龍が如く8は今年発売されたシリーズ最新作ということで、CMなどで何となく知っている方も多いだろう。今度の舞台はハワイで、ガチャピンやムックと島作りが出来て、新しいスジモンを集めながら新たな敵と対峙していく、というのは8がもつ魅力のひとつだろう。
しかし、私としてはそれらの魅力とはまた別に挙げたいものがある。それはエンディングノートだ。本編のもう1人の主人公である桐生さんは、とある戦いの最中で倒れ、医者に余命宣告をされてしまう。そこから、死ぬまでにやりたいこと、心残りなことと向き合うサイドストーリーとしてエンディングノートが始まるのだが、これがとにかく素晴らしかったのだ。
私が龍が如くを初めて遊んだのは19年前、その時から桐生さんの不器用だけど格好良い生き様と、その周りで同じくらい輝く人々との出会いと別れにハマり、以来ずっと追い続けていた。このエンディングノートでは、今まで関わった人達から街の片隅に残る思い出までが雄弁に、時に絞り出すように桐生さんへの感謝や受け取った思いを伝えてくる。それがファンとしての自分の心と重なって、ストーリーをひとつ読んではコントローラーを置いて涙を拭うような有様だった。シリーズを追いかけてきた分だけ感動が膨らむ作りなので皆に刺さるわけではないし、7から始めた人にとってエンディングノートはサイドストーリーのひとつであると思う。それでも、こんな体験を人生であと何度味わえるだろうと桐生さんと同じだけ年を取りながらそう思えた、私にとって今年最高のゲームでした。
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