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やはり、何と言っても「ストーリー」が一番良かった。

ストーリーの大筋としては、これまでの地球防衛軍シリーズとほぼ同じ。しかし、本作ではその見せ方や展開、演出の仕方がこれまでと異なっており、良い意味で裏切られた。「ん?一体どうなったんだ??」と、最初は少し混乱する”出来事”がちょくちょく起こるのだが、それが大量に用意されたミッションの中でのちょうど良い”一区切り”となっており、頭の整理や「今日はここまでにしておくか」といった休憩タイミングを計れる指標のようになっている。そのおかげか、前作のように途中でダレることなく最後までモチベーションを維持したまま楽しく遊びきれた。前作『地球防衛軍5』からの続きモノではあるが、前作未プレイでも十分楽しめる。

シリーズ伝統の通信会話はもちろんのこと、BGMでの盛り上げ方も素晴らしく、中盤までの絶望と混乱の中から一気に伏線が回収されるカタルシス感が気持ち良い。思わず「うおぉぉぉぉぉぉ!」と(心のなかで)叫ばずにはいられなかった。

遊びやすさもシリーズを重ねるごとに進化しており、本作でも各兵科の新武器や装備枠の増設といった調整はとても良かった。特に、エアレイダーへのテコ入れが大きく、攻撃のバリエーションが増えたことでソロプレイ時の手詰まり感が緩和された。私の好きなフェンサーはほぼ調整なしだったが、元々使いこなせれば強い兵科なこともあり、全体のバランスは良くなっていると感じた。

また、少しズレた見方かもしれないが、街なかにある”お店”や”自販機”などのオブジェクトの作り込みも凝っているのが私はものすごく好き。時々、味方が戦っているところから少し離れて近くにある看板やお店の中、陳列商品や壁に貼ってあるチラシや文言などをズーム付きの武器で拡大して見ていた。おそらくほとんどの人は見向きもしない、意識して目を向けないと気づかないと思われる小さな部分。そういうところに作り手の遊び心が散りばめられている。『地球防衛軍』シリーズはパロディネタが多いので、そういったところから小ネタを発見する面白さも魅力だと感じるし、本作でもそれが健在なのが嬉しかった。

前作からあまり進化を感じないグラフィックについては、私個人としては全然気にならなかった。グラフィックに力を入れて今以上に処理落ちがひどくなるよりは、多少見た目の変化はなくても操作感やテンポの良さ、数の暴力による絶望感など、手触りやシステム面での改良を重視するほうが良いと思うからだ。だからといって、グラフィックに力を入れなくても良いとは思っていない。あくまで、私が『地球防衛軍』に期待するものの優先順位として、”グラフィックの進化”は低めなだけである。しかし、今後の技術革新やハード性能の向上による『地球防衛軍』なりのグラフィックの進化には期待したい。

総プレイ時間は約225時間。1つの難易度ごとに1つの兵科縛りでプレイしていたので、なんだかんだで発売日の8月下旬から11月中旬までの約3ヶ月間楽しめた。1つのタイトルでこれほど楽しく長く遊べた『地球防衛軍6』が、私のGame Of The Year 2022になります。
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2019年頃にプレイをやめた『オーバーウォッチ』から3年。2022年10月に『オーバーウォッチ2』として無料配信されると知り、懐かしさもあってプレイしてみたところ、面白さを再確認。またプレイするようになった。

味方との連携がうまく行って集団戦で勝てたときの喜びと楽しさは一潮。しかし、残念ながらプレイヤースキルが問われる対戦ゲームのセンスが無い私はなかなか勝てない。それでも、勝ち負けのこだわりを捨て自分なりにマイペースにやろうと考え直すことで、昔よりイライラすることも減り、楽しめるようになった。

世界観やグラフィック、ヒーロー同士の会話、スキンなどの作り込みがすごく、全体のクオリティが高い。アップデートで新ヒーローが追加されるときが一番ワクワクする瞬間である。

さすがに前作よりプレイ頻度は低くなると思うが、タイトル運営が続く限り、細く長く遊び続ける気がする作品。
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無理して筋を痛めたりして途中に間が空いたものの、2021年1月から約2年間も継続してプレイしているフィットネスゲーム。筋を痛めてからは大体2~3日に1回のペースで無理せずプレイ中。

普段から全く運動せずほぼ座りっぱなしの生活をできる範囲で改善したい、と思ったのがきっかけで始めた。ちなみに、リングフィットアドベンチャーはスペースを確保するのが厳しくて購入を断念。結果、「運動メニューに寝そべる体勢がない」「床をあんまりドンドンしない」「1畳ほどのスペースがあればOK」なフィットボクシング2を購入。私はフローリングの床に60×60cmのジョイントマット2枚を敷いてプレイしている。

プレイ感としては、筋肉的な負荷はあまり感じず、マラソンやランニングをしたあとのような汗の出方・疲労感がある。心拍数は上がるが、筋肉量が増える感じはしない。
正直、ゲーム的な楽しみはあまりないが、ボクシング的な体の使い方が妙に気持ちいい。「どこを意識してどういう順番で体の部位を動かすといいのか、今日はうまくできたのか」を軽く自己分析し、次はここを意識してやってみよう、というループがずっと続いているので継続できている。

また、”好みの声のトレーナーさんがいること”、”とにかくポジティブな声掛けをしてくれること”もモチベーション維持に貢献している。

ちょっとだけ残念な点は、正しいフォームや具体的な体の使い方などの詳細な説明をもっとゲーム内に収録して欲しかったこと。ゲーム内の説明だけでは細かいところの説明が足りず、結局youtubeで公開されている本作を監修した方の動画を探して、やっと正しいフォームを理解できた。なので、本当に最初の頃は良いが、ある程度動き方が分かってきたタイミングで「自分のフォームは間違っていないか」「具体的にどこを意識して動かすともっと効果的になるのか」といったもう少しちゃんとやりたい人向けの説明コンテンツも入っていれば嬉しかった。

これまで続けてみて思ったのは、本作は「筋肉を付けたい方にはあまり向かないが、”お腹周りの脂肪を減らしたい・燃やしたい”、”とりあえず運動不足解消に何かしたい”といった方には向いている」有酸素運動系フィットネスゲームだと感じた。私は後者。

購入当初はこんなに続けられるとは思わなかったので、ベストフィットネス賞に選びました。
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