もちろんデルタあってのVですし、Vは人生2回目のプレイになるので、YourGOTYの企画としてはちょっと反則めいているかなとは思いました。
でも1年間を通して、ゲームの中身を咀嚼しようと努力したタイトルとしてはメタルギアソリッドVファントムペインが1番だったなと思いました。なので、ボクのGOTY部門賞に入れされていただきました。(ちなみに2番目はサイレントヒルf)
※文章中ではメタルギアソリッドデルタをMGSデルタ、メタルギアソリッドVをMGSV、デス・ストランディング2をデススト2と表記させていただきます。
MGSVは2016年発売、未完成のタイトルと世間を騒がせたタイトル。
はじめて遊んだその時はおおいに戸惑いました。上手に受け止められなかったので、9年ぶりにプレイする今回はあの時よりももう少し上手に受け止められるんじゃないか?そう思ったんです。
そのきっかけになったのはMGSデルタ。3のリメイク作品です。
まずこのMGSデルタの出来が良かったので、久しぶりにメタルギアソリッドを楽しいと思ったんです。メタルギアソリッドのことが大好きだったことを思い出し、その中でもビッグボスというキャラクターが大好きだったことを思い出しました。
今なら9年前にうまく咀嚼できなかったMGSVを上手に受け止めることができるかもしれない。そう思えたんです。
さらに言えば、今年はデススト2も発売され、そちらも楽しみました。
デススト2の中にはスネークっぽさ溢れるキャラクターが登場し、スネークっぽく見えたからこそ、ボクは曲解を重ね…メタルギアソリッドと小島監督のたった今の関係性をポジティブな状態と受け止めました。(事実は知りません。あくまでもデススト2を遊んだ中でのボクの勝手な解釈によるものです)
MGSデルタ、デススト2…この2本のタイトルを遊んだ今だったらMGSVをあたたかく、やさしく、ひろい心で受け止められるはずと思いました。
さらにこの気持ちを補強するために、当時の小島監督がなにを考えてMGSVを作ったのかを受け止めるべく、オマージュされたシーンがあると言われる「白鯨」、「1984」それぞれの映画を視聴しました。白鯨には復讐、1984には全体主義、ディストピアが描かれ、どちらもMGSVのヴェノム・スネークやダイヤモンドドッグスが迎える運命とかなり密接に紐づく内容だったと思います。
かなり昔の作品と言えど、素直におもしろい作品でした。MGSV抜きにしても良い体験でした。小島監督ありがとうございます。
さて。
MGSデルタ、デススト2、白鯨、1984…(その他、ネットに散見されるMGSVに対する考察ブログなどもそれなりに読んでみたり)…これだけの装備を固めれば、きっと健やかな気持ちでMGSVを受け止め、感動に打ち震え、スネークやカズたちの無念にともに涙し、晴れやかな気持ちでゲームを終えることができるはず。
そう考えておりました。
オチはお察しの通りです。
ダメでした。
何年経っても、どれだけ心構えをしても。MGSVを受け止めきることはできず。
ゲームを遊んでも遊んでも、さみしさからは解放されませんでした。
このゲームはさみしい。
でもこのさみしさはきっと仕組まれたもの。意図して誘導された感情。
受け止めきれませんでしたが、このさみしさはきっと大切なもの。ゲームが未完であるか否か、それとは別のボクの中での大切な感情。MGSシリーズが好き。スネークが好き。その気持ちが強く強く表出したものだと、そこだけはハッキリしています。
俺の…屍を超えてゆけ…(違)