『アーマード・コア VI ファイアーズ・オブ・ルビコン』のGOTY・レビュー一覧

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レビュー
ume さん
アーマード・コア VI ファイアーズ・オブ・ルビコン
『身体(からだ)は闘争を求めている』 本当にそうだろうか? ナインソールやシルクソングで闘争心は満たせているのではないだろうか。 昂った心は ぽこあポケモン で鎮めればいいんじゃないか。 『気持ちは逃走を求めている』 それに最後にACに乗ったのは何年前? いや何十年前だ? この錆びついた身体で、腕で、眼で、ハイスピードメカアクションについていけるだろうか。 無様な姿を晒すぐらいなら酒場でいっぱい引っかけながらヒヨッコどもを冷やかしていたほうが良いのではないだろうか。 『心は搭乗を求めている』 ああそうだ、自分すら誤魔化しきれない言葉(いいわけ)を重ねるのは辞めよう。 ガンダムのパイロットになりたかった。 あの日から、俺は巨大なメカに乗って戦いたいと心が燻り続けている。 無様でも良いじゃないか。 鉄の棺桶に乗ってエース様の活躍を特等席からモブのようにリアクションしてやろうぜ。 俺は重い腰を上げ半額セールになっていたAC6を購入した。 『身体(からだ)は闘争を覚えていた!』 操縦桿を握る手は縦横無尽に機体を操りながら、 ブーストペダルを踏む脚はエネルギー残量に気を付けながら加速し、 照準と眼は敵を捉え、 トリガーにかかる指は持っていたハンドガンで牽制しつつ零距離でブレードを叩き込んでいた。 気が付けばチュートリアルのヘリを思ったより早く撃破している俺がいた。 『身体(からだ)は次の獲物を求めている』 オイオイ、意外とやれるじゃないか。 身体は相棒の操縦を忘れていなかったようだ。 気を良くした俺はパーツを漁り、アセンを夢想し、次のミッションを受注していた。 『脳みそは筋肉で出来ている』 パルスアーマー?何だそれは? 仕組みは知らんが死ぬまでブレードを叩き込んでやればバルテウスだって死ぬんだよ。 自分の好きな機体、好きな武器でゴリ押しする脳筋の姿がそこにはあった。 とても楽しかった。 とてもとても楽しかった。 『イメージするのは常に最強のパイルバンカー』 逆関節脚で飛び回り、 バズーカで敵の動きを止め、 アサルトブーストで接敵し、 パイルバンカーをぶち込む。 何だ、楽勝じゃないか。呆れるほどに有効な戦略だぜぇ。 だが得意げにミッションをこなしていた俺の前にアイツは現れた。 アイビスだ。 チョロチョロ逃げ回りやがって。 大振りの隙にしか攻撃できないなんてモンハンでも嫌われてるぜ。 ああ分かってる。あの時の俺は冷静じゃなかった。 一晩寝て冷静になるべきだった。 無理な攻撃を控えてクールに立ち回れば勝てる。 それくらいにはアイツの動きは見えていたんだ。 だが俺は・・・ 『身体(からだ)はガトリングで出来ている』 右手にガトリング。左手にガトリング。 右肩にもガトリング。当然左肩もガトリング。 脳みそガトリング、心もガトリング。 ジェネレータも――、FCSも――、エクスパンションも――。 放たれる眼光や排気音さえもガトリングのようだった。 ガトリングを積載する脚は重量タンクで出来ていた。 コードネーム:雅桐倫倶(ガトーリング)。 そこには全身ガトリングの鬼が居た。 『ガトガトガトガトガトガトガトガトガトガト』 ガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガト ガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガト ガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガト ガゴッ!(ぶちかまし(ブーストキック)を叩き込んだ音) ガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガト ガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガト ガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガト ガゴッ!(冷却中暇なのでぶちかましを叩き込んだ音) ガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガトガト ガトガトガトガトガトガトガトガトガトガト <MISSION COMPLETE> ガトガトガトガトガトガト・・・ ガトガトガトガト・・・ ガトガト・・・ (流れるスタッフロール) ガトッ・・・! ガト? 『理想と現実だいぶ違うから夢から醒めなさい』 鬼はガトリングに人間性を捧げた俺だった。 誓って言うが攻略サイトは見ていない。 アリーナは弾代がかからないからと悪ふざけに組んだ機体だったんだ。 だがその機体は嘘のように俺に馴染んだ。 俺の理想は地獄に続いていた。 ガトリングは神。これが現実だった。 少し哀しかった。 「・・・・・・・・・よせ」 ん?何だ? 「外聞を気にするのはよせ」 「お前は最初からガトリングが使いたかったんだろ?」 「なぜガトリングとタンクのパーツを都合良く持っていたんだ?」 「アリーナ用? そうだ、タイマン勝負でこそ本当に使いたいアセンを組んだんだろ?」 俺は・・・俺は・・・ 『俺がガトリングだ』 重量タンクでゆっくりと近付き、 ガトリングで敵の動きを止め、 ガトリングを撃ちながら接敵し、 ガトリングをぶち込んで、ガトリングをぶち込んで、ガトリングをぶち込んだ。 楽勝過ぎて重量タンクぶちかましのおまけ付きだ。 呆れるぜ。ガトリングこそが本当に有効な戦略だったんだ。 俺「キミいいカラダしてるね。オマエもガトリングにナらないか?」 Congratulations‼ He is GATLING GUN. Happy end. Thanks for reading review.