をすればいいか分からない、 誰も何も教えてくれない。 ついにはそっと電源を切り、 失敗だったねなんて言いながら その日は飲み食いに集中した。 解散後、どんなストーリーなのかだけでも見ておくか……とゲームのレビューを調べてみると、出てくるサイトはどれも 「自分でやることに意味がある!」 と言っていた。 クリアした先輩方は皆 「最初は耐えろ」 「くまなく調べろ」 「メモを取れ」 と熱弁し、 最後はみな、口を揃えて 「攻略を見るな、自分でやれ」 と言っていた。 この情報社会では、意図的に遮断しないと答えが勝手にやってくる。 このゲームも、少し調べればゴールへの道筋を簡単に得ることができる。 だが、このゲームは、 情報を見ることで全てが台無しになる。 何よりも、 「自分で見つける」 事に価値があるのだ。 インターネットを閉じ、 Twitterをミュートし、 完全に情報を遮断し、 メモをとり、 隅々まで歩き、 自分でとことん考える。 このゲームの本当の良さは、 それでしか味わえないのだ。 しかし、私は既にこの情報社会に侵されてしまっていた。 体験に価値があることを知ってもなお、 私はすぐにギブアップして、 攻略サイトを見てしまった。 そして、結末を知り、 本気で後悔した。 自分で見つけなかったから、 前代未聞の感動も無くなってしまった。 YouTubeで実況を見ると、 みな自分で答えを見つけ、 私が得られなかった感動を得ていた。 それがとにかく悔しかった。 情報に価値があるこのゲームは やらなかった頃には戻れない。 体験と情報は、不可逆なのだ。 ただ、このゲームに出会い、私は 「自分で見つけた時の感動」 を思い出した。 小さい頃、 友達と、どこにたどり着くか分からないまま真っ直ぐ進んだあの日のワクワク。 裏路地で何かを見つけた時の感動。 大人になって失ったあの心は 奪われたのでは無く、 自分が捨てていたのだ。 相変わらず、私はご飯に行く時は食べログを開いている。 しかし、たまにだけれど、 携帯を閉じて歩くようになった。 ただの散歩に終わってもいい。 入った店がまずくてもいい。 「自分で探す、自分で見つける」 それでしか味わえない感動があることを、 このゲームが教えてくれたからだ。 他のどんなゲームにも無い、 自分を省みて価値観を揺るがせる そんな体験をさせてくれたこのゲームが、 私の今年のYour GOTYだ。
Game of the Year 2022
げむじぃ さん
Sifu
フロムの死にゲー全部挫折組の私がトゥルーエンドまでやり込んだ奇跡の神ゲー。 SEKIROインスパイアと思われるこのゲームは辛いのは確かなのだが、本家の死にゲーの様な絶望感はやや薄く、自分が徐々にクンフーの達人になっていく様が嬉しくて続けてしまう。 途中死んでリトライすると何歳か歳をとってしまうシステムで勿論姿が老齢化していく。それはそれで達人感が増して良いのだが七十歳を超えるとリトライ出来ずゲームオーバーになってしまう。 なので強敵な敵が待ち受けるラストステージに備えて道中極力歳を取らない様に進まなければならないヒリヒリ感が楽しい。 レスポンスも非常に良く慣れてくると敵の攻撃をヒョイヒョイ見切って反撃出来るので「俺強えぇ!」感が味わえる。 私みたいに死にゲー挫折者のリハビリや死にゲー未経験者の入門編にとても良いと思う作品。 ジャッキーチェン、ブルースリー世代は必須で!! #ゲームなんとか
Game of the Year 2022
ERIM🧝今年もお世話になりました来年もよろしくね さん
ELDEN RING
実は初「死にゲー」でした。DS,BB,SEKIRO・仁王が未プレイ状態で特にやるつもりもないし なによりPS4も5もXBOXも持ってなかったんですが、 PODCAST『ゲームなんとか』で取り上げられる事も多く その中で「約束された神ゲー」のくだりが深く刺さり ゲームハードを探しつつ発売日3日前にXBOX(sX)を運良く購入でき なんならゲームのダウンロード購入も初でなんとか発売日よりプレイ その難易度は「?」の連続で最初の練習用洞窟でも死に 出てすぐの金色の騎馬兵で死に廃墟で死に城で死に死に死に死に あぁなるほど「死にゲー」だわ となった その後慣れてくるといろいろな場所で いろんなアイテム・武器が手に入り楽しくはなってきましたが その膨大なフィールド・ダンジョンにゲポがでそうでした まーなんとかレベルと遺灰と壊れ武器でクリアはしました 2月発売という「早すぎたGOTY」ですが やっぱり2022年のゲーム・オブ・ザ・イヤーにふさわしい作品と思います
Game of the Year 2022
ジョン@営農とサブカル さん
ポケットモンスター バイオレット
親になってから初めて触ることになったポケットモンスター。 まさか40歳手前で、わざタイプの相性表を暗記することになるとは思っていなかった。まだクリアはほど遠い状況だが、妻と娘とたのしくゲームが出来ている。 6歳の娘でも軽く進めることもできるし、いきなり高レベル帯に挑戦もできる。 やり込む気はあんまりしないが、良いバランスのゲームだなと思う。オープンワールドゲームにありがちなバグやラグが多いのはご愛嬌。 オープンワールドのおかげでポケットモンスターの世界を歩き回れて、野生のポケモンの生態を見られるのがとても興味深い。草ポケモンには葉脈が走り、ドラゴンポケモンは爬虫類の目の動きをする、ゴーストタイプは夜にしか現れず、大発生する時間も種類も生態に沿っている。一体一体、「いきもの」としての生態を付与しようと努力しているところが、ポケモンのサファリパークを作ろうとしている感じがして素晴らしい。 「ポケモンを食べるなんてとんでもない!」という描写が徹底しているアニメと違い、ゲームは「ポケモンを食べる」世界だ。それをあっけからんと出してるのも好感が持てる。例えばマケンカニの説明に「パエリアの具材として使われる」とあるがピクニックの材料では漠然とシーフードとなっていて、むやみにやたらに強調しないのがほど良い。 そして、緑と赤の頃からの宿痾である「ポケモンを戦闘させる遊びと、それを生業とするトレーナーの倫理」については、今作はちょっとチャレンジングなことをしているように思う。 今作には、「ネモ」という同級生がライバルとして登場する。ネット上では、ハンター✖️ハンターのヒソカのように扱われてるポケモンバトルジャンキーだ。 彼女は、ポケモンバトルに憑かれているため、ポケモンを数で認識したり、育てている量が多い。進めていくと「この娘、なにか、おかしい」というのがはっきりと分かってくる。 系統にはっきりとした愛着のあるジムリーダーや不良たちと違い、彼女は節操なく、ポケモンを使いこなす。 きっと、彼女のボックスには、面倒も見られず放置されたポケモンや卵が何百体といる。ポケモンにニックネームもつけず、種族名で呼んでいるに違いない。現実でいうなら、犬を「イヌ」とよび、複数の犬を番号で区別しているようなサイコパスしぐさをしてるはずだ。 彼女のふるまいは、言ってしまえば過去作で操作してきたようなポケモンマスターやチャンピオンを目指すプレイヤーの振る舞いとまったく同じだ。 本来、あの世界の住人はポケモンに愛着をもち、少ない数しか面倒を見ない、というかみれないのが普通なのだ。道行くポケモントレーナーの持ちポケモンが少ないのはそのためだ。 ポケモンをモノのように扱える、考えられる人間だけがチャンピオンになっていく世界なのだ。 そういった、プレイヤーの異常性を見せる鏡として、あんなポップな活発女子キャラを出してきたあたり、任天堂の底意地の悪さを感じられて素晴らしい。 ネモの異常さを際立たせることによって「彼女のような人ばかりではない」としたのはうまいなと思う。 また、彼女との対比で出てくる学友のペパーは、たった一体のポケモンの病気を治すために、各地のスパイスを探して回っていて、プレイヤーと共闘として強大なヌシポケモンに挑んでいく。 ネモと比べるとなんと健気なことか。娘には、ペパーのような面倒みきれるポケモンを大事にする子に育ってほしいなとゲームをしながら思う。 お子様向けーなゲームな感じはするものの、大人がやればジュブナイルとして楽しめるし、子どもに向けた配慮もされていて親子で始めるRPGとしてとても良い作品なので、わたしのGOTYになりました。
Game of the Year 2022
たくじ さん
スプラトゥーン3
インク塗りたくりシューターという革新的なタイトルの3作目。 3つの主要ゲームモードとも、さらに磨き上げられ、遊びやすさが完成した作品になった。 協力プレイのサーモンランや一人プレイのストーリーモードの敵キャラ・ボスキャラ・ステージギミックが、対戦モードの様々なブキ、スペシャルブキを模しており、相互に練習になる部分は、上手い作り込みだと思った。 ボスキャラや大物シャケとの戦いは、さすが任天堂と思わせる楽しいギミックが盛り込まれている。 雑多なグラフィティ溢れる街の表現と、イカしたファッションでイカ・タコ達が闊歩する様子は最高にカッコいい。 定期的なゲーム内イベントの運営体制・改善体制も整っている。 革新的なシュータータイトル、という挑戦が確固たる到達点に至った一作。