シリーズ30周年の節目となる今作は本編シリーズ初の3Dアクションとなっている。
しかし、初の3Dアクションであるとは全く感じないほどに完成度が高く、今までのカービィシリーズでおなじみの吸い込み、コピー能力などが違和感なく取り入れられており、レベルデザインにおいても誘導が丁寧かつ程よい難易度でストレスフリーに進めることができ、初心者でもゲーマーでも楽しめるものになっている。

 そして、このゲームの素晴らしい点として世界観の作りこみの丁寧さを挙げたい。
今作はカービィたちの住む星ポップスターではなく、現実世界のような文明と自然が融合した「新世界」が舞台となっている。その世界でビル街や遊園地などの跡地をカービィたちは冒険していくことになるのだが、ゲーム内では「新世界」のかつての生活を想像させる細かな演出やデザインがなされている。例えば、ゲーム内で出てくるステージで、ワンダリア遊園地という所のポスターが別ステージのショッピングモールや駅などで貼られているなどといったところから、かつての人々に人気の場所だったのだろうと想像ができる。このように、ステージを隅々まで探索していくと、新たな発見に繋がるのがこのゲームの面白さとなっている。
また、ネタバレになるので詳しくは語れないが、終盤の展開がかなり衝撃的で世界観をより深めているものになっているので是非プレイしてもらいたい。

「星のカービィ ディスカバリー」は30年のカービィの歴史と、これからのカービィの可能性を詰め込んだ、そんな作品であると思う。

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