音亀HARU◆サウンドクリエイター◆ゲームと音楽とポッドキャストとのGOTY
GAME OF THE YEAR
ダレカレ
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GAME OF THE YEAR
ダレカレ

GAME OF THE YEAR
ダレカレ
今年一番印象に残ったゲームは7月に発売された「ダレカレ」だった
正直に言えば、他の大作が並ぶ2025年のゲーミングの中で、これをGOTY選ぶかどうか悩んだ。
そんな躊躇してしまうぐらい「ダレカレ」は、エンディングを見るまで1時間程度と非常にコンパクトなゲームなのだ。
しかし僕は、数々の大作たちに敬意を払いつつも、この作品をGOTYにしたいと思った。
 「そんなことよりも、他の作品より圧倒的に僕の脳裏に焼き付いた」
それだけで良いか、と思えた。

「あなた、だれ?」

内容としては断片的なシーンを主人公たちの目線で追体験をしていくという、すごく短い時間の体験ではあるのだが、その中での一つの無駄のないと思えるような「作品」としての完成度の高さが凄まじかった。
(同じ創作をする人間としては嫉妬するほどに)

それは、「シンプルながらもしっかり好奇心を掻き立てられる冒頭」であり、
それは、「物語の多くは語らず、ほとんど「ボタンを押す」というものを基本にしたシンプルなゲームとしてのプレイを通して感じさせる巧みさ」であり、
それは、「そこにいる人の恐怖や幸せや様々な心境そのものを表現するかのような丁寧な音楽」であり、
そこにある言葉にならない、言葉にしてしまうと野暮になってしまうような、言葉ではない"表現"の数々が、僕の心を貫いたのだ。
しかも、それは「考察を見ないと意味がわからない」というようなものではなく、おそらくほどんどの人が”それ”を見て、心が揺さぶられるであろうと思う。
短いからこそできるんだろう、とも言えるのかもしれないが、短いからこそ無駄なものなく出来た結晶のようなものだ、とも思う。
それが故に、とても人に勧めたくなる。お勧めできる。妻にもお勧めしてプレイしてもらった。同じ体験を共有したかったのだ。

内容については短いがゆえに”体験してほしい”としか言えないのだが、体験したあと
ぜひ「愛」とは何か考えてみてほしい。

この作品は、僕に向けられた作品と強く感じている。
だから僕はこの「作品」をいつまでも、 忘れないでいよう、そう思っている。




最後に一つ注意。
今のところSteam&Switchのストアで購入出来ますが、そこに「購入前のご注意」書きがあるので、それは読んでからプレイしようね。では

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冒頭の冒頭。何かがおかしい?

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赤いスープ

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あなた、だれ?

congratulations
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ゲーム概要

いつもと変わらないはずの朝、少女が起きると父親がいなくなっていた。代わりにいたのは見知らぬ男。戸惑う少女、かみ合わない会話、男が差し出す謎の薬。彼は一体何者なのか。父親はどこへいってしまったのか──。
from Steam

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