高難度アクションの代表格であるソウルシリーズ。本作はその流れを汲む高難度アクションゲームである。ソウルシリーズと異なるのは、ピノキオを元にダークアレンジした世界観であること、1つの武器が2つのパーツに別れ、それぞれ他の武器パーツと自由に組み換え可能であること、などがあげられる。
私は『ダークソウル1』と『3』はプレイ済みだ。しかし、どちらも途中で心が折れ、挫折した。暗くて陰鬱な中世の世界観に没入できなかったことと、回収できずに消えていくソウルが多くてレベル上げすらままならなかった。さらに、ステータスの影響範囲も理解しきれず、せっかくレベルを上げても使用ビルドとは関係のない無意味なステータスを上げたりしていたことも一因である。つまり、当時はこのゲームシステムへの理解が追いつかず、どうすればいいのか分かっていなかったのだ。
それから数年後。毛色は異なるが、似たような高難度アクションゲームである本作『Lies of P』に触れる機会があった。以前の挫折が尾を引いていたが、元々アクションゲームは好きなため、試しにちょっとだけという気持ちでプレイを開始。
すると、どうだろう。同じようにダークな雰囲気なのに、気品の漂う部分が多いからか鬱屈とした気持ちにならない。よくわからなかったステータス振りやビルド構成も、最初に方針を固めて振り切ればスムーズに進んでいく。
この手のゲームはこうやって進めていくものなのかとわかった途端、苦手意識が和らいでいった。なんとかなりそうだ、という希望が見えた。
生活スタイル的に仕事のある平日は落ち着いてプレイできないため、週末に1~2時間くらいのスローペースでプレイしていた結果、クリアまでに4ヶ月もかかった。
そして、3つあるエンディングのうちのバッドエンドで幕を閉じた。2周目をやるか? いや、やめよう。 もちろん他のエンディングも気にはなったが、ボスとの再戦よりも、エンディングまでの長い道のりをもう一度繰り返すのが億劫すぎた。別エンドはyoutubeで観て満足した。
アクションの手触り、音楽(特にレコードの曲)、ピノキオをダークアレンジした独自のストーリー、美麗なグラフィックなど、どれも作り込まれていてとても良かった。ソウルシリーズともしっかり差別化できている。難易度も変更できるため、この手のジャンルとしてはとっつきやすく、人によってはこちらのほうがハマるかもしれない。
ただし、エンドコンテンツは少なめ。DLCも出ているが、私の熱はそこまで続かなかった。
ここからは余談だが、実はずっと『エルデンリング』をやってみたいと思っている。しかし、ダークソウルで刻み込まれた苦手意識のせいで手を出す勇気がなかった。
しかし、本作をプレイし、進め方の気付きを得たことで、来年は『エルデンリング』 にも挑戦してみようかと思い始めている。
(プレイ時間:約33時間)