-----------------------------------------------------------
※FF7リバースの直接的なネタバレは無いはずなんですが、FF7原作、FF7リメイクのネタバレは混じるかもです。ご注意ください。
-----------------------------------------------------------
FF7リバース、すごいゲームでした。
ポッドキャスト配信の中でそれなりに時間をかけて話したりはしましたが、それでも語り尽くせない並々ならぬ魅力があるんだなぁと腹の底から感じております。すごいしか言ってないけど、ホントすごいんですって笑。
広すぎるオープンワールド、多すぎるサブクエ、多彩すぎるミニゲーム、もりもりの成長要素・バトルシステム…
ヘンな話、前作FF7リメイクを遊んだその時は楽しいな!良いゲームだな!正直心配してたけどFF7のリメイク大成功しててうれしい!そんなことを思っていましたが、心の片隅にちょっとした違和感がありました。
ティファとエアリスとジェシー…女子3人の立ち振る舞い、キョドるクラウドくん。もう見てられないくらい気恥ずかしさ。ミッドガルめちゃくちゃ広いけど意外と自由に歩ける場所の少なさ。凶斬りカッケェけど凶斬り以外はまだすか。ローチェとかいうソルジャーさん。この人は誰なんでしょう。フィーラー?…フィーラー…????運命の…番人…???
ちょっとした違和感です。些細な話です。
FF7リメイク楽しかったなぁという気持ちの奥底に、ちょっとだけ残っていたアレなんだったんですかという気持ち。
この気持ちがゆっくりと溶かしてくれたのがFF7リバース。
【FF7リメイクという超大作ギャルゲーの正当続編FF7リバース】
ティファとエアリス、リバースをプレイスタートしたその瞬間に思い出されるあのギャルゲー再び感。でもこれが新生FF7だから。もう既に味わった体験だから。2回目の今回はだいぶ耐性がついてましたね。コレコレ感すら感じました。ティファとエアリスに両サイドから腕組まれたい。両サイドからひっぱられたい。そんな気持ちすら湧きました。(その後、ユフィと出会ったボクは脳が焼けるんじゃないかという新しく強烈な気恥ずかしさと出会うわけですが、それももう美しい思い出です)
…ちなみにボクの推しはバレットとナナキね。
【ミッドガルの手狭な感覚。広大すぎるFF7の世界】
これって実はFF7リメイクの時に既に2作目を見据えて狙ってたのかなと思うほど印象深いんですが、FF7リメイクとFF7リバースはフィールドを歩く体験に大きなギャップを感じます。FF7リメイクで感じたのはミッドガルの無機質さ、スラムの薄汚さ。そして歩きにくさ。それと対称的にFF7リバースで出会ったのは広大で美しい大自然。ライフストリーム。なんかしょっちゅう出会う小っさいチョコボ。ミッドガルの狭さを感じていたからこその感動なのかもしれない。ミッドガルの外がどれだけ広大な世界なのか…それを表現したかったんでしょうね。ホント広かった。いやぁ広かった。
【もりもりに盛ってくれたバトルシステム】
凶斬りを含めて、リミット技も連携アビリティも召喚獣も…コマンドが増え、仲間が増え、バトルはできることがとても増えた。FF7リバースのバトル、めちゃ忙しい。でもこういうの触りたかった。仲間たちと連携して鮮やかに敵を倒したい。
【ローチェ…そしてジョニー】
なんでなんでしょうか。ボクはローチェと再会した時、声が出ました。
「うわ!誰だっけ!!」そんな感じの声が漏れました。別にローチェくんに悪印象はありません。喜びの気持ちが前面に出た誰だっけでした。FF7リメイクを遊んだ時、ローチェはいったいなんだったんだと思っていました。この役回りって別にタークスでも良くね?そんなこと思ってました。でもそうじゃなかったんですね。ネタバレになるから言えませんけど、ローチェにはローチェの役割があった。こういう納得感があると嬉しいですね。
そしてジョニー。ジョニーと再会した時も同じようなことを思い出しました。でもジョニーはローチェとはちょっと違う役回りでしたね。ジョニーがジョニー軍団になった時には笑っちゃいました。ジョニーがFF7原作に登場していたのかは正直さっぱり覚えていないんですが、そうだよなFFってこういうノリを出す一面もあるよね!とジョニーがFF7の一面を体を張って表現してくれていました。次回作でもアニキィ…そりゃないぜ~って言われたい。次回作を遊ぶときには彼のことを忘れていないようにしたいなと思ったのです。
【フィーラー。運命の番人。ウェポン。ザックス。】
フィーラーという要素。設定。FF7リメイクを遊んだ時と、FF7リバースを遊んだ時でまたちょっと感覚が違っています。FF7リバースの物語の中で明かされた設定はちゃんと理解できているのかがめちゃくちゃ怪しいのでヘタなことは書きませんが…FF7リバースを遊んだ中で「運命に立ち向かう」という意味合いを何度か考えることになりまして。FF7原作で悲しき運命を辿ったエアリス。エアリスのことがどうしたって意識させられますが、それだけじゃないよなと。バレットのアレだって。ティファのアレも。ナナキのアレも…ザックスのアレも…みんな自分の運命と向き合ってたんすよね。エアリスが衝撃的過ぎただけで、他のキャラクターもみんなそうなんですよね。ルーファウスとか神羅側もそうなんでしょうね。
FF7リメイクでフィーラーという存在を知った時、なんか安っぽいなと思いました。正直思いました。でもFF7リバースを遊ぶ中で、意外とそうでもないのかもな。変えられないはずの運命に立ち向かう。それってFF7原作があるからこそ、より真に迫って描けるテーマなのかもねと。そんなことを思いました。まぁボクはクライシスコアで語られたザックスとエアリスの話が好きだったので。ザックスとエアリスが幸せであってほしい。そんなことを思うからこそ、多少くさい演出であっても運命と向き合う様を期待したいなと思えるようになりました。
…まだまだいろんなことありました。
FF7リバースは話尽くせない。クイーンズブラッドとかも書きたい。ナナキやバレットに焦点当たったストーリーの話とかも書きたい。もちろんエアリスのアレな話も書きたい。さすがにめんどくさくなってリバースの方では腹筋ミニゲームをサボったこととかも懺悔したい。語り尽くせないくらいにFF7リバースはすごいゲームでした。これだけの文字量を費やしましたが要約すると「FF7リバースはすごい」。そういうことなんです。