『Bomb Rush Cyberfunk』は、20年以上前にドリームキャストで発売された『ジェットセットラジオ』に影響を受けまくったゲーム、いわば令和に蘇った『ジェットセットラジオ』だ。

トゥーンレンダリング調のグラフィック、独特なキャラクターデザイン、ストリートカルチャーへの愛など『ジェットセットラジオ』の雰囲気がほぼそのままと言っていいほど再現されている。

プレイヤーは、あることをきっかけにサイバーヘッドになってしまったグラフィティライターの”レッド”を中心に、仲間とともに”ニューアムステルダム”のストリートで名声を上げ、制覇するために街中にグラフィティを描き、スケートボードやインラインスケートなどでトリックを決めていく。

ゲーム内で挿入される音楽は、日本語チルホップ(これは地味に驚いた)やフューチャーファンクなどのモダンで表情豊かな楽曲が多数収録されており、『ジェットセットラジオ』シリーズの作曲家である”長沼英樹”さんも参加している。

操作感やアニメーションは『ジェットセットラジオ』シリーズに忠実ではあるが、現代の操作感にチューンアップされており、街滑りやグラフィティアクションが爽快で楽しい。ジャンプ後にもう一度ジャンプボタンを押すと前方に少しブーストができるなど、『ジェットセットラジオ』ではできなかった痒いところに手が届いている。

また、ストリートダンスの要素が加わっており、物語を進めることでヒップホップ、ハウス、ブレイキンなどのダンス(エモート)が習得できる。これを各エリアに複数設置されている”フロア”で行うと、仲間になったヤツらがゾロゾロと集まってきてキャラクターの変更ができるのだが、キャラクター変更後も皆各々のムーヴをしており眺めていて楽しい。サイファー最高である。

個人的な不満点は、終始ノリノリな雰囲気かと思いきや意外とシリアスな物語、警察との戦闘が面倒で不親切であることだ。

総評として、『Bomb Rush Cyberfunk』は、『ジェットセットラジオ』シリーズのファンや、ストリートカルチャーに興味がある人にとっては間違いなく楽しめる作品であるが、ほぼ『ジェットセットラジオ』であるがゆえに本作だけが持つ新鮮さや斬新さはあまり感じることができない。しかし、本作のようなゲーム自体が希少な存在なだけに今後も僕のマイベストゲームに残り続けることは間違いないだろう。
プレイ時間も比較的コンパクトなので興味があればぜひプレイしてみてほしい。

最後にセガさん、”真のジェットセットラジオ”待ってます。

※TGAでジェットセットラジオの新作開発中とアナウンスされました。現場からは以上です。
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こんなに首を振りながらプレイしたアクションゲームは初めてかもしれない。

本作の特徴は何と言っても、音楽に耳を傾けながらビートに合わせてコンボやガード、回避を上手く決めることでとてつもない爽快感とオレウメー!感を得ることができることである。

核となる音楽は、ライセンス楽曲、オリジナル楽曲が収録されており、それぞれが各ステージに割り当てられ、そのビートによって世界が変化する。ロックやポップ、ヒップホップなど、さまざまなジャンルのものがありバラエティ豊かで楽しい。

グラフィックは、日本アニメとアメリカのカートゥーンの要素を融合したようなスタイルで、キャラクターや背景が鮮やかに描かれており、魅力的な世界観になっている。(808かわいい!)

物語は個人的にはちょうどよいボリュームであったが、後半は難易度が高くラスボスは数えきれないほど死んでしまいチャイくんには迷惑をかけてしまった。(ハードでプレイした自分が悪い)
しかし、難易度設定以外にも色々弄れるのでリズムゲーが苦手な方でも安心だろう。

とにかく、このようなハイセンスなゲームを世に送り出した”Tango Gameworks”さんには頭が上がらない。しかも”Game Pass”で遊べる。感謝感謝大感謝。

みんなも本作をプレイしてロックスターになろう!
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続編の『龍が如く8』のために本作をプレイしたが、想像以上に面白かった。

戦闘はあまり面白いと思わなかったが、それを凌駕するぐらいに物語が面白く、エンディングは目頭が熱くなってしまった。

主人公、桐生一馬の言葉1つ1つは重みがあり本当にかっこいい。
やっぱ桐生ちゃんは”漢の中の漢”やで……。

『龍が如く8』を購入予定であればプレイするべき作品。
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