最後に買ったゲーム機はNintendo64。かれこれ20年ほどゲームから離れていました。

ふと、またゲームを遊びたくなり、年初にswitchを購入。空白期間を埋めるべく、名作と呼ばれるタイトルを新旧問わず遊びました。久しぶりのゲームの世界は驚きと発見に満ちていて、充実した一年を過ごせました。

その中で一番を選ぶなら、月並ですが「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」になってしまう。

映像、音楽、システム、シナリオ。全てが調和し、無駄なものが一切ない美しさ。そして、プレーヤーのために残された余白と、そこに秘められた無限の可能性。

ハイラルでの胸踊る冒険は、今年の思い出の一部になっています。

ひろった武器がすぐ壊れたこと。
盾でスノーボードをしたこと。
ガーディアンの光線を弾き返したこと。
巨大迷路を空から攻略したこと。
無人島で裸にされたこと。
ライネルに初めて勝った日のこと。
バナナとドリアンを死ぬほど食べたこと。
流れ星を探したこと。
ゼルダをなかなか助けに行かなかったこと。
温存した武器を結局使わなかったこと。
ガノンを討伐した時、寂しくなったこと。

リンクのように20年間眠っていた私に、ドキドキとワクワクを思い出させてくれた。
そんなブレワイが私にとっての「2024 Game of the Year」です。
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「まだすべてのタマシイの契約書を集めていないだろう?」

カートゥーン調のグラフィックと高難易度アクションとのギャップに惹かれ、Cupheadを購入した。何度もゲームオーバーになりながらコツコツ進め、やっとこさラストステージまでたどり着いた。

そこでボスキャラ「キングダイス」から言われたのが冒頭のセリフ。

そう、このゲームは難易度レギュラー以上で全ステージをクリアしなければ「タマシイの契約書」なるものを集めることができず、ラスボスに挑めない仕様になっていたのだ。案の定、イージーモードでプレイしていた私は、ラスボスを目の前にして門前払いとなった。

しかしながら、19体のボスと再戦する気力は、私にはもう残っていなかった。そっとCupheadを棚にしまい、他のゲームでお茶を濁すこととした。

それから数ヶ月間、他のゲームを遊んでいる時も仕事をしている時も、キングダイスの言葉が頭から離れなかった。

Cupheadから目をそらしたまま、お前は前に進めるのか?そんな自問自答を繰り返した末、私は再びCupheadに向き合うことを決意した。

通勤電車内で攻略法を研究し、イメージトレーニングを繰り返した。集中力を維持するため、一日に挑むボスは一体と決めた。失敗しても感情を乱さず、ただただ毎晩トライアンドエラーを繰り返した。

そして復帰から三週間後、全ての契約書を集め直し、死闘の末にラスボスを撃破。無意識に声を上げ、ガッツポーズをしていた。妻がその姿を生暖かい目で眺めていた。

「823回、汝は過ちを犯し、滅びた。」

これも感慨深いセリフだった。823回のゲームオーバーを通じて、私は困難に立ち向かう勇気、メンタルコントロール、問題解決のための思考法を学ぶことができた。この先、困難から逃げ出したくなった時、キングダイスが私に囁くだろう。

「まだすべてのタマシイの契約書を集めていないだろう?」と。
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