「青い空と紺碧の海がどこまでもつづく世界~」
そんなオープニングのナレーションから始まるのが「ロックマンDASH」。
私はこのゲームを年に一度プレイし、半日かけてクリアした後、
エンディング曲「あなたの風が吹くから」に聞き惚れるのが恒例行事となっています。
物語の舞台であるカトルオックス島には遺跡が点在しており、
その遺跡には生活に必要な資源が隠されています。
物語は、主人公たちが乗る飛行船が機械トラブルに見舞われ、
この島に不時着するところから始まります。
島には人々の営みがあり、優しく温かい住人もいれば、資源を強引に奪おうとする悪党も登場します。
しかし、その悪党たちもどこか憎めないキャラクターだったりします。
さらに、島の少年たちと秘密基地を作ったり、病院に入院しているある少女との触れ合いなど、
心温まる交流も描かれています。
また、ゲーム内ではロックとして島を自由に駆け回ることができ、その楽しさは格別です!
物語の進行に伴い、島の各地から遺跡に潜ることになりますが、
これらの遺跡は島全体と地続きで巧妙に構成されています。
探索の中で「ここがあそこに繋がっているんだ!」と気づいた時の驚きと興奮は、
何とも言えない魅力があります。
こうした要素が詰まった物語を体験できるのが「ロックマンDASH」の最大の魅力です。
私はこの島の人々との触れ合いや、物語の世界観に浸りたくなり、毎年一度はゲームを起動してしまいます。
そしてプレイ後には、どこか心がほっこりと温かくなるのです。
続編の話が頓挫したり、現在ではプレイ環境が限られていたり、(私も毎年PSPを引っ張り出してプレイしています)、気軽におすすめすることは難しいのですが、
それでも私の心に深く刻まれた特別なゲームです。
そんな思い出深い作品として、私のYOUTGOTYに選ばせていただきました。