コンシューマーのゲームからちょっと距離が遠かった時期にPSPに移植された空の軌跡に偶然出会いました。SFCやPS1・2時代のRPGが大好きだった私には深く深く刺さりました。
当時、元々PCのゲームとしてスタートしている空の軌跡を知っている人は周囲にはなかなかおらず、なんでこんな名作なのに誰も知らないんだろう?とネット上を探すと、そこには熱心なファンがゴロゴロといるではないですか。そしてその人たちも割と口をそろえて「リアルの周囲で知ってる人が少ない」と嘆いていたのです。
そういう人たちと旧Twitterで交流を持つようになったのが
私のSNS交友の原点でそこからオフ会とか色々参加したりして、
今でも続く関係を作ってきたのでこの空の軌跡はある意味
私の人生の中でもなかなかに大きなタイトルと言えるかもしれません。
閑話休題。
軌跡シリーズ、もっと言えばその前から続く英雄伝説シリーズの印象といえば。
・名前は聞いたことがある。なんか毎年出ている気がする。
・ちょっと調べたけどシリーズ作品が多くてよくわからん
・コアなファンが多いみたいだけど、周りでやっている人を
あまり見かけない。
・音楽面で評価されているのをよくみる
大体こんな感じではないだろうか。PCやPSPで出ていた
頃に比べるとタイトルの露出や知名度はだいぶ上がってきたと思いますがそれでも新規で始めるハードルは高いように思います。
なにせシリーズは10作を楽に超え、しかも世界観・ストーリーは繋がっていて、ゲーム内の歴史が紡がれ続けている。どこから始めればいいかわからないというのはもっともな意見だなと思います。
とりあえず結論を言うと「空の軌跡the 1st」をやればOK
ということです。安心してください、その先ながーく続くシリーズ全部追えなんて言いません。追ってくれればそれはそれでいいですが、この「the 1st」そして来年出ることが決まっている「the 2nd」 ここまでやりましょう。
フルリメイクの発売が決定される前から「軌跡はとりあえず空の軌跡やればいいよ」と言ってきた身として今回のフルリメイクはまさに渡りに船、PCからPSP、PS3と移植は繰り返されてきた本作ですがさすがに20年以上前のゲーム。今そちらを進めるのは酷だなあと思っていた時期だったからです。
ただフルリメイクとなると過去作と変わってしまう点も多いのではないか、実際声優はほぼ一新されるとのことで、若干の心配もありました。
杞憂でした。
20年近く前にプレイしたのとほぼ同じ感覚で遊べました。それは
古いシステムそのままというわけではなく、ちゃんと最近のシリーズのシステムに合わせてテンポ感とかもはや別物に進化しているのですが、プレイ感覚は20年前と変わらないのです。何を言っているかわからないと思いますが、思い出補正を見事に塗り替えてくれました。
他のゲームのリメイクを遊ぶことも最近は多いですが昔はこうだような・・変わってしまったな。ってなることが少なからずあったのに、このリメイクはそれがあまりない。ほんとビックリです。声優も変わってるのにそれを感じないってヤバくないですが。私元々の声優さんの演技めっちゃ好きで本当に心配してたのに。
というわけで、昔からのファンも納得のリメイクだと思うので安心してください。
さて 少しは中身にも触れたいと思います。
本作には <忘れられない旅になる。>というキャッチコピーが付いていますが、まさにそれという感じ。
「旅」感が強いのが特徴かなと思います。
街道を通って1作かけて国を一周りすることになるのですが、続編のシリーズだと舞台がひとつの都市だったり、移動が最初から飛行船やら列車だったりすることが多くって、ゆっくり世界をまわるという感覚は今作ならではかもしれません。
<この辺の空気感は英雄伝説としての前作ガガーブ3部作からの流れが大きいと思いますが、そっちに触れだすと取っ散らかって本気で収拾がつかなくなるので割愛。 こちらは世界観とかキャラとか繋がっていないのでスルー!(ちなみに最近スマホで再始動してるよ!)>
このゆっくりというのが実は肝で。今作は遊撃士 ー民間人の安全と地域の平和を守ることを目的とした組織ー の見習いとしてスタートして国を周り、その地域の依頼をこなしたり事件を解決しながら成長していくという流れなので、魔王がでてきて世界が滅ぼされる!みたいな空気じゃないんです。(まあ、もちろん一つ一つの出来事の裏ではあれやこれやいろんなことが起こっているわけですが)
なので比較的平和な雰囲気の中、甘酸っぱい青春模様なんかも今時珍しいぐらいベタベタに描かれていますし、各町の人たちの日常も丁寧に展開されるわけです。ちゃんと物語の進行とともに町の人たちの状況や会話も細かく変化して住民もそこでちゃんと生活しているのが感じられるというのが本作の大きな魅力と言えます。住民を追い過ぎてなかなかストーリーが先に進めない!ってなるのもうれしい悲鳴なレベルに収まっている良いバランスだと思います。
とはいってもそれはメインキャラがいてこそ活きるというもので、エステル・ヨシュアはもちろんの事パーティ入りするメンバー全員、それ以外のキャラもほんと魅力的です。クローゼなんてほんともう・・推せます、最強です。
あと戦闘もなかなか楽しいんですよね。細かくは書きませんがコマンドRPGをしっかり進化させている感じ。さらに
面倒だと思われがちな雑魚戦はアクションバトルで快適に進めたり
とにかく昔ながらのRPGが好きな人にはぶっ刺さること間違いなし。さらに音楽も最高です。私はクリア後数時間後にはサントラを買っていました。銀の意志かっこよすぎだろー
と、長くなりましたが。軌跡シリーズ、手を出すならまずは
ここから。というより「これだけはやってもらいたい!」