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メタファー:リファンタジオ

Game of the Year 2024
昼行灯 さん
メタファー:リファンタジオ
ロールプレイングゲーム(RPG)という言葉はすでに多くの人が知っているゲーム用語だと思います。その意味は役割を演じる、今ではテーブルトーク(T)RPGと言われるオリジンの通り、プレイヤーが様々な役職を演じることで成立するゲームでした。 これがコンピューターRPG、特にJRPGと言われる日本のRPGになると、どうしても役割というより、キャラクターを操作したりレベルアップすることが中心になり、本来の役割を演じるという部分が薄れてきてしまいます。 そこでMY GOTYである「メタファー:リファンタジオ」なのですが、本作では冒頭、ゲームの方からプレイヤーに呼びかけ、名前を聞いてきます。ここは是非本名を入力することをおすすめしたいです。 そしてしばらくしてから、メインビジュアルの中心にいる中性的な少年の名前を入力することになります。 つまり本作ではプレイヤー=ゲーム上の主人公ではなく、プレイヤーの役割は主人公を通してこの世界に介入することが明示されます。 こういうタイプのゲームはガンパレード・マーチや最近だとパラノマサイトなどにも見られましたが、本作の面白い点は、プレイヤーにとってのファンタジー世界はゲーム内の世界である一方、主人公たちにとってのファンタジー世界は、私達が今いる現実世界である点です。 そう考えると、今までの延長じゃないかと言われる、メタファー世界の魔法や用語が過去のペルソナやメガテン、世界樹の迷宮の流用であることも、プレイヤーが認識できる形で翻案された結果と捉えることもでき、現実世界からファンタジー世界へ介入している感覚がより深まっていく気がしました。 この姿勢は本当に最後の最後まで貫かれており、特に終盤の展開には、プレイヤーとして胸が熱くなる部分も多々ありました。 プレイヤーはあくまで現実に居る私達で、画面の中のキャラクターを導く役割を与えられている、というのはなかなか良い発明だと思っていて、これでプレイヤーの性別を問わず、キャラメイクをすることなく本来の意味でのRPGを楽しむことが出来るのです。勿論細かいカスタマイズで自分の分身を作り、多岐にわたる選択肢を選ぶことで展開が幾通りにも分岐するバルダーズ・ゲート3のようなゲームはTRPG的ではありますが、それ以外のRPG的手法がこういう世界規模に注目されるJRPGで示されたことにとても意義があると思いました。 手法のみならず、ストーリーは二転三転して最後まで飽きさせず、システムは従来のアトラスRPGの集大成でレスポンスも非常に快適と、ゲームとして隙のない出来でした。 完全版出るまで~とか、ペルソナじゃないから~とか言わず、是非今飛び込んでほしい作品だと思います。
Game of the Year 2024
ume さん
英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-
連載中の大長編漫画の最新の10巻分を読んだような満足感が味わえました! シリーズをずっと追っている人には色々楽しい伏線回収がありつつも、全ては回収されずに次回作に続きます。ワンピースで例えるなら、ワノ国編の途中から始まって途中で終わるぐらいの生殺し感があるかもしれません。週刊連載だから許される次回への引きを、年単位で待たされるゲームでやられるのは正直キツイですが、それでも確かなボリュームで大満足な内容でした!! ストーリーのネタバレは控えますが、軌跡シリーズはタイトルが変わっても世界観は共通で、数年後の別の国の別の主人公の話が始まるので、前作のクリア後の様子やキャラの成長した姿が見れます。大長編になると、過去作やってるとニヤリとできる場面が大量に出てくるため、シリーズを追うのが楽しいです。 最初の空の軌跡で幼い子供だったキャラが、最新作では留学生として登場してて、ヒロインの先輩ポジションにいて、頼れるお姉さん感を出してるのは感慨深かったですね。 ストーリー以外だと、進化し続けるバトルシステムも面白いので是非体験してもらいたい。ザコ戦はアクションでもコマンドバトルでも好きな方で倒せます。アクションはジャスト回避やチャージ攻撃などおまけで収まらない多彩なシステムが用意されています。コマンドバトルは進化し続けた結果、初見では要素が多くて混乱するかもしれません。「敵が硬いし回復するし時間がかかった」的な感想を見て、他のゲームにない独自システムがあってとっつきにくいのかもと少し思いました。システムを理解してけば、高火力を目指したり、被ダメを抑えたり、色々できて面白いですし、ファルコム作品は難易度が細かく選べるので、お好みに合わせた難易度で遊べると思います。 そんな大長編シリーズの過去作12作品を遊んだ方にお勧めの一本となっています。過去作については、空〜創までの10作品はPSPLUSのプレミアムでまとめて(2024年11月時点では)遊べますので、ワンピース100巻買うよりもお安く最新作まで追えるかもしれませんよ! 【シリーズ順】(読み) ・空の軌跡(FC/SC/3rd)。(ソラ) ・零の軌跡、碧の軌跡。(ゼロ、アオ) ・閃の軌跡(1/2/3/4)。(セン) ・創の軌跡。(ハジマリ)  ※ここまでで過去作10本、↓最新シリーズ ・黎の軌跡(1/2)。(クロ) ・界の軌跡。(カイ) ⭐︎今回遊んだ最新作 (その他)那由多の軌跡(ナユタ)アクションゲーム ※最初の3作がプレミアムのストリーミング、その後の7作品はゲームカタログに入ってます、イースも遊べるのでお勧めです 2025/01/18、ゲーななへのお便り分追加  最初から全部やってる人の感想がもっと聞きたいので、最初(空の軌跡FC)から布教したいですが、数が多過ぎるので最新シリーズの黎の軌跡から薦めた方が良いかもと妥協するジレンマ。  流石に「界の軌跡」から始めようとする人は止めた方が良いかも知れないけど、それで興味を持って最初からやってくれるなら問題ないので、どれから始めた方が良いのかの正解は無いのかな。