newRECRUITのGOTY
GAME OF THE YEAR
モナーク/Monark
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モナーク/Monark
GAME OF THE YEAR
モナーク/Monark
モナーク/Monarkは今年私が購入した作品の中で特に印象に残ったゲームである。
開発はランカース、フリュー、販売はフリューが行った。
同会社が販売したカリギュラシリーズが好きでセールを機に購入。
ジャンルはジュブナイルRPG。
狂気を引き起こす霧立ち込めた学園からの脱出を目的とし、七つの大罪を模した悪魔と契約した学生、先生たちとの人間模様を描いた作品である。
テーマは「エゴ」。
記憶喪失の主人公が悪魔の契約者たちの「エゴ」に触れ、自分とは何か?人間の欲求とは何か?を見いだしていく物語である。
主人公は力を貸してくれる4人の仲間の誰と行動をするかによってルートが変わり、それぞれのエンディングへと向かう。
4人のエンディングまでの過程は繰り返しの連続で少々ダレてしまうが、その先で起こる真実とそれを彩る演出はそれだけでもこのゲームを買って良かったと思えるほど素晴らしかった。

次にキャラクターについて語りたいが、これに関してはBGMも大きく絡んでくる。
主人公が戦う契約者達にはそれぞれテーマに沿ったBGMがあり、ボス戦時ボーカル付きでそのBGMが流れる。
その曲がキャラクターの心理や背景を良く描いており、倒す相手なのに何故か同情してしまうという不思議な体験をさせてくれる。
ある者は叶わない恋を歌い、ある者はもう戻らない時を求め、ある者は覇道を為すために邪魔者を喰らい尽くす。
他にもあるが、皆共通するのが譲れない「エゴ」がある事だ。
それこそがこのゲームをこのゲームたらしめてるのである。
また、この素晴らしいBGMたちは神椿スタジオのアーティストたちが歌っており、それぞれの曲にマッチする歌声だった。
個人的には特に「強欲」での歌声、歌詞が契約者の心情をよく表しており、悲しくなると同時に強い意志も感じる所がとても好きだ。

次はゲームのメインの1つである戦闘についてだ。
システムはターン制のSRPG。
そこにアクセントとして発狂と覚醒のゲージがあり、そこの兼ね合いが戦闘の鍵になっていく。
発狂ゲージがMAXになると操作キャラが発狂し、暴走状態になる。
戦闘力がぐんと上がるも指示を聞かなくなり敵味方関係なく攻撃をする。
覚醒ゲージがMAXになると覚醒状態になる。
戦闘力が上がり、戦闘を優位に進められる事ができる。
そしてこの2つのゲージを同時にMAXにすることによって発狂覚醒状態になる。
これは言わば指示ができる発狂状態であり、強力な敵と対峙した際はこれを駆使していかないとクリアも厳しい。
モナークは戦闘の難易度が高く、システムを理解しないと安定して勝てず、また戦闘を繰り返すことが多いので単調になりやすい。
そういった点で私はどハマリしたが、手放しに人にオススメすることは難しい。

次にこのゲームをオススメする対象である。
まず、カリギュラシリーズをやった事がある人だ。
私も入り口がそこであり、世界観、音楽、キャラクターに惹かれてハマった。
なので、カリギュラやったけどモナークまだやってないな〜って人は是非プレイしてほしい。
他にはスタンダードなRPG飽きちゃったな、という方にもオススメ。
一筋縄じゃいかない戦闘や個性のあるキャラクターたちは今まで見てきたゲームの中でも印象に残りやすいのでは無いかと思う。
そう言う方にオススメしたい一品である。

以上私がモナーク/Monarkを自分のGOTYにした理由である。
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ゲーム概要

エゴに従え、狂気を統べろ。4つの結末に導く運命のバディたちと共に、あなたのエゴと狂気を糧とする悪魔のちからで戦うRPG。

■ストーリーふと、あなたが目を覚ますと――そこは不思議な力場で外の世界から孤立してしまった新御門学園。――精神を狂わせる謎の霧――異界に通じる不思議な電話――エゴで異能をふりかざす七人の悪魔契約者狂気。異常。暴力。理不尽に抗うために、あなたは己のエゴと狂気を糧とする悪魔のち…
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