『SANABI』のGOTY・レビュー一覧

新着順 Game of the Year 2025 ゲーム別
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Game of the Year 2025
けぃし~@PCゲームソムリエ見習いの弟子 さん
SANABI
本作は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに、2023年11月9日(Steam)に正式リリースされた2Dアクションプラットフォーマーです。 開発を手がけたのは、韓国の大学生5人が立ち上げたゲーム開発チーム「WONDER POTION(ワンダーポーション)」。 インディー作品でありながら、その完成度の高さは、プレイヤーの記憶に強く刻まれる一本となっています。 本作の最大の特徴は、チェーンフックを駆使した爽快かつスタイリッシュなアクション。 舞台は、腐敗した複合企業「マゴグループ」に支配された巨大都市。 そこで突如として発生した「全市民が一斉に姿を消す」という不可解な事件――。 伝説的な存在として語られる退役軍人の主人公は、その真相を追う中で、「SANABI」と呼ばれる謎の存在へと迫っていきます。 まずゲーム全体の構成についてですが、 近年主流となっているメトロイドヴァニア型の探索重視スタイルとは異なり、本作はアクションとイベントがテンポよく連なっていく、ほぼ1本道の構成となっています。 そのため迷子になることはほとんどなく、手に汗握るアクションと濃密な物語が、休む間もなく次々と押し寄せてきます。 アクションエリアは進行に応じて徐々に難易度が上がっていくため、アクションが苦手な人は中盤以降で苦戦するかもしれません。 とはいえ、スーパーマリオを遊べる程度の操作感があれば、何度も挑戦するうちに自然と感覚が掴めてくるはずです。 次に、チェーンフックを使ったアクションについて。 私自身、プレイ前はツインスティックシューターのような複雑な操作を想像しており、「慣れるまで相当大変なのでは?」と思っていました。 しかし実際に触れてみると、左スティックだけで移動感覚のままチェーンフックを扱えるため、驚くほど直感的で操作しやすかったです。 時折、立入禁止のダメージゾーンに誤ってフックを飛ばしてしまうこともありましたが、慣れてくると狙ったポイントへ自然と飛ばせるようになりました。 右スティックを使えばスローモーションが発動し、より精密な操作も可能ですが、個人的にはほぼ使わずとも最後まで問題なくプレイできました。 そして、アクションの完成度もさることながら、本作で何より心を掴まれたのはストーリーです。 未プレイの方にはぜひ新鮮な気持ちで味わってほしいため、ネタバレを避けると詳しく語れないのがもどかしいのですが…💦 表面的には、退役軍人が活躍するヒーローアクションのように見える本作。 しかし主人公は、ある事件をきっかけに「SANABI」への強烈な復讐心を抱いています。 物語の途中で出会う天才ハッカーの少女「マリ」と行動を共にする中で、互いの価値観や心境は大きく揺れ動いていきます。 登場人物たちは総じて自己主張が強く、人によっては序盤で不快に感じるかもしれません。 それでも、どうかそこでプレイを止めないでください。 後半には「まさか、そんな…」と思わず声が漏れる展開が待ち受けています。 そして迎えるクライマックスは、覚悟していてもなお、涙腺崩壊必至です。σ(^◇^;) ネタバレを避けるとどうしても抽象的になってしまいますが、本作は10時間前後でエンディングまで到達できる濃密な体験型作品です。 少しでも気になった方は、ぜひ何も調べずにプレイしてみてください✨ さらに、2025年11月には本編の13年前を描く外伝DLCが、まさかの無料配信。 DLCでは本編にも登場した「ソン少佐」を主人公に、チェーンフックとはまた異なるスタイリッシュなアクションが楽しめます。 本編を気に入った方なら、こちらも見逃せない内容となっています✨
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ベストシナリオアワード
kamekiti さん
SANABI
ワイヤーアクションゲーム……の皮を被った、シナリオ特化型ゲーム。 復讐に燃える父親と共に、大冒険を繰り広げます。 >> 日本での知名度が低すぎます!!! << >> 皆さん拡散してください!!!!!!11 << ……失礼しました。 とにかくシナリオが素晴らしい。 無駄な所が一切なく、最後にドドドッと話が閉まる、あの快感は最高です。 SF、近未来、鉄の都市、父親、復讐、娘、愛はあるけど。 過剰な冷酷、ハードボイルド、グロは、一切無し。 見入ってドキドキ……ぐらいで、人にオススメできる話です。 成立しないように見えますが、成立させている、完璧なシナリオです。 全てが終わった時、久しぶりに映画を見たような、満足感が約束されています。 ---- アクション部分は、強力なエイムアシストが用意されていて、難易度の調整も可能です。 また、ワイヤーの揺れる力がなくなっても、自分で力を作れるので、詰むという事は、滅多にありません、 ワイヤーを壁に飛ばして、登ったり降りたりしながら、憎いアイツを蹴り飛ばす! 人間の領域を超えて、ぽーーーん……と空を飛ぶ姿は、スパイダーxンに似てますが、かなり違います。特に、雰囲気が。 ---- なお、BGMは、非常に独特。あまり聞かないジャンルだと思います。 制作者が、YouTubeに全部アップロードしてるので、気になる方はGO。 売れてほしいし、有名になってほしいゲームメーカー、No.1。 とにかくいいんだ。物が最高なんだ……。 プレイしたら、もう大変な事になっちゃったよ。
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連鎖する魅力賞
礻モネモ さん
SANABI
「かっこいいビジュアル、感動的なストーリー、盛り上がるBGM、そして何より滅茶苦茶に面白いゲームがしたい貴方へ」 サイバーパンクな世界を舞台にした重厚なストーリーと世界観が魅力的な爽快2Dワイヤーアクション。 私はこのゲームに2度度肝を抜かれました。 1度目はゲームを始めてすぐ、ワイヤーアクションの操作性の気持ち良さに打ちのめされた時です。シンプルながらもハイテンポな操作性と、ワイヤーを搭載した主人公の義腕の力強さが感じられる重厚な効果音。 それらをよって実現された、壁から壁へと乗り移り、立ちはだかる敵を蹴り飛ばすスピーディーなアクションには、風を切る感覚がするほどの爽快感を感じました。 2度目はアクションにも慣れてきた頃、ストーリーが加速してその面白さが露わになってきた時です。プレイヤーがストーリーを察し、主人公という役割に徹するゲームというメディアの特性を活かし、巧妙なミスリードの上で思いもよらぬ方向へと物語が展開していく話運びには、爽快なアクションに留まらないこのゲームの完成度の高さを思い知らされました。 終盤、主人公を文字通り自分の手足のように動かせる程にプレイスキルが上達したころには、怒涛の展開で感情が大きく揺さぶられること間違いなしです。 このゲームは、ありとあらゆる既プレイヤ―が「とにかくやってくれ!」と口を揃えて言うためずっと気になっており、今年やっとプレイした作品です。 クリアした瞬間、彼らの気持ちが痛い程分かりました。 重厚でSF感あふれる美しいドット絵と、プレイヤーの気持ちを高ぶらせるBGMの数々、そして何より、ワイヤーアクション一本で深く楽しませてくれるダイナミックで爽快なアクションと、正統派ながらも意表を突いてくる素晴らしいストーリー。それら全ての要素が連鎖し、とてつもない満足感を与えてくれる傑作です。 これを見たあなたも、細かいことは抜きにして、とにかくやってくれ......!
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Game of the Year 2024
ゲームすっきゃねん🎮 さん
SANABI
【この1年、この感動と共に生きてこれたことを誇りに思う。2Dドットアクションの最高地点】 トレーラーを見て、侮るなかれ。後悔はいつだってお前の前を歩かない。 2Dピクセルアートで描かれる サイバーパンクな世界で、ワイヤーアクションをキメまくる男の物語。 キレイ事抜きで言います。めちゃくちゃカッコ良い。 そのカッコ良さは、みんな大好き「ジョン・ウィック」そのもの。 主人公は「将軍」と呼ばれ、仲間からも畏怖の念を持たれる最強元軍人。 何があったか?そう、娘と平和に暮らしていたのに家に爆弾。 娘が死ぬ間際に語った「SANABI」。 将軍は「SANABI」という言葉に強く反応した途端、家が爆発、娘死亡。ブチ切れMAX。 「ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたる!ブッ殺すSANABI!!!!」状態。 「マゴ」って超巨大財閥都市に潜む「SANABI」を追いかける最中、 そこ住まう住人300万人が一晩で蒸発するというニュースが。もはや何事!?状態も勃発。 「関係あるかい! わしゃ、SANABIを殺すだけ!それだけや!」と突き進む。 道中、天才ハッカー少女マリちゃんと出会い、一緒に「マゴ」最上階を目指すことになるんです。 マリちゃん可愛いよ。 これ、一見して思わず呟くことになる。「AKIRAやん」と。 街並み、アクション、音楽。サイバーパンクの空気が最高にベベンッと決まってる。 しかもドットなのに動きがすげぇ。 ヴァンパイアハンター的なド派手な感じじゃなく、サイズ感がちゃんとマリオみたいに小さいのに、ちゃんとハマってる。 どうやって作ったのの?これ。 豆粒みたいな主人公が広い画角で、「ガッガッガ…」ってゆっくり歩く演出に、私は鳥肌が立ちました。 この感覚は、他に類を見ない。 ゲーム体験の中核を担うのが、チェーンフックアクション。 「ワイヤー出して飛んで刺して、敵ぶっ潰す!」 言葉では表現しづらい、バチクソエイム効きまくりアクションが気持ち良すぎる。 けれど、基本地面はない。ゆえ、操作ミスると「即死亡」。 ステージ設計は超サディスティック。「初見殺しの連打」待ったなし! でもなぜか楽しいんです。一発クリアできた時の「よしっ!俺天才か!」感がクセになる。 やめられない、とまらない。カッパの川流れ。 んで、キャラクターのパワーアップのタイミング、内容が絶妙。 ちゃんと適正レベルで成長するのが最高にシビれるポイント。 逆に詰め込まれすぎって感じることありません?いや、そんな多く急に言われてもおじさん困るわ、覚えられへんモード。 そんな置いてけぼりにならない優しさ取り揃えております。 ストーリーに関しては、ちょっと語れないことが多過ぎる。 ここまで世界観やら、アクションやら語ってきましたけど、本筋はこのストーリー。そして、語り回し。最高。 丁寧に伏線張って回収して、裏切って、「ホロリ」とくるところまで用意されてる。 そんなどんな映画でもそうですやん...と言いたい気持ちはわかるが、グッと堪えて欲しい。 てめぇのその浅はかな想像を遥かに超えてくる。そう俺がそうだったように。 最後に作者のWONDER POTIONさんのメッセージで、このレビューを締めくくりたいと思う。 『ゲームはゲーマーがプレイしたとき、はじめて完成する。4年かけて作った「SANABI」を完成させてほしい。』 このレビューを読んでいる貴方のために作られた名作。SANABI。ぜひ。 ということでネタバレなしでpodcastでも語っておりますー! 興味を持っていただけたならぜひ! APPLE PODCAST: https://x.gd/SbdA4 SPOTIFY: https://x.gd/rAM5a
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Game of the Year 2024
丸もち さん
SANABI
 まず、SANABIについて話す前に言っておきたい。SANABIが気になっている人は何も見ずにすぐにやれ!!!(Steam, Switchにてプレイ可能!) というのも、ネタバレを見ずに自分の手で進めていくことがSANABIを最大限楽しめると私は考えているからである。しかし、流石に説明なしでレビューをするのは無理があるので、まずはネタバレなしでSANABIのレビューをしていきたい。  SANABIはサイバーパンクな都市の中を主人公が装備しているワイヤーフックを使って進んでいく2Dプラットフォーマーゲームである。簡単なストーリーとしては、退役軍人である主人公はある作戦のため、この都市の中に侵入し、その中で「SANABI」と呼ばれる謎の存在を追っていくことになる、というものである。    このゲームは主にワイヤーアクションでステージを進んでいく形になるのだが、そのワイヤーアクションがストレスフリーで爽快である点について話したい。このワイヤーアクションははじめは慣れるのに手こずる点はあるが、慣れた後はハイスピードで進めるようになる爽快感が味わえる。また、ワイヤーを伸ばす方向はコントローラの場合スティックで決めることになるが、エイムを地形の角や敵の方向に自動で合わせてくれるため、ハイスピードな中でもエイムのミスが少なく、思ったように進むことができるため、ストレスフリーで操作しているだけで楽しいと感じられるものであった。ゲーム全体の難易度としてはそこそこ高めであるが、難易度設定が可能であるためプラットフォーマーゲームがそこまで得意ではない方も問題なく楽しめると思う。  ネタバレなしで述べることのできるこのゲームの良い点はこのくらいにして、ストーリーの良い点を述べていきたい。    一言でこのゲームのストーリーの良かった点についてまとめると、伏線の敷き方と回収の仕方が神である、という点である。ストーリーの序盤から中盤は節々で疑問に感じさせる演出があり、続きを知りたいとプレイヤーに思わせていく。そして終盤にはそれらの疑問点をすべて回収していき、全てを知ったうえでたどり着いたエンディングで、プレイヤーと登場人物たちが抱え込んだ感情の数々を一気に解放させる。この展開で私は目が真っ赤になるほどに号泣した。また、私はクリア後に解放される最高難易度でクリアする実績目的で2週目もプレイしたのだが、全てを知ったことで疑問だった演出の理由が理解でき、よりストーリーを深く楽しめるため、1週目をクリアした方には是非2週目もおすすめしたい。  このゲームのクリアにかかる時間は10時間程度。しかし、それでありながらこれほどの衝撃を与えてくれたため、SANABIを私の2024年のYourGOTYとしたい。