このゴーストオブツシマというゲームは、もともと全くプレイしようと思っていなかったゲームだった。
なぜなら、私は子供のころからあまりアクションゲームが得意ではなく、ゆっくりと落ち着いてプレイするゲームを好んでいたからだ。友人とするモンハンがギリギリライン。ハラハラするバイオハザードシリーズや難易度の高いSEKIROなど全くプレイする気が起きなかった。
そんな中、ポッドキャスト「ゲームなんとか」を聴いていて知ったゴーストオブツシマ。プレイ前の印象は「パッケージかっこいいし面白そうだけど、難しいんでしょう?」だった。しかし、話を聞けば聞くほどやってみたいという気持ちが膨らむ。ここ最近リメイクや昔からのゲームシリーズばかりプレイしていた自分は、「ちょっと冒険してみよう!」と購入することにした。
そしてプレイ開始。オープニングで映像美と迫力に感動しながら1時間程度プレイした私は、テンションさがりまくり。む、難しい・・・。押すボタン多い、ガードのタイミングわからん、どこからともなく弓が来て死ぬ、気が付いたら死んでいる、etc...
ゲームを止めようかと心が折れかけたが、そこであることを発見。道を行く少数の蒙古兵やフィールド上のアイテムを使って防具が強化できる!そこからはコツコツレベル上げをするように防具を強化。すると、メインストーリーは無理でも、サブクエスト程度ならクリアできるようになってくる。そしてまた防具を強化。段々とスムーズに戦えるようになり、メインストーリーにも挑戦。メインストーリーや敵の拠点を攻略すると金属が手に入り、刀も強化していく。さらに段々とアクションにも慣れ、やられながらもボスを攻略していく。
これは・・・楽しい!自分は確実に強くなっている!とドはまり。
完全にツシマの魅力、魔力に魅せられてしまった私はどんどんプレイを続ける。初めて敵を後ろから暗殺し、葛藤する場面から主人公、仁への感情移入が始まった私は、物語終盤では感情移入MAX。夜な夜な酒を飲みながら、残虐な蒙古兵へ怒り、仲間の裏切りに絶望し、仲間の死に涙し、誉とは何かを考えながら眠りにつく日々を過ごす。そして購入から半年かけてようやくエンディングへ。
最後はもう号泣。37のおじさんが深夜に酒を飲みながら「叔父上、私には…できません…。」と号泣する姿は、絶対に妻には見せられない姿だったであろう。
しかし、この年になってこんなにも涙を流すことができるゲームに出会えて、すごくいい体験をさせてもらえた。本編で体力、精神共に力尽きたため、DLC要素である壱岐之譚はまだ未プレイ。来年は、壱岐へ旅立とうかな。と考え中。
そんな、今までのゲーム人生で感じたことのない体験をさせてもらったゴーストオブツシマを私の部門賞「酒飲みながら号泣したで賞」に挙げる。
余談:私と政子殿
最後に、このゲームで私の心に深くダメージを与えた政子殿の話をしたい。
一族を殺された復讐をしようとしている政子殿。はじめは深く考えずその手伝いをしていた。しかし、徐々に大きくなる政子殿への恐怖心。
敵を捕らえ、黒幕の居場所を吐かせようとしているのに、敵の煽りに怒り狂い殺してしまう政子殿。この人、煽り耐性低い…。
他にも、まだ一族の仇と決まったわけでもないのに可能性があればすぐに殺そうとする政子殿。敵と戦う時の狂気じみた姿やイベント内での恐ろしい発言に、段々と政子殿に合うのが苦痛になっていく。
私のゲーム時間は子供を寝かしつけた後。一緒に寝落ちして12時に目覚めたときに「ツシマしたいな。でも、今から政子殿のイベントか・・・。今日は寝よ」が何度あったことか。
挙句の果てに、サブクエストを進めるとまさかの政子殿と一騎打ち。え?戦うの?この人仲間じゃないの?と戸惑う私の気持ちをよそに、猛然と襲いかかってくる政子殿。最初に書いたが、アクションゲームが苦手な私。負けて崩れ落ちる仁に刀を突き刺す政子殿に完全にドン引き。何度も負けてはやり直しながら、ようやく撃破。政子殿は死ぬことなく、また仲間に戻ってきた。しかし自分の政子殿への不信感はMAX。一騎打ちのあと、仁が政子殿へ「二度と刃を向けぬよう」と話したときに、私と仁の思いは一つになったと思う。