Twitterで突如「ふとももがデカすぎる自称なんてことない普通の女の子」として脚光を浴び、またたく間に人気コンテンツとなったライザのアトリエ。そしてアトリエシリーズでは異例の三部作目として生まれた「ライザのアトリエ3 終わりの錬金術師と秘密の鍵」。
今回はこのゲームがいかに素晴らしいゲームだったという話をさせてほしい。
ライザのアトリエは「成長」そして「青春」の物語である。
村々での窮屈な暮らしに飽き飽きとし、それを変えるべく錬金術師になった1。
昔の友達を想い村から飛び出し、都会へと歩みだした2
どちらもライザリン・シュタウトという「少女の成長」と「仲間との青春」を描くストーリーだった。
3も例にもれず、舞台は1の村に戻り、そして1とは比べ物にならないライザの社会とのかかわり方、そして本人たちの考え方の変化に驚く。
そして、ライザのアトリエ最後の作品として、「青春の終わり」を描く物語である。
秘密の錬金術師シリーズを締めくくる作品として100点満点の終わり方であり、プレイ後「本当にライザのアトリエは完結してしまったんだな」と否が応でも納得させられてしまい、しばらくは涙が止まらなかった。