みんなのGOTY

Game of the Year 2024
もけもけ さん
ファイナルファンタジーVII リバース
オリジナルのことはほとんど覚えていなかったけど 色々な思いが蘇ってきた物語でした。 ユフィちゃんの活躍により暗くなりすぎず楽しく旅ができていたり、レッドXIIIのナナキっぷりが可愛かったり。 FF7Remakeも良かったですが、Rebirthはホントに楽しかった。 どんどん広がって行く世界。キャラクターの掘り下げ、豊富なミニゲーム、そして爽快感と良い具合の難易度。 FF7の世界がこんなに3Dで描かれるとは思っていなかったです。没入感がすごかったです。 一人でも多くの人に触ってもらいたいです。
Game of the Year 2024
みねみつる さん
Until Then
『運命的な出会いと別れを繰り返す、波乱万丈なシネマティック青春アドベンチャー』 本作Until Thenはそんな偶然と必然が入り混じった人間ドラマを非常に色濃く体験できる傑作でした 本作を語るうえで推していきたい、個人的好きポイントは色々とあるのですが 特に良かったところとして真っ先に挙げるなら、やはりピクセルアートによるグラフィック表現とアニメーション演出でしょう 背景と人物が見事に溶け込んだ自然な街並み描写と感情豊かに表現されるキャラクター達のリアクションは無意識に没入してしまうほどよく出来ています 特にキャラクターの表情の変化やちょっとした行動の機微でいちいち説明しなくても「その時どう感じて何を思ったか」がこちらにも読み取れるくらいアニメによる心情表現が巧みだし、そのうえ全編通して見せ方がかなり凝られているため絵的な意味での飽きがこないのも凄く良かったと思える部分 ビジュアルノベルという体のアドベンチャーゲームでありながら言葉だけでなく絵のみで伝える説得力も高いというのは、優れた作品ならば当然備わっているものなので特筆すべきことではないのかもしれないが それでもキャラクター同士の会話の間やセリフの淀み、チャットで話す際に相手が画面の向こう側にいて見えないからこそ言いたいことを飲み込んだり言葉を選んで文章を打ち直したりといった より現代に近いコミュニケーションを取り入れることで共感しやすくなっている「焦り、期待、不安、戸惑い、緊張」をスマホ画面のメッセージ一つで伝える繊細的手法はやはり卓越した演出力として触れざるを得ない それほどまでに本作のピクセルアート描写は表現力という点において他と比べても頭一つ抜けている、見せ方が上手すぎる またグラフィック等の見た目以外の部分、特にシナリオや登場人物といったゲームの内面について触れるならば それは未熟さが故に引き起こす人間関係の拗れ、そのリアリティ ここを要注目の見どころとして推していきたい 友人や家族を気遣う優しさと上手く自分の気持ちを伝えられない不器用さ、またときに意固地になって自らの過ちを認めないふてぶてしさと学ぶことなく何度も間違いを犯してしまう愚かさを誰もが持っていて 繰り返されつつも少しずつ変化していく日常の中でこれらの折り合いがつけられずに、あるいは理解出来ずに衝突したりすれ違ってしまう人間模様はとてもリアルだし、そこが非常に魅力的でつい物語に引きこまれてしまう プラトニックで初々しい恋愛模様もあれば、独自のルールによって縛られてる家庭環境があったり、将来の夢や過去のトラウマといった仲が良くても踏み込めない領域があったりと 友情、家族、恋愛、そのどれに於いても関わることで状況が二転三転しそうな危うさ、もしくは希望という不確定要素がこの人間関係を巡る話の全体を占めていて、なお且つストーリーの強い推進力になっている これが私個人としましては、とても見応えがあって面白かったです そしてこの等身大の人間描写とそれによって築かれた各関係性の絶妙な距離感の描き方こそがシナリオ面でのUntil Thenの他作品よりも優れている突出した魅力ポイントだと思っているので これらの登場人物が織りなすもどかしくて切なくてある意味泥臭いストーリーと、最終的に彼らが選択した人生の行く末には本当に目が離せなかったし、それこそ友人の忘れられない思い出体験に立ち合ったようなエモさを感じられて大変素晴らしかったです 学生生活という限られた時間の中で誰と出会い、何を為すのか。そしてそこで得られたものは今後の人生にどのような影響をもたらしどんな形で自分の心に残るのか 正直こんな題材なんて数えるのも馬鹿らしくなるくらい世に溢れかえっているし、このゲームも例に漏れずそのありふれたものの一部でしかない しかし、だからこそ、そんなありふれた世界の誰もが通る道のなか、もがき苦しみながらそれでも自分自身の存在意義をひたむきに一生懸命に探し続ける彼らの生き方には心を打たれてしまう 良くも悪くも模範的な解答が出来ないこのどうしようもない人間臭さと大切なものを繋ぎ止めていたい思春期特有の青さに惹きつけられてしまう そういったありきたりなテーマだからこそ際立つ、作品における登場人物の実在感が私は堪らなく好きですし、そうであるが故にこれが自分にとって今年一番のゲームだったと胸を張って言える 「一生懸命」Until Thenはこの言葉の大切さと素晴らしさを改めて教えてくれる、そんな誰かの背中を押す優しさに包まれたゲームだなと思いました 普通であることは悪いことではない、普通であるからこそ誰かの特別になれるのです
Game of the Year 2024
ローアングラーうえお さん
ポケモンスリープ
昨年夏にリリースされてからずっと続けているのですが、こんなにも毎日同触り続けたものは今までありません。ゲームというか、睡眠計測アプリにゲーム要素をつけたものですが、毎日飽きずにやっています。 カビゴンを大きく成長させる事がこのゲームの目的ですが、カビゴンの成長には私の睡眠時間が鍵になります。自分がカビゴンと一緒に寝ると、それにつられて様々なポケモンが周りに集まってきて、寝ます。自分が起きた時に、まだ寝ている彼らの寝顔を激写し、寝起きなのにおやつをあげて仲間に引き入れ、"きのみ"や ご飯の食材を集めさせ、カビゴンに与えて育てるというシステムです。 楽しみとしては、集まったポケモンの寝顔写真を集めたり、朝昼晩のカビゴンのご飯を、今ある食材から作ったりというところなのですが、ポケモンごとに集めてくるものが違ったり、色んなスキルを持っているので、集めさせメンバーの組み合わせを色々考える事が出来て、結構奥深いのです。 ただ、奥深いとは言え、ゲームとしては物足りないと思う人も少なからずいるという肌感。睡眠計測が大前提なので、実際に触れる時間は多くても1日30分程度。すぐにゲームから離れてしまう人や、コンプ目的の為に起きている時にも睡眠計測してしまう人もいるようです。確かに、毎日同じポケモンの寝顔しかない時が続いたりするので気持ちは分かります。 だがしかし! そんなの事はどうだっていい!! ポケモンの寝顔が!!! めっっっちゃ、かんわいいぃ〜の!!!!! 毎日同じポケモンが来ても、何回同じ寝顔でもいい!かわいいから!! ピチューのすやすやの顔やプリンの眠そうな半目の顔、ドードーのひとつの頭は起きてる寝姿や、お腹の赤ちゃんだけ起きているガルーラの寝姿。隣同士で一緒に寝ていたりなどするともうたまらんのです…。そのかわいい寝顔を見ているだけで優しい気持ちになれるんです。 お料理を作ってカビゴンやみんなで食べるのも今や日課。とても愛着が沸きました。たまにアプリのアップデートが入り、13時半から18時まで操作が行えない事をうっかり忘れ、お昼ご飯をカビゴンにあげられない事態を引き起こしてしまった時には、胸が張り裂けそうな罪悪感に苛まれ、ほんとにごめん…カビゴン…と1日引きずる時もあります。最初はアップデートの時間帯は10時から14時半で、よりお昼をあげられない事が多くなる時間帯だったのですが、この悲しさをサポートにメールで伝えたところ、多くの人がそうだったのか、今の時間に変更してくださいました。そのくらい身近な存在のゲームになっています。 何ヶ月かやっていると、自分の調子の良くなる睡眠時間や時間帯が分かってくるので、睡眠計測アプリ本来の目的も勝手に達成されていて素晴らしいなと思いました。 ポケモンが好きな方はもちろん、楽しく睡眠アプリを使いたい方にも大変お勧めです。
Game of the Year 2024
ハムしま さん
Hollow Knight
私はアクションゲームが苦手である。 少しでも難易度が高いといわれるものは、そもそも手を出さないか、遊び始めても途中で投げ出してしまうことが多かった。 メトロイドヴァニアは好きである。そして、退廃的で薄暗い世界観はもっと大好物である。 「メトロイドヴァニアの傑作」 「高難易度ソウルライクアクション」 「物悲しく、退廃的な世界観」 ホロウナイトのレビューを見ると、こういった言葉たちが並んでいた。 私は悩んだ。どう考えても自分に向いてない。 でも、それ以外は好きな要素が詰まりに詰まっている…ビジュアルも綺麗で、何よりキャラクターであるムシたちがすごくかわいい…かわいいもの大好き…。 悩んで悩んで、詰むのを覚悟の上で買ってしまった。 さっそくウキウキで始めた。 絵が綺麗〜!主人公ちまっこくてかわいい〜!とかニコニコと進む私に、ホロウナイトは初っ端から最高のお出迎えをしてくれた。 マリオでいうなら1-1。 だいたいゲームの序盤というものは、チュートリアルも兼ねて、ゆるい難易度から始まっていくし、まあ高難度ゲーとはいえ、なんぼなんでもはじめの方なら全然余裕っしょ〜〜と舐め腐った考えで最初のエリアにやって来た。 ホロウナイトさんはそんな甘いもんではなかった。なんせ1-1から殺意が高すぎる。 ジャンプする。足場に着地する。上から私を狙いすましてトゲが落ちてくる。当たる。死ぬ。何度も何度も。 まだ始まったばっかりだよ!!!!!!悪意あるトラップやめてくれよ!!!! 軽く絶望した。エンディングまで行ける気がしない。 それでも、何度も何度も死にながら、ちょっとずつ進んでいくことができた。 そこには確かに、死に覚えゲーといわれるこのゲームの楽しさが詰まっていた。 ヒィヒィ言いながらも、ちょっとずつ自分のプレイが上手くなっていることがわかる。 すっかりホロウナイトのさみしくも美しい世界観と、アクションの手触りが大好きになった。 でも、あるボスが、どう頑張っても倒せない。ソウルの師という、中盤の難敵だ。 見た目はなんかかわいくてちょっと愛嬌のあるおじちゃんムシである。声もかわいい。 まずもう動きが速い。追尾弾がどうしても避けられない。 繰り返し、戻し作業をしようにも、セーブポイントからボス部屋に行くまでのそのへんの雑魚がそもそも強い。 戻し作業だけでもつらいのに、ようやくたどり着いたボスには毎回瞬殺されるのである。 心がバキバキ折れていく。諦めようかと何度も思った。 でも、どうしても、まだホロウナイトの世界にいたかった。 これからもまだこの世界で戦って、物語の終わりまで自分の手でたどり着きたかった。 ホロウナイトというゲームが見せてくれる世界が好きだからだ。 いろいろな動画を見てイメトレした。夜な夜な、ソウルの師のもとに通った。 寝る前にソウルゲーとかやるもんではない。悔しくて眠れなくなる。体にはよくない。 …勝てない。無理だ。 何十回やり直したか、わからない。ゲームでこんなに苦戦したのは本当に初めてだった。 半分くらい意地になりながら… 動きを覚え、追尾弾を華麗に避け、コントローラーを手汗でべちょべちょにしながら、 倒せた!!ついに!!!!!!!! でっかい声でた!!!!(ほんとにでました) その瞬間、ホロウナイトは私の人生の中で忘れがたいゲームになった。 勝った瞬間のあの嬉しさを、たぶん私は一生忘れないと思う。 そうして旅を続けて、なんとかエンディングまでたどり着いたときには、途中苦しんだ分だけ、感慨深さもひとしおだった。美しい物語だった。 ホロウナイトは名作です!メトロイドヴァニアと退廃的な世界観が好きな人には絶対おすすめ!!と、声を大にして言いたい。 今でも、私はアクションゲームが苦手だ。 でも、これから好きなゲームジャンルを誰かに聞かれたら、ドヤ顔にならないように気をつけつつ、こう答えようと思う。 「アクションは苦手なんです。…あ、でも、ホロウナイトはクリアしました!」 頑張れば、苦手なものも、ひょっとしたらできるようになるのかもしれない。 大きな困難に出会っても諦めない心があればそれに打ち勝つことができる!ということを、このゲームから教えてもらった。 …本編クリア後の高難度DLC? できるわけないだろ!!! あんな難しいの!!!!!!!!!!!!
Game of the Year 2024
YUSUKE|ゲームライフレベルアップ さん
不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!
”あの頃の夢中が帰ってきた” 風来のシレンシリーズと言えば、最新作の”6”が目新しいが、 綺羅びやかな最新作とは違い、私にとっての”丁度良いシレン”はこの作品だ。 - とある出来事があの頃プレイした本作に帰ってくる切っ掛けとなった。 自宅にあった64本体にカセットを差し、起動をする。 この非日常の行為も、あの頃は当たり前だった。 「ただただ懐かしい」 その”懐かしさ”が画面にも広がっている。 本作は、 ランダムに生成されるダンジョンを探索するローグライクと呼ばれるジャンル。 ストーリーはざっくり言うと、「鬼退治」だ。 物語は正直、それ程深くはない。 だけれども、敵に値する”鬼”には村を襲う理由があり、 良い鬼も悪い鬼もいて、それぞれの心情が描かれている。 キャラクターも多数登場し、個性豊かだ。 ダンジョン攻略に心強い仲間もいて、助けてくれる。 正に”鬼退治に向かう桃太郎”のようだ。 「鬼は本当に悪いのか?」 そんなことを思いながらも、結局は退治してしまうが・・・ 少年時代にプレイした本作は、 大人になった今、鬼という存在の感覚がまた違って、味わい深く感じた。 - 武器と武器を合成し、より強い武器にする。 識別されていない道具をいかに読み解くのか? 特性のあるモンスターを効率よく倒す。 などと…頭をフル回転させる。 エナジードリンクを傍に置きながらプレイしたくなる。 そんな達成感と考察と緊張感とを常に味わえる。 一度の失敗が仇となる。 だがそれが実に楽しい。 - 本体とソフトがないと出来ない。 などと現在のプレイ環境への敷居は高い本作だが、 すぎやまこういち氏の音楽 丁度良い難易度 温かみのあるグラフィック 数十年経った今でも沢山の”色褪せない”は此処にある。 気付いたら朝、それほど夢中に・・・童心に帰る本作に対し、 発売から24年経った今、改めて感謝を伝えたい。 またきっと・・・いや絶対に、ふとダンジョンに潜る日がやって来るだろう
Game of the Year 2024
ひかる(hikaru_PANTERA) さん
FOAMSTARS
皆様~!!! 天下のスクウェアエニックスが4v4のTPSシューターを発売しましたよ~!! さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい! なに?画面にどこか見覚えがあるだって?スプラ……なんだって? バカ言っちゃいけないよ!任天堂さんから出てるスプラなんたらとは一味も二味も違うゲームさね! なんたってこっちは 泡 パ ー テ ィ ー シ ュ ー タ ー さ! ------------------------------------------------- このゲームの一番のポイントは ”チーム対戦型シューター”への障壁を限りなく低くしているということ! 今回はここに絞ってこのゲームを紹介していくぞ。 まずわかりやすいところを挙げると、試合後のリザルト画面について。 普通のチーム対戦ゲームだと、仲間の一人一人について、何回敵を倒したか、そして何回敵に倒されたかが表示されるのが常だが、フォームスターズではあえてそれが表示されない仕様になっている。 つまり、いわゆる戦犯の指標としてよく使われるキルデス比率が割り出せないということだ。 ちなみに、自分自身のキル数、デス数については見ることができるぞ。 これを踏まえて、一度立ち止まって考えてみて欲しい。 そもそも自分以外のキルデス比率を見る必要って、あるのだろうか? たとえ仲間がどんな立ち回りをしようと、仲間を生かせないのは自分の実力不足!強い者は弱き者を助け、お互いの強みを生かし、補い合いながら、一丸となって相手に勝つ! それがスーパースターの気概だろう? そして、このゲームにはその信念を裏付けるような素晴らしいルールが採用されている。 キーワードは”スタープレイヤー”だ。 詳しく解説していこう。 改めて言っておくと、このゲームは4人一組のチーム同士が戦う三人称視点のシューターゲームだ。 敵に撃たれて体力がゼロになった場合、そいつは身体中泡だらけになり、動けない状態になる。 その状態で敵からキックされると、身体中の泡ごとそいつは場外に吹っ飛んでしまう。 この状態をして、そいつは敵にキルされた、いや、フォームスターズ用語で言うと”チル(chill)”されたということになる。 しばらく場外で頭を冷やしてこいと。つまりchillしてこいということだな。 そして一定時間たつと、リスポーン地点から再スタートだ。 ちなみに、泡まみれ状態のとき、敵ではなく仲間からキックされると、一定量体力が回復した上で復活することができる。 いかに泡まみれの仲間を助けるか、ここは上級者の腕の見せ所だな。 さて、ここまではよくあるチーム対戦型シューターという感じだが、フォームスターズのルールのミソはここからだ。 チーム内で合計七回チルされると、そのチームメンバーの中から、試合内容を踏まえて一番”上手い”と判断されたプレイヤーが”スタープレイヤー”として自動的に選出される。 スタープレイヤーになると、体力が増え、泡の装填数も増え、攻撃力も増加する。 つまり、バフがかかって倒されにくくなるし、また、相手を倒しやすくなる。 ただし!スタープレイヤーがチルされてしまった場合、その時点で試合は終了、チルされた側チームの敗北となる。 つまり、このゲームは上級者に向けてこう語りかけてるわけだ。 『お前、一番この試合で活躍してたよな?んじゃ、このチームの命運をお前に任せるわ。体力も攻撃力もバフかけてあげる。ただし、お前がやられたら……わかってるよな?』 このルールによって、責任の所在が上級者に大きく傾く! 初心者の試合参加に対する障壁は大幅に低くなり、 また、上級者はスタープレイヤーになることによって、試合の展開を自分で作りやすくすることができる! 実際、スタープレイヤーの活躍によっては、一気に逆転する&されることもザラにあるのだ!! ちなみにわたしはフォームスターズを約1,000時間ほどプレイしているが、スタープレイヤーになると未だにドキドキだぞ! 『えっ俺!??でも、一番上手いと判断されたのなら……俺がやるしかない!!』と自分を奮い立たせる感覚。 これは何度味わっても素晴らしいものだ。 他にも、「いかに上手くエイムして弾を当てるか」ではなく、「いかに上手く弾を当てられる状況を作るか」が重視されるゲームデザインや、 殺伐とは真逆の、ハッピーでアゲアゲな雰囲気を意識して作られた演出などなど…… チーム戦シューターで(悲しいことに)ありがちなギスギスを回避し、かつ 『初心者は気軽に参加でき、上級者は主役になれる』 という絶妙なバランス感覚のもと作られたゲーム、それがフォームスターズだ! ほう、プレイしたくなってきただと? そんな君にビッグニュース!!なんと今なら完・全・無・料でプレイ可能だ!! さあ、今すぐプレイステーションを起動して、フォームスターズをダウンロードしよう!!レッツ・泡サタデー・パーリナイト!!! … … … ……という具合に、このゲームが産声を上げたのが2024年2月。 そしてつい先日、来年2025年1月12日をもって、コンテンツ追加のアップデートが終了されるということが公式から通達されました。 予定されていたとはいえ、本当に一年ももたずに、実質の最終回を迎えることになるなんて。 何が悪かったのか? この令和の時代に有料買い切りソフトとして対戦型シューター市場に乗り出したこと?※現在無料でプレイ可 プレステ独占だったこと? PSplus会員フリープレイ期間中にホロライブとのコラボ企画が実現するはずだったのに、PSネットワーク全体障害で企画が延期になって、そのまま有料期間に突入したというあり得ない間の悪さのせい? 初期ショップのDLCキャラコスチュームが1セット5,000円以上という商魂たくましすぎる値段設定のせい?※後に改定されました 冷静になって挙げてみたら色々やらかしてるなオイ!!! とは言うものの、いちプレイヤーとしてはやっぱり悔しいよ。この文章も半分泣きながら書いてます。マジです。 レインボーシックスシージもPUBGもオーバーウォッチも……頑張りたい気持ちはあったのに、敵からの悪意、そして仲間からの圧に耐えきれず、フェードアウトしていってしまった自分。 今回レビューを書くにあたって、フォームスターズの好きな要素を整理してみましたが、こんな僕がこのゲームにハマるのは必然だったんだなぁと改めて思いました。 ビバ、フォームスターズ。楽しい1,000時間をありがとう。 ……言っておくけど、まだサービス終了してませんよ? このレビューを読んだあなたたちがフォームスターズをプレイしてくれれば……ひょっとしたら起死回生のワンチャン、あるかもしれません。 というわけで!!! スクウェア・エニックスが贈る4v4泡パーティーシューター『フォームスターズ』!!! 是非ともよろしくお願いいたします!!!
Game of the Year 2024
ルエド さん
ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
ドラクエ3は何度も遊んだゲームなので、2Dの上から見下ろし型のRPGだったのが3Dになったのが新鮮でよかった。見慣れたはずのアリアハンもこんな感じなんだなぁ~と。 特技が追加されるのはどうかなと思ったけど違和感なく、むしろ面白かった。 ストーリーもいろいろ補完されていたり追加ボスがいたりエンディングのアレだったり驚きも多かった。 隠しダンジョンの一部に思うところありだったけど、知恵と工夫で攻略できたし普段やらない立ち回りで面白かった。 あととりあえずまものつかいめっちゃ強かった。
Game of the Year 2024
Emesuke|Dear Good Gamers ! さん
Neva
Dear Neva 早いものだね。こないだまであんなに小さかったのに。私の足下で必死に飛び跳ねてたのが昨日のことのように感じるよ。 2人で色んな景色を見て、色んな奴らと戦って、一杯笑ったし、一杯傷ついた。でも今はそのどれもがかけがえのない思い出なんだ。 夏は鬱陶しいくらいの緑と光に囲まれてさ、君は見るもの全てに興味深々で、そのちっちゃな瞳がガラス玉みたいに輝いてた。「おーい!Neva!置いてくよー!」。声をかけないと私のことも忘れて蝶々にじゃれてるんだから、困ったものだったよ。でもそんな君の透き通るような無邪気さがとっても愛しい夏だったね。 奴らが現れたときは、その小さい身体が丸く、もっと小さくなっちゃうんだ。ごめんね、恐かったよね。身を縮こまらせて怯える君を撫でると、私に頭を擦り寄せてくれたとき、「この子は私が守る。」って思ったんだ。 君はあっという間に大きくなって、気がつけば騒がしいほどの緑は赤く、茶色く、穏やかな季節になっていた。君も同じだよ、Neva。なんだかお姉さんらしくなって、歩く姿も少し凛々しく見える。私の後ろ姿を必死に追いかけていた君が、自ら私の前を歩いてる。たったそれだけ、何気ないことなんだけど、私は嬉しく思うんだ。君にはまだ分からないよ、私も今知ったんだから。親っていうのはこういう気持ちなんだろうね。 奴らが出ても怯えていた君はもういない。自分から戦ってくれるようになって、私も沢山助けてもらったね。ありがとう。でもたまに周りを見ずに突っ込んで行っちゃうところとかは頂けないな。「Neva!」って呼んでるのに返事もしなくて、何度心配したことか。そういう夢中になっちゃうところは子どものままだね。あ、蝶々飛んでるよ!ほらほら!…あはは、冗談だよ。怒らないで! 鮮やかな色は溶けるように消えて、冷たい季節がやってきた。時間は止まって、音は消える。そんな気さえする、悲しいような美しい季節だ。一方で君の時間は進み続けた。もう私より大きいね。君が全力で走ったら私なんかすぐに離されちゃうな。これじゃああの頃と逆だ。面白いような寂しいような、不思議な気持ちだよ。 君の背に乗ってさ、静まり返った空気を切り裂くみたいに走り抜けるのは気持ちよかったなぁ。星空の下で鏡みたいに水が張った場所を覚えてる?あれは本当に綺麗だった。息を呑むっていうのはああいうことなのかも。すっかり大人になった君は「ふーん。」って澄ました顔で見てたけど、そのキラキラした目と興奮気味の鼻息を私は見逃さなかったよ。本当ははしゃぎたかったでしょ? 言いたかったけど、大人らしくさせてあげようかなって思ったんだ。私の中では相変わらず可愛い君のままだけどね。 春が来た。私の嫌いな季節だった春が。鳥が鳴いて、花が咲き乱れる。あぁ、嫌だ。でも、綺麗だ。 Blomaを見てるとあの頃の君を思い出すよ。本当にそっくり。声をかけるまでずっと花と遊んでるところなんか、正にね。まぁだからBlomaって名前を付けたんだけどさ。ぴったりでしょ? 私は君をずっと「守らなきゃ」って思ってたけど、逆だった。私はいつも君に守られてたんだ。それに気づくのには随分時間がかかったよ。だから今になって手紙なんか書いてるんだけどね。 Neva。君の瞳も、毛並みも、背中も、息づかいも、その全てが大好きだよ。ありがとう。 これを伝えたいだけだったのに、なんだか照れ臭くて長くなっちゃった。あ、Blomaが呼んでるな、もう行かないと。また手紙書くよ。それじゃあまたね。Neva。 Alba
Game of the Year 2024
MW岩井 さん
アストロボット
アクションゲームといえば『スーパーマリオ』という大先輩がいたわけですが、PS5と、PS5専用コントローラを使うことを前提にすることで、「これがPS5の実力だ」と言わんばかりの傑作3Dアクションが誕生。 一番評価したいところは、難易度設定。任天堂ソフトにもよく見られる、序盤は簡単すぎるレベルのステージから始まり、中盤でちょっぴり詰まって、少しだけ慎重にプレイすれば、ほぼ全員がエンディングへ到達。プレイヤーのほぼ全員、腕前レベル1の人が、達成感を得られるというゲームデザイン。 やり込み要素である「ボット」や、隠しステージの入口捜索も、一度クリアしたステージであれば場所のヒントが表示されるという親切設計。攻略本や攻略サイトを見なくても、自力でコンプリートできるという気配り。腕前レベル2の人は、ここで満足。 もっとアクションゲームが得意な人は、隠しステージに挑戦するなど「全てのボット」を収集するという目標が与えられます。300体のボットを集めると、超難易度のラストステージが登場。腕前レベル3の人はこれもクリアし、トロコンしてご満悦。 さらに、ソフトの大ヒットを記念して、開発チームは前作『ASTRO’S PLAY ROOM』をアップデート。『アストロボット』へボットを連れて来るための新要素を追加。さらにさらに、『アストロボット』本編も5週に渡って新ステージが追加されるアップデートも実施。この5ステージはすべてタイムアタック用となっており、「●●さんに、溶岩ステージのタイムを抜かれました」みたいな通知が来るの、ほんと笑顔になります。ちなみに、タイムは抜き返せませんでした。 アクションゲームが好きな子どもから、僕のような厄介ゲームオタクまで、あらゆる層のゲーマー全員を笑顔にしてくれる、本当に素晴らしいゲームでした。
Game of the Year 2024
こなっつぁん さん
ロックマンDASH 鋼の冒険心
「青い空と紺碧の海がどこまでもつづく世界~」 そんなオープニングのナレーションから始まるのが「ロックマンDASH」。 私はこのゲームを年に一度プレイし、半日かけてクリアした後、 エンディング曲「あなたの風が吹くから」に聞き惚れるのが恒例行事となっています。 物語の舞台であるカトルオックス島には遺跡が点在しており、 その遺跡には生活に必要な資源が隠されています。 物語は、主人公たちが乗る飛行船が機械トラブルに見舞われ、 この島に不時着するところから始まります。 島には人々の営みがあり、優しく温かい住人もいれば、資源を強引に奪おうとする悪党も登場します。 しかし、その悪党たちもどこか憎めないキャラクターだったりします。 さらに、島の少年たちと秘密基地を作ったり、病院に入院しているある少女との触れ合いなど、 心温まる交流も描かれています。 また、ゲーム内ではロックとして島を自由に駆け回ることができ、その楽しさは格別です! 物語の進行に伴い、島の各地から遺跡に潜ることになりますが、 これらの遺跡は島全体と地続きで巧妙に構成されています。 探索の中で「ここがあそこに繋がっているんだ!」と気づいた時の驚きと興奮は、 何とも言えない魅力があります。 こうした要素が詰まった物語を体験できるのが「ロックマンDASH」の最大の魅力です。 私はこの島の人々との触れ合いや、物語の世界観に浸りたくなり、毎年一度はゲームを起動してしまいます。 そしてプレイ後には、どこか心がほっこりと温かくなるのです。 続編の話が頓挫したり、現在ではプレイ環境が限られていたり、(私も毎年PSPを引っ張り出してプレイしています)、気軽におすすめすることは難しいのですが、 それでも私の心に深く刻まれた特別なゲームです。 そんな思い出深い作品として、私のYOUTGOTYに選ばせていただきました。