みんなのGOTY(ゲーム別)

新着順 Game of the Year 2025 ゲーム別

HUNDRED LINE -最終防衛学園-

Game of the Year 2025
Hasi-lula さん
Laika: Aged Through Blood - ライカー・エージッド・スルー・ブラッド
ゲームジャンル、モーターヴァニア。うん、よく分からない。メトロイドヴァニアのバイク版という事?それが第一印象。 トレーラーを見て好きなジャンルで面白しろそうなので気軽に購入。 バイクで疾走しながら銃撃でバンバン敵を薙ぎ倒して進むのが非常に爽快。 空中でバク転するとリロードする為、ジャンプして空中でくるくる回転しつつ連続で攻撃し、タイヤは無敵なので敵弾はタイヤで弾く。 銃で敵を狙う際はかなりゆっくりになるのでエイムが苦手でも狙うのは簡単で気持ちが良い。 敵を倒してお金を稼いで武器を買い、ショットガンの反動で少し高い所に行けたり、ロープを渡して道を作ったり、徐々に強化して行ける場所が増えていくのも楽しい。 ストーリーと時々差し込まれるアニメも世界観がよく引き込まれる。 強国の鳥の軍に立ち向かう田舎の村と言った構図で、血と、涙と、臓物が飛び散る殺伐とした世界。 娘の友達が自らのはらわたで吊るされて殺されている所からスタートする時点でめちゃくちゃすさんだ世界だ。 (敵の鳥を倒すと落とすのお金のアイコンがどう見ても臓物。鳥だし鳥モツって事ですか?) でも、キャラクターが人では無く擬人化した動物って感じ+2Dなのでギリギリマイルドになっている。のか? 主人公が立ち向かうのも村の為ではあるけど、娘を守る為戦うお母さんという感じで、泣ける。 ただこのゲーム、まごう事無く死にゲー。 まずバイクなので基本的前進、バック、方向転換位しか無く操作感はかなり独特。 自発的にジャンプして避ける、という事は出来ないので、坂道からジャンプして逃げるか、ウィリーしてタイヤで弾くか。 一応パリィはあるもののタイミングがシビアな上、1回使ったら空中で回転リロードが必要という仕様でおまけ程度。 ライフという概念は無いので敵の銃弾1発で即死。穴に落ちても勿論即死。ジャンプして頭から着地して即死。 またウィリーしすぎてびっくり返って自分のバイクに潰されて圧死するのだが、敵にやられるよりこのひっくり返っての死が圧倒的に多かったりする。 でも安心して下さい。主人公は不死身なので直ぐに生き返りほぼノータイムでリトライが出来ます。 お金は半分落としますがすぐ近くに復活するので回収は容易。出来るまでやり直しが出来るのです。 まあプレーヤーは不死身では無いので心が折れたら終わりですがね。 難易度調整で圧死判定を緩和出来るので私は途中からこれを下げてプレイしましたが、それでもギリギリのギリギリで何とかクリアという感じでした。 しかし難しいからこそクリア出来た時の喜びはひとしお。 バイクで走り回る楽しさと、慣れた時の無双感は唯一無二。 殺伐とした世界だからこそ染み渡る不死身の母と、不死身では無い子と、村人が織りなす愛に心を打たれので、私のGOTYに致しました。
Game of the Year 2025
夜中たわし さん
HUNDRED LINE -最終防衛学園-
100日間のストーリーと、100種類のエンディングがある大々々ボリュームの狂気のゲーム。 それがHUNDRED LINEです。ようこそ。 「100種類って言っても、最後の方の選択肢で分岐してるのがほとんどなんじゃない?」と、アドベンチャーゲームに心得のある方は考えるかもしれません。 ご安心ください。さまざまなポイントで順当に分岐が用意されているので、しっかりボリュームはあります。というか、ありすぎます。 そのシナリオの圧倒的な引力によって私は1ヶ月以上、100時間を超えて遊びました。気づいたら「生活がHUNDRED LINEになっていた」のです。 HUNDRED LINEは、単に面白いゲームではありません。 生活に入り込み、破壊してくるタイプのゲームです。 それでも私は、だからこそこの作品を2025年のゲームオブザイヤーに選びました。 本作の基本は、テキスト主体のスタンダードなアドベンチャーゲームです。 そこに、時折シミュレーションRPGの戦闘が挟まります。 舞台は謎の学園、最終防衛学園。 主人公たち少年少女は突然、正体不明の化け物たちから100日間学園を守れ、と命じられます。 なぜ100日なのか? この最終防衛学園とは何なのか?? 敵は一体何者なのか??? 序盤は何ひとつ説明されません。 とにかく、わからない──。 わからないまま話が進み、事件が起き、登場人物たちの身には次々と予想だにしないことが起こります。 当然、続きを遊ぶのをやめられません。 「あと一日進めれば、多少なり謎が解けるのでは?」 というムードを信じてゲームを進めるも、当然のように謎は解けません。むしろ増えます。どんどん謎が増える。そしてあと一日、あと一日と進めてしまう。まさに呪いのゲームです。ああ、もう太陽が昇ってくる……。 長い道のりを経て「真相解明ルート」にたどり着くことで大方の謎は解けます。ただし、ここで本作のエンディングが100種類あることが問題に。そう、このルートにたどり着けるかは運次第。初回で到達する人もいれば、いつまでたってもたどり着けない……そんなこともありえます。 ルートごとの展開はかなり多種多様で、推理要素の強いルートから、コメディ要素の強いルート、恋愛ルートにSFルート……なんでもありです。正直、このルートは不要では!? というルートもあります。しかしそれが、それでこそHUNDRED LINEなのです。変なルートを引いても、次のルートこそ面白いのでは!? と期待させられます。 このごった煮感は、アドベンチャーゲームのスピンオフやファンディスク、小説版などを全て合体させて1本のゲームとして提供された状態に近く、並のテキストアドベンチャーゲームを5本合体させたくらいの物量です。あまりのボリュームと分岐から、しばしば「オープンワールドタイプのアドベンチャーゲーム」と呼ばれることもあります。 ちなみにルートの分岐はスタンダードな選択肢方式ですが、この分岐を選ぶのもいちいち苦しい! 極限の選択を迫られることもかなり多く、どちらを選んでも誰かが死ぬ……くらいの選択肢も当然のように出てきます。ま、結局全部の選択肢を選ぶんですけども(やる気さえあれば)。 本作の大変さは他にもあります。 シミュレーションRPGの戦闘パートは斬新で、特に「やられたほうが有利になる」というシステムが特徴的で面白いです。ただし序盤~中盤にかけてこそ新鮮ですが、複数ルートを進めるうちに「もうこれやってりゃ勝てるやん」というパターンが見つかってしまい、戦闘は「シナリオを進める上での障害にしかならない作業」と化します。 それでも、結局のところやめられません。 「この先を見ないと終われない」と思わせられるストーリー。これは文句無しに今年遊んだ中で一番引き込まれました。 おかげで全てのエンディングを見るまで進めてしまいました。まあ正直途中からは意地です。私とHUNDRED LINEの真剣勝負でした。ギリギリ勝てました。 ともかく、恐るべき狂気と労力によって完成された、プレイヤーの生活に入り込んで強烈な記憶を残していくゲームです。刺激的なストーリーが好きで、時間と体力を削られる覚悟があり、膨大なテキストの海に飛び込みたい人。そういう人には迷わずおすすめできます! ……次回作はエンディングの数、5種類くらいでいいです。