今年の現段階での大賞は、やはりこちらになるだろうか。
私はスパイダーマンをトビー・マグワイアが演じていた最初の映画で知り好きになった。幾つもの悲しみを背負い、色々なものを犠牲にしながらも戦う彼の姿に愛おしさと救われて欲しいと願う気持ちを持ちながら。

今回のこの作品は、冒頭に前作を振り返る回想はあるが、1とマイルズモラレスのプレイはほぼ必須とは思う。

映画さながらのゲーム体験と、自身を上手いと錯覚させてくれる操作感覚。
今回は新たな力とガジェットの追加がされているが、操作方法は決して複雑になりすぎず、慣れる事はそこまで苦労しないだろう。
ストーリー進行する途中に解放されるサブイベ、収集要素は決して多すぎず、進行の最中に寄り道を楽しむにはちょうど良い。
ファストトラベルはその移行のスムーズさは他に類を見ない自然さで、集中力を途切れさせない。

PS5の新型が発売され、触れる機会も増えていく時期とは思うので、是非このシリーズを体験してみて欲しく思う。

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イースは始まりを考えるとそれこそ自身が生まれた頃まで遡る、歴史の長いゲームだ。
PS5で出る作品にしてはグラフィックが……と思われるかもしれないが、美麗なグラフィックの作品も勿論素晴らしいが、こういうゲームもまた必要な様に思う。
戦闘は非常にスピーディーで、テンポよく楽しめる。私はガチャプレイしてしまいがちだが、それでも画面は賑やかに敵を倒していく事が出来る。

物語は王道で、熱い場面や泣ける場面等をしっかりと盛り上げてくれる。ボリュームもそれなりにあり、広い海図を埋め、収集要素を集めていく事は苦痛になるほど多いものではない。
全体を通してフィールドを船で移動するのだが、それは少し遅く不便に感じるところはあるだろう。ただ、乗組員の仲間が増える事で少しずつ便利になっていくのは、成長を感じられて楽しい。
仲間達の物語や、彼ら自身の中の葛藤、将来の夢等。
主人公だけでなく、共に仲間達とも成長していける。

シリーズ初心者にも入りやすく、こちらの作品が気に入れば他のナンバリングに手を出してみるのも良いだろう。
深く考える事無く没頭出来るゲームは、いつまでもあり続けて欲しい。

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まずこの作品は、絶賛出来る作品ではないと個人的には思っている。
RPGとしては足りない部分も多いし、ストーリーにしても唐突だったり、描かれ足りない所も目立つだろう。
では、どうして賞を?と考えると、主人公であるクライヴやその仲間達が好きだから、というのが大きい。
彼だけではなく、彼の周りに現れるキャラクターはとても魅力的に思える。
彼らを愛せるかどうか、というのはこのゲームの評価を大きく分ける要因となるだろう。
グラフィックは、流石スクエアエニックスと言える出来となっているし、召喚獣同士の戦いも一見の価値はある。
やりこみ要素としてはサブイベント、収集要素、バトルチャレンジ等。
ストーリー本筋の補完も兼ねているので、サブイベントはやって欲しい。

DLCも今後用意されているとの事なので、本編で不足と感じた部分が補完される事を願いたい本作。
FFシリーズのファンには、過去作のオマージュにニヤリと出来る所もある。

最初に言った様に、絶賛出来る作品ではない。
ただ、自身の中にあるキャラクター達への愛が、忘れられない作品の一つになったので、賞を贈りたい。

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