私のGOTY 2025は『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』です!
実は『テイルズ オブ グレイセス エフ』は、2009年に初めてプレイしたテイルズ作品で、これをきっかけに「テイルズ」シリーズを知り、すっかりハマっていきました。
15年後にリマスターとして再びプレイできるなんて本当に懐かしくて、最後まで心から楽しめました。
ストーリー:
ストーリーはどちらかというと王道のRPGなんですが、そこには片思いの恋愛や友情、家族愛といったふんわりと温かい要素がたくさん含まれていて、個人的にとても好きです。
子供っぽいと感じる人もいるかもしれないけど、昔少女漫画が大好きだった私にとっては、大人になった今でも可愛いなと思っています。
それに、テイルズシリーズの中で一番笑った作品もまさにこのグレイセスFです。スキットには冗談や可愛いユーモアが豊富で本当に面白かったです。
今作ならではのユニークな点といえば、「未来への系譜編」ですね。
多くのゲームでは、追加ストーリーはDLCとして販売されることが多いけど、グレイセスでは本編と一緒に収録されているのが嬉しいポイントです。
数時間でクリアできる短めの内容なんだけど、結婚や恋愛に関する会話やスキットが多く、少し恥ずかしく感じる場面もありつつ、女性プレイヤーとしてはとても好きでした。
キャラクター:
テイルズは、やっぱりストーリーよりキャラクターの魅力が大きいシリーズなんじゃないかな。
今作のパーティーメンバーは中々個性的でスキットでのやり取りが本当に楽しかったです。
特に、超真面目なヒューバートと、いつもフラフラしている能天気なパスカルの関係性がお気に入りでした。
女子力抜群のシェリア、可愛くて純粋なソフィ、モテモテのマリク、誠実で仲間想いのアスベル……全員が魅力的で捨てキャラは一人もいません。
リチャードは本編では色々不憫で少し可哀想だと思っていたけど、未来編では意外とふざけている場面も多くてすごく面白かったです。
戦闘:
グレイセスFといえば、やはり戦闘システムですね。
多くのプレイヤーからシリーズの中でもトップクラスだと高く評価されているようですが、私もまったく同感です。
MPのようなTP制ではなく、「CC」というシステムが採用されており、術技をテンポよく使えてコンボも繋げやすいです。術技を使うとCCを消費しますが、ガードやジャスト回避など特定の行動を成功させることでCCが回復するため、ダンジョン攻略中に枯渇する心配もありません。爽快感があって雑魚戦でも飽きないぐらい楽しかったです。
術技はA技とB技に分かれており、称号やサブイベントで習得できます。
称号の種類も非常に多く、装備する称号によってさまざまな恩恵も得られます。
例えば、1000以上のダメージを半減したり、受けたダメージを次の攻撃に上乗せしたりと、装備品だけでなく称号の選択もしっかり考える必要があります。
探索:
エクシリア以降のテイルズでは、ダンジョンやフィールド探索が広いマップを中心になっているけど、グレイセスFは昔のテイルズと同様にダンジョンがパズル式になっています。難易度はそこまで高くないし、リマスター版では目標表示やエンカウントオフ機能もあるため、割とサクサクに進めました。宝箱の位置もワールドマップで表示されることになっていて非常に便利。
リマスター版のシステム面:
PS3版にはなかった追加要素が複数あって結構遊びやすくなっていると思います。
例えば、最初からグレードショップが利用できること、エンカウントオフ、オートセーブ機能など。また、戦闘勝利画面でキャラクターのセリフが文字表示されるようになった点も嬉しいです。
2周目をプレイする時間がない方や、ストーリーだけを楽しみながらサクサク進めたい方にとってはとても便利だと思います。DLCのコスチュームがすべて収録されているのも良かったです。
音楽・デザイン:
グラフィックは少し改善されていますが、個人的にはPS3版とそこまで大きな違いは感じませんでした。
ただ、元々デザインや音楽が大好きな作品ですし、オープニングテーマであるBoAさんの「まもりたいWHITE WISHES」は、カラオケで何度も歌うほど思い入れのある一曲です。
総合評価:★★★★★(5つ星)
王道ストーリーでありながら、可愛くて温かい雰囲気を持つ『グレイセスF』は、テイルズシリーズの中でも一番好きな作品です。
特にキャラクターやスキット、戦闘システムが素晴らしくて、本当に傑作だなと思っています!テイルズに少しでも興味がある方には、ぜひおすすめしたい一本です!