みねみつるのGOTY
GAME OF THE YEAR
マイリトルパピー
今年のナンバーワン布教大賞
MotionRec
要素悪魔合体の革新的ローグライト
BALL x PIT
ベストストーリー賞
三相奇談
みねみつるのGOTY
GAME OF THE YEAR
マイリトルパピー
今年のナンバーワン布教大賞
MotionRec
要素悪魔合体の革新的ローグライト
BALL x PIT
ベストストーリー賞
三相奇談

GAME OF THE YEAR
マイリトルパピー
『見返りを求めない愛は必ず返ってくる』
本作マイリトルパピーはそんな言葉を体現しているかのような、優しさに満ち溢れた作品でした
それはパパに会いたい一心で危険を顧みず、外の世界へ駆け出す主人公のボングは勿論のこと
今作で登場するキャラクターも皆、その温かさからくる愛を持っていたように思えます
そして何より、その一筋に向かう健気さがあるからこそ自然と物語に感動出来たのが素晴らしかったです

ストーリー上での優しさの描写自体は割とシンプル。ただそのぶん飾り気はありません、だからこそ響く
誰かが困っていたら手を差し伸べる、助けられたから恩返しする。
たとえそれが初めて出会う人や犬だったとしても、そこで生まれる無償の愛というものは全く変わることはなくて
彼らは一貫して自分に出来る精一杯のなか、その愛を分け与えようとする、悲しみを分かち合おうとする

理由は単純でただ放っておけないから、力になってあげたいから
だから自分が傷つくことも厭わないし、誰かが傷ついていくのを見過ごせない
各々が抱えている悩みや、失った痛みへの向き合い方はそれこそ千差万別ではあるけれど
少なくともこの世界に息づいている動物は全員、この思いやりの心を大なり小なり持っています

そして、それに関して言えばゲームだけでなく現実世界の方でもそうかもしれません。けれど
常に何かに追われていたり、精神的な余裕がないときに
見ず知らずの他人にそのようなことが出来るかどうかと聞かれれば、きっと大半の人は首を縦には振れないでしょう
それは他人に関心がないわけでも、ましてや冷たいわけでもなく
誰かに目を向ける以前に皆、自分のことだけで手一杯だから。
しかしその一方で、本当はそうでありたいと心のどこかで思っている。思わせてくれる
だから物語を通して描かれる主人公ボングの一途すぎる真っ直ぐな愛にこんなにも胸を打たれてしまうのです。
まるで優しさを捨てきれない人々に思い出を通して訴えかけるみたいに
その感覚はあくまで個人的主観の域を出ないものですが、少なくとも私にとっては
本作全編を通じて込められたメッセージから伝わる、製作者のその姿勢はとても誠実だと思いました。

そして物語だけではなく、その冒険の旅を彩ってくれる外の世界もまた美しくて
まるでボングの心情風景がそのまま形を持って、色を割いて、目の前へと映し出されたような
そんな色鮮やかにご主人が待つ場所へと連なっていく世界は
それだけでその足を進めたくなってしまうほどに魅力的な光景として、プレイヤーである私たちを誘ってくる
それは見た目だけではなく、自分たちの心も同じ空間にあるかのような美しさと没入感を感じられるからなのだと思います。
つまり一言でいうと、ストーリーでもプレイ体験でも
作中のそういう「雰囲気」がずっとプレイヤーの心を掴んで離さないのです
それが犬が主人公というだけでは収まりきらない本作最大の魅力だと私は感じました。

個人的に、感情に訴えかけるゲームと感情に寄り添うゲームは似ているようで全く違うと思っています
どちらがいいというわけでもありませんが、顔も知らない誰かに寄り添ってくれるこの作品の在り方は、それだけで綺麗だと思ってしまったから
だからこそ、今年はこの作品を自分のGOTYとして選出することに決めました。

最後に、もしこのゲームをプレイする機会があるのならば
今私が書いているレビューのようにそんなに小難しく考える必要はないと思っています
どう受け取るのかも、誰を思い浮かべるのかも、感じ方はその人の自由でしかないから
それはこの話に限らず、全てにおいて言えることかもしれないけれど
ただ、この作品に触れることでほんの少しでも自分の中の温もりを思い出すことが出来るのなら
愛情というささやかな幸せに巡り合うことが出来たのなら
ただそれだけでいいのだと、私はそう思うのです。
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ゲーム概要

「人が死ぬと、先にあの世に旅立った犬が迎えに来る…」という話があります。――犬の天国にいたウェルシュ・コーギーのボング。ボングは今まさに天国への道にさしかかったパパの匂いを嗅ぎだして、パパを迎えに行くための旅に出ます。果たして、ボングは再びパパに会えるのでしょうか?
from Steam

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今年のナンバーワン布教大賞
MotionRec
自分の動きを記録して再生するというパズルギミックとしての面白さもさることながら
ゲームの雰囲気、世界観を味のあるグラフィックや心地いいサウンドで最大限に高めていたのが大変素晴らしかったです
ステージ内の要素を活かした、記録と再生の応用や
新たな閃きが快感に変わるパズルアクションとしての楽しさがありながら
それとは別軸でステージを攻略して先に進んでいく主人公の軌跡を、語りすぎない物語として落とし込んでいるのが
ゲーム内での没入感も相まって非常に魅力的でした

見た目は取っつきやすいし、ゲーム性もシンプル。でも歯ごたえはしっかりとある
なにより個性と独自性を損なわずにこれを成立させているのが、このゲームの完成度の高さを物語っていると思います
非常に丁寧に作られていながら、作風は唯一無二
万人にオススメ出来る文句なしの傑作だと思いました。オススメです
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ゲーム概要

動きを記録し、再生して進む“レコードパズルアクション”
from Steam

プロモーションビデオ等

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要素悪魔合体の革新的ローグライト
BALL x PIT
正直に言います。
面白さだけに絞っていうなら今年断トツでBALL x PITが面白かったです
ローグライト、キャラクター拡張とボールのシナジー、基地建設、自動化、シューティング
よくもまあこれだけの要素を喧嘩させることなく、ブロック崩しというジャンルの下地に詰め込めたなと
この異常なまでのバランス感覚は驚愕せざるを得ません

一歩間違えばそれだけで破綻してしまうような、それぞれが持っているジャンルの強みを
舞台設定やブロック崩しのゲーム性を利用して上手いこと組み込んでいるのが本当に凄い
おかげで1プレイを繰り返すたびに新しい発見や刺激が追加されて、一時期本気でこの作品から抜け出せなくなりました
同じ場所でゲーム体験が止まるということがないから
「もうある程度満足したし今日はこれくらいでいいか」にならないんですよね
ゲームの仕組みがこちらに止め時を用意してくれない、これが本当に恐ろしい

ボールの組み合わせ、仲間の組み合わせというステージの攻略部分だけでもその可能性の幅にお腹いっぱいになるのに
それに加えて基地建設や資源集めの自由度まで入ってくるのだからもう胸焼けします
なので滅茶苦茶面白い代物ではあるのですが、プレイする際はその中毒性に十分気をつけてください
この沼、本当に底が無いので
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ゲーム概要

『BALL x PIT』は、ブロック崩し、ボール合成、基地建設の要素を組み合わせたサバイバルローグライトだ。跳ね返るボールで敵の大群を倒し、穴の中でお金や経験値を集めて農地を広げ、資源を生産して個性豊かなヒーローたちを雇っていこう。
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ベストストーリー賞
三相奇談
流石に2025年にやって来た最序盤の伏兵として
この作品を紹介しないわけにはいかないでしょう
それくらい自分の中では予想外だったと言いますか、まあ率直に申し上げてとっても面白かったわけです

ミステリーとして序盤に巻き起こる一つ一つの事件の完成度もさることながら
それでいてちゃんとこの物語全体を取り巻く本筋の事件にも繋がっていて、それぞれの事件で示された設定が後の展開に活きてくるのが本当にとんでもないシナリオ構成力だなと、後半になればなるほどこのストーリー展開には度肝を抜かれました
特に物語のあらすじから既に撒かれている伏線の数々、そしてそれを伏線だと感じさせない巧みなミスリード、絶妙に配置された登場人物の行動の違和感
これらが溜まりに溜まったところで終盤、一気に回収していく怒涛の種明かし展開はそれまでの過程も相まってカタルシスが半端じゃない
まさかここまで気持ちよく「してやられた!」感を味わえるゲームだったとは…購入当時は思ってもみませんでした
それくらい、この三相奇談はストーリー部分が秀逸で、本当に素晴らしかったです
他にも豊富な立ち絵差分やキャラクターのビジュアル、世界観の作り込みや物語に深く干渉する練りに練られた設定の数々など
アドベンチャーゲームとして非常に完成度が高く、とても1700円とは思えないほど全体的に凄く良く出来ている作品だなと思いました。

ただ、本作は中華圏の東方世界を舞台にしているということもあって日本人には耳慣れないような単語や用語、覚えにくい人物名などが多数出てきます
なので、そういった点での分かりにくさは確かにありますし
ミステリーとして取っつき辛いなと感じる部分もなくはないのですが
それでも何とか頑張って振り落とされないでほしい!そうお願いするくらいこのストーリーは物語として素晴らしいものになってます!

どうかネタバレ無しで!この伏線回収の気持ちよさと、エンディング後の晴れ晴れとしたスッキリした読後感を体験してほしい!
間違いなく値段以上の満足感を味わえるはずです!保証します!
皆さんも三相奇談、やりましょう!あなたの縁はもう繋がっている!
congratulations
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ゲーム概要

『三相奇談』の舞台は、空想上の東方世界である。青龍城、それは数千年前から、ヒト、アヤカシ、龍族が生息する町である。だが今ではかつての繁栄を失い、道術、絡繰術、それから失われた古代技術が横行する混沌の時代に陥った。今、この町に闇が忍び寄り、未曾有の危機が訪れようとしている……
from Steam

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