今年は大逆転裁判で始まり、大逆転裁判で終わった年でした。
毎日毎日、少しづつ登場人物たちの会話を読み進め、裁判で頭を悩まし、「異議あり!」を叫んでスッキリする、それが日々の癒やしになっていました。ついにクリアしたときには、爽快感はもちろんですが、もう遊べなくなってしまう寂しさまで感じてしまう、自分にとって歴史に残る名作でした。
そんなわけで、文句なしで私のGOTYに君臨していますので、下記に本作がとても良いと思ったことを書いてみます。長文失礼!
・切れ味の良い文章が素敵
ひとつひとつの会話がウィットに富んでおり、キャラクターたちの会話を聞いているだけでニヤニヤしてしまいます。何気ない会話でもまったく飽きさせない、そんなテキストで構成されていました。
「目とはすべからく”泳ぐもの”あるとッ!」
・切れ味の良いアニメーションも素敵
切れ味が良いのは文章だけではありません。
言わずとしれた「異議あり!」のポーズはは言うに及ばず、ホームズの指の動き、夏目漱石のビシィ!など、なんだか見てて気持ちよくなる切れ味のよいアニメーションで溢れていました。
ただ読み進むだけのシナリオメインのゲームとは一味違います。
・シナリオ、成歩堂龍ノ介と亜双義一真の熱い友情が素敵
あぁ、ネタバレせずにこれは書けない・・。
とにかく、若者の友情は良いものだとしみじみ。
「友よ・・」の言葉にうるっと来ました。
・ホームズさんの切れ味が素敵
言わずとしれた名探偵シャーロック・ホームズが出てきます。
その素晴らしい推理力でばっさばっさと謎を切っていきます。
ただし、切っちゃいけないものも結構切るので、フォローする成歩堂君が大変そうでした。
・原作シャーロック・ホームズへの愛を感じる
バスカビル家とかまだらの紐とか唇のねじれた男とか、原作を読んだことのある人なら反応する単語がたくさん。細かい展開の中にも色々ネタが隠れていて、そういうのに気づくのもまた楽しい。
あ、原作を読んでなくても大丈夫、冒頭に説明してくれます。
・寿沙都さんになら何回投げられてもいい
強い女性は同時に美しくもあるものですなぁ。
この御方になら何度背負い投げされてもご褒美になると思いました。
・夏目漱石の四文字熟語(?)
「マメモミッ!(ビシィッ)」
「優柔不断ッ!(ビシィッ)」
「即刻絶縁ッ!(ビシィッ)」
... etc
夏目漱石がなぜこんなセリフ・・?と思うかもしれませんが、細かい詮索は無用です。とにかく見てください、ぜひ。
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ということで、ざざざっと好きだったポイントを書いてきましたがいかがだったでしょうか。
元は3DSの作品ですが、今はSwitch版もありますし、なんだったらiOS版も完璧な出来であります。(私がプレイしたのはiOS版です)
お手軽に手に取れると思うので、レビューを見て少しでも気になった方は遊んでみてはいかがでしょうか!
ビシィッ!