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幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-

Game of the Year 2023
ファイ さん
幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-
「推しキャラが主人公のゲームが推しのゲームメーカーから出る!?」 公式PVを初めてみた時点で、嬉しさと驚きのあまり、いつから予約できるのか常にチェックしたり、続報を公式チャンネルで常にチェックするほどでした。 蒼き雷霆ガンヴォルトシリーズ全作品、白き鋼鉄のXシリーズ、グリム・ガーディアンズ、ブラッドステインド:カース・オブ・ザ・ムーンをプレイしてきて、インティ・クリエイツの2Dアクションのクオリティの高さはすでに知ってましたので、もう発売前から期待でいっぱいでした。 ラブライブ!サンシャイン!!のスピンオフに当たる作品のため、主人公のヨハネと御供の狼獣ライラプス、他8人の仲間キャラクターは全て原作をモチーフにしたキャラクターデザインかつ同じ声優さんを起用していますが、全くの別設定となっているため、気になるけどラブライブ知らないという方でも事前知識なく遊べるようになっています。(ちなみに僕はヨハネ推しです) ステージクリア型なのかなと思いきや、メトロイドヴァニアのような探索型で、尚且つ8つの各エリアに幽閉された仲間を救出するごとに新たな技が使えるようになる(正確にいうと仲間の固有技)という、往年のロックマンシリーズをプレイしたことがある人にはニヤリとする要素も(実はインティ・クリエイツ、ロックマン9、10も開発担当しているそうなんです)。 固有技以外にも、敵や宝箱から入手できる素材を集めての武器とアクセサリー作成および装備による強化、所持金を集めて拠点で回復や強化アイテムを購入することが出来るようになっていて、初見で倒せなかった強敵にも、強化やアイテムの使用により倒せるようになるという設計になっている絶妙なゲームバランスにも感心しました。 ライフがゼロになった時に楽譜というアイテムを所持していると、BGMが主題歌のヨハネソロボーカルバージョンに変わり全回復で復活して一定期間攻撃力が強化される、ガンヴォルトシリーズのソングオブディーヴァによく似たシステムを持っているのも魅力。 アニメやドラマで主人公の起死回生のタイミングでテーマソングが流れる演出を再現しているようで、テンションが上がるんですよね。 キャラクター、背景全てのドットアニメーションが非常に高いレベルで描写されていて、ボス戦においても即効で倒してしまうのはもったいなくて、全ての攻撃パターンを見たくなってしまうほどでした。 ヨハネがしゃがむ時に怯えたり、壁激突で潰れたり、冷却ガスで凍ったり、余裕の表情で勝ち誇ったりと、リアクションも豊富で可愛らしいんですよね。 途中で入る仲間との会話も全編フルボイスだった点もファンサービス旺盛でとても楽しく、また、シナリオ面においても破綻しない丁寧な作りになっていました。 唯一残念な点を挙げるとしたら、どの敵を倒すとどの素材がドロップするのかという図鑑要素がなかったところですが、クリア目的のみであればそこまで支障はないですし、各エリアにあるランダム生成ダンジョンを収載すれば問題ない作りになってました。 ちなみにエリア間は各セーブポイントへファストトラベルが出来るようになってるので移動の手間も省けるようになっています。 昨年末のガンヴォルトギブス、今年のグリムガーディアンズ、幻日のヨハネ、とインティクリエイツが一年ほどの短い期間で3作品も出していて、尚且つ全て満足度の高い作りになっているので、今後の同メーカーの展開が楽しみです(ちなみに来年2月予定で音ゲーも出すそうですよ)