一人だけど、みんなと歩むRPG
 このゲームは、竜に心臓を奪われた「覚者」として、自らの心臓を取り戻すために冒険を繰り広げるアクションRPGです。プレイヤーは広大な世界を巡り、多彩な街や村を訪れ、多くの人物と出会いながら、自分だけの物語を紡いでいきます。

 本作の大きな特徴の一つは、「ポーン」と呼ばれる相棒の存在です。ポーンは見た目やジョブ、武器などを自由にカスタマイズできるパートナーで、冒険を支える重要な存在です。このポーンのおかげで、一人でプレイしていても、まるで仲間と共に旅をしているような感覚を味わえます。
ポーンには「メインポーン」と「サポートポーン」の2種類があります。
 メインポーンはプレイヤー自身が作成した相棒で、一緒にレベルアップし、ジョブやスキルを自由に設定できます。
 サポートポーンは他のプレイヤーが作成したポーンを雇う仕組みで、レベルアップやジョブ変更はできないものの、冒険の幅を広げるサポート役として活躍します。

 私がこのゲームをGOTYに選んだ理由はこの「ポーン」による特別な体験が、私にとって非常に印象的で、一人でプレイしているにもかかわらず、仲間と共に冒険しているかのような感覚を味わえるからです。
 例えば、旅の途中でポーン同士が会話しながら「あそこに洞窟があります!行ってみましょう!」と提案してきたり、敵を倒した後にハイタッチをして「楽勝でしたね!」と声をかけてくれたりと、様々な場面で主人公や他のポーンとコミュニケーションを取ってくれます。主人公がポーンの提案を無視するといじけるポーンもいて、他のポーンがフォローする場面もあり、本当に「みんなと冒険している」気分を味わえます。
 また、サポートポーンはレベルが上がらないため、強敵に対応できなくなると別れざるを得ないのですが、その後、サポートポーンをメインポーンとして育てているプレイヤーがレベルを上げていると、再会した際にレベルアップしたそのポーンと再び冒険することができます。「お前、強くなったな!またよろしく!」と思わず感動しながら再雇用する場面は、このゲームならではの喜びです。そして再雇用した際、ポーンの方も「覚者様、前よりも強くなっていますね」と声をかけてくれるのが、さらに嬉しさを倍増させます。

 一人でも仲間と歩んでいるかのような特別な体験を提供してくれるこのゲームは、私のGOTYにふさわしい作品だと思います。
 興味が出た方は是非プレイしてほしいです。
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