みんなのGOTY

Game of the Year 2024
運ぶ様に謳う さん
ドラえもんのどら焼き屋さん物語
Switch版をプレイ。 時間が溶けた!脳汁プシャー!! 普段のプレイ時間が1日に長くても3時間程度の自分に10時間使わせた中毒性が今年一番だった。 ドラえもん以外の藤子・F・不二雄さんの作品沢山出演してて知らない作品に興味もって色々漫画購入させてしまう力を持つ。 どら焼き屋さんの概念が壊されるスケールの作品。店の中にホテルが出来たり映画館があったりする。 生活に軽く支障が出る瞬間最大風速の熱中力をみせてヤバかったのでこのゲーム作ってるカイロソフトの作品は自分の中で危険物取扱注意とあいなりました。(カイロソフト初体験)
Game of the Year 2024
パラたま さん
アストロボット
今年もたくさんの素晴らしいゲームに出会えた一年でした。本当にどれも優劣を付けられるような作品達ではなかったので今年はYourGOTYの登録も悩みましたが、そんな気持ちの中でも今年の一本として想いを託せるのはこれかなと、選ばせて頂きました。 「アストロボット」 PlayStation30周年を祝した同窓会であり、テーマパークであり、ラブレターでもある、非常に愛に溢れた作品でした。ハード愛とはこういうものであるべき。 ゲームとしてはシンプルな3Dアクションではあるものの、DualSenseの機能を活かした体験は新しく、ステージを進めるごとに出てくる新しいアイテムやギミックに終始ワクワクしながらプレイ出来ました。 アストロ君は可愛くてプレイ中は終始口角上がりっぱなし。PS作品の歴代スター達に扮した仲間集めは、自分の今までのゲーム人生があってこその感慨深いがあり、懐かしさ驚きも可愛さも嬉しさもとにかく色んな感情が溢れてきて一人じゃ受け止めきれないレベルでした🤯 時間の限られている人生の中でこういう体験は何度も出来るものではないので、思い出深い一本になったことは間違いありませんね。幸せな時間でした。
Game of the Year 2024
ネッサー さん
真・女神転生V Vengeance
2021年にニンテンドースイッチで発売された、「真・女神転生V」から様々な要素を追加した決定版である。 真・女神転生と言えば、プレーヤーの選択次第で変わるLow-Neutral-Chaos別の分岐ストーリーもさることながら、やはり悪魔合体と育成! 約270体の古今東西の神、天使、悪魔、妖怪、英雄等を、会話や悪魔合体で仲魔にし、育成していく過程がたまらなく楽しい。 過去作からブラッシュアップされてきた悪魔合体は、今回「2身全書合体」が追加された事で、より便利かつ気軽に行える様になり、悪魔の組み合わせをメモして唸りながら合体チャートを組んでいた過去に比べると、格段に遊びやすくなったと感じる。 育成についても、レベル上限アップやエンドコンテンツの追加により、より長く楽しめる様になっている。 また、グラフィックも強化された事で、より悪魔に愛着が湧き、伝承を読みつつ空想に浸ったり、新コンテンツ「悪魔の裏庭」で悪魔を鑑賞するだけでニヤニヤが止まらなかった。 元の「創世の女神」から追加されたシナリオ「復讐の女神」は、ストーリー展開が薄く感じる箇所もあったが、筆者としては元来真・女神転生は想像・考察する事が面白く、申し分ないと感じた。 音楽についても、女神転生らしい独特の哀愁と高揚感が混じり独自の世界観を感じる事が出来た。 総じて真・女神転生シリーズを初めてプレイするプレーヤーも遊びやすく、古参ファンもニヤニヤ出来る要素もありおすすめ出来る作品である。 是非、悪魔が跋扈する世界へ足を踏み入れてはいかがだろうか…
Game of the Year 2024
🎍たみやさん🥏 さん
ゼルダの伝説 知恵のかりもの
おもしろかたよ
Game of the Year 2024
ちゃんぽん@ゆっくり実況/配信 さん
ペルソナ3 リロード
ペルソナシリーズは色々なところで見たことがあるにもかかわらず、実はここまで全くのシリーズ未プレイ。 しかもGame Passが新規入会キャンペーン(3ヶ月200円)をやっていてラインナップに入っていたから、という非常に不純な理由から手を出した今作だが、自分にとっても今後の人生に強く影響するような、そんなゲーム体験を積めた一作だった。 まずはフルリメイクならではの洗練されたグラフィックに加え、2Dアニメーションと3Dシーンとを組み合わせた没入感のある演出。 パーティメンバーの豊富なサブイベントのおかげでキャラへの愛着も湧き、それにより非日常の世界に置かれた高校生のいい意味で幼い部分にも懐かしさを感じながら感情移入ができる。 BGMも自分が抱いていたイメージに違わずスタイリッシュなものが多くあり、戦闘もうまく立ち回れば一方的に敵に対してマウントを取れたりと、シリーズ初プレイの自分でもその楽しさを実感するまでに時間はかからなかった。 ただ、このゲームをGOTYに挙げる一番の理由は"コミュ"の存在だ。 コミュは簡単に言うとNPCとの信頼度を高めていく個別イベントのようなもので、普段学校で会うクラスメイトから夜に特定の場所に行かないと会えないちょっと危ない大人(?)等、様々なキャラと交流を深めていくことができる。 そして最初はゲーム内の作業として始まったこのコミュイベントだが、中盤以降になると自分の心情が変化していっていることに気が付いた。 コミュは信頼度が高まるにつれてそのキャラ個人の事情というのが次第に露になり、キャラから助言を求められることも増えていく。 それに対してこちらは選択肢を選ぶことで助言するのだが、「あの話の後この人はどうなったんだろう、上手くいったかな、大丈夫かな」と、そのキャラ個人の動向にフォーカスするようになり、最終的にはなんとかこのキャラの助けになりたい、力になってあげたい、とすら思うようになっていた。 最終的に様々なものを乗り越えて迎えたED、余韻に浸るタイトル画面。 普通ならゲーム内のイベントを思い返すところだが、自分の脳裏に浮かんだのは「自分の人生でこんなに尽くしたいと思える人や、逆に尽くしてくれる人っているのか…?」という疑問だった。 主人公がそれぞれのコミュでNPCと交流を深めていく様子は、これまでせこせこ1人で活動してきた自分には見えていなかった世界であり、またそれらしい言い訳を並べてあえて見逃していた世界でもあり、本当なら自分もこれまでにもっと色んなコミュを作れていたかもしれない…という悔しい感情すら湧き始めていた。 結局そこから数ヶ月モヤモヤした感情を引きずり、最終的にもっと自分から動いて自分なりのコミュを見つけていきたいという結論に至った。 至ったとは言うものの実践できるかどうかはまた別の話で、物理的に無理な部分もあればまだまだ言い訳をしてしまう部分もある。 そもそもリアルの環境にゲームの概念を当てはめて考えるのもモラル的にどうなのかと思うこともある。 それでも自分はペルソナ3リロードに与えてもらったきっかけを無駄にはしたくない。 近い将来ポジティブな形で自分が良かったと思えるように今後も色々考えていきたいと思った。 と、自分は少し重たく受け止めてしまっているが、ゲームとしては本当に良質なRPGで、その中に人間関係の大切さと温かみというのを肌で感じられる瞬間がいくつもあるので本当におススメ。 プラットフォーム的に少しプレイするハードルは高いがPSP版の移植なども展開されているので、この年末年始に是非触ってほしいゲームだと思う。
Game of the Year 2024
paparapa さん
Return of the Obra Dinn
本作のジャンルを一言で説明するなら、推理ADV。 1802年。商船「オブラ・ディン号」が乗客乗員総勢60名を乗せたまま、目的地の喜望峰へ到着せず、消息不明となる。5年後、ファルマスの港に無人で到着した船には乗員の姿はなかった。その原因を探索し、損害調査にあたるのが、東インド会社ロンドン所属の主人公。船に乗り込み、乗員乗客の指名、死因、犯人を明らかにする。 本作の特筆すべき点は、その独特のグラフィックだろう。1bit、白と黒で描かれる世界は本当に独特で、ゲームボーイがそのまま進化したかのようなグラフィック。プレイヤーは、まずはこのビジュアルスタイルで作られる世界を堪能するべきだ。 ゲームプレイはアドベンチャーらしく、船の中の限定された空間を動き回り、乗員の遺体を調べることで、その人物の最後の瞬間を確認出来る。そこに映し出された情報から、氏名、死因、犯人(事故死、自殺の可能性もある)を60人分特定するという単純なものだ。主人公の手元にあるのは乗組員名簿と2枚のスケッチ、オブラ・ディン号が辿った航路のみ。その場面単独では、特定出来ないことの方が圧倒的に多く、ほとんどのケースでは単独では解明できない。結果、プレイヤーは遺体を渡り歩き、なんども死の瞬間に立ち会いながら究明していくことになる。場面と場面は連続しているようで空白部分もある。 このゲームの本質は、場面と場面の間を読み解く、行間を読み解くゲームなのだ。 このデザインに気がついてからが本番だ。 ゲームを始めて2時間、6人ほどの身元を明らかにしたのだが、その時点で60人、全員の死の場面には立ち会っている。もう手がかりはないのである。本当に全員分、解明できるのかと思ったことは言うまでもないだろう。そこからは死の瞬間を歩き回り、その時のシチュエーションから遺体の人物だけではなく、その場にいる人物を類推していくのだ。答え合わせは、1人の身元だけではなく3人合致して始めて正解とアナウンスされる。この3人という人数が絶妙だ。多すぎもせず、少なくもない。これが1人2人だと、当てずっぽうに選んでも正解と判明してしまうし、4人5人だと多すぎて、正解に辿り着くまでにプレイヤーがあきらめてしまう可能性が高くなる。このペースが、プレイヤーが謎解きを達成した際に、丁度良い快感を与えてくれる。60人分、全員判明させた時の快感は、死にゲーをクリアしたかのような達成感であった。リプレイ性の低いゲームだけに、最初の1回に体験の全てが込められている。たった一度のプレイだが、深く印象に残るゲームであることは間違いない。 2時間で全ての場面を見て、そこから10時間。この10時間、繰り返し同じ場面を見るのだが、同じことを繰り返すことが前提のゲームデザインにしては、多少の煩わしさはある。しかし、その事がゲーム自体の評価を大きく下げるほどの問題ではないと判断する。 2018年の作品と古い作品ではあるが、ゲームプレイや独特のグラフィックなど、古さを感じるような作品ではない。唯一無二の最初で最後の体験は非常に素晴らしいものとなるだろう。万人におすすめできるゲームではないが、これまでに体験したことのないゲーム体験を求めるならば、是非ともプレイしてもらいたい作品である。 以上を持って、本作を2024年私のGotyとしたい。
Game of the Year 2024
Kenaz07(ケイナズ07) さん
The Cosmic Wheel Sisterhood
自分でタロットカードを作成する楽しさは勿論、そのカードによって千差万別に変化するキャラクターとの会話の一つ一つが面白いです! 物語の進行や会話によって紐解かれていく世界観もよく練られてて最高です! 音楽も良い!ゲームシステムもいい!シナリオも良い! va-11-hall-aやコーヒートークが好きな方に是非オススメします!
Game of the Year 2024
たな〜か さん
アストロボット
かわいいキャラクター ゲームバランスが良い 軽快なBGMが多くてテンションが上がる 思い出を刺激するキャラクターたち キャラ愛が感じられる DualSenseを活かしてるので没入感が良い
Game of the Year 2024
ドイ ケンイチ さん
バルダーズ・ゲート3
「バルダーズ・ゲート3」! TRPGを下敷きにしたCRPGという聞きなれないジャンル。 高すぎる自由度を売りに数々のアワードを受賞した本作。 スパイク・チュンソフト様による日本語ローカライズ版を発売日に買って、壮大でちょっとグロいオープニングに心惹かれ、ゲームを始めてみたものの、、、皆さんはハマれましたか? スゴい部分めっちゃあるし、間違いなく楽しいゲーム! 、、、なんだけど90時間プレイした自分は、結局いまいちハマれませんでした。 じゃあどうしてYour GOTY? 一旦ゲームプレイしなくなってしまったものの、ずっと楽しかったのにナゼハマれんかったんやろ?が心に渦巻いていました。 モヤる気持ちを抱えたままYour GOTYを選定にするにあたり、考察と再プレイをした結果。。。 僕は「バルダーズ・ゲート3」を選出することになるのです。 。 。 。 ところで、皆さんはTRPGやったことありますか? 来年50歳になる私は、まぁずーーーっとゲームを中心としたヲタクとして育ってきました。 自分がまだ学生だった頃は、現在のようにネット環境も普及してないからチャットや音声チャットもなく、TRPGを遊ぶには色々とハードルが高い時代だったように思います。 それでもゲーヲタなんかしてると、Wizardryはじめ初期のRPGがTRPGから生まれていることを知ったり、TRPGのリプレイから生まれたグループSNEの「ロードス島戦記」という傑作小説が発売されたり、と、なんだかんだTRPGにも興味を持つ機会が増えていきました。 TRPGプレイしてみたい。 そう思った私は、蛇の道はヘビ、TRPGのコンベンションに出かけたりしているより濃ゆーいヲタク仲間を捕まえてGM(ゲームマスター)をやってもらい、友達の家に集まってTRPGに興じました! 当時はヲタクへの風当たりが少しだけ強い時代背景でもあり、狭い部屋にオタク仲間が集まり、キャラクターシートにアニメ絵書いたり、演技をしながら会話で物語を進めていくゲーム? なんならキモオタ(の私)がエルフの美少女ツンデレキャラを演じてたりするんでしょ!? ウーワ、、きもきもっ!うな肝!砂肝!! なーんてクラスの一軍女子から思われてたりしたのでは?って邪推したりしつつも(涙) 、、TRPG!楽しかったんです!! 生い立ちや性格、口癖、などなど細かく気合いれて作った設定を反映させてキャラクターシートつくるのも、GMが造ってくれた世界を想像力で冒険することも、すごく楽しい。 そのTRPGの楽しさの中でも、私が感じた超個人的主観で考える一番のTRPGの楽しさを、ルール等々無視していろいろ魔改造したリプレイっぽいものでお伝えしてみたい。 てことで、さぁ行きましょう、、 〇滅の刃をベースに、それぞれ私、B君、C君が操る丹次郎、亥之助、善逸っぽいキャラクターの3人パーティーの冒険です。 「」はキャラを演じてセリフを発言していると考えてください。 GM:横浜村のギルドで鬼退治のクエストを請け負った一行は、横須賀の大楠山を目指します。 GM:街道をすすみ。麓の村平作村まであと少し、さー皆さん判定(ロール)してください。難易度は中。 私:おっ村に着く前に戦闘かー?えぃ…コロコロ(サイコロを振る音)…成功 B :難易度中ならラクショー!コロコロ…失敗 C :くそー俺も失敗 GM:失敗した人は街道沿いの川向こうに人影を見つけます。成功した丹次郎には人ではない亜種族が獲物(牛の死骸)を運んでいるように見えます。 B :亥「おっあそこに人がいるぞ!」 C :善「かわい娘ちゃんだったらいいなぁ♪」 私:丹「ちょっと待て、あれは人じゃない!!」 B :亥「なに!!敵か!?敵なのか!?強いのか!?」 B :亥「名乗りを上げて攻撃するか!?」 C :善「えっ敵!強そうなの?コワイー」 私:(GMに)魔物判定とかにおいの判定はできますか? GM:OKです。におい判定どうぞ。難易度は高です。 私:コロコロ っしゃ!6ゾロでクリティカル。 GM:まだ陽が高いのでもちろん鬼ではありませんが、(クリティカルなので)ゴブリンからは人の血の匂いも感じられます。牛は十中八九、麓の村から略奪してきたものでしょう。 私:丹「っゆるさん!!」全速力で近づいて先制攻撃をしようとします。 B :丹次郎が走るのをみて、名乗りを上げます「我が名は亥之助、横浜よりこの地へ来た、そなたたちは…」 C :善「だまれ!小僧!」と亥之助に言いはなちます。www GM:では先制攻撃で戦闘に入ります。 GM:(本当は戦闘前に周囲に注意向けてたら、自然にできたダムを決壊させて倒す選択肢もあったんだけどなー) GM:では先制攻撃、丹次郎どうぞ 私:移動攻撃をゴブリンAに!(ゴブリンA回避失敗) 私:「くらえっ参ノ型 流流舞い!」 GM:ゴブリンA「ぐわぁー」「殴ったね!おやじにもぶたれたことないのに!」残りHP1です。 GM:次の行動、素早さの高い善逸さんお願いします。 C :霹靂一閃とどきますか? GM:ゴブリンAになら届きます。 C :じゃあ打ちます!「霹靂一閃」コロコロ…ファンブル(ルールにもよりますが出目が悪く単なる失敗ではなく大失敗) GM:ゴブリンAの横を通り過ぎ、牛に刀を突き立てます。善一は刀が抜けず次のターン行動不能です。 C :善「ぎゃーいやぁああー!見間違えて牛攻撃しちったー」 GM:血だらけのゴブリンAが言い放ちます「こんなの避けるまでもねえ!!」 C :悟空かよっ B :さっきから主人公すぎだろゴブリンAwww 私:メガテンの「食いしばり」も発動してたしねwww 残りの戦闘はちょっと割愛 GM:ゴブリンAは絶命、Bは虫の息で、戦闘終了しました。 私:ゴブリンBを拷問します。「鬼はどこだ?話せ!」 GM:では判定してください。難易度は低です。 私:コロコロ…失敗です。うぁー GM:(まじすか、ここはスムースに鬼の情報引き出して進んでほしかった。うーんじゃあ、、) GM:ゴブリン「上弦の参にご迷惑をかけるくらいなら、、、」と言って舌を噛んで息絶えました。 私:丹「…敵は上弦の参…」 。 。 。 と、まーこんなんが僕の考える楽しいTRPGです。 GMが用意してくれたギミックを動かすことができなかったり、ヲタク会話てんこ盛りで内輪で盛り上がって、サイコロの目という偶然性に左右されつつ、キャラクターを演じ、会話の中ではGMもファンブルを面白くしたり、簡単な判定失敗もさじ加減で少しだけ物語によりそってくれたりして、こうして作られる唯一無二の僕達だけの物語こそにTRPGの最大の面白さがあります! 上述の冒険だってダムを利用して倒していたら、会敵せずに様子見で先に村を目指していたら、ゴブリンを懐柔していたら、そう、それぞれ全く別の物語がつづられるのです! ここで私はハタと気付きました。 「バルダーズゲート3」ほぼ常にどこでもセーブ・ロードできます。 自分はより良い結果を得るために、しょっちゅうセーブ・ロードを繰り返してしまっていました。 文字通り、サイコロを振りなおしていたんです。 TRPGはファンブルも面白いと自分で言っていたのに、唯一無二の今このパーティだけの物語をやり直してしまっていました。 だってあの選択肢の先は?この人の感情に気づけていればどうなったの?って思うじゃないですか!! でもまさにこれが間違いだったんですね。 そう、サイコロの振り直し、時間の巻き戻しはGM(神)に対する冒涜でしかないのです。 のび太GMにプレイヤーのジャイアンが ジャイアン「なんだよのび太ぁーもっかい振らせろよ!」 スネオ「そうだ、そうだー」 シズカ「剛田君、それはいけないわ、神にあらがう行為よ」 のび太「しずちゃん…(ポっ)」 てな、ことなんです!! やっべーやっべー超ミスってた。 アワくった私はクリアできなかった前90時間を放棄し、基本セーブせずで遊びなおします。 なんという事でしょう…ラリアン匠が作った世界は見え方がまったく違ったものに早変わり。 サイコロの振り直し、行動選択のやり直しができない世界は、物語が緊張感を増し、唯一無二の物になっていきます。 前回はマップの隅々まで確認しに行っていましたが、TRPGだと考えたら、普通行き先を決めたらなんかしらの 行き詰まりがない限り、引き返して別の道はいきませんし、行動選択の規範もTRPGになぞらえると、このキャラクター ならどういうセリフ発しそうか?どういう行動とりそうか?まさにロールプレイすることで世界は変わりました。 この高いといわれる自由度は、行動選択=ロールプレイの幅を持たせるためのものだったのです。 「頭に巣食った寄生生物を取り除く」という大きなストーリー展開のある本作ですが、1万7000種以上 マルチエンディングがあるのも、GMである制作側がアドリブを利かせられないCRPGであるがためなんでしょう。 制作側が最大限自由に冒険できる場を作り、プレイヤー達が作り上げた物語が唯一無二のものとなって、 プレイフィールとして残る。 任天堂大好きっ子の私はティアキンを抑えるゲーム?ほんとにー? と思ってた昨年から時間を経てたどり着いた結論として、 「バルダーズ・ゲート3」神ゲーです!! 最後に一つだけ蛇足させてください。 Your GOTY選定のための検証するために、実況動画なんかもいろいろ見ました。 その知見をもとに、このゲームの魅力を語るとするならばマルチプレイは外せません。 GMであるラリアンスタジオ様はソロプレイでも楽しめるよう、プレイヤーがいろいろ考えることだできるよう、 最大限の自由度といろいろなNPC、緻密で壮大なシーンを用意してくれています。 とは言えこのゲームはやっぱりTRPGなんです。 「ちょっおまえ宝箱こわす前に盗賊の俺に言えって言ってんじゃん」 「ボス殴りに行くからバフかけてー」 「おいおいなんでそんな離れたとこで戦闘になってんのさww」 こんな風にワイワイガヤガヤしながら自分「達」だけの物語をつづっていくのがこのゲームの最大の魅力かもしれません。
Game of the Year 2024
高見知英 さん
Grounded
1990年アメリカ、1cmサイズくらいまで小さくなってしまった子どもたちが、もとの姿に戻るために家の裏庭を大冒険するゲーム。 裏庭に住んでいるのはアリやてんとう虫、蜘蛛などのおなじみの虫のほか、ゾウムシやアブラムシなど肉眼で見ることはまずない虫など実にたくさん。その虫たちと闘ったり、時には肉を頂いたりしながらサバイバル生活を歩むゲーム。 敵となる虫と間合いを見極めてうまく戦うアクション性、少しでも油断すると弱い虫にもやられてしまうスリリングさ、自分の住処を草や茎などさまざまな素材で作っていくクリエイト要素、いろんなものが詰まっていて遊べる範囲はたくさん。強力な虫を知略を尽くして撃退した時は思わず声が出るほど興奮します。 また草食のゾウムシやアブラムシなどを主食として生きて行くことは多いのですが、そういうような無抵抗の虫を倒して生き延びる生活を送ることになり、狩りをするってどういうことだろうというような現実世界では今なかなか体験できないような経験ができる、学びにもなるゲームだなと思います。 自分はやっていないものの、4人でのマルチプレイも可能。MicrosoftアカウントでサインインすることによってXboxやPlayStationなど別プラットフォームのユーザーとも協力プレイが可能。 複数人で裏庭の冒険を行っていくことができるそうです。 ソロプレイでもマルチプレイでもいろいろな要素があり、それぞれの難しさがあり、非常に面白いゲームだと思います。