この作品と出会ったのは、女子高校生と男子高校生が楽しそうにしているカバーアートのおかげです。
廊下のような場所を制服姿の2人が楽しそうに走っているシーンが描かれているのですが、なんだか青春の1ページを表しているようで、とても興味を持ったのを覚えています。

1990年代のインドネシアにある田舎町が舞台となりますが、優しい色味を用いて細かいところまで書き込まれたドット絵の世界は、これまた優しいBGMも加わって、見ているだけでも心が落ち着きました。
学校のクラスマイトや町の人と会話してみても、ここだけ時間がゆっくりと流れているような感覚にさせらるような穏やかさです。

ひょんなことから人の心の中に入る込める特殊能力を手にすることになるのですが、穏やかな世界とは異なり、とても特徴的て魅力的な世界が広がっていました。
このギャップをぜひ堪能してほしいと思います。

物語は、町の人たちと触れ合いながら、上記の特殊能力を用いて、その人の心の棘を取り除き、花を咲かせることによって、進んでいきます。
ちょっとしたことから手にした特殊能力を用いて小さな問題を解決するところから始まって、次第に大きな問題に直面していく物語は、読み応えのある小説のようです。
男子高校生のアトマと女子高校生のラヤとの関係やラヤの心の中の思いなどをぜひ感じていただきたいと思います。

私の中では、とてもハマってとても楽しく遊ぶことができた秀逸のアドベンチャーゲームでした。

プロモーションビデオ等

ショップ・メーカーサイト


ファイナルファンタジー7は、とても思い出深い作品です。ゲームそのものの思い出も多いですが、遊んでいたときに私の身の回りに起きていた出来事もまた思い出深いものでした。

そんな思い出深い作品の前日譚が語られている作品が、この作品です。
紹介映像で流れていたミッドガルを見て、気になるボタンをすぐに押しました。

PSPで発売された作品のHDリマスター版なのですが、表現の豊さは、何倍もパワーアップしています。
大画面で見ても美しいキャラクターたち、キャラクターをより魅力的にするフルボイス対応、よりユーザーフレンドリーになったバトルシステム。
とても快適に遊ぶことができました。

この物語は、舞台である魔晄都市ミッドガルに本社を構える神羅カンパニーの社員、ザックスが先輩ソルジャーやエアリス達とともに様々な困難を乗り越えていくのですが、ところどころに、勇者や旅人と違い、雇い主に雇用されている労働者であることを思い出させるシーンが挿入されているが、とても印象的でした。
私も雇われ労働者であり、平日は出勤し、時々、出張したりすることから、一人テレビの前で、ウンウンと頷くことが何回かありました。

BGMは、この作品オリジナルの他、ファイナルファンタジー7に用いられた楽曲をアレンジして使用しています。
ファイナルファンタジー7を遊んだことのある方でしたら、懐かしさを感じつつも新しさも感じることができるかと思います。

プロモーションビデオ等

ショップ・メーカーサイト


かわいらしい2Dドットで描かれた2人の友情物語です。

私が一番心にグッときたのが、ゲームデザイン系の専門学校で出会った彼女ら2人が、思いを形にするため、起業をして物語が進むところです。
これまで、起業していく友人たちを、少しうらやましいと思いながらも、実行せずに会社員をしている私には、とても心に突き刺さりました。
彼女らは、見た目こそかわいらしく描かれていますが、その信念、軸というは、とても明白で強いのだなと思いながら物語を進めていました。

ボリュームはコンパクトですが、その分、多くの方が物語を最後まで遊び終えることが可能になっていると思います。
是非、彼女らが厳しい現実にどのように立ち向かうのか、彼女らの友情がどうなっていくのか、最後まで遊んで見届けてもらいたいと思います。

プロモーションビデオ等

ショップ・メーカーサイト


シェアする


あなたもGOTYを発表してみませんか?

X(旧Twitter)アカウントでログインするだけで、
簡単にGOTY発表ページが作れます!
自由に部門賞を追加することも可能!
(ログインすることで 利用規約に同意したものとみなされます)

みんなのGOTYを見る

もっと見る