『ボーダーランズ®4』のGOTY・レビュー一覧

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まだまだこれからで賞
paparapa さん
ボーダーランズ®4
大切な事なので、予め告知しておくと、私は本作を未クリアである。現時点でのプレイ時間は30時間程度。それでも本作が個人賞を受賞するに至ったコラムを書かせてもらう。 昨今、ゲーム業界はボリューム主義に傾き過ぎていると個人的には感じている。以前ほどではないにしても2025年もその傾向は感じられ、超大作ともすれば50時間以上のプレイ時間が必須で、やり込み要素、DLCまで含めると100時間以上掛かるのも数多くある。 では、読者の皆さんに問いたい。プレイした作品にどの程度向き合えていますか、と言うことを。中には100%骨の髄まで堪能してるという方もいるでしょう。しかし、30〜40年前は、無限とも感じられる時間を与えられていた我々も、何かと忙しい現代人になってしまった。溢れるコンテンツはゲームだけでなく、音楽や映画、読書にSNSなど多岐に渡る。趣味が多岐に渡れば渡るほど、一つに割ける時間は削られる。 一般的な観点から見れば、大半のゲームのボリュームは十分なのである。ボリューム不足を指摘されるほとんどの作品は、一部の受け手の消化スピードが速すぎるが故に起こっていると考える。例えるならば、コース料理と知って注文したはずなのに、食前酒と前菜しか出て来ていないにも関わらず、次の皿が出て来てない、一皿の量が足りないと大騒ぎしているようなものである。批判的な意見が大勢を占めると、批判するのが当たり前の空気感になり、ネットが批判で覆われてしまう。一度、そうなってしまうと、その評価を覆すのはなかなか難しくなってしまう。そのため、メーカーは収集物の数や種類を増やして、水増しとも言えるボリュームを出してくる。個人的に、本作がその様な作品だと言いたいわけではないので、注意してほしい。 ルートシューターの金字塔、ボーダーランズシリーズ最新作である本作は、まさにコース料理と呼ぶに相応しい作品であり、リリース後のロードマップやDLCの充実など、既にお品書きが手元にある状態である。そもそも、本シリーズに限らずだが、ハクスラと呼ばれるジャンルは、ストーリークリアまでがチュートリアルと評されることもある程に、ボリューム、やり込み要素が多いのである。本来であれば、何年も掛けて料理が運ばれてるくるような作品を発売から数ヶ月の時点で評価を下すことは難しい。勿論、現在主流のDLCやアップデートありきの姿勢を快く思わないプレイヤーがいるのも承知はしているし、その考え方に一定の理解は示すが、今一度足を止めて、ゆっくりと料理が出てくるのを待って、味わってみるのも良いのではないだろうか。 本作は発売からまだ3ヶ月と日が浅く、これからドンドン要素が追加されていくのである。私は、このコース料を最後のデザートまでゆっくりと堪能してみたいと思ったので、本作には「まだまだこれからで賞」を差し上げたい。