これは私の為に作られたゲームです。
文部科学省に推薦し、教育の現場で
是非、取り入れていただきたい作品。
「to a T」はアクションアドベンチャー
体が生まれつき両腕を横に伸ばした
Tの形になってしまってるティーンが主人公で
私は彼、もしくは彼女に"サティームラ"と
名前っぽくない名前を付けて
自分ということにしました!
ストーリーは
ステキなOPテーマとEDテーマに挟まれ
TVアニメのようなエピソード仕立てで
ポップに描かれます。
その中で、ゲーム的な要素としては
ストーリー上で起こるミニゲームにくわえ
・サンドウィッチ屋さんなど、お店で立ち食いしたり
・拾ったお金で服を買ったり
・変な髪型の人を褒めて、同じ髪型にしてもらったり
ぎゅっとしたサイズのオープンワールドに
ヘンテコな遊びが散りばめられています。
▲私ことサティームラが引越し先の学校に
初めて登校した日にストーリーは動き出します。
体の形をマネしてからかう同級生3人組の存在です。
このシーンでプレイヤーの私は大きい声が出ました。
思い出したことが、まぁあったんだと思います
純粋に楽しんでるような、あざけてるような
微妙な表情も良くできているね!なんて思うほど。
何がしたかったんだろう…
自分が何か悪いことしたのかな…と悩みながら
そこそこがんばって学生として生活してると
突然!空から隕石か何かが飛来し
それが、風力発電か何かの風車をもぎ倒し
折られた風車が今いる校舎を
ついでに破壊しながら町に落ちたのです!
その衝撃で3人組のうちの一人が
校舎の屋上から落下!あわや!と言う時
私ことサティームラの両の瞳が輝き
全身が燃えるように熱くなる!!
果たして、隕石の正体は…
私と3人組はどうなるのか…
と、気になるところとは思いますが
▲このゲームは最終的に
「to a T(とぅーあてぃー)」
英語で「完璧な」「ぴったりの」という意味らしいですが
この「完璧」という価値観は、主観的で
立場が変われば、変わるものなので
完璧じゃないものを、おかしがったり、笑うこと
自分が完璧じゃないことを憂うことに
思ってるほど"意味はない"と教えてくれます。
それは説教臭さとは真逆の
へんてこな世界での、へんてこな会話で
ポップなBGMとともに
あくまで軽快にメッセージを残します。
最後のエンディングが流れた瞬間は
このタイミングってのがゲーム史上最高!で
知らない種類の涙が溜まっていました。
▲最後に
これは私の為に作られたゲームです。そして、
これからの子ども達にプレイしてもらいたい。
あの頃、少年の自分が遊べていたらどうだっただろうと。
人との違いは、こんなに当たり前で、
面白がったり、気にするべき事じゃないんだよと
だから完璧かどうかなんて、誰かに決められる事じゃない
"だから君はそのままで完璧な存在なんだ"
と、このゲームを通じて伝わる気がする。
だから文部科学省にも推薦したくなるんです。
でもこのゲームの作者、高橋さんなら
「まぁ…まずは何も考えないで
ゲームを楽しんでほしいっすね…」
なんて、おっしゃいそうですけど!