本作はPC(Steam)/PlayStation 5/Xbox Series X|Sで2025年5月28日にリリースされた作品で、開発はサンフランシスコにある小さなスタジオ「uvula LLC」で、『塊魂』や『Wattam(ワッタン)』などを手掛けた高橋慶太氏がゲームデザイナーを務めています。
本作はなぜか両腕が左右に開いた「T」のような姿勢で生活を送る13歳の子供の物語を描く3Dアドベンチャーです。
高橋慶太氏曰く「アニメのような流れを意識した作りにした」とのことで、全部で8つのエピソードに分かれており、各エピソードでは必ずオープニングとエンディングのテーマソングが流れるようになっています。
どちらのテーマソングも英語の歌詞(一部日本語も混ざってます)ですが、聞いていると口ずさみたくなるような音楽になっています。
またテーマソング中の映像は固定の動画というわけではなく、リアルタイムに生成されているようで、その時の主人公の髪型などがリアルに反映されているのも面白いですね。
本作をプレイする前は、突然Tポーズで固まってしまった主人公が試行錯誤をしながら生活を送る作品だと思ってましたが、実際は主人公はかなり前からTポーズで生活をしていて、自分も周りの人たちも受け入れている(一部ネタにするいじめっ子たちはいますが)状態のようです。
エピソードの前半はTポーズで不便な部分を相棒の犬に助けてもらいながら顔を洗ったり、食事をしたり、歯磨きをしたり、学校に行ったり、街中を探索したりといった日常生活を送ります。
家では靴を脱いだり、学校では上履きに履き替えたり、随所に日本的な部分がありますが、これは高橋慶太氏がどこかのインタビュー記事で答えていたのですが、日本ぽくしようとしたわけではないが、知っているのが日本の家庭や学校なので自然とそうなったようです。
日本人にとっては馴染みやすいですが、海外ではどう受け止められるのか気になりますね。またサンフランシスコの開発者の方々も不思議に思いながら開発をしたのでしょうかねw
最初のエピソードは強制的に始まりますが、エピソード2以降は数字が書かれた風船を見つけてボタンを押すとエピソードが始まります。
なのでエピソードが始まるまでの間は自由に街を探索してコイン(お金)を集めたり、買い物をしたり、髪型を変えたりなどができます。
中盤から後半にかけては予想だにしない展開となり、主人公がなぜTポーズなのかについても明らかになっていきます。
各エピソードや街中では様々なミニゲームが楽しめますが、ミニゲームに失敗してもエピソードを進めることができますし、再挑戦することも可能なので、子供でも詰まることは無いと思います。
街中を探索する際の視点が独特で、初期バイオハザードのような定点カメラとは違いますが、カメラ付きのドローンが様々な角度から撮影するような感じで場所によってシームレスに切り替わり、後方視点になったり、横になったり、斜めになったり、奥から手前に進むようになったりするので、魅せ方としては良いのですが、操作すると方向感覚を失ったり、酔ってしまう人もいるかと思います💦
またせっかく街中で買い物をしたり、髪型を変えたりできる要素があるのですが、中盤以降はあまり自由に街中を探索できる感じでは無くなってしまうのが残念でした。(ただし全エピソード終了後にフリーモードで探索は可能です。)
ストーリーとしては、主人公が13歳の子供ということもあり、やはり大人がプレイするには内容は少々幼稚に感じるかと思います。
ただ本作にはしっかりとしたメッセージが込められていると思われるので、子供が一人でプレイするというよりは、子供がプレイするのを親が見守る感じで、親子で一緒に楽しむのが良いかと思います。
込められたメッセージは決してなにかに偏ったものではなく、だいたいの家庭では共感できるメッセージだと思います。
ストーリーは少し幼稚ではありますが、アニメを見るような感覚で各エピソードを楽しめ、様々なミニゲームで高得点を目指したり、衣装集めや髪型集め、集めた衣装や髪型で主人公をコーディネートなどやりこみ要素もあり、親子で楽しめる作品だと思います✨
また登場するキャラクターたちが個性的で明るく前向きなキャラクターばかりなので、嫌なことがあった日などにプレイすると気分が少し晴れるような気がします👍