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Limbus Company

Game of the Year 2025
Shadowm_@ゲームを作っている物体 さん
Limbus Company
『罪と向き合い、自我を救え』 去年部門だったのが、今回はYourGOTYにしちゃったぜ。 だって面白いんだもん ドン引くほど人の命が軽く残酷な世界を舞台に 記憶を失った時計頭の管理人「ダンテ」として、 12人の囚人を指揮し様々な世界を旅するコマンド選択型RPGです ストーリーでは、自分たちの組織「リンバスカンパニー」による業務として、特別な力を持つ『黄金の枝』を探して旅をすることになります その中で、囚人一人一人の抱える"罪"と向き合うストーリーが展開されます ある者は復讐と、ある者は恋と、ある者は夢と、エトセトラ 残酷で容赦なく、でも時々笑っちゃうほどくだらなく、 でも時に数日寝込むほどマジ辛ェ話だったりと… どれも丁寧に作り込まれていて、12人全員が好きになれるようなお話です。 また各囚人達にはそれぞれ実は原作が存在し、 『白鯨』の「イシュメール」、『ドン・キホーテ・デ・ラ・ マンチャ』の「ドンキホーテ」など、実在する原作が存在します。 原作をリンバスカンパニー流に再解釈したお話で、知っていても知らなくても、予想を裏切るストーリーが展開されます。 ちなみに次章のお話は、芥川龍之介の『地獄変』が原作の囚人「良秀」が主役、 地獄を描くために地獄を観るべく、実の娘を手にかけた仏絵師のお話が原作です。 もう嫌な予感しかしないよね!!!!!!! また旅をする世界も、 場所によって世界観・ルールが大きく異なり、 時間が通貨として扱われ色を奪われる街、 区画毎に過酷なルールが定められた海、 5億年ボタンみたいなイカれた仕組みで移動する列車など、 全体だけでなくその場所毎の世界観も見どころの一つです ゲームシステムは自陣・敵陣のキャラがそれぞれ攻撃を行う際に それぞれが行動に応じたコイントスを行い、それの結果により一方的に攻撃、ダメージ量や攻撃結果が変わるという他にない変わったバトルシステム キャラ同士の行動順などの要素もあり、とっつきづらさがあるものの、 理解が深まるほど攻略の幅が広がり、 強敵との戦闘で敢えて攻撃を控える事で状況を打開できたりと突破できた時の達成感は尋常じゃあありません 敵の扱うスキルによってはゲームシステムを根本から否定してしまうようなものも存在するため、まずは敵を観察、次に状況を観察し的確な指示を出す必要があります。 不利な戦況に陥ってしまった場合には強力な必殺技『E.G.O.』をうまく活かすことで攻略の糸口を掴むことができる…かもしれません ただし『E.G.O.』は扱いを誤ると暴走し、敵味方を無差別に攻撃してしまうリスクを持っています 状況を打開するために使ったのに、それが自分へのトドメになってしまったり… 逆に暴走したおかげで想定以上の結果を生みだし、逆転につながったりなど… コイントスの絡むスキル、暴走しうる必殺技の『E.G.O.』、 100%安全・確実と言える選択肢が少なく、あらゆる再現性が低いが故に戦闘においても様々なゲーム的ドラマが産まれるのも今作の魅力です。 ストーリー、ゲームシステムとどちらも人を選ぶ内容ではあるものの、 それらを受け入れられる人にはこのゲームでしか味わえないモノを多く与えてくれる作品です。
Game of the Year 2024
Shadowm_@ゲームを作っている物体 さん
Vertigo2
一人のクリエイターが執念で作り上げた 超 絶 極 大 規 模のVR専用SFアドベンチャーシューティング SFな異世界に飛ばされてしまった主人公となり、 様々な場所、敵、武器を巡り、元の世界を目指すゲームです このゲーム特に凄いのは、とにかく、 もうとにっっっかくシチュエーションが多いということ 研究施設から始まり、ロボット製造所を抜け地下発電所に かと思えば地下鉄、自然あふれる巨大な森、 カルト教団vs共産主義のロボット戦争に巻き込まれたりと… とにかく先の読めない展開がどんどん繰り広げられます (あれ…?これあのゲームのネタなんじゃね…?)みたいな小ネタまでも満載です。 また、そんな冒険を共にする、武器の種類とその手触り感も最高で ポンプアクションショットガンはちゃんとカシャッコンッ!と手を動かす必要があり、 マシンガンは古いマガジンを外し、新しいマガジンを差し込むなどの動作が必要、 銃に限らず剣から弓、更には"指"から弾を発射したり様々な銃が存在し、 武器の扱い方もよく、マガジンを投げて銃で拾ってリロードのような魅せプレイも可能です。 こういった細かい作り込みがロールプレイにも一役買ってくれます VRゲームの難点というと、短い、または似たシチュエーションが続いてマンネリ化する…というものが多いのですが このゲームは真逆で、AAAタイトルにも並ぶ莫大ボリュームを持ち、さらには隠された武器や小ネタなどのイースターエッグも恐ろしい数存在し、 1周だけではとても味わえきれないボリュームな上… さらにはプレイアブルキャラを変えてゲーム性を変更するという"味変"まで可能という隙のなさ そして何よりも恐ろしいのが、このVertigo2、 声優など一部は違うのですが 企画からプログラミング、モデリングに至るまで一人で作り上げてしまったという狂気の産物 未だに我が目を疑っております 別件でこのゲームの紹介動画を作っておりましたのでこちらに添付させていただきます。よかったら… https://youtu.be/gAkBESa3E7E?si=_k44zyvBsQI-OsLN