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《学生時代》発売当時プレイした思い出から、現在《子を持つ親になり》再プレイ。

そんな40代が当時生きた【あの頃】が画面の向こう側に広がってた。

「なぜ今なのか?」再プレイに至った理由。
今年の夏に、
「茹だる暑さを感じながらも「今」を感じられるゲームはないか?」
…その結果、ゲーム棚からこのゲームを取り出し、気付けば手に取っていた。

ゲームとしてポリゴンの粗さ、やはり古さは感じる。
けれども、その世界に「夏」が沢山詰まっていて、
そこで暮らす人々とのコミュニケーションを行いながら、
限られた夏休みを過ごす。

限られているからこそ、充実した夏休みを過ごしたい訳だ。

デジタルなもので溢れている昨今。
主人公のぼくくんを操作しながら感じたのが…

【何もなくても十分楽しかった日々に戻りたい】

そんな思いがあったのかもしれない。

行ったことのない場所へ向かう冒険心。
珍しい虫を見付けては捕まえようとする一生懸命さ。

《大人になって、いつの間にか忘れていた何か》がその世界にはあった。

住民との会話は他愛もない話ばかりなのだが、かえってそれが良い。
何気ない会話だからこそ、ハッとさせられる・響く言葉がある。

主人公は小学生という無邪気な子ども。
その幼い目線から発する素直な発言がまた良い。

「当たり前だろう」「これはこうだから」という、
《当然》や《複雑さ》がない。

大人が忘れていた気持ちや懐かしさがこのゲームにはあり、
そこから感じられる心地よさがあった。

今を生きる子ども達へ。現代に疲れた大人にも。
是非、プレイしてもらいたい一本だと感じた。
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