話は私が子供時代に遡る。小学生の頃からゲームは好きな方で『ポケモン赤緑』『カービィのスパデラ』様々なゲームをやって来ました。そんな中、当時、雑誌『ファミ通』などで話題になっていたのが『BIOHAZARD』小学生高学年で少しおマセで友達にカッコつけたいお年頃、そんな私は興味本位+大人ぶって、誕生日プレゼントに『BIOHAZARD』を買ってもらった。しかし、そこは小学生の浅はかな考えでしょうか、操作難しい。怖い。謎解き難しい。怖い。ジャンプスケアに次ぐジャンプスケア。怖すぎる!もう無理だよ…。人生初の積みゲーとなる。
そんな苦い思い出から数十年、ゲームから自然と離れ、大人になり、結婚して子供にも恵まれ、仕事と子育てに奮闘し、子供も大きくなって子育てからひと段落ついたそんな時、子供がゲームに興味を持ち初めて、ふと当時のゲームが好きだった自分を我が子とゲームを通して思い出し、久々にゲームをしようとPS5を購入してさまざまなゲームをやり始めた頃に情報収集も兼ねて実況動画やレビュー動画、そして聞いていたポッドキャスト、『ゲームなんとか』との出会い。その中では面白おかしく楽しげに語られる『BIOHAZARD』シリーズの話。当時の苦い思い出を思い出しながらも、その熱いトークに興味を誘われて、大人になった今ならパーソナリティの方の様に楽しめるのでは?否、同じ様に楽しみたい!そう思っている自分がいた。
そんな時出会ったのが私が今回yourGOTYに選ぶ
『BIOHAZARD Remake Trilogy』
『BIOHAZARD Remake Trilogy』はBIOHAZARDのリメイク作品(REシリーズ)RE2.3.4のセット販売されているものでした。
『BIOHAZARD Remake Trilogy』を通して改めて感じたのは、原作を大切にしながら“今の時代に通用するホラー体験”へと再構築するカプコンのこだわりの強さである。どの作品も物語の骨格はそのままに、映像表現や操作性を大胆に現代化し、私のような初プレイでも往年のファンでも満足できる仕上がりになっていた。
特に印象的だったのは、恐怖の演出バランスだ。静寂が長く続いたと思えば、突然の物音が心臓を跳ね上がらせる。単なる驚かしではなく、プレイヤー自身に「安全と危険の境目」を常に考えさせることで、緊張感がずっと持続していた。また、リメイクによってキャラクター描写が深まり、登場人物の表情や仕草から伝わる感情が物語への没入感をより強めている。
操作面では、当時の難しいアクションではなく現代のゲームらしい滑らかさと探索の手応えが両立されており、ストレスを感じることなく恐怖の世界に入り込めた。グラフィックの美しさと相まって、「ここまでホラーをリアルに体験させるのか」と驚かされる場面も多かった。
不安と期待の中始めた『BIOHAZARD Remake Trilogy』そんな気持ちはプレイして直ぐに消え、感動と興奮とワクワクで時間を忘れて当時ゲーム大好きだった子供の様に夢中になり、一気に三作を通してプレイし終えた時、当時感じた、ただ怖かっただけではなく、“生き延びた達成感”と“『ゲームなんとか』のパーソナリティと感情を共有できたような満足感”が残った。原作の恐怖しかないトラウマのような思い出を壊すどころか、むしろ輝かせてくれた、大人になり当時のトラウマを最高の体験に変換してくれた非常に完成度の高いリメイク三部作だった。
よって私のMYGOTYは『BIOHAZARD Remake Trilogy』です!