発売後最初の週末は、誇張ではなく「ご飯、風呂、睡眠」以外の時間はハイラルの大地を、空を、地底を走り回っていた。それでも全然このゲームの底が見えなかった。こんなに夢中になれるゲーム体験をさせてもらえた。紛うことなくGOTYだ。

妻と二人、同じ部屋で別々にゲームを開始した。
恐ろしいことに、最初の空島の時点でそれぞれ別の順番で道を開拓し、別の発見をしていく。「このゴーレム会った?」「まだ会ってないんだけど!?何それどこ!?」お互いに未知なる出会いにキャッキャする。何もかもが新しく、おもしろい。
ハイラルの大地に降りてからは、お互いネタバレに配慮しながら、ハイラルの大地、空島、発売前には存在を伏せられていた地底…どこへ行っても新しい発見がある冒険をお互い楽しんでいく。とりあえず空島を巡ってみたり、見つけた地図を頼りに地底に潜ってみたり。あっちが気になりこっちが気になり。「これ、クリアまでたどり着けるのか?」と恐ろしくなるほどに、楽しい要素がてんこもりだった。無我夢中で走り回った。

何を言ったらネタバレになるのか?これを聞くこと自体がネタバレか?そんな配慮をしながら、抽象度の高い感想を言い合った。ツイッターなどで外部から情報を入れたくない。逆にこちらの発言が他者のネタバレになるのは申し訳ない。でも何か言いたいし聞きたい。そんな状況において、この抽象度の高いコミュニケーションを取る時間は何事にもかえがたい体験だった。
…ゾナウギア工作の珍プレー集は積極的に共有してゲラゲラ笑っていた。

さらに、このゲームの懐の深さには驚かされた。
広大な世界、各地に点在するミッション。どの順番でも巡れるようになっており、それでいてどの順番で巡ってもそれに応じた反応が用意されている。

プレイヤーの数だけ冒険の進め方があり、その冒険の進め方が唯一無二のものであるという実感が得られる。キーアイテムを手に入れる前であれば、キーアイテムへのヒントが貰えるところが、すでに手に入れている場合は「もう手に入れているのか…!」といったリアクションがあるように。

どの地方から巡ったのか。どのヒントを辿っていったのか。あのアイテムはいつ手に入れて、いつあの情報に気がついたのか。私の受けた衝撃、感動は、私があのルートを辿ったから得られたものだ。クリアした方とどういうルートで進めたのかを飲みながら話したい。

大いなる世界の中で、私だけの唯一無二の体験をさせてもらえた。もう一度言いますが、紛うことなきGOTYです。

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