ポケモンシリーズの面白さとは何だろう。対戦の奥深さ、ポケモンや人間らキャラクターの魅力など思いつくことは多くあるが、その原点は「世界の中でポケモンを捕まえる」というコンセプトではないか。話は逸れるが2021年のゴールデン・ジョイスティック・アワードにて選考された「Ultimate Game of All Time」の選出過程で、「スペースインベーダー」「テトリス」「スーパーマリオ64」「Cod4 MW」「GTA5」ら錚々たる作品群に並んでポケモンシリーズから選ばれたのは「ポケモンGO」だった(ちなみに受賞は「ダークソウル」)。これはもちろんARゲームという概念を爆発的に人口に膾炙した功績もあるだろうけれど、前述のコンセプトを最もはっきりと打ち出したタイトルだったからではないかと想像してしまう(なにせ現実世界を実際に歩き回ってポケモンを探すことになるのだから)。前置きが長くなったが今年リリースされた本編シリーズで「アルセウス」の方に軍配を上げるのは、アクション要素や広めのオープンなフィールドなどを導入したことによって、このコンセプトを上手くゲームに落とし込めていると感じられたからだ。フィールドを歩く。様々な生態を見せるポケモンが現れる。初めてこのシリーズを遊んだときの感動が蘇ったようだった。