『ザ・ケース・オブ・ザ・ゴールデン・アイドル』のGOTY・レビュー一覧

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ザ・ケース・オブ・ザ・ゴールデン・アイドルのゲーム画像
やったことないゲームで賞
ジョン@営農とサブカル さん
ザ・ケース・オブ・ザ・ゴールデン・アイドル
本作は、たぶん「論理パズル」に分類されるゲームだ。 私がプレイしたのはiOS版(Netflix加入してるとタダでできる)。翻訳はまあまあ。ただ、スマホでやるのはちょっと操作が難しいものの、タッチパネルでやる事自体にはとても適しているゲームだ。内容もさることながら、このUIや語り口が気に入ってしまった。 本作の舞台となるのは、我々の世界と少し似ている近代(19世紀頃)の西欧的な国家。 そこで「黄金像」と呼ばれる奇妙な力を持っている像と、それを信奉するカルト、そしてそこに巻き込まれてしまった人々にまつわる殺人事件を追い続けていくことになる。プレイヤーは、神様の視点で、起こっている事件を捜査していくことで、黄金像が引き起こした事件の一部始終を目撃することになる。 本作の独特なところは、情報の提示の仕方だ。 本作では、事件解決に必要な事柄が、すべて一度に提示される。事件の推理中に、時間は一切経過しない。プレイヤーは神の視点で、止まった時間のなかで事件を捜査することになる。 証拠、人物、被害者、事件現場に起きているものをタップすると、それらにまつわる「ことば」のカードがリストアップされ、それを捜査資料の適切なところに埋めていく。 プレイヤーは止まった時間のなかで捜査をするのだけど、何もわからない状態からはじまる。たとえば、登場人物は、多くの場合、名前が分からない状態でスタートする。 名前の分からない登場人物Aが、別の人物をBと呼んでいたから、たぶんこのひとはB、というような感じで、名前を推測していくようなところから始まる。 そうやっていくと、BはAを息子と呼んでいた、つまり、AとBは親子!みたいな気づきが生まれ、そこからAとBは同じ名字。てことは、使われていない名字はCかDの名字?という感じで芋づる式に、捜査資料の空欄がカードで埋められていくことなる。 この、ちょっとした「気付きの積み重ね」のおかげで、ゲームをしていると自分が名探偵になったかのように事件の真相をスムーズに推理できていく。これがそこそこ気持ちが良い。 古来から、犯人を自分で調べる系のミステリー小説があるが、このゲームはそれをより遊びやすく、より楽しく、グラフィカルにしたようなものと言ってもいいかもしれない。ミステリー小説だと、無理ゲーなこともあるが、本作は、ちゃんと、自分で真相にたどり着けるようになっている。 それを誰でもできるようにしている、というのは結構すごいことだと思う。 論理パズルは、徐々に難易度を高めていき、最終盤やDLCになると、ほんとうに難事件になる。が、一つずつ推理を積み上げていくと必ず事件解決にまでつながるので、諦めずに続けてみてほしい。 また、最近配信されたばかりの「ライズ・オブ・ザ・ゴールデンアイドル」はもっとリッチに遊びやすくなっている。本作をやれられた方は、二作目も行ってみると良いかもしれない。(翻訳は、なんか微妙だが)