皆様~!!!

天下のスクウェアエニックスが4v4のTPSシューターを発売しましたよ~!!

さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!

なに?画面にどこか見覚えがあるだって?スプラ……なんだって?

バカ言っちゃいけないよ!任天堂さんから出てるスプラなんたらとは一味も二味も違うゲームさね!

なんたってこっちは
泡 パ ー テ ィ ー シ ュ ー タ ー
さ!

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このゲームの一番のポイントは
”チーム対戦型シューター”への障壁を限りなく低くしているということ!
今回はここに絞ってこのゲームを紹介していくぞ。

まずわかりやすいところを挙げると、試合後のリザルト画面について。

普通のチーム対戦ゲームだと、仲間の一人一人について、何回敵を倒したか、そして何回敵に倒されたかが表示されるのが常だが、フォームスターズではあえてそれが表示されない仕様になっている。

つまり、いわゆる戦犯の指標としてよく使われるキルデス比率が割り出せないということだ。
ちなみに、自分自身のキル数、デス数については見ることができるぞ。

これを踏まえて、一度立ち止まって考えてみて欲しい。
そもそも自分以外のキルデス比率を見る必要って、あるのだろうか?

たとえ仲間がどんな立ち回りをしようと、仲間を生かせないのは自分の実力不足!強い者は弱き者を助け、お互いの強みを生かし、補い合いながら、一丸となって相手に勝つ!
それがスーパースターの気概だろう?

そして、このゲームにはその信念を裏付けるような素晴らしいルールが採用されている。
キーワードは”スタープレイヤー”だ。

詳しく解説していこう。
改めて言っておくと、このゲームは4人一組のチーム同士が戦う三人称視点のシューターゲームだ。

敵に撃たれて体力がゼロになった場合、そいつは身体中泡だらけになり、動けない状態になる。
その状態で敵からキックされると、身体中の泡ごとそいつは場外に吹っ飛んでしまう。

この状態をして、そいつは敵にキルされた、いや、フォームスターズ用語で言うと”チル(chill)”されたということになる。
しばらく場外で頭を冷やしてこいと。つまりchillしてこいということだな。
そして一定時間たつと、リスポーン地点から再スタートだ。

ちなみに、泡まみれ状態のとき、敵ではなく仲間からキックされると、一定量体力が回復した上で復活することができる。
いかに泡まみれの仲間を助けるか、ここは上級者の腕の見せ所だな。

さて、ここまではよくあるチーム対戦型シューターという感じだが、フォームスターズのルールのミソはここからだ。

チーム内で合計七回チルされると、そのチームメンバーの中から、試合内容を踏まえて一番”上手い”と判断されたプレイヤーが”スタープレイヤー”として自動的に選出される。

スタープレイヤーになると、体力が増え、泡の装填数も増え、攻撃力も増加する。
つまり、バフがかかって倒されにくくなるし、また、相手を倒しやすくなる。

ただし!スタープレイヤーがチルされてしまった場合、その時点で試合は終了、チルされた側チームの敗北となる。

つまり、このゲームは上級者に向けてこう語りかけてるわけだ。

『お前、一番この試合で活躍してたよな?んじゃ、このチームの命運をお前に任せるわ。体力も攻撃力もバフかけてあげる。ただし、お前がやられたら……わかってるよな?』

このルールによって、責任の所在が上級者に大きく傾く!
初心者の試合参加に対する障壁は大幅に低くなり、
また、上級者はスタープレイヤーになることによって、試合の展開を自分で作りやすくすることができる!

実際、スタープレイヤーの活躍によっては、一気に逆転する&されることもザラにあるのだ!!

ちなみにわたしはフォームスターズを約1,000時間ほどプレイしているが、スタープレイヤーになると未だにドキドキだぞ!

『えっ俺!??でも、一番上手いと判断されたのなら……俺がやるしかない!!』と自分を奮い立たせる感覚。
これは何度味わっても素晴らしいものだ。

他にも、「いかに上手くエイムして弾を当てるか」ではなく、「いかに上手く弾を当てられる状況を作るか」が重視されるゲームデザインや、
殺伐とは真逆の、ハッピーでアゲアゲな雰囲気を意識して作られた演出などなど……

チーム戦シューターで(悲しいことに)ありがちなギスギスを回避し、かつ
『初心者は気軽に参加でき、上級者は主役になれる』
という絶妙なバランス感覚のもと作られたゲーム、それがフォームスターズだ!

ほう、プレイしたくなってきただと?

そんな君にビッグニュース!!なんと今なら完・全・無・料でプレイ可能だ!!

さあ、今すぐプレイステーションを起動して、フォームスターズをダウンロードしよう!!レッツ・泡サタデー・パーリナイト!!!







……という具合に、このゲームが産声を上げたのが2024年2月。

そしてつい先日、来年2025年1月12日をもって、コンテンツ追加のアップデートが終了されるということが公式から通達されました。

予定されていたとはいえ、本当に一年ももたずに、実質の最終回を迎えることになるなんて。
何が悪かったのか?

この令和の時代に有料買い切りソフトとして対戦型シューター市場に乗り出したこと?※現在無料でプレイ可

プレステ独占だったこと?

PSplus会員フリープレイ期間中にホロライブとのコラボ企画が実現するはずだったのに、PSネットワーク全体障害で企画が延期になって、そのまま有料期間に突入したというあり得ない間の悪さのせい?

初期ショップのDLCキャラコスチュームが1セット5,000円以上という商魂たくましすぎる値段設定のせい?※後に改定されました

冷静になって挙げてみたら色々やらかしてるなオイ!!!

とは言うものの、いちプレイヤーとしてはやっぱり悔しいよ。この文章も半分泣きながら書いてます。マジです。

レインボーシックスシージもPUBGもオーバーウォッチも……頑張りたい気持ちはあったのに、敵からの悪意、そして仲間からの圧に耐えきれず、フェードアウトしていってしまった自分。

今回レビューを書くにあたって、フォームスターズの好きな要素を整理してみましたが、こんな僕がこのゲームにハマるのは必然だったんだなぁと改めて思いました。

ビバ、フォームスターズ。楽しい1,000時間をありがとう。



……言っておくけど、まだサービス終了してませんよ?
このレビューを読んだあなたたちがフォームスターズをプレイしてくれれば……ひょっとしたら起死回生のワンチャン、あるかもしれません。

というわけで!!!

スクウェア・エニックスが贈る4v4泡パーティーシューター『フォームスターズ』!!!

是非ともよろしくお願いいたします!!!
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ここで一番主張したいことは。


FF7原作が好きな人、かつ、リメイクシリーズになんとなく手を出してこなかった人よ……

あなたはFF7リバースを絶対に買うべき、ということです。

まず、2020年から始まったFF7リメイクシリーズは3部作予定となっており、今年発売したFF7リバースは2作目となっております。

そう、ここがちょうど真ん中というわけです。

一作目のリメイク発売当時、
『リメイクって分作なんでしょ?完結するまでパスだわ』
と言っているたわけが大量におりましたが、そんなことを言ってるあなたはゲーム3本以上を後追いでやれるほどの情熱があるとお思いですか?

しかもリメイク、リバースと進んでいくたびにどんどんボリュームが増えていってます。

『完結するまで待つわ』とかほざいてるそこの坊やに問いたい。

ひとつのゲームシリーズに対して、少なく見積もって200時間ほど一気に費やす覚悟はあっての発言でしょうか?

まあそんな人は多分ハナから買う気がないことは分かっていますが、リメイクシリーズに手を出そうか”迷っている”というそこのあなた!

ここが分かれ道です。分水嶺です。

なんなら1作目のFF7リメイクを飛ばして、今作FF7リバースから手を出してもよいでしょう。
ff7リバースのコンテンツの一つとして、FF7リメイクのダイジェスト映像もついています。

ダイジェスト映像の最後で、恐らく大量のクエスチョンマークが発生するかと思いますが、そこが気になって仕方ないという場合のみ、FF7リメイクを買っていただくなりすればよいと思います。

さて、FF7原作が好きな人に対して、リメイクシリーズ(特にリバース)を勧めたいもうひとつの理由としては、

このリメイクシリーズ、スタッフたちは物凄いことに挑戦しようとしているので、ちゃんとそれを見届けてあげてほしい、ということです。

もうこの期に及んでネタバレもクソもないので言ってしまうと、リメイクシリーズは、ストーリー&演出を原作から変更しています。

それはもうびっくりするくらい、大幅に。

原作をそのままなぞることもできただろうに、プレイステーション30年の歴史のなかで未だ燦然と輝く『FF7』という重圧を、敢えて引き受けることを選ぶその胆力。

本当にものすごいと思います。

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※”FF7をリメイクする”こと自体がどれだけの重圧を背負っているかについては、適当な動画サイトで『FF7 リメイク 発表』とかで検索していただくとなんとなくわかるかと思います。
2015年のE3での特報を見て涙を流してる動画が大量に見つかりますので、参考にされたし。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm26499812
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果たしてこのシリーズがいいものになるのか、そうでないかというのも含めて、この挑戦をリアルタイムで追うのはとても楽しいものです。

スターウォーズの続編で一気一憂する一回り上の世代をみて『楽しそうだなあ』と思っていましたが、ぼくにとってはFF7がまさにそれに当たるものになっています。是非ともこのビッグウェーブに乗るべし。


最後に、FF7リバースについての僕自身の感想を言わせていただくと、

原作ではスペックの問題で描写をしきれてなかった部分、つまり一つ一つの場所、村や街やダンジョンのディティールなどを解釈し直してる部分は、かなり最高です。

1作目リメイクからとてもいいと感じてた部分ではありますが、一気に世界が広がった2作目でもそこは手を抜いておらず、むしろ前作を超えて狂気的なものすら感じられました。

特に、どうやって再現するの?と思ってた広大なフィールドマップ。

こちらは驚くべきことに、スクエニの力技でもって、現代ゲームらしいオープンワールド風味のフィールドとして”全て”作り直されており、原作プレイ当時に感じたクッッソデカ過ぎるスケール感を、ほぼそのままに感じられるかのよう。

そして、単に再現するだけでなく、現代のゲーム感覚に落とし込むための新たなイベントや、ちょっとしたアレンジが加わっており、その点を含めると、むしろ原作プレイ当時よりずっと世界が広がった感じさえ受けます。

そして、リメイクシリーズで完全に変わった演出&ストーリーについてですが、びっくりしました。

原作をどう読み取ったらこんな風にストーリーを改変できるのか、こんな演出がつけられるのか、リバースをクリアした今でも納得できません。

演出やキャラクターについては、プレイしていくうちに『まあ原作とは全然違うけど、これはこれで愛しいかもな』とギリギリ受け入れられないこともないのですが、ストーリーについては……

はい、フィクションというのは、虚構の物語を通して、現実のわたしたちに何かしら影響を与えるものだと僕は思っています。

が、FF7リバースの物語を見たところ、現実の私たちに訴えかけるものは、いまのところ皆無と言っていいのではないでしょうか。

現実と全く地続き感のないゲームのなかの事情、つまりライターの好き勝手にキャラと世界が動いてる(ように見える)ので、ゲームが終盤に近づくたびにどうでもいい感じが右肩上がりになっていきます。

ちなみにわたくし、『ぼっちざげーまー』というゲーム語り泡沫ポッドキャストをやっておりまして、僭越ながらそちらにて『2024年のGOTYを決めよう』なんていう企画をやらせていただきましたが、

こんなことを言っておきながら、見事に『FF7リバース』、GОTY受賞いたしました!

自分の番組内では、FF7リバースをより詳細にアレしていたため、同席していただいたゲストさん(むらしゅんさんありがとう)からは『え、正気!?』と罵声を浴びせられる始末でございましたが、

まあ原作狂信者、かつ捻くれ者だから演出とシナリオに対してぶーたれてるという自覚はありますし、

そんな色眼鏡をかけた僕から見ても、このゲーム、大作RPGとしての総合火力は異常です。
始めから終わりまで、腕によりをかけた料理をお腹いっぱい楽しめることは保証します。

あと、僕としてはここが大切なんですが、リメイクシリーズについては”良い”とか”悪い”とか、もうそういう問題じゃないんですね。

2015年E3、FF7リメイク製作決定のトレイラーを観て涙を流したそのときから、地獄の底まで付き合う”運命”を選び取ってしまったというわけです。

つまり、リメイクシリーズに付き合わないと、フィーラーが今住んでるマンションから突き落としにかかってくるということです。そういうことです。


というわけで!!

FF7リメイクシリーズ、果たしてどのような決着を迎えるのか。

スクエニの大いなる挑戦を見届けるなら、恐らくここがラストチャンスです。FF7リバース、買ってくださいね。
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