体験版をプレイし興味を持ち、発売を楽しみにしていたゲーム。目が覚めると父親ではなく知らないおじさんが部屋にいる。要領を得ない生返事。不安と恐怖、焦りからくる不穏な空気。
第1章までは、都市開発センターみたいなホラー&謎解きゲームだと思ってた。けれど違った。
第2章の序盤で「ホラーは勘違いだったか。さっきの不穏な感じはただのアクセントだったのか」そう思い始めた途端にやってくる不安。感情が天から地へジェットコースターの様に急降下する。それが何を意味するのかを自然と考える。
第2章終盤から第3章に掛けて、自分の予想が外れていた事に気づき、終盤には亡き祖母の事を思い出していた。
晩年を老人ホームで過ごした祖母。時には少女の様に他の入居者と会話を楽しみ、時には亡くなった祖父が自宅に居ると信じ、祖父の元へ帰りたいと懇願する祖母。その姿がゲームとリンクする。
このゲームは認知症とその家族のほんの一例の出来事を体験するゲームだ。
介護で当事者との距離が近い人にとっては楽しめないゲームなのだろう。
日々の生活や仕事で精一杯で、祖母の事を思い出す機会が減っていた。このゲームを通じて思い出を呼び起こせた事に感謝したい。お盆前に発売してくれてありがとう。ダレカレに出会えた事に感謝しかない。