【スプラの世界を拡張する、その名の通りのエキスパンション・パス】

ヒメセンパイに会いたい!
いつからか、まるでイイダのように、そう思っていた。

スプラトゥーン3が発売された2022年9月9日。ウキウキで始めたスプラ3。
待ちに待った新要素がてんこ盛り。
3か月ごとに追加される新ブキや新ステージに気持ちは高鳴った。

でもどこか、僕の知っているスプラと違う。何か足りないものがある。
そうだ、ヒメがいないんだ。
いつものあの元気なヒメが、「ガンガン攻めたらヨユウっしょ!」とか言ってくれない。

知ってるんだ、ワールドツアーに行っていることも。
ビジー・バケーション feat. テンタクルズの「ゼンゲン・テッカイ」は最高にイカす。

だけど、何か遠い存在に感じてしまう。
いつもハイカラスクエアにいて、スタジオからファンサしてくれていた頃が懐かしい。

スプラを2から始めた僕にとっては、テンタクルズの二人が夜空にきらめく一番星だった。
あの二人は?

その答えが、サイド・オーダーだった。

真っ白な世界に残されたハチ。
目の前にあるのは秩序の塔。
この世界はどうなっちゃったの?

そう思った矢先
「私はヒメ!お前のダチのヒメだ!」
聞き覚えのある声と、見慣れないドローンの姿。

急げ急げと塔へとせかす。
とりま、一緒にイイダを探しに行くそうだ。

なんだか騒がしい。
姿は違うけれど、いつもの騒がしさだ。

色々事情があるらしい。
でもいいじゃないか。
またヒメ達と冒険ができる。

フロアを登って、てっぺんを目指す。
各フロアでカラーチップを集めていき、武器やインクの性能、そしてインクの色が変わっていくそうだ。

前作で混沌を選んだヒメが、
真っ白な秩序の世界を、
ドローンとなって飛び回る。

僕は自分で作った色で応戦する。

敵が迫ってくれば、ヒメがワーワーわめいてくれる。
たぶん「後ろだ!」とか「あぶねえぞハチ!」とか言ってくれているんだろうな。

ディスクを集めたら、いつもの音波攻撃で敵を一掃だ。
世界に少しずつ、いろどりが戻ってくる。

「寝てる場合じゃないよな、ビート寄こせDJ!」

イイダのトラックが、ミズタのDJが、ハチのグルーブが、ヒメの歌声が。
秩序の世界にも、僕の心の奥底にも響く。

色のない世界なんてまっぴらごめんだ。

「フルスロットル・テンタクル」を聴きながら、最強のブキでボスを倒す。
圧倒的な力でボスにとどめをさす。
画面に並ぶ8888888の文字。

ぜったい負ける気しねー!
いつの間にか、ヒメのような気持になっていた。

僕の心にも、いつも見た光景が戻ってくる。
ハイカラスクエア
戻ってきたんだ、原点に。

ワールドツアーを終えて帰ってきたテンタクルズ。
いつものスタジオで、いつものファンサ。

でも確実にビッグになって戻ってきている。
5年経って26歳になったホウズキ・ヒメ。

グランドフェスへとつながっていく、これまでの空白を埋める物語。
追加コンテンツだと思って敬遠せずにプレイしてほしい。
バディのヒメと、最強のブキで戦える気持ちよさは、このサイド・オーダーでしか味わえないものだから。
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