褪せ人ふうな「すまない…これしか思い浮かばなかった」
とだけ綴られた手記に私がその先を描こう。
彼女は「GOTY」に関してなのか「律」に関してなのか一体何を示しているかは定かでは無い。
かの針の騎士レダ達が魅入られたミケラの様に、彼女の中でも何か惹かれるものがあったのだろう。
そして最終的に彼女が選んだ選択肢が、えーっと、そのー、GOTYなのか律なのか好きな魔術なのか何なのかは全くの謎に秘められているのである。
彼女は本作を布教(人に買い与える)したり、筐体ごと布教(人に買い与える)したり、大変熱心な信者でした。ってことは?ん?祈祷メインなのかな?
いや、彼女は根っからの「紙装甲純魔術師」である。魔術に見初められ究極の浪漫(砲)を追い続ける者であり、魔術師セレンや魔女ラニに匹敵するほどの魔術愛好家…いや魔術会の第一人者である。
本DLCである世界でもその魔術を駆使し、数々の敵と対峙して退治して…の予定が特大武器の強靭削りに惚れ込んで暗月の大剣を二刀流でブンブン振り回しながら影の地を彷徨った。
「敵の攻撃が痛過ぎんねん」「敵がタフ過ぎて魔術じゃ削りきれへんねん」そんなことを言い訳しながら純魔術師を名乗りイキり散らかしていた。
皆に知って欲しい。
フロム(宮崎氏)のいやらしさ(褒)がかなり装填された作品であることを。未だその世界から抜けることができない「紙装甲純魔術師ふうな」がいることを。
彼女はその世界を極めたいのではなく歩いていたいだけ。アイテムも全部取ってないし、魔術も祈祷も全部集めてない。素材を集めて製作物を作ることなんてマジで全然やってなくてまだまだやれることがあるのだ。
そんなに楽しいのか。歩くことが。
デスストの方が歩くことに関しては特化してるんじゃ無いのか。
違う。彼の地や影の地を無駄にスローで歩いて敵に近づき、颯爽と討ち落とすあの快感。それに失敗すること8割強の爽快感。5%以下の勝率で得られる超達成感。
今すぐ行け、知れ、ご照覧あれ、彼の地を経て影の地へ。